【メンズ】60万円台のおすすめ腕時計18選 スタイリスト高橋禎美さんと編集部が選んだ
60万円台で購入できるメンズ腕時計のおすすめを紹介します。こだわりのデザイン・ムーブメントを厳選しましたので、とっておきの腕時計を見つける参考にしてください。
存在を主張しすぎないミニマルなクロノグラフ
ティファニーアトラスは、五番街本店に設置されたアトラスクロックのローマ数字をモチーフにしたシリーズ。こちらのミニマルに削ぎ落とされたデザインのクロノグラフは、シンプルなのに重厚感のある60万円台の腕時計です。
ブラックとシルバーのコントラストが手元をシャープな印象に。ローマ数字があしらわれたリングやネックレスもあるので、パートナーとアトラスシリーズでおそろいも楽しめます。
シチズン製の匠の技がうむ芸術性と精巧なメカニズム
「宙空の美」をデザインコンセントにかかげるカンパノラ。砂紋・和傘・和紙といった繊細なモチーフとロゼット紋様を施した文字盤は、60万円台の腕時計のなかでも表現力の高い逸品です。
シースルーバック(裏ぶた)からは、スイス製ムーブメントの精緻な動きもじゅうぶん堪能できます。メカニズムと美しさを兼ね備えた腕時計は、豊かな時間を過ごしたい人にぴったりです。
モータースポーツに情熱を持つ人にぴったりな腕時計
自動車エンジニアリングと機械式時計製造のかけ橋的なクラシック・レーシング・コレクションの腕時計。イエローのレーシングリングとスネイルグレーの文字盤が、スピード感あふれる世界を彷彿させるデザインです。
COSC(スイス公式クロノメーター検定局)に合格したクロノメーターが採用され、正確に時を刻みます。スピードと正確性を競う世界で仕事をしている人に、ぜひ検討してほしい腕時計です。
9時の位置にスモールセコンドを配したデザイン
パネライの頂点に立つ「ルミノール1950」のケースにインスピレーションを得た「ルミノール ドゥエ」。 スポーティーな要素を加え、エレガントでビジネスシーンでも着用できるようにアレンジをほどこした腕時計です。60万円台は、パネライ初心者にも購入しやすい価格帯といえるでしょう。
イタリアのなめし技術で加工されたカーフレザーストラップを使用。使いこむほどに、ユニークな色へと変化していく様子を堪能できます。
1秒で10回振動する耐衝撃・高精度のムーブメント
ハイジュエラーとマニュファクチュールとしての顔をもち、腕時計の世界でも存在感をみせているブルガリ。こちらは、スポーティーさと力強さを印象づけるディアゴノのクロノグラフです。「ヴェロチッシモ」とはイタリア語で「高速」の意味。
ゼニス社の銘機エル・プリメロをベースにした、高性能ムーブメントを搭載した腕時計です。サテンソレイユ加工された鮮やかなブルーの文字盤は、光の角度によって違った印象を与えてくれるので飽きることがありません。
ストラップにはウブロ独自のグミアリゲーター採用
派手な印象のあるウブロのコレクションのなかで、ビジネスシーンでもじゅうぶん通用するのがクラシックフュージョンです。日付表示を備えた三針仕様で、ミニッツマーカーを省いたシンプルなデザインが特徴的。ブルーの文字盤にブルーのストラップを合わせた、ブルーづくしの腕時計です。
ベゼルには、ウブロを象徴するポリッシュ仕上げされたチタニウム製H型ビスのモチーフつき。60万円台で、長く愛用できるウブロをぜひ手に入れましょう。
ツヤありステンレスとツヤなしゴールドの組み合わせ
18Kピンクゴールド製ベゼルに、BVLGARIのダブルロゴを刻んだブルガリブルガリ。手元をさわやかに飾る洗練されたコンビデザインは、高い人気を誇るブランドを代表するロングセラーモデルです。
18Kピンクゴールド製リューズに装飾されたブラックセラミックがアクセントを添えます。ホワイトの文字盤にピンクゴールドのスケルトン指針とインデックスを備えたこの腕時計は、上品な印象を与えたい人にぴったりです。
都会的でシック、控えめな贅沢を手元で堪能できる
ラウンドでもスクエアシェイプでもない、ブルガリのオクトシリーズ。2014年の発表以来、大胆なデザインと機能的美で人気の腕時計です。ブルガリは建築美への造詣の深さで知られ、ローマ古代建築にみられる8角形のオクタゴンケースにラウンドベゼルを組み合わせました。
この強い個性を放つ腕時計は、ホワイトシルバーの文字盤にピンクゴールドがアクセントをそえ、優美さも感じさせます。
堅牢でたしかに時を刻む自社製キャリバーを搭載
オリーブグリーンの文字盤、ブロンズ製のケース、ブラウンのカーフスキンベルトの組み合わせが、レトロで個性的な印象を与える腕時計。こちらは、伝説のプロペラ機、スピットファイアの優雅さと卓越した技術をオマージュしたシリーズです。
時間がたつとブロンズに「パティナ(緑青)」が生じ、色が徐々に濃くなる変化も楽しめます。数字やゴールドメッキされた針の視認性も高く、個性的で実用性の高い時計を探している人にぴったりです。
ブラックに手染めされたアリゲーター・ストラップ
スイス シャフハウゼンで製造された、IWCのエレガントなクロノグラフ。ステンレススチール製ケースとブルーの文字盤が、控えめながら個性を放ちます。クロノグラフのメカニカルな印象と、緻密に計算されたエレガンスがうまく融合した腕時計です。
クラシカルな優美さが特徴の「ポートフィノ」コレクションは、気品のあるセンスをビジネスシーンで提案したい人にぴったり。年齢を問わず長く使える腕時計が60万円台で入手できるので、若い世代もぜひ検討してください。
長い歴史に裏打ちされた気品のあるデザイン性
数少ない自社生産を貫くマニファクチュールブランド、ジラールペルゴ。現行モデルながら、クラシカルな雰囲気をもつ「1966」シリーズの、デュアルタイム機能を搭載した腕時計です。
海外と頻繁にやり取りする人に便利な機能がついた、洗練された腕時計が60万円台で入手できるのがポイント。赤針が第2時間帯を24時間表示する、すっきりとした文字盤はビジネスシーンで注目をあびることでしょう。
クールでこなれた印象のポリッシュ&サテン仕上げ
かつて「チュードル」の名で知られていたブランド「チューダー」。ロレックスと同じ創業者が立ち上げたことでも知られ、一部にロレックスの技術が採用されています。こちらはダイバーズウォッチ「ブラックベイ」をオマージュしたヘリテージモデル。
モータースポーツをイメージさせるクロノグラフが追加された、人気の腕時計です。ステンレスとイエローゴールドの組み合わせが華やかで、ゴージャスな印象を与えたい人にぴったりです。
海とのつながりを実感できる美しいマリンブルー
スピードマスターとならんで、オメガのアイコン的モデルのシーマスター。なかでもプラネットオーシャンは2005年に誕生したダイバーズウォッチシリーズです。ケース径は大ぶりながら、チタン製なので着け心地は軽やか。
600m防水に加え、10時位置にはヘリウムエスケープバルブを備えているため飽和潜水にも対応します。仕上がりの美しいCAL.8500を堪能できるスケルトン仕様なので、所有欲を満足させてくれる腕時計です。
自分でベルト調整ができる着脱式Dバックルを採用
ブルースピネルが装飾された八角形のリューズトップから、カルティエ独自の気品を放つ本格的な機械式腕時計。こだわりの文字盤、大きく開いたベゼルや力強いリューズガードは大人の男性の手元を華やかに飾ります。
文字盤とベルトをブラックでまとめたシックなデザインは、フォーマルなビジネスシーンでも大活躍することでしょう。ケースバックからは自社製ムーブメント「1904-PS MC」の動きを堪能できます。
タフな環境にも対応できる機能性の高さが魅力
こちらはパネライPAM00510のマイナーチェンジモデルのPAM00915。伝統のサンドイッチ文字盤針を復活させ、文字盤表記が、「LUMINOR MARINA」から「LIMINOR PANERAI」に、「8DAYS」は「8GIORNI」に変更されました。
キャリバーP.5000を搭載した、8日間のパワーリザーブを誇る自社製ムーブメントが魅力です。夜光塗料はブラウン・ルミノバに変更され、ヴィンテージテイストも楽しめます。
レトロ感を加えたこのうえなくスポーティーな腕時計
クラシックレーシングコレクションから生まれた、堂々とした存在感を放つ腕時計。たくみにレッドがあしらわれ、クラシックカーレースのミッレミリアを彷彿させます。ラバーストラップはタイヤ、プッシュボタンはエンジンのピストン、アンチスリップの表面はブレーキペダルからインスピレーションを受けたもの。
モータースポーツ好きの男性は、60万円台の値段以上にこだわりのつまったショパールをぜひお試しください。
ビジネスマンに合う堅牢でスタイリッシュなデザイン
IWC自社製キャリバーを搭載した、美しいセラミックケースが特徴的な腕時計。米海軍パイロット独自のニーズに対応するために開発されたシリーズで、裏蓋にはトップガンのロゴが入っています。堅牢で耐食性にすぐれたセラミック素材は、美観をたもちやすいのがポイント。
ブラックの酸化ジルコニウムセラミック製ケースは、両面反射防止加工が施されています。どんな腕にもぴったりフィットする着け心地のよさをぜひ堪能してください。
男性らしさを軽快かつエレガントに表現できる腕時計
凸レンズのようにふくらみを帯びたケース、軽やかなフォルムからバロン(風船)と名づけられた腕時計。ブルーのリューズを囲むように描かれたローマ数字やギヨシェ彫りを施したダイアルなど、芸術作品のように鑑賞価値のあるデザインが魅力です。
気品を放つその美しいデザインは、多くのファンを獲得してきました。男性らしさを印象づける大型なケースは着用時におさまりがよく、エレガントさを求める人にぴったりです。
【レディース】60万円台のおすすめ腕時計12選 スタイリスト高橋禎美さんと編集部が選んだ
ここからは、60万円台で購入できるレディース腕時計のおすすめを紹介します。きらめくジュエリーウォッチなど気持ちが高まるデザインを厳選していますので、ぜひ参考にしてください。
美しいギョーシェ彫りが目を引く美しい文字盤
樽型のケース形状をもつトノウカーベックスは、時計師であるフランク・ミュラーの手で創作された時計ケースを採用しています。フランク・ミュラーのアイコン的なコレクションのなかでも「2502」は小ぶりな腕時計で、華奢な女性の手元を上品に彩ります。
インデックスはすべて異なるカラーを使っており、眺めているだけでも楽しい気分になれるのがポイント。気分をガラリと変えたいときにぴったりなチョイスです。
ダイヤモンドのまばゆい輝きを手元に添える腕時計
1870年代にスイス工場にて腕時計の自社製作をスタートさせた歴史をもつティファニー。ティファニーのアイコン的なコレクション「アトラス」は、ローマ数字を使用しているのが特徴です。こちらは、ダイヤモンドをベゼルやインデックスにあしらった贅沢なモデル。
サテンホワイトのベルトとシェル素材の文字盤が、特別なシーンで手元を華やかに演出してくれます。60万円台で本格派ジュエリーウォッチを探している人に検討してほしい腕時計です。
丸みを帯びたケースのフォルムが絶妙に腕にフィット
ロングアイランドの「902」は、小さすぎず大きすぎないちょうどいいサイズ感です。レディースのなかでは、中間のケースサイズをもつモデル。フランクミュラーとすぐに認識できる伸びやかなインデックス、クラシカルな針、光の陰影を演出するギョーシェ彫りの文字盤にうっとりさせられます。
18Kローズゴールドのやわらかな輝きが、優美な印象を与える腕時計。どこか余裕を感じさせ、できる女性の手元にふさわしいアイテムです。
メンズも発売されておりペアウォッチも楽しめる
シャネルが2000年に発表した、高耐性ホワイトセラミックを使用したスポーツウォッチ「J12」。200m防水機能を備えた機能性の高さはもちろん、ホワイトシェルの文字盤には8粒のダイヤを配した、ラグジュアリー感あふれる腕時計です。
つややかなセラミックの質感が、都会的でスタイリッシュな印象を与え、普遍的な美しさを醸しだしています。この60万円台のシャネルの腕時計は、頑張った自分へのご褒美にふさわしい逸品です。
レッドゴールドとブラウンの組み合わせがおしゃれ
コンステレーションのアイコニックなデザインは、爪と文字盤の装飾です。こちらはK18レッドゴールド製のケースと、スーパーノヴァ模様がほどこされたブラウンの文字盤が独特のエレガントな雰囲気をかもしだしています。
インデックスに、11個のダイヤモンドを配したゴージャスな腕時計は、スーパーノヴァ模様とあいまってドラマチックな印象を与えてくれます。ブラウン系の装いにぴったり合う腕時計です。
フェミニンな印象を強調するレザーストラップを採用
レベルソ・ワン・コルネドは2016年に発表された復刻版です。レベルソの特徴はケースを反転させ裏返しにできるというもの。ポロの試合中の衝撃に耐えられる腕時計を依頼された歴史があるからです。ケースの上下には、3本のアイコニックなゴドロン装飾をまとっています。
K18ピンクゴールドとステンレススチール製のバイカラーのケースは繊細な印象を与える、クラシカルな腕時計。レザーストラップはジュエリーブレスレットのようで、女性らしさを引きたててくれます。
華やかさと落ち着きをバランスよくミックス
精度とデザインを追求しつづけるグランドセイコーのレディース腕時計。18Kピンクゴールドとブライトチタンのコンビブレスレットは、誰からも愛されるおしゃれなデザインです。
手持ちのアクセサリーやファッションに合わせて、コーディネートしやすいのがポイント。軽量で耐傷性・耐食性にすぐれたブライトチタンを採用しているため、軽やかな着用感を楽しめます。
ディオール『VIII Montaigne モンテーニュ(CD152510M001)』
ダイヤを配したふたつのリングが手元に輝きをそえる
1946年、パリ・モンテニュー通り30番地に誕生したブランド、ディオール。メゾン発祥の地、モンテーニュ通りにちなんだ腕時計です。ダイヤをあしらったブルーの文字盤とベゼルが、上品な印象を与えます。
控えめなインデックスを採用しているので、夜はジュエリー感覚で着用できるのがポイント。ブレスレットには、ユニークなピラミッド型のリンクを採用。光を反射してきらきらと輝き、手元を引きたててくれます。
帝国時代の紋章が持つ威厳を現代的な感覚で体現
1992年に発表された「インペリアーレ」。皇帝という意味の名前にふさわしい気品と風格を感じさせるデザインが魅力です。シルバー文字盤の中央にはホワイトシェル素材を使用し、4つのローマ数字が文字盤のデザインに調和するように配されています。
ハスの花を彷彿させるリューズにはアメシストをあしらい、さらに高貴さを演出。ビジネスシーンで堂々とした風格や存在感を演出したい人にぴったりです。
丸いフォルムに青いカボションを内包したデザイン
フランケダイアルに11個のブリリアントカットダイヤモンドをインデックスに配したカルティエの腕時計。ふくらみを帯びたケースのフォルムが、バロンの名前のとおり風船のようです。
深いブルーのリューズ、ブルースティール製剣型針が洗練されたデザインにアクセントを添えています。男女問わず人気の腕時計は、パートナー同士のペアづかいにもぴったりです。
コロンとした小ぶりなフォルムがかわいらしい腕時計
フランスの5大ハイジュエラーのひとつ、ブシュロンからフェミニンな腕時計を紹介しましょう。1950年代の女性らしさを体現した小ぶりなケース、サテンストラップにつながるラグに、装飾性の高い細工とダイヤモンドを配しています。
アンティークなテイストを好む人は必見の腕時計。甘さと華やぎのあるこの腕時計は、エレガントな所作を身につけた大人の女性にぴったりです。
美しいダイヤモンドを配したラグジュアリーウォッチ
ブルガリを代表するコレクション、ブルガリブルガリ。男性からも女性からも人気の高いコレクションです。文字盤にはホワイトシェルを使用し、光の角度によって変化する様子を楽しめます。
ベゼルとインデックスにダイヤを配した贅沢な腕時計は、プライドを持って責任を遂行する女性にぴったり。リューズにはピンクトルマリンがついており、シルバーを基調としたデザインにアクセントを添えています。
「60万円台腕時計」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 60万円台腕時計の売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでの60万円台腕時計の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
60万円台の腕時計の選び方
60万円台の腕時計の選び方もチェックしていきましょう。スタイリスト・高橋禎美さんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりの60万円台の腕時計を選ぶために参考にしてみてくださいね。
あこがれのブランドから選ぶ
ここでは、60万円台で購入できる腕時計のブランドをいくつかご紹介します。いずれも、モノづくりにこだわりのある時計メーカーばかりです。それぞれのブランドの特徴やシリーズをみていきましょう。
OMEGA(オメガ)
幅広い世代から支持を集めるスイス時計のオメガ。精度テストを受けた「マスタークロノメーター」を導入するなど、品質の高さを追求する姿勢にはゆるぎがありません。代表的なコレクションは、「スピードマスター」「シーマスター」「デ・ヴィル」「コンステレーション」の4つ。
スピードマスターやシーマスターはスーツにもカジュアルにも使えます。フォーマルな装いにふさわしいデ・ヴィル、ゴールドの星の下に台形の日付表示が配された華やかなコンステレーションにも注目しましょう。
PIAGET(ピアジェ)
1874年にスイス、ジュラ渓谷のラ・コート・オ・フェで誕生したピアジェ。1957年に薄型ムーブメントを発表、1959年にはハイジュエリーのアトリエを創設しました。
そのためピアジェはハイジュエリー製作とウォッチメイキング両方の技術で秀でたブランドです。ピアジェの定番モデルといえば、薄型の「アルティプラノ」。また普及モデルとして「ポロ」と「ポセション」が挙げられます。
Chopard(ショパール )
ショパールの腕時計には「ハッピーダイヤモンド」に代表されるジュエリーウォッチのイメージが強いかもしれません。スイス連邦射撃祭やスイス鉄道時計に提供したり、ロシア皇帝ニコライ2世を顧客にもったりと、輝かしい歴史があるブランドです。
60万円台でメンズ腕時計を購入する場合、「スポーツライン(クラシック レーシング)」がいいでしょう。なかでも「ミッレミリア」がフラッグモデルです。
IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)
時計づくりの盛んなスイスのフランス語圏ではなく、ドイツ語圏のシャフハウゼンでアメリカ人が創業したブランド、IWC。ユニークな創業の歴史をもつIWCは、「パイロット・ウォッチ」、「ポルトギーゼ」、「インヂュニア」、「アクアタイマー」、「ダ・ヴィンチ」、「ポートフィノ」というコレクションを展開しています。
精巧なエンジニアリングはもちろん、時代に左右されない個性豊かな上品なデザインが特徴です。環境に配慮して素材が調達されている点も見逃せません。
EBEL(エベル)
1911年に時計製造の聖地、ラ・ショー・ド・フォンにて創業したエベル。「時の建築家」を標榜し、機能美に満ちた実用的でエレガントな時計作りで知られています。1977年、「スポーツクラシック」を発表。
六角形のケースからブレスレットへとつづく、美しい「波状」ラインは、エベルの象徴的なデザインです。この六角形ケースと一体化したウェーブ状ブレスレットと、ケースの丸型ビスは今でも引き継がれています。
HUBLOT(ウブロ)
腕時計の世界では、勢いのある新興勢力として注目されているウブロ。「ウブロ(HUBLOT)」とはフランス語で「舷窓(船の小さな窓)」の意味です。舷窓のようにビス留めされたベゼルは、遠目にもウブロと判別できるアイコン的なデザイン。
マニッシュで迫力のあるルックスは世界中で注目を集めています。なかには、ビジネスシーンでも使いやすいエレガントなモデル、「クラシックフュージョン」もあるのでチェックしてみましょう。
CAMPANOLA(カンパノラ)
日本を代表するシチズンが手がける、匠の技が光るブランド「カンパノラ」。スイスのラ・ジュー・ペレ社の機械式ムーブメントが特徴です。ひとつひとつ部品を職人が組み上げたムーブメントには、波のような装飾模様コート・ド・ジュネーブとロゴが刻みこまれています。
熟練の職人技から生まれた優美な曲線と光沢をもつケースは、はじめて腕に装着してもしっくりとフィット。一日に少量しかできないクラフトマンシップを堪能できるブランドです。
ROLEX(ロレックス)
1905年創業のスイス時計ブランド、ロレックス。世界ではじめて防水腕時計や自動巻きムーブメント、さらにカレンダー機能などを開発。腕時計の実用性を飛躍的に高めたことで知られています。
日本だけでなく世界的に知名度の高いブランドです。ロレックスの礎ともいえるモデルが「オイスターパーペチュアル」。男女兼用できるシンプルで堅牢なデザインが魅力です。
GIRARD PERREGAUX(ジラール・ペルゴ )
創立は1791年までさかのぼる、200年以上の歴史をもつスイスのマニュファクチュール。自社内で時計部品を開発、製造しているのが特徴です。外見の美しさはもちろん、ケースのなかに隠れてしまう部品にもこだわり完成までに何カ月も費やされています。
ムーブメント関連の部品の開発・機械加工には革新的な技術を採用しつつ、装飾・組立て・調整は熟練したクラフトマンの手によるもの。なかでも「1966」は初代の懐中時計を彷彿させるデザインを踏襲した、ジラール・ペルゴの代表的なシリーズです。
FRANCK MULLER(フランク・ミュラー)
30本以上もの世界初複雑腕時計や、数多くの新案特許を発表しつづけているフランク・ミュラーによるブランド。1992年に創立され、歴史は浅いもののすぐれた美的感覚と高い技術力で人気のブランドです。
「トノウ カーベックス」は、フランク ミュラーが自ら創作した時計ケースを使用した代表的なコレクション。2000年に発表された「ロングアイランド」は「トノウ カーベックス」に匹敵する人気コレクションです。
BVLGARI(ブルガリ)
1884年、ローマでハイジュエラーとしてスタートしたブルガリ。現在では、ブルガリは自社でムーブメントの開発・製造できるマニュファクチュールへと進化を遂げており、一流の時計メーカーとして世界から注目される存在に。
ブルガリの腕時計は、若い世代にも受けるスポーツウォッチの世界でも独自の存在感を示しています。代表的なシリーズは、「スクーバ」「GMT」「タキメトリッククロノグラフ」などを展開するディアゴノです。
PANERAI(パネライ)
イタリア・フィレンツェに構えた時計店がパネライの原点です。第2次世界大戦前には、イタリア海軍の第1潜水隊特殊部隊工作員のために時計を製作して以来、長く軍事機密を扱っていました。そのため機能美と無骨さをもつパネライは、ミリタリーファンをはじめ男性ファンの多いブランドです。
シリーズ構成もシンプルで、基本は「ラジオミール」「ルミノール」の2種類。「ロックレバー式リューズプロテクタ―」が搭載されたシリーズがルミノール、ないものがラジオミールです。
BREITLING(ブライトリング)
機械式クロノグラフの腕時計ブランドとして人気のあるブライトリング。ブライトリングの腕時計はすべて、厳しいスイスのクロノメーター認定を受けていることから、その精度の高さで知られています。
視認性・耐久性・防水性にすぐれ、腕に装備する美しい計器として多くのパイロットに選ばれているのは、このブライトリングの腕時計です。過酷なミッションのパートナーを探している人に、ブライトリングはふさわしいブランドといえるでしょう。
BOUCHERON (ブシュロン)
パリ5大ジュエラーのひとつ、ブシュロンは1858年創業のハイジュエラーです。ブシュロンの哲学は「私はよろこびの時だけを刻む」。メゾンがはじめて手がけた腕時計は、1947年に誕生した「リフレ」です。
「愛の讃歌」のヒットを祈念して、エディット・ピアフは「リフレ」ウォッチを購入したエピソードも。ブシュロンはすぐれた彫金技術で知られ、職人の緻密な手作業による細工は、ジュエリーや腕時計をいっそう輝かせます。
生涯身につけたい相棒を憧れのハイブランドから選ぶ スタイリストがアドバイス
60万円代ならば、憧れのブランドの腕時計を手に入れることもできます。大別するとムーブメントや時刻調整などの機能や精巧な技術を誇る時計製造メーカーのブランドと、精密な彫金技術を誇り美しさを兼ね備える宝飾ブランドがあります。
ブランドのもつ伝統や背景、ストーリーも含めて人々の羨望を集めています。必要とする機能性をチェックして、自分の気分が高揚するブランドから選ぶとよいでしょう。
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ここでは、日本を代表するセイコーやシチズンほか、海外のメゾンが手がける60万円台で購入できる腕時計を紹介しました。ブランドの歴史や代表的なコレクションも解説したので、腕時計を検索する際に役立ててください。
60万円台の予算を組むと、クラフトマンが手作業でつくりあげた機械式時計やハイジュエラーによるジュエリーウォッチも手が届きます。ワンランク上の腕時計を手元につけると、自信が高まりビジネスシーンで飛躍できるかもしれません。実用性の高いラグジュアリーな腕時計をつけて、生活に彩りをそえましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。