酸素系漂白剤オキシウォッシュを実際に試してみました
お風呂やトイレなどの水回り、キッチンや玄関周り、子どもの汚れた靴やTシャツなど、家の中はキレイにしたい場所や物だらけ。でも、頑固な汚れを落とすのは正直めんどくさいと思うときはないですか?
毎日掃除や洗濯のことだけを考えていられればいいですが、そういうわけにはいきませんよね。限られた時間で掃除をするならば、手軽に使えて、しかも頑固な汚れも一回で落とせるほうがもちろんいいでしょう。
ということで、今回はSNSなどで「すごい!」と話題になっている『オキシウォッシュ』を使用し、どのようにすごいのかをさまざまな汚れに使用して実際に検証してみました。
オキシウォッシュとはどんな漂白剤?
『オキシウォッシュ』とは、「酸素のパワーで汚れをスッキリ」してくれる酸素系の漂白剤です。独自処方で洗濯物(色柄ものにも対応)、食べこぼし、食器の茶渋、血液、風呂場の汚れ、玄関タイルの汚れ、ニオイ対策など幅広く利用することができます。
秘密は、発生したばかりの酸素がガンコな汚れを分解してくれるため。またニオイも残りにくくしてくれるそう。
使い方は、まずオキシウォッシュ溶液という溶液を作り、そこにキレイにしたいものをつけ置きします。かなりしつこい汚れには濃いめの溶液(分量は使い方を参照)でつけ置きします。
オキシウォッシュを販売する紀陽除虫菊は「消費者の期待値を超える高品質を維持し続けること」を掲げ、最新のテクノロジーを備えた研究室で、消費者のニーズの一歩先をいく研究開発に注力している会社でもあります。
オキシウォッシュの口コミや評判は?
ここでは実際の口コミや評判を紹介します。
良い口コミとしては、頑固な汚れも漬け置き時間を長くしておけばすっきり、日常的に使用していると大掃除の時に楽ができる、など。
悪い口コミは、「色柄物も安心」とパッケージに記載されているのに実際には全体的に色あせて「お気に入りの洋服が着られなくなった」などの声もあります。そして、かなり目にする口コミが「粒子が細かいので舞う、むせる、吸い込みやすい」ということ。やはり漂白剤なので吸い込んでしまうのは怖いですよね。
また効果を発揮しやすい温度が40度から60度とされているので、玄関先での作業のときにお湯を準備するのが大変だったという声もあります。
初めてオキシウォッシュを使用してみた!その正直な感想
オキシウォッシュでいろいろな汚れ落としに挑戦!
いろんな使い方ができる『オキシウォッシュ』の効果を検証するために、「泥だらけの靴」「風呂のカビ」「お茶のパッキン」「台ふき」で実際に汚れの落ち具合を試してみました。
それぞれどのようになったか見ていきましょう。
お風呂編|ドア・タイル・目地の汚れ
新築や比較的新しいユニットバスのお風呂は換気システムも整っているので、そこまで気をつけていなくても「カビ」が大発生することはないかもしれません。
ですが、我が家は築30年ほど、一軒家で風呂場に換気システムはなく、換気といえば窓を開けるほかありません。
梅雨の時期や雨の日が続くと、なかなか窓を開けることができないので「カビ」にとっては好環境。とくにドアの縁部分は、見なかったことにしたいぐらい。
壁も、ところどころ目を覆いたいくらいにカビや汚れが育っています。浴室の乾燥を怠るとこのような状態になりやすいのですが、浴槽は毎日洗っても壁やドアまではなかなか手が回りません。
仕事、家事、育児とフル回転だからと言い訳しつつ、タイルの目地まで手が回る日は、よっぽど元気があるときだったり、年末の大掃除の機会だったりします。
こんな風呂場の数々の汚れを簡単に落としたい。そこで、『オキシウォッシュ』の出番。
まずは、オキシウォッシュ溶液をペースト状になるように作成します。分量はオキシウォッシュをキャップ山盛り3杯に、お湯少々。風呂場のタイル目地などに使用する場合は、液だれしないよう、濃度の高い溶液が設定されているようです。
粘度があまりにも高すぎると塗り伸ばしにくかったり、塗っている途中から溶液の水分が揮発していくので、粘度は刷毛跡が少し残るくらいのほうがいいでしょう。お湯を加えながら調節してくださいね。
刷毛でタイルやタイルの目地に塗り広げていきましたが、大きい面に塗り広げる場合は、ゴム手袋で塗るほうが早く塗り広げられそうです。
多少ざつな塗りかたでも、キレイになってればよし!ということでサササッと塗り広げます。汚れ部分にしっかりとオキシウォッシュ溶液がついていればOKです。
パッケージには「50~60分程度置く」とありますが、ガンコな汚れなのでドア、タイルともに2時間くらい置いてみました。
オキシウォッシュ溶液を塗ったドアの縁をシャワーで流しながら擦ると、うそみたいにカビが気にならなくなりました!
タイルの目地もこのようにすっきりに。新品のときを思いださせてくれました。
壁の汚れもすっきり。
本当にすごい!正直、半信半疑だったのですが、使ってみると感動。
溶液を洗い流す際は洗剤残りがないように多少は擦っていますが、「擦る」ではなく、あくまで「なでる」イメージ。他のカビ取り剤を使用したときは、ゴシゴシ擦っても取れなかった汚れがすっきり。
掃除が苦手でも、めんどくさがりでも、オキシウォッシュがあれば、らくにお風呂場の掃除ができると感じました。
ちなみに、タイルの目地は細かいので、お風呂掃除用の大きいブラシではなく、歯ブラシがフィットしやすかったです。タイルを傷つけないようスポンジでも可。またお湯の温度は、設定温度の上限が50度なので、50度で検証しています。
台所編|茶渋、台ふきの汚れ
お茶ポットの茶渋やぬるつき、台ふきのシミは、毎回食器用洗剤で洗っていても汚れは蓄積されやすいもの。他の漂白剤で漂白してみたとき、お茶ポットの蓋のスポンジが届きにくいところは汚れが落ちませんでした。
スポンジが届かないところを、夜な夜なストロー用の細いブラシで洗うのも億劫なので、あきらめる日もあります。そのあきらめが汚れを蓄積させているのですが……細かい所を手で洗うとなると気が遠くなるので、目に見える茶渋のみを洗っていました。
こちらは調理台にこぼれた醤油を吸い取った台ふき。しっかりと醤油部分がシミになっています。
ドボンと洗い桶に30分くらいつけて置きました。パッケージにはつけ置き10分とありますが、つけている間にほかの家事を済ませることができるので、そこまで時間は気にしなくてもいいかもしれません。
我が家の台ふきは綿素材ですが、30分くらいつけておいても生地がギシギシするなどの劣化はなし。またお茶ポットはプラスチック素材で、割れたりひびが入るといったこともありませんでした。
ただし素材によっては劣化する恐れもあるので、お気に入りのものや大切なものの場合は、パッケージに記載されている使用時間を守るようにしましょう。
どうなったかな?そろそろいいかなと見てみると……
洗い桶から出して、水で洗い流しただけでピカピカ。ぬるつきもなくキュキュッと感がきもちいい!!
爪楊枝くらいの細さの穴の中もすっきり!ここがキレイになるのは、本当にうれしいです。
いいかげん掃除がしやすいポットに買い換えたかったのですが、このポットにもう少し頑張ってもらうことにしました!
醤油のシミもこのとおり!全体的に黄ばみも取れ、ほぼ新品のように白くなりました。下洗いなしで洗い桶につけて置くだけなので、ほかの家事をすることができ時短にもつながるので便利。これなら毎日できそうです。
見たところ、悪い口コミにあった色落ち(色あせ)などはなく、白さを取り戻した、という感じ。分量や時間を守ればすごく色あせる、ということはなさそうな印象です。ただ、素材によって色落ちの具合は違うかもしれませんので、大事な服をつけ置く場合は注意してくださいね。
スニーカー編|泥などの汚れ
これまで子どものスニーカーは泥だらけになりやすいので週1ペースで洗っていましたが、ゴシゴシ擦り洗いを続けることで生地を傷めてしまうのが気になっていました。几帳面な主人はソールが少しでも黒くなるとゴシゴシ洗うので、つけ置きで擦り洗いの傷みを軽減できれば嬉しいところです。
泥だらけになるくらい楽しく過ごしているのはいいことですね。ソールはもちろん、メッシュ部分にもしっかりと、泥汚れが付着しています。
かかと部分を見てみると……こちらもミッドソールやメッシュ部分、縫い目にも砂や泥汚れがぎっしり。
ソール部分は基本汚れるものなので、多少キレイになればいいかな〜という気持ちでオキシつけに挑戦。
こんな感じでソール部分を約1時間くらいつけ置きしました。浮力でくるっとひっくり返ってしまうので、洗濯ばさみで留めています。
ソールをつけ置いたあとは洗濯ばさみを外してくるっとひっくり返します。この状態で約40分くらいつけ置きしました。
溶液から取り出して軽くブラシで擦ったところ、ミッドソールもメッシュ部分も泥の汚れがすっきりしましたよ!
ロゴマークもピカピカに。白い部分がちゃんと白くなると、カラーが映えてとってもキレイに見えます!
ソール部分がここまでキレイになったのにはびっくり。これまでの「ブラシでゴシゴシ」は、もう必要なさそうです。
靴がキレイになって息子も大喜び!!ですが、次の日にはまた泥だらけです。
晴れの日に、こまめにオキシつけにトライしようと思います!
続いてこちらは大人の靴。キャンプに行って汚れました。
ミッドソールの汚れも少しですが、主人は気になるみたいです。
こちらも同様に洗濯ばさみを装着してつけ置き。インソールは濡らさないでほしいとのことなので、オキシウォッシュ溶液はミッドソールが隠れるくらいの分量です。
つま先部分は、少し擦ると汚れがすっきりしました!かんたん!
気になるミッドソールの後ろ部分は、擦っても少し汚れが残りました。すり減った部分に汚れが入り込んでいると、落ちにくいということがあるのかもしれません。もしくは浅く溶液につけたので、しっかりできていなかった可能性も。
落ちない汚れもあるのだなあと思いつつサイドを見てみると……
ミッドソールのサイドはピカピカになっています。
確実に落とせる汚れを落としたいなら、やはりしっかり本体を溶液につけ込むのが良いようですね!
オキシウォッシュを使用する際に気をつけたいポイント!
つけて置くだけで汚れはすっきりするのでかんたんで便利。とはいえデメリットも感じました。
粒子がとても細かいので、ボトルを傾けて計量する際に慎重にしないと、かなり粉が舞います。また、キャップで計量する際にこぼしてしまうこともあります。こぼしてしまうと、掃除の手間も増えるので、やる気満々な気持ちも萎えがちに。
キャップの中央の円が計量カップになっていますが、口の広い容器から一気に流れ込むと、円の外側に溢れてしまいます。きっちり計量したいかたにとっては、この少しこぼれた分量が気になるところでしょうか。
キャップで軽量したあとは、ボトル外側に粉がどうしても付着してしまいます。手についてもすぐに洗い流せば問題ないかもしれませんが、子どもが謝って触ってしまうと目や口に入る可能性もあるので心配ですね。
筆者個人的には、ボトルを傾けて計量するのではなく、計量する際にはスプーンは必須だと感じました。スプーンを使用すると、中央の計量カップからはみ出さずに計量できます。
ただし残りが少なくなってくると直線形のスプーンはすくいにくいので、すこしS字カーブになっているものや、かき氷のシロップをすくうような深い形のスプーンが粉舞いを軽減しつつも使いやすいのではないかと感じます。
ボトルタイプは収納的には便利ですが、計量のしにくさがズボラ主婦にはめんどうに感じるポイントなので、次回は袋タイプを購入かな。
やっぱりオキシウォッシュはすごかった! 総合評価:3.4点
オキシウォッシュを試した感想をチャートにしてみました。
使いやすさ:2
内容量:4
カビの洗浄:5
パッケージ:2
泥汚れ:4
※執筆者の主観を数値化したものです。
これまでお伝えしてきたように、初めてオキシウォッシュを使ってみて、かんたんに汚れがすっきりすることに驚きました。
これから初めて使う方は、最初に家の中で一番気になるところからチャレンジすると『オキシウォッシュ』の実力に衝撃と感動を覚えますよ!
掃除が苦手、というめんどくさがりさんでも、もしかしたら家中をキレイにしたい!とやる気がでるかもしれません。実際に私はお風呂場の掃除で感動したので、やる気がわき、オキシつけにハマっています。
掃除が楽しいな、キレイになると気持ちいいなと感じると、「1ヶ月に1回、2週間に1回は使用する」など習慣化もしやすく、結果的に年末の大掃除や、日々の掃除がらくになります。その習慣化のためにも、オキシウォッシュ溶液を作成するだけでいいという手軽さはとても大きなメリット。
掃除が苦手、めんどうなことがいやだなと感じているかたにこそ試してみてほしい製品です!!
パッケージの記載にもありますが、「効果的な温度は40度から60度」なので、できるだけ温度は守るようにしましょう。とくに寒くなってくると、40度でつけている間にお湯の温度も下がりやすくなるので、少し高めの50度などの温度設定がいいかもしれませんね。とはいえ使用上の注意で、熱湯の使用は推奨されていないので、高い温度といっても60度を超えないようにしましょう。
漂白洗剤なので、注意事項をしっかり読み、「使用できる素材」を事前に確認することをおすすめします。また、できれば使用するときはゴム手袋を着用してくださいね。
『オキシウォッシュ』を使って、ぜひ家中キレイにしてみましょう!
今回はボトルパッケージのオキシウォッシュを紹介しましたが、さまざまな容量・パッケージの商品が販売されています。ご自身が使いやすいものを選んでみてください。
計量がめんどう、粉舞いが気になる、という方に!個包装タイプは少量のパッケージにわかれているので、さっと使いたいときにとても便利。旅行や帰省など、自宅以外で使いたい場合や、お試しで買いたい場合におすすめです。
内容量 | 35g×3包 |
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原産国 | 日本 |
内容量 | 35g×3包 |
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原産国 | 日本 |
こちらは、水に溶ける紙パックにオキシウォッシュが入っている商品。洗濯の漂白剤として使用したい場合は、計量なしでそのままポンと入れるだけの専用の製品もあります。生乾きによる菌が繁殖しやすい室内干しには、このパックを洗剤と一緒に入れて洗濯するのがおすすめです。
内容量 | 30g×24パック |
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原産国 | 日本 |
内容量 | 30g×24パック |
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原産国 | 日本 |
スニーカーや上履きの汚れ落としには、酵素も配合された専用の製品も。通常のOXI WASH(オキシウォッシュ)酸素系漂白剤では落ちきらなかったガンコな汚れもすっきりするかもしれませんね。ぜひ試してみてください。
内容量 | 120g |
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原産国 | 日本 |
内容量 | 120g |
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原産国 | 日本 |
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 漂白剤の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での漂白剤の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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