テニスシューズを選ぶポイント 初心者さんも要チェック!
まずは、テニスシューズの選び方をみていきましょう。オールコートやオムニコートなど、プレーするコートやシューズメーカーなど、チェックすべきポイントを押さえて自分にぴったりのテニスシューズを見つけてくださいね。
コートのタイプで選ぶ
テニスのコートには、砂地のものからハードコート、室内のカーペットコートなど、いくつかの種類があり、それぞれのコートに適したシューズがあります。
【オムニ・クレーコート】すべりにくいシューズ
オムニコートとは、人工芝を使ったコートです。一方、クレーコートとは赤土と粘土、砂のコートです。ともに非常に滑りやすいので、専用の滑りにくいシューズが必要となります。
市営などのテニスコートは、オムニコートもしくはクレーコートであることが多いです。そのため、とくにこだわりがなければオムニ・クレー兼用のシューズをひとつ持っておくといいでしょう。
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【オールコート】足を取られないつくりのもの
オールコートはハードコートとも呼ばれ、摩擦力が高いのが特徴。そのためオールコートでプレーするときは、「オールコート専用」のシューズがいいでしょう。オールコート用のシューズはアウトソールの溝が少なく、摩擦力が高いオールコートでも足を取られることがないよう設計されています。
またクッションが効いているものも多く、ハードコートでのケガ防止にも役立ってくれますよ。
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【カーペットコート】アウトソールの溝がないもの

Photo by Isaac E. Quezada on Unsplash
カーペットコートは、室内テニス場に多いじゅうたんのようなコートです。ハードコートより摩擦力が高く足に引っ掛かりやすいので、カーペットコート用のシューズはアウトソールの溝がないのが特徴。
室内テニス場でテニスレッスンを受けているような人は、このタイプのシューズを1足持っておいてください。
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メーカーで選ぶ
テニスシューズは、さまざまなメーカーが作っています。メーカーごとの特徴を見てみましょう。
「アシックス」は日本人の足に合いやすい
アシックスのテニスシューズは、グリップ力にすぐれ、からだの制動力を重視する方にぴったりです。ソールはやわらかめのものを採用してもおり、安定した身体の制御を実現してくれます。
日本のメーカーで日本人の足型に合わせたシューズも多く、テニスでよくある靴擦れも起こりにくいです。ケガも防止することができるでしょう。
履き心地のよさが人気の「ヨネックス」
ヨネックスのシューズは、履き心地がいいと定評があるシューズですが、それは横幅がゆったりした設計がされているものが多いからです。
足が幅広でいくつかのシューズを試したけれど、どうもしっくりこないという方は一度チェックしてみるといいでしょう。また、パワークッションという衝撃吸収素材の採用で、高いクッション性を実現しています。
「ミズノ」は動きやすく疲れにくい
ハードな動きなテニスだからこそ、疲れにくいことは重要です。おなじみミズノのテニスシューズはミズノウェーブという素材が使われ、ウェーブプレートという構造で維持させることで、クッション性と安定性の両立に成功しています。
動きやすさと疲れにくさを求めているのであれば、ミズノのテニスシューズがおすすめです。
耐久性とファッション性が高い「アディダス」
いろいろなモデルが発売されているアシックスのテニスシューズは、ちょっと重めですが、作りがしっかりしており耐久性が非常に高いのが特徴です。
シャープな作りが特徴で、足幅が狭い人も違和感なく履くことができます。スタイリッシュなデザインも人気で、デザインを重視したいのであればアディダスのテニスシューズがいいでしょう。
激しい運動にもしっかり対応する「ディアドラ」
ディアドラはもともと登山靴から始まっており、さまざまなスポーツ用シューズを開発しています。テニスシューズもアウトソールの構造にこまかい部分にまでこだわって作られており、機能性に定評があります。
急なダッシュなどの激しい運動も難なくこなすことができるでしょう。また、デザインにも人気があることから、機能性とデザイン性の両立したテニスシューズならディアドラがおすすめです。
コスパがいい「プリンス」は初心者にも
プリンスは、コスパの高さと衝撃吸収機能が特徴のテニスシューズメーカーです。とくに「TOUR PRO」シリーズに使われているPスプリングという反発衝撃吸収素材は、衝撃吸収機能と反発機能を持っており、軽快にコートを走り回りたい人にはぴったり。
テニスをこれから楽しみたい初心者から、もっとうまくなりたい上級者まで幅広いプレーヤーが使えるテニスシューズです。
サイズ選びも大切!
テニスは、想像以上に激しく動きます。ダッシュやストップを繰り返すハードなスポーツなので、ケガ防止のためにもテニスシューズのサイズは非常に重要なポイントです。
足の長さだけでなく「足幅」もチェック!
足幅とは、足の一番広いところの幅のサイズですが、シューズ選びにおいては一般的に「ワイズ」で表記される「足囲(足の親指から小指の付け根を通って一周した長さ)」で判断します。「2E」や「3E」という表記を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
「E」の数字が大きいほど、幅広サイズとなります。足の長さだけではなく、ワイズもチェックしてフィットするテニスシューズを選びましょう。
試着の際は試合で履くソックス着用で
フィッティングのときは、試合で使用するソックスを着用して試し履きをし、実際に歩いてみるといいでしょう。また、足のむくみなどを考え、フィッティングは午後から夕方におこなうのがよいです。
このとき、親指や小指に窮屈さを感じないか、かかとはフィットしているかをチェックしてみてくださいね。
シューズのタイプで選ぶ
シューズのタイプには、「ローカット」と「ミッドカット」の2種類があります。その特徴を確認してみましょう。
「ローカットタイプ」は足首が自由に動く
履き口が浅めのローカットは、足首を自由に動かすことができます。動きやすさを重視するならこのタイプがいいでしょう。
重量が軽いことも特徴なので、軽いフットワークで素早い動きをしたい方にぴったりです。一方横の動きは、ミッドカットよりも制限されず足首がむき出しなので、思いきりひねったりするとくじくこともあります。
足首まで覆ってケガを防ぐ「ミッドカットタイプ」
捻挫などのケガを防ぎたいのであれば、ミッドカットのテニスシューズを選ぶといいでしょう。ローカットのテニスシューズより重量感がありますが、深い履き口で、足首までしっかりと覆ってくれます。
靴が脱げにくく、ジャンプや着地、踏み込みのときなどに安定感があるのもポイントです。
テニスシューズ選びのポイントは「親指の付け根」 テニスマイスターがアドバイス
物心がついたときにはラケットを握っていたテニスマイスター
テニスのアイテム選びというとついついラケットに目がいきがちですが、実はラケットと同じくらい大切なのが「シューズ選び」です。4大大会で1試合に走る距離は6~10kmといわれ、しかもそのほとんどがストップ&ゴーのダッシュ状態。足にかかるダメージは相当なものとなります。なかでも負担がかかるのが「親指の付け根部分」。フィッティングの際はこの部分の感触をチェックしてみてください。
【オムニ・クレーコート用】テニスシューズおすすめ6選 アシックスやミズノなど
ここでは、オムニ・クレーコート用のテニスシューズのおすすめ商品をご紹介します。
物心がついたときにはラケットを握っていたテニスマイスター
プレー中に負担がかかるのは足の裏。住友ゴム工業 スリクソンの『PROSPIDER 2 OMNI & CLAY for LADIES』は、その負担を和らげるインソールを2つのタイプから選ぶことができます。

住友ゴム工業 スリクソン『PROSPIDER 2 OMNI & CLAY for LADIES(SRS165L)』
















出典:Amazon
サイズ | 22.0~25.0cm |
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ソールの厚さ | - |
ヒールの高さ | - |
ミズノ『ブレイクショット2 OC(61GB1941)』










出典:Amazon
サイズ | 19.0~30.0cm |
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ソールの厚さ | - |
ヒールの高さ | - |
アシックス『COURT SLIDE OC(1043A001.107)』














出典:Amazon
サイズ | 24.0~30.0cm |
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ソールの厚さ | 1.5cm |
ヒールの高さ | 3.5cm |
ヨネックス『POWER CUSHION FUSIONREV3 MEN GC(SHTF3MGC)』














出典:Amazon
サイズ | 22.0〜29.0cm |
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ソールの厚さ | 2cm |
ヒールの高さ | 3.5cm |
ミズノ『ウエーブエクシード ツアー4 OC(61GB2072)』














出典:Amazon
サイズ | 22.5~30.0cm |
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ソールの厚さ | 2cm |
ヒールの高さ | 3cm |
ヨネックス『POWER CUSHION WIDE135』














出典:Amazon
サイズ | 22.0~29.0cm |
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ソールの厚さ | 2.5cm |
ヒールの高さ | 4.5cm |
【オールコート用】テニスシューズおすすめ6選 アディダスやナイキなど
ここでは、オールコート用のテニスシューズのおすすめ商品をご紹介します。
物心がついたときにはラケットを握っていたテニスマイスター
アディダスの『SOLEMATCH BOUNCE SHOES』は、「バウンス」の名のとおり、すぐれた反発力でクッション性を実現したモデル。足への負担が大きいオールコートでも、プレーヤーをしっかりとサポートしてくれます。

アディダス『SOLEMATCH BOUNCE SHOES(EF2440)』














出典:Amazon
サイズ | 25.0~32cm |
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ソールの厚さ | 2cm |
ヒールの高さ | 3.5cm |
プリンス『DPS814』














出典:Amazon
サイズ | 23.0~27.5cm |
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ソールの厚さ | 2cm |
ヒールの高さ | 4.5cm |
ナイキ『エア ズーム プレステージ HC(AA8024-450)』
















出典:Amazon
サイズ | 23.0~25.0cm |
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ソールの厚さ | - |
ヒールの高さ | - |
アシックス『COURT SPEED FF L.E.(1041A155.700)』














出典:Amazon
サイズ | 24.5~32.0cm |
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ソールの厚さ | 2cm |
ヒールの高さ | 3.5cm |
ミズノ『ウエーブインテンス ツアー 4 AC(61GA1800)』














出典:Amazon
サイズ | 25.0~30.0cm |
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ソールの厚さ | 1cm |
ヒールの高さ | 2.5cm |
プリンス『ワイドライト アドバンス AC(DPS012)』














出典:Amazon
サイズ | 22.5~28.5cm |
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ソールの厚さ | 2.5cm |
ヒールの高さ | 3cm |
【カーペットコート用】テニスシューズおすすめ5選 ヨネックスやプリンスなど
ここでは、カーペットコート用のテニスシューズのおすすめ商品をご紹介します。
物心がついたときにはラケットを握っていたテニスマイスター
カーペットコートはオールコート以上に摩擦係数の高いコートのため滑りにくく、つんのめってバランスを崩してしまいがち。その点プリンス『DPSLH2』は安定性にすぐれ、次のモーションに不安がありません。

プリンス『DPSLH2』
















出典:Amazon
サイズ | 22.5~29.5cm |
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ソールの厚さ | 2.5cm |
ヒールの高さ | 3.5cm |
ディアドラ『173007 S. CHALLENGE 2 CARPET』












出典:Amazon
サイズ | 22.5~28.5cm |
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ソールの厚さ | 2cm |
ヒールの高さ | 3.5cm |
ヨネックス『パワークッション 506(SHT506)』














出典:Amazon
サイズ | 22.0~29.0cm |
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ソールの厚さ | 2cm |
ヒールの高さ | 3cm |
住友ゴム工業 スリクソン『スピーザ 2 カーペットコート用(SRS-6700)』














出典:Amazon
サイズ | 22.5~25.5cm |
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ソールの厚さ | 1.5cm |
ヒールの高さ | 2.5cm |
Babolat VS Japan バボラ『プロパルス ブラスト インドア W (BAS20488)』


















出典:Amazon
サイズ | 23.5〜25.0cm |
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ソールの厚さ | 2cm |
ヒールの高さ | 3.5cm |
「テニスシューズ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする テニスシューズの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのテニスシューズの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
テニスシューズを買い替えるタイミング 寿命はどれくらい?

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ハードな動きをするテニス。テニスシューズは耐久性が高いですが、長く使い続けると少しずつ劣化していきます。買い替えのタイミングが気になりますよね。
テニスをする頻度や使用するコートにより異なりますが、シューズに穴が開いてしまった、ソールがすり減っているなどの劣化はもちろん買い替え時です。見た目に大きな劣化はなくても、週1~2回テニスを楽しむ方であれば1年程度で買い替えるとよいでしょう。
中学生や高校生など、毎日部活でテニスを頑張る方は、毎回同じシューズではなく、複数のシューズをローテーションで履くことをおすすめします。テニスシューズも休ませることが必要なので、ローテーションすることでより長く使うことができますよ。
テニスで役立つおすすめグッズはこちらから 【関連記事】
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あなたに合ったテニスシューズを選ぼう
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とくに瞬間的に動いたり切替したりするテニスは足のケガが多く、防止するためには自分に合ったシューズを選ぶのが第一歩です。楽しいプレーのための重要なポイントなので、ぜひいろいろ試し履きして自分に合ったシューズを選んでみてください。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(制作協力:k.s.、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/11/05 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 矢部栞)
実家がテニスクラブを経営していたため、物心がついた時にはすでにラケットを握っていた。テニス歴は約50年。ジョン・マッケンローを尊敬し、「ボールのタッチ」を重視したプレーを身上とする。1970年代から現在に至る歴代名プレーヤーのエピソード、ラケットやシューズといったグッズの変遷、人気の移り変わりなどに深い知見を持つ。