洗濯板の選び方 使い方しだいで汚れの落ち方も変わる!
生活コラムニストのももせいづみさんに、洗濯板を選ぶときのポイントを教えてもらいました。購入を迷っている人は、サイズや材質などの選び方を参考にしてみてください。
用途に合わせてサイズを選びましょう
生活コラムニスト
洗濯板のサイズは、用途に合わせて選びましょう。
小物洗いや予洗いには「ミニサイズ」
靴下やハンカチのような小物類を洗う場合は、ミニサイズの洗濯板が適しています。コンパクトサイズなら、浴室や洗面台、シンクなどでも手軽に使えるでしょう。
頑固な汚れの予洗い用にコンパクトな洗濯板を用意しておくのも、ひとつの方法です。
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下着や靴下などの小物に使うなら、木製やプラスチック製の小〜中サイズが適しています。
本格的な洗濯には「大きめサイズ」
衣類の本格的な洗濯に使うなら、大きめサイズの洗濯板を選びましょう。安定感のある大きめサイズなら、ズボンやシャツの汚れもしっかり落とせます。
カーテンやシーツを洗いたいときには、大きめのたらいがあると便利です。
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ユニフォームの泥汚れなどをしっかり落としたいなら、かたい木製やプラスチック製の大きめのものを洗面台やたらいの中で使うのがおすすめ。
洗い方に合った素材選びも大切
洗濯板の素材は、洗い方に合わせて選ぶことが大切です。
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洗濯板はオーソドックスな木製のほか、手入れがかんたんなプラスチック製、最近ではシリコン製やポリエステル製のものもあります。洗面台や洗面器の側面にぴったりフィットして曲がるプラスチックやウレタン、シリコン製のものも便利です。
木製の洗濯板はゴシゴシ洗える
ヒノキやブナなどが素材に使われている木製の洗濯板はかたいので、力を入れて洗濯物をごしごしと洗いたいときに適しています。シャツや靴下のように、頑固な汚れが目立つ衣類の洗濯にも木製を使うといいでしょう。
ただし、木製の洗濯板はカビが発生しやすいので、使ったあとは洗濯板をよく洗って乾燥させるなどのお手入れが必要です。
やさしく洗うならプラスチック製を
洗濯板との摩擦で傷んでしまう可能性があるストールやシャツを洗ときには、プラスチック製の洗濯板を使いましょう。木製の洗濯板よりも硬くないので、やさしく洗いながら汚れを落とすことができます。
ふだん着の軽い汚れやシミを落としたいときにも活躍してくれるでしょう。木製のものよりもカビが発生しにくいので、お手入れもかんたんです。
シリコン製は繊維の押しつけ洗いに
大切な衣類をキズつけずに洗いたい場合は、シリコン製の洗濯板を使いましょう。シリコンはやわらかい素材なので、洗濯中の衣類をキズつけずに洗いたいときにはピッタリです。水切れと乾燥も早いので、お手入れもしやすいでしょう。
ただし、シリコン製のものは衣類に押しつけるようにして汚れを落とすタイプが多いので、用途に合わせて選んでみてください。
持ち手がついていると洗いやすい
洗濯板には、持ち手がついているタイプがあります。持ち手があると洗濯物を押さえつけて力を込めやすくなるので、洗いやすさを重視したいという方は持ち手の有無もチェックしてみてください。
しつこい汚れを落としたいときにも、力を入れやすい持ち手がついているタイプが便利です。持ち手の形状によっては、フックなどに掛けて収納することもできます。
お手入れの方法もチェック!
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木製の洗濯板は、汚れをしっかりと落とせてお手入れもかんたんなのが長所です。しかし、浴室の中に置いたままにしておくなど乾燥が不十分だと、カビたり亀裂が入ってしまったりすることもあります。
お手入れがかんたんで耐久性がよいのはプラスチック製で、汚れを落としやすく衛生的です。ウレタンやシリコン製はプラスチック製より耐久性に欠けますが、やわらかいので衣類が傷みにくいだけでなく、手にも優しいのが特徴。
トラベル用としても活躍!
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小さい洗濯板はトラベル用としても活躍してくれます。旅先で下着や靴下を洗うことができれば、荷物を減らせますし衛生的です。手だけで洗うよりもかんたんに、しっかりと汚れを落としてくれます。
トラベル用なら軽くてやわらかいプラスチック製がおすすめ。洗面台側面のカーブにフィットさせて使ったり、手のひらの上で使ったりできて便利です。室内干しができる小さなピンチと一緒にセットしておくと、旅行の時に重宝しますね。
しみ抜きや石けんを上手に併用しましょう
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洗濯板の溝の上で布をこすり合わせる作業は、意外と力も必要です。頑固な汚れやシミを落とすときには、部分洗い用の洗剤やしみ抜きを併用して、効率的に汚れを落としましょう。
洗剤を汚れの部分に塗り、しばらく時間を置いてから洗濯板の上でこすります。手が荒れやすい人は、ゴム手袋で手を保護するとよいでしょう。手のひらにすっぽりと収まるシリコン製のミニサイズの洗濯板は、ブラシのような感覚で使えます。手を傷めにくく、手荒れしやすい人にもおすすめです。
洗濯板おすすめ12選 洗濯機で汚れが落ちないときに大活躍!
上で紹介した洗濯板の選び方のポイントをふまえて、生活コラムニストのももせいづみさんと編集部が選んだおすすめ商品をご紹介します。洗濯板はさまざまな種類があるので、自分にとって使いやすいものを探してみてください。

ナチュラルでインテリアにもなるさくら材製
水に強く、硬くてなめらかなさくらの一枚板を使用しています。職人さんが熟考して開発したという独特な波型の溝が特徴で、衣類を痛めずによく汚れを落としてくれる頼りになる一品。これひとつでTシャツやパジャマなどの洗濯を済ませることができます。ユニフォームの汚れ落としや、泥汚れの靴下の予洗いなどにもぴったりです。
洗面台やたらいにしっかり押し付けながら使います。小さすぎる洗面器では安定性が悪いこともあるので注意が必要です。
ナチュラルで美しいデザインは置いておくだけでもインテリアになりますが、カビを防ぐためにも使ったらよく乾燥させましょう。大切に使えば、使い込むにつれて愛着の湧く洗濯板です。

デザイン性抜群! お手入れもかんたんな洗濯板
ドイツ・ベルリンに実在するコインランドリーのオーナーがデザインした、実用性とデザイン性を兼ね備えた洗濯板。ポリプロピレン製でカビや汚れがつきにくく、お手入れがかんたんで耐久性にも優れています。本体の白い色と、ロゴの青のコントラストがとてもスタイリッシュ。清潔感があって、浴室や洗濯コーナーに置いてもすっきりきれいです。
コンパクトサイズなので、大きい衣類の洗濯には向いていません。しかし下着や靴下類の洗濯や、部分汚れを落とすには使いやすい大きさです。浴室に置いて、お風呂の湯でその日の衣類をさっと洗っておくという使い方にも向いています。実用本位で選ぶならイチオシの一品です。

部分洗いにぴったりの曲がる洗濯板
軽くて薄く、手のひらの上で使えるミニサイズの洗濯板。穴の部分に親指を通すことで、手の上でしっかりと安定するため、部分洗いや小さな下着類の洗濯にぴったりです。本体が自在に曲がるので、洗濯物の形状に合わせて力が入りやすく、襟や袖口の汚れも落としやすいのが特徴。
洗面器や洗面台に固定させる必要がないので、洗濯機の上やキッチンシンクなどでも自由に使えます。使わないときは吊り下げて収納でき、場所も取りません。カラーが白のほか、ピンクやライトグリーンが揃っているので、ふきん専用のキッチングッズとして常備するのも便利。場所を取らないので旅行用にも向いています。


洗濯板そのものが繊維という新発想
洗濯板は、溝の上で繊維同士をこすり合わせて汚れを落とすのが正しい使い方です。しかし、この商品は、ウレタンの表面にポリエステルの繊維が加工され、この洗濯板と衣類をこすり合わせることで汚れが落ちる仕組みとなっています。少量の洗剤でもよく泡立つので、繊維同士をこすり合わせるよりも泡立ちがよく、汚れをよく落とします。
本体にクッション性があるので、木製やプラスチック製の溝で衣類同士をこすり合わせるよりも、手が痛くならず、手に優しい洗濯板です。どろんこ汚れのユニフォームや靴下、Tシャツの洗濯などのほか、下着や小物のちょっと洗いまで、幅広く使える新しいタイプの洗濯板です。



見た目もおしゃれなロッタホームのミニ洗濯板
おうちに鳥が止まっているマークがおしゃれな、ロッタホームのミニ洗濯板です。水に強く硬くてなめらかな手触りの、サクラの一枚板を使用しています。手もちのある使いやすいミニ洗濯板は、無理なく力を入れられます。なめらかな波加工で泡立ちがよく、衣類を傷めることなく頑固な汚れ落としもらくらく。毎日の下着や靴下などの小さな洗濯物の下洗い、衣類の襟や袖の部分汚れ落としにも便利です。
使用した後は立てかけたり、吊るしたりすれば、素早く乾きます。ロッタホームの洗濯板は、ぬくもりあるおしゃれなデザインも魅力的。小さなお子さまや、スポーツをするお子さまのいる家庭では特に重宝するでしょう。
「洗濯板」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 洗濯板の売れ筋をチェック
楽天市場での洗濯板の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
洗濯板のQ&A
洗濯板をうまく使うコツは?

洗濯板の向きに注意。溝は洗剤や水を溜めておくためなので、カーブが下向きになるようにします。利き手と反対の手で洗濯板を抑えて、利き手で洗濯物を持ち上げ、洗濯物同士をこするようにします。板にこすりつけてしまうと洗濯物を傷めてしまいます。
洗濯板の有効な使いみちは?

小型のものであれば、パフなどのメイク道具を洗うときにも使えます。シリコン素材のものやメイク道具専用の洗濯板もあります。
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洗濯板の使い方についてアドバイス 生活コラムニストから
生活コラムニスト
目的に合わせた素材、大きさを選んで
洗濯板でよく落ちるのは、ユニフォームや靴下の泥汚れ、衣類の汗ジミや黄ばみ、皮脂汚れなどです。洗濯機だけでは落ちにくいこうした汚れ対策なら、しっかりと汚れの落ちる木製や硬い樹脂製のものがおすすめ。入浴時などにその日の下着などをさっと洗っておきたいなら、やわらかい樹脂やシリコン製で洗面台や洗面器で使えるものがよいでしょう。
キッチンでのふきん洗いや、旅行用なら手のひらでも使えるミニサイズ。部分洗い用ならシリコン製のブラシ感覚で使えるタイプを選ぶなど、目的に合わせて1番合った素材や大きさを選びましょう。ひとつあると何かと便利、ぜひ活用してみてくださいね。
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暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。 日々の暮らしから生まれるコラム、忙しくてもゆるりと楽しく暮らすためのアイデア、時短レシピ、生き方のアドバイスは男女問わず幅広い世代から支持を集めている。 新商品や話題の家電、生活用品などのヒット予測、使用分析にも強い。「願い事手帖の作り方」「スープジャーレシピ」など著書多数。