ミシュランの特徴とは? ハンドリングの正確性と耐摩耗性にすぐれる!
ミシュランは世界的に名の知れたフランス発祥のタイヤメーカー。自動車用タイヤを実用化し、ラジアルタイヤを世界ではじめて製品化することに成功したパイオニアです。
ハンドリングの正確性とすぐれた耐摩耗性を持ったラジアルタイヤは、今や自動車の標準構造となっています。世界中の多くのタイヤブランドを傘下に納めているミシュランは、地域ごとに特色のある製品が多いのも特徴です。
ミシュランタイヤのメリット
ミシュランタイヤはバランスがよく、安定性もとても高いのがメリット。走り方やタイヤの種類にもよりますが、一般的には摩擦に強いのも特徴です。耐久性が高いうえ、環境にも優しいタイヤといえるでしょう。
またミシュランタイヤは、車を毎年地球4万周分(距離にして16億メートル以上)走らせてテストを行なっています。世界中で活躍するミシュランタイヤは、地域別のニーズをカバーするタイヤの研究・開発に余念がありません。
ミシュランタイヤの選び方 環境、価格、車種などで
タイヤは使用用途に合わせていくつか選び方のポイントがあります。車種やサイズだけでなく、季節や環境などの外部的要因もそのひとつ。そのほか、価格帯も重要ですよね。
選ぶ際の基準は人それぞれ。選び方のポイントをもとに自分に合ったタイヤを選びましょう。
環境や季節に合わせてタイプを選ぶ
日本に住んでいると、季節によってさまざまな状況に直面します。梅雨どきは毎日のように雨が降って路面が濡れますし、夏は路面の温度が高くなり、冬は雪の積もった道路や路面凍結した道路を走らなければならないことも。
季節や環境に合わせて、タイヤも状況によってベストなものを選ぶようにしましょう。
雪が降らない環境・季節なら「サマータイヤ(ノーマルタイヤ)」
一般的にはノーマルタイヤといわれ、雪道以外のすべての季節で使える基本的なタイヤ。エコ系、スポーツ系、コンフォート系、SUV専用などのほか、スタッドレスタイヤ、オールシーズンタイヤなど多彩なものがそろっています。
用途に応じて選択することで、より快適に走ることができますよ。
雪が降るなら「スタッドレスタイヤ(ウインタータイヤ)」
スタッドレスタイヤとは、雪道を走るためのタイヤ。鋲(スタッド)を持たないので、スタッドレスタイヤというわけですね。ミシュランタイヤは、雪上や凍結路などでの「止まる」性能にもこだわっています。
ミシュランのスタッドレスタイヤは、トレッドの深くまでサイプという溝が無数に彫られています。このサイプの持つ給水・排水機能のおかげで、高いグリップ力を発揮。摩耗にも強く、性能が落ちにくくなっています。雪道や凍結した道路だけでなく、乾いた路面や高速道路でも安定した走行ができますよ。
履き替える必要のない「サマー & スノータイヤ(オールシーズンタイヤ)」
サマー&スノータイヤはオールシーズンタイヤと呼ばれ、さまざまなメーカーから新商品が相次いで発売されている注目のタイヤです。夏タイヤと同等の静粛性と耐久性を持ち、冬の雪道でもそのまま走行できる性能をあわせ持っています。
一年中安心して運転できるタイヤで、履き替える必要がないのは便利ですよね。
価格で選ぶ
タイヤを新しく購入する際、つい安いものを選びたくなるかもしれません。しかし、タイヤの質を下げると乗り心地や燃費、グリップ、ブレーキング、雨天時の制動力などが低下してしまうことがあるので注意が必要です。
新車購入時からタイヤを変えていない場合、今履いているタイヤを基準にして、同じクラスもしくはそれ以上の性能のものを選ぶようにしましょう。自分が必要とする性能と費用を考慮して選んでくださいね。
車種に合わせて選ぶ
タイヤ選びは、ライフスタイルや車との相性なども大切な要素です。
どれを買えばいいのかよくわからないときは、カー用品店で相談しましょう。自己判断で購入をして、そもそも車種に合うものではなかったということがないよう注意が必要です。
サイズもチェック
タイヤを交換するときはたいてい、車を購入したときに履いていたものと同じサイズのものを購入します。サイズはタイヤの側面に書かれているので、写真を撮っておいたり、メモをしてから売り場に行きましょう。
ドレスアップや走り(グリップ向上)のよさを目的としたインチアップ、ときにはインチダウンする方もいるかもしれません。そうした際も、やはりプロに聞くのがおすすめです。
ニーズを見きわめて、愛車に合ったタイヤを選びましょう 自動車ライターよりアドバイス
自動車ライター/エディター
世界2位のタイヤメーカーだけに幅広いラインナップを誇ります。エコ系なのかスポーツ系なのかなど、ニーズを見きわめて愛車に合ったタイヤを選ぶのが大切。また、日本にも世界三大拠点のひとつである開発拠点があり、ウインターテストなどが行なわれています。日本の雪道に合うスタッドレスなどの冬タイヤにも定評があります。
ミシュランタイヤおすすめ7選 自分の車に対応するものを
ミシュランタイヤのおすすめ7選をご紹介します。そろそろタイヤの買い替えを検討したいという方も、はじめてタイヤを買い替えるという方も、自分にぴったりのタイヤを探してみてください。
自動車ライター/エディター
『PILOT SPORT 4(パイロットスポーツ4)』は、スポーツカーやスポーティな走りを謳うSUV、ミニバンなどにも向くスポーツタイヤで、欧州車などの新車装着タイヤ(OEタイヤ)としても多く採用されています。よりハードな走りに向く『PILOT SPORT 4S』という最新タイヤもありますよ。

MICHELIN(ミシュラン)『PILOT SPORT 4(パイロットスポーツ4)』

出典:Amazon
タイプ | サマータイヤ |
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対応車種 | スポーツ、セダン、ステーションワゴン |
対応サイズ | 16~21インチ |
自動車ライター/エディター
『PRIMACY 4(プライマシー4)』は、乗り心地重視のコンフォート系でありながら、履き始めから摩耗が進んでも比較的ウェットブレーキング性能が落ちにくいのが特徴です。『PRIMACY 3』よりもブレーキング性能、静粛性が向上しています。

MICHELIN(ミシュラン)『PRIMACY 4(プライマシー4)』

出典:Amazon
タイプ | サマータイヤ |
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対応車種 | スポーツ、セダン、ステーションワゴン、ミニバン |
対応サイズ | 15~19インチ |
自動車ライター/エディター
ほかのタイプよりも比較的安価な低燃費タイヤは、転がり抵抗を減らすのがキモ。とくに雨天時の止まる性能とは、相反する関係です。『ENERGY SAVER 4(エナジセーセイバー4)』は、新開発コンパウンドによってこれらを両立するとともに、縦溝の最適化などが図られています。

MICHELIN(ミシュラン)『ENERGY SAVER 4(エナジーセイバー4)』

出典:Amazon
タイプ | サマータイヤ |
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対応車種 | セダン、ステーションワゴン、ミニバン、軽自動車など |
対応サイズ | 13~16インチ |
MICHELIN(ミシュラン)『LATITUDE SPORT 3(ラティチュードスポーツ3)』

出典:Amazon
タイプ | サマータイヤ |
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対応車種 | SUV |
対応サイズ | 17~21インチ |
MICHELIN(ミシュラン)『AGILIS(アジリス)』

出典:Amazon
タイプ | サマータイヤ |
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対応車種 | バン、ライトトラック、キャンピング |
対応サイズ | 13~16インチ |
MICHELIN(ミシュラン)『X-ICE 3+(エックスアイス3プラス)』

出典:Amazon
タイプ | スタッドレスタイヤ |
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対応車種 | SUV、スポーツ、セダン、ステーションワゴンなど |
対応サイズ | 15~19インチ |
【取付対象】【2本セット】 MICHELIN(ミシュラン) CROSSCLIMATE + 215/50R17 95W XL クロスクライメート プラス 17インチ 新品2本・正規品 サマータイヤ






出典:楽天市場
タイプ | オールシーズン |
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対応車種 | SUV、セダン、ステーションワゴン、ミニバンなど |
対応サイズ | 14~20インチ |
「ミシュランタイヤ」のおすすめ商品の比較一覧表
編集部からひと言
ミシュランタイヤのおすすめ7選をご紹介しました。
世界的なシェアを誇るミシュランのタイヤだけあって、高性能ながら低燃費なものが多かったですね。季節や環境などに合わせて、自分にぴったりのタイヤを選んでください。もちろん、車種やタイヤのサイズを考慮するのも忘れないようにしましょう。
ご紹介したおすすめ商品を参考に、愛車にぴったりのタイヤを見つけてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
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※2021/01/12 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 平野慎也)
自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライター/エディターとして約12年が経過。自動車雑誌、モノ系雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビやカーオーディオ、カー用品、カーエレクトロニクスなどを執筆しているほか、自動車メーカー関連の公式サイトの執筆や監修なども行っている。