ペット用バスタブの選び方 愛犬や愛猫のお風呂に!
ペット専門エディター&ライターの井手綾子さんに取材のもと、ペットバスタブ(ドッグバス)の選び方を紹介します。購入前に、ポイントを押さえておきましょう。ポイントは下記。
【1】バスタブを使用する場所で選ぶ
【2】バスタブの高さで選ぶ
【3】そのほかの機能面にも着目
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】バスタブを使用する場所で選ぶ
ペット用バスタブを選ぶときは、ペットをどこでお風呂に入れるのかを考えて選びましょう。
【屋内】お風呂場で使うならコンパクトなものを
お風呂場でペットをシャンプーするときは、コンパクトなバスタブが便利です。軽いプラスチック製のものや、使わないときは折りたたんで収納できるものであれば、お風呂場にも持っていきやすく、シャンプー後の片づけもらくにできるでしょう。
さまざまなサイズが売られているので、ペットの体格に合った商品を選んでください。
【屋外】庭で使うなら据え置き型のバスタブを
大型犬や中型犬を庭で飼っている人にぴったりなのが、据え置き型のバスタブです。散歩から帰ってきたあとや、ペットの体が汚れてしまったときなど、かんたんにシャンプーしてあげられます。
庭でシャンプーするときも、お風呂場で使うようなコンパクトなバスタブが使えますが、据え置き型のバスタブであればバスタブを片づける手間がかからないのも魅力です。
【2】バスタブの高さで選ぶ
ペット用のバスタブを選ぶときは、バスタブのふちの高さと、床からの高さにも注目してみましょう。
高さがあるバスタブはペットが飛び出しにくい
ふちが高くなっているバスタブは、シャンプー中にペットが飛び出しにくいです。とくに、シャンプーが苦手なペットの場合、高さのないバスタブだとかんたんに脱走してしまいます。落ち着いてしっかりシャンプーするためにも、ある程度高さがあるバスタブを選びましょう。
高さのあるバスタブは、シャンプー中に飼い主さんに水がかかりにくいというメリットもあります。
床から高さがあるバスタブは犬が暴れにくい
シャンプー中にペットが暴れるときは、床から高さがあるバスタブを利用してみましょう。とくに犬の場合は、高くて狭いところが苦手な子が多いとされています。トリミング台やシャンプー台もこの性質を利用しており、高い場所に乗せるとおとなしくなることも。
ただし活発な犬で、高いところで興奮する・暴れるというときには床からの距離のないバスタブを使うなど、犬の性格に合わせて使い分けてください。また、高さがあるバスタブは床に直接置くバスタブよりも、体をかがめずに洗えるため飼い主さんの腰には負担がかかりにくいというメリットもあります。
【3】そのほかの機能面にも着目
ひと口にペット用バスタブといっても、その機能はさまざまです。ペット用バスタブを選ぶときは、バスタブの機能にも注目してみましょう。
フックつきはシャワーが固定できて便利
シャワー固定用のフックがついているものは、片手でシャワーを持っている必要がなく、自由になった両手でしっかりシャンプーできます。とくに、毎回ひとりでペットをシャンプーしている飼い主さんに便利な機能です。
フック部分にはシャワーだけでなくドライヤーも固定できるので、ペットの体を両手で拭きながら、毛の根元まですばやく乾かせます。
底面にすべり止め加工があるとシャンプーしやすい
バスタブの底面が滑りにくくなっているかどうかも大切なポイントです。すべりやすいバスタブは洗いにくいだけでなく、ペットがバスタブのなかで滑ってしまい、思わぬ事故につながるおそれもあります。
ペット用バスタブを選ぶときは、底面にすべり止めの加工が施されたものや、バスタブそのものがすべりにくい素材でできているものを選ぶとよいでしょう。
水抜き栓があるものはあと片づけがしやすい
水を入れたペット用バスタブは、見た目以上に重たくなります。手で持って水を捨てに行くのもひと苦労です。ペット用のバスタブを選ぶときは、底面に水抜き栓がついているものを選ぶと、らくにあと片づけできます。
メッシュトレー付きなら抜け毛もキャッチ!
ペットの抜け毛が気になるときは、抜け毛をキャッチするトレーがついているものを選ぶとよいでしょう。水といっしょに抜け毛が流れないので、排水溝がペットの抜け毛で詰まるトラブルを回避できます。
やんちゃなペットにはフックつきのものを
シャンプーが苦手で暴れてしまったり、逆にシャンプーが大好きではしゃいで手がつけられなくなってしまうペットには、リードが固定できるフックつきのバスタブを選びましょう。リードをフックにひっかけておけば、ペットが脱走するのを防げます。
ペットがおとなしくシャンプーさせてくれないときは、別売りのリードや固定器具なども利用してみるとよいでしょう。
ペット用バスタブのおすすめ11選 ペット専門家と編集部が厳選!
ここからは、ペットバスタブ(ドッグバス)のおすすめを紹介します。自宅で定期的にシャンプーして、ペットの体を清潔にたもちましょう!
折りたたみタイプ
折りたためるから収納場所に困らない!
プールとしても使える折りたたみ式のバスタブです。折りたためば収納場所に困らず、わずか850gと軽いのでらくに持ち運べます。ひっかきに強い素材を使っているため、薄くても丈夫なのがポイント。
ふちにはリードをひっかけておけるカラビナがあるので、やんちゃなペットもシャンプーしやすいです。止水栓は横についており、外側からかんたんに操作できる点も魅力。
使わないときはコンパクトに収納!
使わないときは、折りたたんでしまっておけるソフトタブです。やわらかい素材でできています。底面にはすべり止めがついているので、浴室などで使ってもバスタブが動きにくいです。
底には水抜き栓があり、満水まで水を入れてもらくに排水できます。コンパクトに収納できるペット用バスタブを探している人にぴったりです。
壁にかけて収納できる折りたたみバスケット
小さな犬や猫をシャンプーするのにちょうどよい大きさのバスケットです。やわらかい素材でできていて、使わないときは折りたたんでしまっておけます。横にはフック穴があるので、ヒモをとおせば壁にかけて収納できるのもポイント。
底には水抜き栓がついており、らくに排水できます。ペット用バスタブの収納場所に困っている飼い主さんは、ぜひチェックしてみてください。
据え置きタイプ
小型犬専用のリッチェル『ペットバス』は、深めのバスで背中まで洗えるだけでなく、小物を置けるトレーなどもついていて便利です。

体高が高いペットも洗いやすい深さ
体重3〜8kgの犬・猫にぴったりのペット用バスタブです。ふちがゆるやかにカーブしているので手を差し込みやすく、洗いやすいのがポイント。高さが22cmと深めで、体高のあるペットもしっかりシャンプーできます。
浅いバスタブでは脱走してしまうペットや、しっかりお湯に浸かれないペットにぴったりではないでしょうか。
本格的にシャンプーしたいという人には、サロン仕様のシャワープランニング『ペット用シャワーバスタブ(小)』を。目線を合わせながらシャンプーできます。

サロン仕様のペットバス
給水・給湯・排水管とつなぐだけでかんたんに設置できる、サロン仕様のペットバスです。高さがあるので、立ったままらくな姿勢でペットをシャンプーできます。小さな犬や猫がゆったり入れる広さも魅力です。
バスタブには、リードを引っかけておけるフックもついています。付属のシャワーヘッドも大きく、手早くシャンプーしてあげられるのもポイントです。
省スペースなコンパクトバスタブ
お風呂場など限られたスペースでペットをシャンプーしたい飼い主さんにぴったりのコンパクトなバスタブです。本体底面にシボ加工が施されているので、シャンプー中もペットが滑りにくいのがポイント。シャワーやドライヤーを固定するフックもついており、両手が自由に動かせるのも便利です。
本体のふち部分には抜け毛をキャッチするスリットが入っているので、事前に抜け毛を取り除く必要がなく、らくに水が捨てられます。
なめらかな陶器の質感がラグジュアリー
高級感のある陶製のバスタブです。ジャバラ式の排水ホースが付属しています。
底にある排水栓はフタを押すことで開閉するので、ワンタッチで排水できるのもポイント。陶製なのでしっかりとした重さがあり、ペットがバスタブのなかで動いても倒れにくいです。小さな犬や猫の飼い主さんは、ぜひチェックしてみてください。
大きなシャワーで手早く洗える!
シャンプーな苦手なペットも、大きなシャワーで手早く洗えるサロン仕様のバスタブです。建物の給水・給湯・排水管と接続するだけで、かんたんに設置できます。
高さがあるバスタブなので、飼い主さんが立ったままペットをシャンプーできるのもポイント。かがむ必要がないので、服が濡れたり、腰が疲れたりする心配がありません。
アイリスオーヤマ『ペット用バスタブ』は、使いやすく人気のバスタブ。深さがありペットを覆うような形で、ゆとりを持って洗えます。

水しぶきが飛び散りにくいフードつき!
水しぶきがかかるのを防ぐフードがついたバスタブです。底面にはすべり止めのシボ加工が施されており、シャンプー中も滑りにくいのがポイント。角度が調節できるフックには、シャワーやドライヤーが固定できます。
本体についている水抜き栓の下にはメッシュトレーがついていて、抜け毛がそのまま流れていきません。また、フードの片側には、シャンプーボトルやブラシを置くための棚がついているのも便利です。
らくな姿勢でシャンプーができるバスタブ
軽くて持ち運び・収納がしやすい簡易バスタブです。足がついているので床から高さがあり、腰をかがめずに立ったままペットをシャンプーできます。
バスタブのふちにはリードを掛けておけるフックがついているので、ペットが飛び出しにくいのもポイント。排水ホースがついており、わざわざ水を捨てにいかなくても自動的に水が排水されます。
シャワーヘッドとシャンプーを入れておけるポケットも付属しています。
猫足がついたエレガントなバスタブ
底に排水栓がついた猫足のバスタブです。塩ビ製の排水ジャバラパイプが付属しています。
32kgと重さがあるので、ペットが暴れても倒れにくく、安定感がある作りです。幅80cmと大きめなので、体が大きなペットもゆったり入れます。
バスタブのデザインにもこだわりたい飼い主さんは、ぜひチェックしてみてください。
「ペット用バスタブ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ペット用バスタブの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのペット用バスタブの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ペット専門家がアドバイス
2週間~1カ月に一度の頻度でシャンプーを
犬や猫の肌は約3週間でターンオーバーしています。猫はある程度自分で毛をなめて汚れを落としますが、犬は3週間に1回のシャンプーがベスト。難しいときは1カ月に1回が目安です。
猫は汚れたときだけ洗ってあげましょう。人のお風呂で洗う飼い主さまも多いようですが、ペット用バスタブを使ったほうがペットがお風呂内を歩き回ったりすることなく、無理なくきれいに洗うことができます。
そのほかのお風呂グッズのおすすめはこちら 関連記事
犬用シャンプーやドライヤーなど、そのほかのお風呂グッズ・便利グッズのおすすめはこちらで紹介しています。
ペット用のバスタブはひとつ持っておくと便利
ペットを家族の一員に迎えたら、キャリーやケージなどのほかにペット用のバスタブもひとつ購入しておくと便利です。
ペット用のバスタブを使えば、毎度トリミングサロンに行かなくても自宅で手軽にシャンプーしてあげられます。自宅でこまめにシャンプーをして、ペットの体をいつも清潔にたもってあげましょう。
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