「疲れ目 目薬」のおすすめ商品の比較一覧表
目の疲れは放置せず目薬を使おう
パソコンやスマホなどを長時間見続けていると、ものを見るときのピントを調節する筋肉が疲労します。目の疲れを放置していると、頭痛や吐き気、肩こりなど身体に影響がでる「眼精疲労」へ進む可能性があるので注意が必要です。
「たかが目の疲れ」と思わず、目の異常を感じたときは休憩をとったり、意識してまばたきをしたりするなど、目の疲れを放置しないことが大切。自身でもできる対策として、目薬を活用するのもひとつの方法です。
目の疲れにおすすめの目薬の選び方 医療ライターに聞きました
医療ライターの西村テツジさんへ取材をして、目の疲れを感じたときに試してほしい目薬の選び方を教えてもらいました。配合成分はもちろん、コンタクトレンズを装着したまま使用できるのか、さし心地などもチェックすることが大切です。毎日のアイケアに使う目薬を選ぶために、ぜひ参考にしてみてください。
目の疲れの原因に適した成分が配合されたものを選ぶ

Photo by Mehrpouya H on Unsplash
目の奥がずっしりと重く感じるなら、疲れている可能性があります。
目薬を選ぶときは、充血やピント調節、ドライアイなど目の疲れの原因に適した成分が配合されているかチェックすることが大切です。
血管収縮剤|充血を抑える・多用に注意
市販の目薬には、角膜の充血を抑えてくれる「血管収縮剤(塩酸テトラヒドロゾリン・ナファゾリン塩酸塩・塩酸フェニレフリン)」などが含まれている商品があります。使用すると充血して赤くなっていた部分が白くなるため、見た目に変化を求めている人にぴったりです。しかし、血管収縮剤は充血を抑えるだけで、目の疲れの原因に作用しているわけではありません。
点眼後はリバウンドして充血した状態に戻るため、充血がひどくなってしまうことも。見た目が変わるので魅力的ですが、一時的なものだと認識して使用しましょう。
ネオスチグミンメチル硫酸塩|ピント調節をサポート
長時間目を酷使していると、ピントを調節する毛様体筋が筋肉疲労を起こして目の疲れを感じやすくなります。無理をして見続けていると目が疲れやすくなるため、ピント調節機能をサポートしてくれるネオスチグミンメチル硫酸塩が配合された目薬を選びましょう。
また、年齢を重ねて近くのものが見えにくくなる状態は毛様体筋の衰えが原因です。目を休ませたり、目薬を使用して目に無理をさせないことで、眼精疲労を防げます。
コンドロイチン硫酸エステルナトリウム|角膜の保水
長時間のデスクワークやコンタクトレンズの使用により、涙の量が減ることで目の乾燥を感じるようになります。目の表面にある涙の層には角膜を守る役割があるため、目薬を使って涙をおぎなうことが大切です。
そのため、目の乾燥にお悩みなら角膜保護成分の「コンドロイチン硫酸エステルナトリウム」が配合された目薬を選びましょう。涙液と似た成分のため、目の乾燥をやわらげてくれます。ただし、あまりにも乾燥がひどい場合は目薬が効かないこともあるため、数日間様子を見て乾燥が続くときは眼科を受診してください。
グリチルリチン酸二カリウムなど|炎症を抑える
花粉やホコリなどが目に入って強くこすってしまったり、炎症を抑えたたかったりするときは「グリチルリチン酸二カリウム」「イプシロン-アミノカプロン酸」が配合された目薬を選びましょう。
グリチルリチン酸ニカリウムは漢方でも親しまれている甘草由来の成分で、抗炎症作用があります。花粉やホコリが原因で起こる目の症状をしずめてくれます。イプシロン-アミノカプロン酸は抗炎症作用のほか、止血作用があり角膜の充血を抑える作用がある成分です。花粉の時期になると目がかゆくなる方は、用意しておくといいでしょう。
コンタクトをつけている人は防腐剤フリーの目薬を選ぼう
目薬には防腐剤を添加しているものがあります。防腐剤は涙で流れ落ちるため、配合されていても問題はありません。しかし、涙液が蒸発しやすいコンタクトレンズユーザーや目の乾燥を感じている方が防腐剤入りの目薬を使用すると防腐剤が目の表面にとどまり視力低下のリスクが高まります。
そのため、コンタクトレンズユーザーやドライアイなど乾燥ケアのために目薬の使用を検討している方は、防腐剤フリーの目薬、または涙液型点眼薬を選びましょう。また、血管収縮剤が配合されている目薬もソフトコンタクトレンズをつけているときに使用するのは避けましょう。
清涼感の強さもチェックしておこう
メントール成分が配合された目薬を使用すると、すっきり感があるので疲れがとれたように感じます。しかし、清涼感の好みには個人差があるため、目薬に清涼感を求めていない方はメントールなどの清涼剤が配合されていない目薬を選びましょう。
また、角膜にダメージを受けている人はメントール成分がしみて、清涼感を強く感じてしまうことがあります。充血や乾燥などのケアに使用する際も清涼剤が使われていない、または清涼感のレベルが低い「マイルド」と表記のあるものを選ぶといいでしょう。
疲れの症状に合わせて、使い分け! 疲れ目の目薬 医療ライターがアドバイス
医療ライター
目の周りやピント調節の筋肉疲労によって、目の奥の症状、充血、かすみ、乾燥などがみられます。ネオスチグミンメチル硫酸塩配合の目薬は、ピント機能サポートが期待できます。
コンドロイチン硫酸エステルナトリウム配合の目薬で涙液を保持、グリチルリチン酸二カリウム配合の目薬で炎症が軽減します。血管収縮剤配合の目薬は即効性ですが、多用すると悪化しますので注意が必要です。
目の疲れにおすすめの目薬12選 パソコンやスマホをよく使う方に
ここまでご紹介した目薬を選ぶポイントをふまえて、医療ライターの西村テツジさんと編集部で選んだ疲れを感じている目におすすめの目薬をご紹介します。パソコンやスマホを長時間使用する方に向けた商品や、コンタクトレンズを装着したまま使えるものなど幅広く揃えました。ぜひ参考にしてみてください。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 疲れ目 目薬の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの疲れ目 目薬の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
目薬の使用方法と注意点
目薬を点眼するときは石けんで洗った手でおこないます。容器の先を目にあてての点眼や指でさわったり、まつげにふれたりすると点眼液が汚れてしまうので注意しましょう。
容器を持つ手が安定しないときは、片手でげんこつを作り下まぶたにあてて軽く引き、げんこつに容器を持つ手をのせるとさしやすくなります。点眼後は1~5分まぶたを閉じて待ちましょう。目からこぼれた液はティッシュなどでぬぐってください。頻繁に点眼すると症状が悪化する可能性もあるため、商品ごとに決められている用法・用量を守って使用しましょう。
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目の疲れは目薬などで早めのケアが大切!
医療ライターの西村テツジさんと編集部で選んだ、目の疲れを感じたときにおすすめの目薬をご紹介しました。目の疲れを放置すると、頭痛や肩こりなど眼精疲労につながります。疲れを感じたら、目薬などで早めにケアをおこないましょう。
花粉やホコリ、ドライアイなど目の悩みはさまざまで、それぞれ対策できる成分も異なります。薬の成分に詳しい医療ライターの西村テツジさんへ取材をして教えていただいた目薬の選び方も参考にして、ぜひ目の悩みに合った目薬を探してみてください。目薬を使用しても気になる症状が続くときは、眼科を受診してください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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新薬の企画開発を10年経験。その後、日用品メーカーで医薬部外品、化粧品、健康食品の商品企画、マーケティング、新事業開発を18年経験。 健康関連のスペシャリストとして、青汁マイスター・ソムリエ、薬膳コーディネーターの資格を有し、これまでに執筆は100事案を超え、商品企画提案などにも含め幅広く活動中。