タイヤラックの必要性

Photo by Alexander Schimmeck on Unsplash

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降雪地帯に住んでいる人や冬にスキーなどをする人でスタッドレスタイヤの収納方法や保管方法に悩んでいる人もいるのではないでしょうか。タイヤラックを使用すると、収納だけでなく、取り出す時にも便利です。
タイヤラックにも、車一台分から二台分まで収納できるタイプやキャスター付きで持ち運びにも困らないタイプなどさまざまあります。求めるサイズ感や機能性に着目してあなたに合ったものを選んでくださいね。
タイヤラックの種類・タイプ
タイヤラックには、大きく分けて「縦型タイプ」と「横型タイプ」の2種類があります。それぞれ解説していきます。
縦置きタイプ
縦置きタイプは、タイヤを立てて収納できるタイプ。一般的なモデルで、特に、ホイールを設置していない状態のタイヤの場合はタイヤも劣化しにくいです。
また、立てて収納しているため、取り出す際は、そのまま転がすことができるため、タイヤ交換などでも便利です。
横置きタイプ
横置きタイプは、横の状態でタイヤを積み上げて収納するタイプ。
一番のメリットは、高ささえあれば、省スペースに収まること。幅を取らないため、車庫が狭くても収納しやすいです。しかし、取り出す際は、タイヤを一つひとつ持ち上げなくてはいけないため、タイヤ交換などでは少々重労働になるでしょう。
タイヤラックの選び方
それでは、タイヤラックの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】ラックの耐荷重(収納数)
【2】機能性
【3】パイプの固定方法
【4】タイヤカバーがあるか
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ラックの耐荷重(収納数)をチェック
タイヤラックがどれくらいの重さまで耐えられるかどうかも、選ぶうえで重要なポイントです。タイヤの重さは、車種やホイールをつけたまま収納するのかによっても異なりますが、最低でもこのくらいは耐えられたほうがいいという基準があるため、わかりやすくご説明します。
▼車1台分のタイヤを収納する場合
車1台分のタイヤということは、最多でタイヤ4本を保管することになります。軽自動車や普通車、SUVなど車種によって、タイヤの重さが異なります。軽自動車の場合、4本保管できるタイプであれば、最低でも50kgは耐荷重があったほうがいいでしょう。普通車の場合、4本で80kg以上の耐荷重が必要になります。タイヤのサイズを明確にしてから選択するといいでしょう。
▼車2台分のタイヤを収納する場合
車2台分のタイヤを保管するのであれば、160kg以上の耐荷重がある商品を選ぶといいでしょう。車を2台所有している場合、タイヤが4つ保管できるタイプのものをふたつ購入して並べて使うのもいいですが、2段重ねで8つのタイヤを保管できるタイプのものが便利です。この場合、地震などの災害時に倒れる危険性もありますので、注意が必要です。
【2】機能性をチェック
タイヤラックには、キャスター付きで移動できるものから、必要に応じて伸縮できるものなど、さまざまな機能が搭載されています。タイヤラックの機能性も事前に確認しておくことで、使い勝手のいいタイヤラックを見つけることができますよ。
また、屋外で保管する場合は防サビ加工がなされているか、ステンレスなどサビない素材を使用しているかも重要なポイントです。
▼2段式ラック
名前のとおり、上段と下段にタイヤを保管できるラック。多くのタイヤを同時に保管できますので、2台以上の車を所有している人向きです。なかでもタイヤの大きさに合わせて、上段の高さが変えられるタイプは、違う大きさのタイヤを保管できて便利です。
足部分にキャスターがついていてかんたんに移動できるものもありますが、2段目にタイヤを持ち上げるにはそれなりの力が必要ですので、腕の力に自信がない人や持ち上げてくれる人がいない場合は1段式のラックを選んだほうがいいでしょう。
▼台車タイプ
足部分にキャスターがついていて、手前に台車のような手すりがあるタイプのタイヤラックです。基本的に1段のみで、比較的ラクに保管や移動ができるのが特徴です。ラックのパイプ部分にカバーがしてあるものを選べば、タイヤとラックが接触して傷むのを防げますよ。
▼伸縮が可能か
タイヤラックのなかには、伸縮可能で横幅を増やせるものがあります。今は1台しか車を所有していないけれど、将来的に2台所有する可能性がある場合など、状況の変化に応じてラックの大きさを変えることができるので便利です。
▼キャスターがついているか
車を保管している場所とタイヤを保管している場所の間に少し距離がある場合は、キャスター付きのラックが便利。タイヤをつけ替えるときに、重たいタイヤをラックに乗せたまま車まで持っていくことができるのでラクですよ。先ほども紹介しましたが、手すり付きの台車タイプのラックなら、力の弱い人でもかんたんに移動が可能です。
【3】パイプの固定方法をチェック
ラックを組み立てるときに、パイプとパイプをどのように固定しているのかも確認しておくといいでしょう。タイヤはとにかく重いうえに、最低でも半年以上の長い間保管しておくことを考えると、組み立てが多少面倒でもネジを使ってしっかりとパイプを接続できるタイプを選んでおくと安心です。
【4】タイヤカバーがあるかチェック
タイヤラックには専用のカバーが付いていたり、別売で販売されている商品が多くあります。カバーを使うことで、タイヤもラックも直射日光や雨風による劣化から守ることができます。カバー下には紐がついていてキュッと締められるようになっていますので、強風などで飛ばされる心配も少ないですよ。
タイヤは平積みせず、カバーも併用して紫外線や雨から守ろう! フリーエディター&SUV生活研究家がアドバイス!
タイヤの保管で気をつけたいのが、「平積みにしない」ということ。それでなくても保管場所がないのに、平積みにしないというのは難しいものです。そこでタイヤラックの出番。タイヤラックなら縦に並べられますので、タイヤやホイールを傷めることがありません。保管する時は、必ずタイヤカバーを併用して、紫外線や埃・雨にさらされないようにしましょう。タイヤの寿命がグッと伸びます。それと保管中は、空気圧を1.5kpa程度まで落としておきましょう。
おすすめ商品の比較一覧表
おすすめ14選|縦置きタイプ
最近は家電市場にも積極的に進出しているアイリスオーヤマだけであって、利便性や耐久性が十分に考慮されたIRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)『タイヤラック カバー付(KTL-590C)』。カバーが付いているのもうれしいポイントです。
BONFORM(ボンフォーム)『タイヤラック 台車タイプ(7250-40)』は、カート式でタイヤの入れ替えをする時にクルマまでラクに運ぶことができます。サイズの大きなSUV用タイヤも収納できます。
あるようで無かったのが、タイヤを転がしたまま収納できるラック。青木製作所『タイヤラック(AMEX-C05S)』は、タイヤの入れ替え時の憂鬱な作業を無くすことができます。
それでは、タイヤラックのおすすめ商品をご紹介します。まずは縦置きタイプもおすすめ商品です。ぜひ参考にしてくださいね。
お手ごろ価格で組み立てかんたん!
コンパクトサイズでお手ごろ価格! 車1台分のタイヤを保管できます。パーツも少ないうえに工具を使うことなく組み立てられますので、手先が不器用な人や組み立てに自信がない人でも安心です。カバーも付いているため、屋外においても雨風をしのげますよ。
軽自動車や小さめの普通乗用車のタイヤラックを安く手に入れたい人に適しています。
運ぶのがラクな台車タイプ! パイプガードも!
キャスター付きで、タイヤを乗せやすい1段式ラック。力の弱い女性やお年寄りでもラクに移動ができるよう手すりが付いています。タイヤが当たる部分にはパイプガードが付いていて、タイヤがいたみにくいつくりです。
タイヤを雨風や直射日光から守るカバー付き。タイヤの移動をすることが多い人や力の弱い人におすすめします。
動かしても横揺れしにくい頑丈なつくり!
8本分のタイヤが保管できる、シンプルなデザインのタイヤラック。キャスター付きで移動可能。移動するときに横に揺れてバランスが崩れないようパイプの接続部分が丈夫につくられています。耐荷重は300kgで、大型のタイヤでもホイールをつけたまま保管が可能ですよ。
「長くタイヤを保管するから、耐久性があり丈夫なラックがほしい」という人におすすめします。
サビに強いステンレス! 屋外使用向き
RV車タイヤ専用ながらもコンパクト設計の2段式。耐荷重も120kgで丈夫なつくりです。パイプにステンレスを使用しているためサビにくく、屋外での使用もOK。「RV車のタイヤが保管できるラックを探しているけれど、ラック自体が大き過ぎておけない」と悩んでいる人はこの商品の購入を検討してみていはいかがでしょうか。
タイヤの本数やサイズによって伸縮可能
上段の高さを変えられて、横幅も伸縮可能。臨機応変に形が変えられます。タイヤの大きさに合わせて、上段の位置を3段階で変えることができますよ。伸縮式だから、タイヤのサイズや本数が変わっても大丈夫。車を買い換えてもラックを買いなおす必要もありません。
車を頻繁(ひんぱん)に買い換える人や、車の所有台数を増やしたり減らしたりする予定がある人に適しています。
スロープでラクにタイヤを保管可能!
1段式でシンプルなデザイン。付属のスロープを使えば力の弱い人でもラクにタイヤをラックに乗せられます。スロープは取り外して移動可能。使わないときは脇に掛けておけるので場所もとりません。国産の金属を使用していて丈夫なつくり。専用カバーも付いていて雨風、直射日光も遮断できますよ。
国産の商品にこだわりたい人や、タイヤをラックに乗せるのがたいへんだという人におすすめします。
タイヤの大きさに合わせて高さが変えられる!
狭いスペースを有効活用できる細長い形状のタイヤラック。上段、下段ともにタイヤの大きさに合わせて高さ調整が可能。タイヤをおく部分のパイプの位置も変えられますので、小さなタイヤから大きなタイヤまで幅広いサイズのタイヤをおくことができます。
狭いスペースを有効活用したい人や、タイヤに合わせてサイズが自由自在に変えられるラックがほしい人向けの一品です。
持ち上げずに転がしてタイヤを保管できる!
タイヤラックがあっても、タイヤを持ち上げるのがたいへん……と悩む人もいるのではないでしょうか。このZ型のタイヤラックなら、タイヤを転がすだけでラックに乗せることができてとってもラクですよ。組み立てがかんたんなのもうれしいポイント。
「タイヤを取り替えたあとにラックに乗せるのがとにかくしんどい! ラクに保管をしたい」という人に適しています。
スペースを有効活用! カバー付きで雨風もしのげる
タイヤをふたつ保管可能な、薄型でコンパクトなタイヤラック。狭い場所を有効活用したい人に適しています。車のスペアタイヤやバイクのタイヤの保管に適していますが、ふたつ購入すれば車1台分のタイヤが保管できます。
フック付きだから掃除用品なども掛けられて、車の手入れをするときに便利です。カバー付きですので、直射日光・雨風をしのいで劣化を防ぎますよ。
お手頃価格でサビにくい! 普通サイズ用のラック
販売価格がとにかく安く、手に入れやすい一品。タイヤも4本保管できて、耐荷重も120kgと多めで丈夫なつくりです。パイプはステンレスですので、サビにくく屋外での使用も可能です。部品には軽くて丈夫なPP樹脂を使用。
タイヤラックがほしいけれど経年劣化によるサビが心配な人や、とにかく安価でいいタイヤラックがほしいという人におすすめします。
おしゃれで頑丈な2段式タイヤラック
アウトドア用品総合ブランドであるキャプテンスタッグより販売されている、普通自動車用のタイヤラック。パイプには強度を高めるための焼付塗装が施されているうえに、接続部分にはステンレスのネジを使用している頑丈なつくりです。
パイプ、ネジともにサビにくい素材を使用しているため屋外での使用も可能。接続部分の青のプラスチックがおしゃれで、見た目にこだわりたい人向けの一品です。
補強のためのパイプが付いて重いタイヤでも安心
両脇に補強用の斜めのパイプが付いていて、従来品よりも頑丈な仕上り。補強されているためゆがみにくく、重いタイヤをおいても安定感があります。2段式で横幅を取らないので、高ささえあれば狭い場所でも設置可能です。
RV車用の大きなタイヤを収納できる、頑丈で安定感のあるタイヤラックがほしい人に適しています。
工具や備品といっしょにタイヤを保管できる
工事用品メーカーのトラスコから発売されている、耐荷重300kgとたいへん丈夫なタイヤラック。棚の高さはタイヤの大きさに合わせて自在に変更可能。ネジを使用していないので、組み立てもサイズ調整もラクにできますよ。タイヤ以外にも工具や機械などをおくスペースもあります。
仕事で工事車両用のタイヤを保管したい人や、タイヤ以外にも工具や備品も同じ場所に保管しておきたい人向けの商品です。
伸縮可能&キャスター付きで使い勝手◎
2段式で8つまでタイヤを保管可能。伸縮可能でさまざまな大きさのタイヤをおくことができます。大型キャスター付きで従来品にくらべタイヤの移動もスムーズ。耐荷重も200kgあり、重めのタイヤをおいてもOKです。
上段パイプの調整が可能で、サイズの違うタイヤも同時保管できるのもうれしいポイント。2台分のタイヤを保管できて、移動もしやすいタイヤラックをお探しの人におすすめします。
おすすめ2選|横置きタイプ
続いては、横置きタイプのおすすめ商品です。こちらもぜひ参考にしてくださいね。
横置きタイプで場所をとらない&移動もしやすい
ホイールのセンターカバーが外せるタイプのタイヤであれば、保管が可能な横置タイプ。ラック下にはキャスター付きで移動もラク。縦置タイプのラックに比べると場所をとらないのもうれしいポイントです。
カバー付属で直射日光や雨風も遮断できますので、屋外での使用も可能です。縦置きラックをおくスペースがない人や、移動がかんたんなラックがほしい人向けの一品です。
サイズ調整可能! タイヤの一時保管用に
タイヤを横置きして保管できる簡易的なタイヤラック。タイヤの大きさによってサイズ調整可能です。キャスターが付いていますので移動もラク。ストッパー付きで、タイヤの取り外しをしているときも動いてどこかへ行ってしまうこともありません。
床に直置きしておくのは不安な場合や、長期間ではなく短期間だけタイヤを保管しておきたいときに役立つ一品です。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする タイヤラックの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのタイヤラックの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】タイヤラックに関連するアイテムをチェック
まとめ
タイヤは高価なうえに劣化もしやすく、保管する環境によって使うことができる年数や期間が変わってきます。高いお金を払って購入したタイヤは、できるだけ長く大切に使っていきたいですよね。
このページを参考に、あなたにとって使いやすいタイヤラックを見つけてみてくださいね。
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