おすすめ商品の比較一覧表
デジタル顕微鏡の選び方 用途や給電方式、機能も
デジタル顕微鏡を選ぶ際は、観察対象を明確にするのが重要。自分がなにを観察したいのかによって、タイプや適応する倍率なども異なってきます。そのほか付随する機能などもチェックしてほしいポイントですので、以下にご紹介します。ポイントは下記の3つ。
【1】用途に応じたタイプ
【2】給電方式もチェック
【3】必要なスペックやあると便利な機能も事前に確認
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】用途に応じたタイプを選ぶ
デジタル顕微鏡のタイプは、おもにふたつ。ディスプレイが付いていない「セパレート型」と、レンズと一緒になっている「一体型」に分かれます。それぞれの特徴を知り、自分の使用用途に合ったものを選んでくださいね。
別ディスプレイ+レンズの「セパレート型」
顕微鏡本体とディスプレイが分けられているのがセパレート型です。コードを用いて本体を接続し、スマホやパソコンのディスプレイで画面を映し出します。
デスクトップタイプと携帯に便利なハンディタイプがありますが、どちらも基本的な性能と操作性が高い傾向にあるので、専門的な研究などで使われています。
レンズとディスプレイがひとつになった「一体型」
レンズとディスプレイがひとつになっている一体型は、別でディスプレイを用意する必要がないので、屋内・屋外問わずその場で使用できるのが魅力です。セパレート型に比べると機能はシンプルになる傾向があるので初心者に向いています。野外観察や学習目的で活躍できるでしょう。
【2】給電方式もチェック
デジタル顕微鏡の給電方式はおもに2種類。自分がどちらのほうが利用しやすいかを考えて選びましょう。
パソコンにもつなげて便利「USB給電式」
パソコンなどから給電できるUSB給電式タイプ。セパレート型に採用されていることが多く、接続している限りバッテリーの充電がなくなる心配もありません。おもに屋内で使う方や、時間を気にせず長時間使いたい方に適しています。
コード不要で持ち歩きやすい「バッテリー式」
乾電池や充電池などをセットして動かすバッテリー式は、場所を選ばず使用することができます。余計なコードも不要なので、作業性がアップするのも特徴。持ち運ぶ際は充分な量の乾電池を用意することと、充電池の場合は充電時間や持続作業時間も忘れずチェックしておきましょう。
【3】必要なスペックやあると便利な機能も事前に確認を
デジタル顕微鏡でより正確に観察・研究をおこなうためには、商品のスペックや、あると便利な機能に注目することがカギとなります。重要な機能やスペックをまとめたので、購入前にチェックしておきましょう。
観察するものにあわせたレンズの倍率を
デジタル顕微鏡の倍率を決めるときは、自分が観察したいものに合った倍率を選びましょう。趣味の範囲での観察なら倍率50倍ほどでも充分です。一方で、プランクトンなどの微生物の観察には100倍以上、染色体や細胞の構造を調べたい場合は400倍以上が必要となります。
より鮮明さを求めるなら画素数も確認
デジタル顕微鏡はその種類によって画素数もさまざまです。より鮮明に映し出される美しい画像を求めるなら、画素数の高い商品がいいでしょう。
ただし、画素数が高ければ高いほど値段もそれに比例して上がりますので、自分の予算と照らし合わせてチョイスしましょう。
資料作成や考察に役立つ撮影機能つき
映した画像を研究資料などで使用するために画像で残したい場合は、撮影機能が付いているといいでしょう。USBケーブルでパソコンと繋いで保存できるものもあり、静止画だけでなく動画を残せる商品もあります。学習発表やプレゼンにも活躍してくれるでしょう。
また、SDカードなどに直接保存できるタイプであれば、より活用の幅が広がります。顕微鏡を選ぶ際にはぜひチェックしてみましょう。
手間いらず! ピントの自動補正機能つき
画像のピントを自動で調整してくれるデジタル顕微鏡も存在します。この機能があれば、観察ごとに自分でピントや倍率などを調整する手間がなくなり、より観察に集中しやすくなるでしょう。補正方法を自動と手動で切り替えられるものなら、自動補正でうまく合わなくても調整ができて便利です。
用途に合わせて機能を選ぶ IT・サイエンスライターによるアドバイス
IT・サイエンスライター
子ども向けや趣味として使うのであれば、スマホで写真を撮影、保存できるものを選ぶと気軽に使えます。一方で、業務として使うのであれば、情報を集約できるパソコンと連携できるものを選ぶと、仕事で扱いやすくなります。
デジタル顕微鏡おすすめ12選 お手頃から本格派まで
ここまでご紹介した選び方のポイントをふまえて、IT・サイエンスライターと編集部が選んだ、デジタル顕微鏡のおすすめ商品をご紹介していきます! 自由研究にも使えるお手ごろ価格のアイテムから本格的なものまで、さまざまなタイプの商品をピックアップしているので、自分に合ったものを探してみてくださいね。
IT・サイエンスライター
サンワサプライ『デジタル顕微鏡(400-CAM052)』なら、動画もmicroSDに保存できます。光学顕微鏡のようにステージを上下できるので、小さい子どもも実験をしている気分になって楽しめます。

IT・サイエンスライター
ケンコー・トキナー『Do・Nature STV-120M WSA』は、双眼鏡や天体望遠鏡、カメラレンズなどで有名なケンコー・トキナー社の製品。ポケットに入るサイズなので、まずは手軽にスマートフォンでミクロな世界の写真を撮りたい方におすすめです。

IT・サイエンスライター
3Rソリューション『携帯式デジタル顕微鏡ViewTer(3R-VIEWTER-500UV)』は、モニターにスケールが表示されるので、簡易的ですがサイズを測ることもできます。印刷物の確認など、業務で使うことを考えている方は検討する価値ありです。

通販サイトの最新人気ランキングを参考にする デジタル顕微鏡の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのデジタル顕微鏡の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
デジタル顕微鏡に関連する記事をご紹介
まとめ
この記事では、デジタル顕微鏡のおすすめ12選をご紹介しました。最後に選び方のポイントをおさらいです。
用途に応じてセパレート型・一体型から選びましょう。はじめての方には一体型がおすすめです。また、レンズの倍率や画素数も確認しておきましょう。
ご紹介した内容を参考にして、あなたにピッタリのデジタル顕微鏡をみつけてくださいね!
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
パソコンやインターネットサービスを初心者向けに解説する書籍や記事を執筆。他にもサイエンス一般について雑誌やニュースサイトで執筆。 著書に『おもしろ遺伝子の氏名と使命』(オーム社)、『遺伝子「超」入門』(パンダ・パブリッシング)、編集協力に『池上彰が聞いてわかった生命のしくみ 東工大で生命科学を学ぶ』(朝日新聞出版)、『ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか』(高橋祥子著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。また、腸内細菌検査サービス「マイキンソー」のオウンドメディア「Mykinsoラボ」の編集長も務める。