クラリネットケースの選び方

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ここからは、クラリネットケースの選び方をチェックしていきましょう。あわせて、楽器のプロ・山野辺祥子さんからのアドバイスもご紹介します。
取っ手やショルダーの有無を確認 ケースカバーつきがベスト
クラリネットは使わないとき、お手入れをしてから分解して本体ケースにしまいます。本体ケースをしっかり守れるケースカバーがついているものを選びましょう。ケースカバーが、水濡れや汚れから守ってくれますよ。
さらに、取っ手やショルダー、バックパックストラップなどがついているかどうかもチェック。コンクールやレッスンなどでの持ち運びに便利です。
移動手段によって形や材質を選ぶ 電車? 車?
クラリネットケースを持ち運ぶときの移動手段は、人によってさまざま。移動手段に合ったケースを選ぶと、持ち運びがらくになります。
「電車」や「徒歩移動」なら軽量やリュックタイプ
電車や徒歩、自転車など自力でクラリネットケースを運ぶときは、重いものでは持ち上げるだけで一苦労です。
できるだけ軽量素材のものを選びましょう。軽さと丈夫さのバランスの取れている、セミハードタイプのクラリネットケースが向いています。
また、手提げやショルダーとして持てるものだけでなく、リュックサックタイプのクラリネットケースもあります。両手が空くので移動時に便利。重さも分散されるため、負担がかかりにくいのもポイントです。
「車移動」ならハードケースも選択肢に
ふだん車での移動がメイン、または自宅で保管するときに使うなど、自力でクラリネットを持ち運ばない場合はハードタイプのケースも選択肢に入ります。
ハードケースは堅牢な材質で作られている分、重量がありますが、耐久性が高くなっています。
外部の衝撃からも大切なクラリネットを守ってくれますので、持ち運びの手間がないならハードケースも視野に入れてみましょう。
ケースに入れるものに合わせて選ぶ 本体だけ? ほかにも入れる?
クラリネットケースはほかにもなにか入れる場合と、本体だけを入れる場合でケースのサイズも異なってきます。収納力とサイズどちらを重視するかで選びましょう。
譜面やお手入れ用品などを入れられる大容量サイズ
外でクラリネットを演奏する際、譜面や譜面立て、お手入れのためのツール、リードやチューナーなども使用します。
あらかじめ使用する道具やツールをひとまとめにして持ち運びたいときには、収納力のあるクラリネットケースを選びましょう。
楽譜が入るスペースや、小物を収納できるポケットがついているものなどが選択肢になります。
分解してコンパクトにまとめられるサイズ
クラリネットケースのなかには、分解したクラリネットのみを入れるスペースしかないものもあります。
こちらはとてもコンパクトにまとめられるので、ほかのツールと一緒に別のバッグに入れたい、というときにも使用できます。
部活などで、使用する道具があらかじめ出先に置いてある場合も、かばんのなかに収められるコンパクトなクラリネットケースが向いています。
防水、撥水性能もチェック
クラリネットケースのうえに飲み物をこぼしたり、屋外で急な雨に見舞われたりすることがあります。
ハードケースの場合は問題ありませんが、ソフトケースやセミハードケースの場合は、撥水加工や防水加工がほどこされているものを選ぶとよいでしょう。
また、撥水加工のものは水濡れだけでなく汚れもはじく特徴もあります。汚れがついたらさっと拭くだけなので、お手入れもかんたんにできるメリットもあります。
移動手段や使用するシチュエーションに合わせて選ぼう 楽器のプロがアドバイス
クラリネットを分解し、クリーニングアクセサリーなどとともに保管できる、クラリネットケース。選ぶ際は、移動手段はなにが多いのか、レッスンや合奏、自宅保管用など使用目的によって決めることが大切です。
譜面が入るタイプやリード、クリーニングスワブ、ストラップなどが入るタイプも便利でしょう。おろさずに必要なものをサッと取り出せるリュックタイプもいいです。
クラリネットケースおすすめ12選! サイズや材質、収納で厳選
ここからは、クラリネットケースのおすすめ商品をご紹介します。
水濡れに強いケース
雨の多い日本の演奏者のことを考えて作られたリュックサックタイプのクラリネットケースです。素材には撥水性能の高いウォータープルーフクロスを採用。ファスナーもウォータープルーフ仕様のため、ファスナー部分からの水漏れも防ぎます。
楽器を入れられる専用スペースのほか、アクセサリーも入る収納スペースも広く取られています。クラリネットのほか、オーボエやフルート、ピッコロケースとしても使用できます。
スリムなのに収納力がいい
内部はソフトベルベットで裏打ちされた成形形状になっていて、収納したクラリネットにぴったりフィットするのが特徴。キズや汚れ、がたつきからクラリネットを守ります。内部を成形形状にすることで、全体的にスリムなフォルムになっています。フロント部分にはマチのついたファスナー式のポケットがついているので、アクセサリーなどを収納可能です。
コンパクトにまとめられながら、収納力が高いのが魅力。肩当てのついたショルダーストラップも付属しています。
MARCUS BONNA CASES(マーカス・ボナ)『2 Clarinets Case』
コンパクトにまとめられるケース
耐久性が高くキズがつきにくいABSプラスチックを材質に採用した、プロテック製のクラリネットケースです。クラリネットを分解してコンパクトにまとめられます。ハンドルを持って運ぶほか、持ち運びに便利なショルダーストラップもついています。
内部はやわらかいモールドを使用しているので、分解したクラリネットをやさしくフィットさせて収納可能です。持ち運んでいるときにがたつきません。
フロントポケットは取り外し可能
高級感あふれるマットなブルーのカラーが印象的なクラリネットケースです。ABS樹脂を使用し、耐久性の高さと軽さを両立させています。フロントポケットはネジ留め式で取り外しが可能。別売りでバックポケットも拡張できるので、一緒に持ち運びたいツールや譜面などに応じて、自分で収納スペースをカスタマイズできます。
アルミニウム亜鉛製のハンドルにはリフレクター、すべり止めつきのリュックストラップなど、使いやすい工夫も豊富です。
「クラリネットケース」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする クラリネットケースの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのクラリネットケースの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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クラリネットケースは保管にも持ち運びにも便利
楽器のプロ・山野辺祥子さんへの取材をもとに、クラリネットケースの選び方とおすすめ12商品を紹介しました。
移動手段や一緒に持ち運びしたいものの有無でクラリネットケースを選ぶと、移動や持ち運びにも便利に使用できます。
機能性はもちろん、クラリネットケースはデザインやカラーもいろいろあります。使い勝手と見た目の気に入ったクラリネットケースが見つかれば、もっとクラリネットの演奏も楽しめるようになるでしょう。
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武蔵野音楽大学出身。卒業後某大手楽器メーカーの法人部に入社。 音楽教室の運営や講師指導のサポート、店舗接客、楽器セッティングなどを担当するイベントクルーとして全国を飛び回る。また、出版部に在勤中は楽譜校正、楽譜情報誌編集の経験も。 現在はピアノ講師のかたわらフリーランスライター、校正者として活動中。プライベートでは3児の母。