ラムベースのドッグフードの選び方
まずは選び方のポイントを見ていきましょう。ラムベースのドッグフードを選ぶ際には、原材料や成分をよくチェックすることが大切です。
ポイントは下記の6つ。
【1】ラム肉の含有量
【2】たんぱく質量
【3】アレルギーのタイプ
【4】原材料や添加物の有無
【5】生産地や工場の情報
【6】続けやすい価格であることも大切
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ラム肉の含有量をチェック
ラムベースのドッグフードは、商品によって含まれるラム肉の量が異なります。第一主原料がラム肉となっているか、表記を見て確認しましょう。全体のおよそ50%程度にラム肉が使用されているものがおすすめです。
また、ラム肉は鶏肉などと比べて高価なため、麦や米などの穀物を混ぜて使っている安価なドッグフードもあります。とくに「ラムミート」や「ラム粉」といわれる、栄養価の低い乾燥ラム肉を使用した商品は注意が必要。ただし、「良質なラム肉を使用したラムミールである」といった表記が提示されていれば問題ないでしょう。
【2】たんぱく質量の多いものを選ぶ
犬の筋肉や被毛などの組織を形成するうえで、たんぱく質は重要な栄養素です。犬には、人間よりも多くのたんぱく質が必要といわれています。
犬にとって1日あたりに必要となるたんぱく質は、成犬で1kgあたり1.3~2.8gです。ただし、体重ごとに必要となるたんぱく質は異なるため、愛犬の年齢で必要なたんぱく質が含まれているかどうかも確認しましょう。
【3】アレルギーのタイプで選ぶ
ラムベースのドッグフードが選ばれる理由のひとつに、犬のアレルゲンが豚や牛の場合があります。アレルギー対策でのラムベースのドッグフードを選ぶポイントを解説します。
アレルゲンとなるたんぱく質源を含まないか
ラムベースのドッグフードは、ラム肉のみを使っているものもあれば、ラム以外のたんぱく質源も入っているものもあります。数種類の原料を使っているドッグフードのなかには、豚や牛ではなく魚とラム肉をたんぱく質源として採用しているものもあります。
そのため、愛犬のアレルゲンとなるたんぱく質源が入っていないかどうか、成分表示を見て確認しましょう。
グレインフリーのものも
犬のアレルゲンは、たんぱく質源である豚や牛以外の食材もあります。とくにアレルゲンとなりやすいのが、米や大麦、小麦などの穀物です。特定の穀物を使用せず、消化のよいじゃがいもなどのみを炭水化物として使用している、グレインフリーのラムベースドッグフードもあります。
たんぱく質源以外の食材にも、アレルゲンとなるものがないかを確認しましょう。
【4】原材料や添加物の有無を確認
ラムベースのドッグフードは原材料名の表記を確認するとどんな食材が使われているかが確認できます。ベースとなっているラム肉にもいろいろなタイプがあるので、原材料の表記をチェックしておきましょう。
また、できるだけ愛犬にやさしいものを選びたい人なら、添加物の有無も気になるでしょう。保存料や合成着色料などの添加物についても原材料名の表記で確認できます。
【5】生産地や工場の情報がわかると安心
表示された成分を見ても、いまいちピンとこないことがありますよね。そこで、原材料の生産地や仕入れ先、製造工場の情報などが開示されているとより安心です。また、公式ページで生産者の顔を見ることができるブランドもあるので、気になる方はホームページをチェックしてみるのもいいでしょう。
【6】続けやすい価格であることも大切
ラムベースのドッグフードは、毎日愛犬の食事として与えるものです。ラムベースのものは、鶏肉や豚肉などを原料としているものよりも価格が高い傾向にあります。毎日の食事として無理なく続けられるものか、価格もチェックしておきましょう。
価格とともに、愛犬の年齢に合っているものかどうかをチェックするのも重要です。
こだわりたいならヒューマングレードのものを ペット専門エディター&ライターがアドバイス
ラムベースのフードを選びたい飼い主の方は、愛犬にアレルゲンがある、食事にこだわりたい、という方が多いのではないでしょうか。そんな方にひとつの目安となるのがヒューマングレードという言葉。これは人の食品基準と同じレベルでつくられているという意味で、この基準でつくられたフードはアレルゲンも識別しやすく、添加物も少ないので、こだわりのある飼い主さまにおすすめです。
ラムベースドッグフードおすすめ12選! グレインフリーや子犬・シニア犬用も
選び方を踏まえて、ペット専用エディター&ライター・井手綾子さんと編集部でラムベースのドッグフードおすすめ12商品を選びました。グレインフリーのものや、子犬、シニア犬にも与えられるものも紹介していますので、ぜひ商品選びに役立ててください。

子犬のほか授乳中の母犬にも
全犬種に対応した、子犬用のラムベースのドッグフードです。生後1カ月からの幼年期の子犬にあげられるほか、妊娠中や授乳中の母犬の栄養補給用にも向いています。
上質なラム肉を原料にし、穀類は消化のよい玄米やオートミールを配合しています。ラム肉のほか、ひまわり油からとれる、リノール酸や亜鉛を配合。犬の被毛や皮膚の状態をすこやかにたもちます。
グレインフリーのシンプルなフード
イギリス産のラムベースのドッグフードで、徹底した品質管理のもと、9種類のシンプルな原材料で作られているのが特徴です。人工香料や着色料などは使わず、ベースとなるラム肉は低脂質のグラスフェッドラムを使用しています。
グレインフリーのため、アレルゲン物質対策でラムベースのドッグフードを選びたいときに向いています。

シニア犬のためのラムベースドッグフード
シニア犬がすこやかに過ごせるために作られた、ラムベースのドッグフードです。自然由来の抗酸化成分やリノール酸、亜鉛など被毛やすこやかな体をたもつための成分が配合されています。
ラム肉にはコンドロイチン、グルコサミンも豊富に含まれるため、シニア犬の関節の動きのサポートにも向いています。ほかにもオメガ3脂肪酸を含むフィッシュオイルも含まれています。
子犬のための小粒タイプ
消化のよいラム肉をベースにした子犬用のドッグフードです。子犬にも与えやすい小粒タイプになっているのが特徴。また、妊娠中や産後の母犬のドッグフードとしても使用できます。
アレルゲンになりやすい牛肉や卵、乳製品、小麦を使用していないのが特徴。炭水化物源は玄米を使用しています。パッケージが400gずつの小分け包装のため、保管もしやすいです。

動物性たんぱく源はラム肉のみ
ニュージーランドの牧草を与えられて育った、グラスフェッドラム肉をベースに使用したドッグフードです。動物性たんぱく源はラム肉のみのため、鶏や豚などの動物性たんぱく源にアレルゲンを持っている犬にも与えやすくなっています。
フリーズドライのレバーを使用しているので、食いつきが良いのも魅力。合成添加物をほとんど使用していないので安心して食べてもらえるでしょう
食いつきのよさで選ぶなら
ラム肉のみでなく、牛や豚などのたんぱく源も使用したドッグフードです。牧草を食べて育ったグラスフェッドラム肉、アンガスビーフ、ヨークシャー種豚、平原バイソンの肉と厳選した食材をたっぷりと使用しているのが特徴。アレルゲン対策などではなく、食いつきのよさでラム肉入りのドッグフードを選びたいときに向いています。
炭水化物をおさえてたんぱく質を高めた構成になっているので、育ち盛りで多くのたんぱく質が必要な犬や、運動量の多い犬、体重管理の必要な犬などに向いています。
体重管理が必要なときに
低脂質、低カロリーのラム肉をベースにした、体重管理目的のラムベースドッグフードです。同メーカーの中型~大型犬用ラム&玄米とくらべて、カロリーは15%、脂質は28%オフされています。
見た目のボリュームを得るために、粒比重軽めの設計になっているので満足感も高くなっています。体重があると負担がかかりやすい関節の健康維持に配慮して、コンドロイチンやグルコサミンも含まれています。
いろいろたんぱく源を厳選して使用
牧草を食べて育ったグラスフェッドラム肉をベースに、鴨や鶏卵、七面鳥、ニシンなどをたんぱく源として使用しているラムベースのドッグフードです。原料はそれぞれ産地から生の状態や新鮮な状態で運ばれ、キッチンで加工されています。
そのほかほうれん草やカラシ菜、カブラ菜、人参やブルーベリーなどの野菜も新鮮なものを使用しています。添加物もほとんど使用していません。
シニア犬のほか体重管理や去勢のあとにも
ニュージーランド産のラム肉を使用したドッグフードです。牛肉や小麦、乳製品、卵を使用していません。穀物は玄米や大麦が含まれています。シニア犬のほか、体重管理の必要な犬や去勢手術を受けた犬のフードとしても使用できます。
食べたあとに満足感が得やすい、マンナンオリゴ糖を配合しています。お試しサイズから大容量まで、いろいろなサイズがそろっています。
成犬からシニア犬まで食べられるフード
低脂肪、低カロリー設計のラムベースのドッグフードです。ラム肉のなかでも、脂肪の代謝やエネルギーの産生に関わるカルニチンを多く含んでいる、生肉を使用しています。
γリノレン酸の豊富な月見草油、ポリフェノール豊富なブルーベリーやクランベリーなど、抗酸化力の高い原料を多く使用しています。関節の健康維持に配慮してグルコサミンやコンドロイチンも配合されているので、シニア犬のサポートにもぴったりです。
ラム肉のみを使用したぜいたくな缶詰
ドライフードのトッピングやご褒美などに使用できる、缶詰タイプのラムベースのドッグフードです。粗挽きにしたラム肉のみを使用し、ミンチ状に仕上げています。
子犬のときから少量ずつ与えられるので、ふだんのフードと組み合わせていろいろな使い方ができます。フードの食いつきが悪いときや、ラム肉を試してみたいときにも選択肢に入ります。
グレインフリーのラムベースを探すなら
炭水化物として小麦や米などの穀物は使用せず、豆類やじゃがいも、さつまいもを使ったグレインフリーのラムベースのドッグフードです。たんぱく源もラムしか使用していないため、アレルゲン対策でラムベースのドッグフードを探しているときの選択肢に入ります。
全犬種、ライフステージも問わず幅広い年齢層の犬に与えられます。
「ラムベースのドッグフード」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ラムベースのドッグフードの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのラムベースのドッグフードの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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ラムベースのドッグフードはいろいろな種類がある
ペット専用エディター&ライター・井手綾子さんと編集部でラムベースのドッグフードの選び方とおすすめ12商品を紹介しました。牛や豚がアレルゲンでも食べられる、低脂質、低カロリーのラムベースのドッグフードは、いろいろな商品があります。愛犬にぴったりのものを選ぶために、カロリーやたんぱく質などの栄養成分表示はもちろん、原材料も確認しましょう。
毎日与えられるように、無理なく続けられるものを選ぶのも重要です。愛犬がすこやかに過ごせる、ラムベースのドッグフードを選びましょう。
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