ラムベースのドッグフードの選び方
まずは選び方のポイントを見ていきましょう。ラムベースのドッグフードを選ぶ際には、原材料や成分をよくチェックすることが大切です。
ラム肉の含有量をチェック
ラムベースのドッグフードは、商品によって含まれるラム肉の量が異なります。第一主原料がラム肉となっているか、表記を見て確認しましょう。全体のおよそ50%程度にラム肉が使用されているものがおすすめです。
また、ラム肉は鶏肉などと比べて高価なため、麦や米などの穀物を混ぜて使っている安価なドッグフードもあります。とくに「ラムミート」や「ラム粉」といわれる、栄養価の低い乾燥ラム肉を使用した商品は注意が必要。ただし、「良質なラム肉を使用したラムミールである」といった表記が提示されていれば問題ないでしょう。
たんぱく質量の多いものを選ぶ
犬の筋肉や被毛などの組織を形成するうえで、たんぱく質は重要な栄養素です。犬には、人間よりも多くのたんぱく質が必要といわれています。
犬にとって1日あたりに必要となるたんぱく質は、成犬で1kgあたり1.3~2.8gです。ただし、体重ごとに必要となるたんぱく質は異なるため、愛犬の年齢で必要なたんぱく質が含まれているかどうかも確認しましょう。
アレルギー対策での選び方
ラムベースのドッグフードが選ばれる理由のひとつに、犬のアレルゲンが豚や牛の場合があります。アレルギー対策でのラムベースのドッグフードを選ぶポイントを解説します。
アレルゲンとなるたんぱく質源を含まないか
ラムベースのドッグフードは、ラム肉のみを使っているものもあれば、ラム以外のたんぱく質源も入っているものもあります。数種類の原料を使っているドッグフードのなかには、豚や牛ではなく魚とラム肉をたんぱく質源として採用しているものもあります。
そのため、愛犬のアレルゲンとなるたんぱく質源が入っていないかどうか、成分表示を見て確認しましょう。
グレインフリーのものも
犬のアレルゲンは、たんぱく質源である豚や牛以外の食材もあります。とくにアレルゲンとなりやすいのが、米や大麦、小麦などの穀物です。特定の穀物を使用せず、消化のよいじゃがいもなどのみを炭水化物源として使用している、グレインフリーのラムベースドッグフードもあります。
たんぱく質源以外の食材にも、アレルゲンとなるものがないかを確認しましょう。
原材料や添加物の有無を確認
ラムベースのドッグフードは原材料名の表記を確認するとどんな食材が使われているかが確認できます。ベースとなっているラム肉にもいろいろなタイプがあるので、原材料の表記をチェックしておきましょう。
また、できるだけ愛犬にやさしいものを選びたい人なら、添加物の有無も気になるでしょう。保存料や合成着色料などの添加物についても原材料名の表記で確認できます。
生産地や工場の情報がわかると安心

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表示された成分を見ても、いまいちピンとこないことがありますよね。そこで、原材料の生産地や仕入れ先、製造工場の情報などが開示されているとより安心です。また、公式ページで生産者の顔を見ることができるブランドもあるので、気になる方はホームページをチェックしてみるのもいいでしょう。
続けやすい価格であることも大切
ラムベースのドッグフードは、毎日愛犬の食事として与えるものです。ラムベースのものは、鶏肉や豚肉などのほかの食材を原料としているものよりも価格が高い傾向にあります。毎日の食事として無理なく続けられるものか、価格もチェックしておきましょう。
価格とともに、愛犬の年齢に合っているものかどうかをチェックするのも重要です。
こだわりたいならヒューマングレードのものを ペット専門エディター&ライターがアドバイス
ペット専門エディター&ライター
ラムベースのフードを選びたい飼い主の方は、愛犬にアレルゲンがある、食事にこだわりたい、という方が多いのではないでしょうか。そんな方にひとつの目安となるのがヒューマングレードという言葉。これは人の食品基準と同じレベルでつくられているという意味で、この基準でつくられたフードはアレルゲンも識別しやすく、添加物も少ないので、こだわりのある飼い主さまにおすすめです。
ラムベースドッグフードおすすめ12選! グレインフリーや子犬・シニア犬用も
選び方を踏まえて、ペット専用エディター&ライター・井手綾子さんと編集部でラムベースのドッグフードおすすめ12商品を選びました。グレインフリーのものや、子犬、シニア犬にも与えられるものも紹介していますので、ぜひ商品選びに役立ててください。
ペット専門エディター&ライター
ニュートロのフードは、ラムベースフードのなかでは継続しやすい価格です。子犬にはナチュラルチョイスの『ラム&玄米子犬用』、中型犬以上のシニアには『ラム&玄米中型犬~大型犬用』。質のよいオイルや亜鉛などを含みます。

NUTRO(ニュートロ)『ナチュラルチョイスプロテインシリーズ ラム&玄米 子犬用』

出典:Amazon
原材料 | ラム(肉)、ラムミール、粗挽き米、オートミール、玄米、米糠、鶏脂、ひまわり油、大豆油、フィッシュオイルなど |
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100gあたりのカロリー | 365kcal |
たんぱく質 | 27.0%以上 |
脂質 | 16.0%以上 |
内容量 | 1kg、3kg、5kg |
犬のライフステージ | 子犬、妊娠中、授乳中 |

NUTRO(ニュートロ)『ナチュラルチョイスプロテインシリーズ ラム&玄米中型犬~大型犬用エイジングケア』

出典:Amazon
原材料 | ラム(肉)、ラムミール、玄米、粗挽き米、米糠、オートミール、鶏脂、ビートパルプ、ひまわり油、大豆油、フィッシュオイルなど |
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100gあたりのカロリー | 355kcal |
たんぱく質 | 23.0%以上 |
脂質 | 13.0%以上 |
内容量 | 2kg、4kg、7.5kg、13.5kg |
犬のライフステージ | シニア犬 |
ペット専門エディター&ライター
こだわりの飼い主さまには、アカナ『グラスフェッドラム』を。最近は羊にも穀類を与えますが、このフードは草だけを食べて育った羊をベースに、グレインフリーの素材でできています。

ACANA(アカナ)『グラスフェッドラム』






出典:Amazon
原材料 | 草を与えられて育った生ラム肉、ラム肉ミール、丸ごとグリンピース、新鮮レッドデリシャスリンゴ生ラムトライプ、生ラム腎臓など |
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100gあたりのカロリー | 339.3kcal |
たんぱく質 | 31.0%以上 |
脂質 | 15.0%以上 |
内容量 | 0.34kg、2kg、6kg、11.6kg |
犬のライフステージ | - |
NUTRO(ニュートロ)『スペシャルケア 減量用 全犬種用 成犬用 ラム&玄米』

出典:Amazon
原材料 | ラム(肉)、玄米、米糠、ラムミール、エンドウマメ、セルロース、ヒヨコマメ、オートミール、アルファルファミール、鶏脂など |
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100gあたりのカロリー | 300kcal |
たんぱく質 | 23.0%以上 |
脂質 | 7.0%以上10.0%以下 |
内容量 | 1kg、2kg、4kg、7.5kg、13.5kg |
犬のライフステージ | 成犬 |
アランズ『ナチュラルドッグフード・ラム』












出典:Amazon
原材料 | ラム40%、サツマイモ、レンズ豆、そら豆、ひよこ豆、ベジタブル・ハーブミックス、亜麻仁、エンドウ豆繊維、ビール酵母 |
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100gあたりのカロリー | 342kcal |
たんぱく質 | 22.0% |
脂質 | 13.0% |
内容量 | 2kg |
犬のライフステージ | 7カ月~ |
ACANA(アカナ)『グラスランドドッグ』

出典:Amazon
原材料 | 草を与えられて育った生ラム肉、新鮮鴨肉、新鮮全卵、ラム肉ミール、丸ごとニシンミール、七面鳥ミール、新鮮七面鳥など |
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100gあたりのカロリー | 381kcal |
たんぱく質 | 35.0%以上 |
脂質 | 17.0%以上 |
内容量 | 0.34kg、2kg、6kg、11.6kg |
犬のライフステージ | - |
ACANA(アカナ)『ランチランド』












出典:Amazon
原材料 | 新鮮アンガス牛肉、草を与えられて育った生ラム肉、新鮮ヨークシャー種豚肉、牛肉ミール、ラム肉ミール、豚肉ミールなど |
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100gあたりのカロリー | 379kcal |
たんぱく質 | 35.0%以上 |
脂質 | 17.0%以上 |
内容量 | 0.34kg、2kg、6kg、11.6kg |
犬のライフステージ | - |
パーパス Holistic RECIPE(ホリスティックレセピー)『ラム&ライスパピー小粒』

出典:Amazon
原材料 | ラム肉粉、醸造米、玄米、大麦、ラム肉、鶏脂、豆タンパク、ナチュラルフレーバー、ビートパルプ、トマト粗、醸造酵母、亜麻仁ミールなど |
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100gあたりのカロリー | 365kcal |
たんぱく質 | 25.0%以上 |
脂質 | 17.0%以上 |
内容量 | 0.8kg(400g×2)、2.4kg(400g×6)、6.4kg(400g×16)、18.1kg |
犬のライフステージ | 子犬・活動犬・妊娠・授乳犬 |
パーパス Holistic RECIPE(ホリスティックレセピー)『ラム&ライスシニア』

出典:Amazon
原材料 | ラム肉粉、醸造米、玄米、大麦、ラム肉、豆タンパク、鶏脂、ナチュラルフレーバー、ビートパルプ、米糠、トマト粗、醸造酵母など |
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100gあたりのカロリー | 330kcal |
たんぱく質 | 22.0%以上 |
脂質 | 10.0%以上 |
内容量 | 0.8kg(400g×2)、2.4kg(400g×6)、6.4kg(400g×16)、18.1kg |
犬のライフステージ | シニア犬、体重管理の必要な犬、去勢手術を受けた犬 |
NATURAL HARVEST(ナチュラルハーベスト)『ベーシックフォーミュラ メンテナンス ラム』










出典:Amazon
原材料 | ラム、ラムミール、精製白米、えんどう豆繊維、米ぬか、えんどう豆タンパク質、鶏脂肪、亜麻仁、ビール酵母など |
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100gあたりのカロリー | 320kcal |
たんぱく質 | 18.0%以上 |
脂質 | 8.0%以上 |
内容量 | 0.1kg、3.1kg |
犬のライフステージ | 成犬、シニア犬 |
デビフペット『d.b.f(デビフ)ラムミンチ』

出典:Amazon
原材料 | ラム、食塩、増粘安定剤(増粘多糖類)、カルシウム |
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100gあたりのカロリー | 115kcal |
たんぱく質 | 12.0%以上 |
脂質 | 6.0%以上 |
内容量 | 0.15kg |
犬のライフステージ | 子犬~成犬 |
RIGALO(リガロ)『ラム』












出典:Amazon
原材料 | ラム生肉、乾燥サーモン、乾燥ラム、乾燥エンドウマメ、赤レンズマメ、乾燥ジャガイモ、ヒマワリ油、 乾燥トマト繊維など |
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100gあたりのカロリー | 350kcal |
たんぱく質 | 37.0%以上 |
脂質 | 14.0%以上 |
内容量 | 0.9kg、1.8kg、3.6kg、5.8kg |
犬のライフステージ | 全年齢 |
「ラムベースのドッグフード」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ラムベースのドッグフードの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのラムベースのドッグフードの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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ラムベースのドッグフードはいろいろな種類がある
ペット専用エディター&ライター・井手綾子さんと編集部でラムベースのドッグフードの選び方とおすすめ12商品を紹介しました。牛や豚がアレルゲンでも食べられる、低脂質、低カロリーのラムベースのドッグフードは、いろいろな商品があります。愛犬にぴったりのものを選ぶために、カロリーやたんぱく質などの栄養成分表示はもちろん、原材料も確認しましょう。
毎日与えられるように、無理なく続けられるものを選ぶのも重要です。愛犬がすこやかに過ごせる、ラムベースのドッグフードを選びましょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(制作協力:森野ミヤ子、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/11/17 コンテンツ追加・修正のため記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 下田結賀子)
編集歴は20年以上。 雑誌の編集長を経てフリーランスのライターとなる。インタビューや取材した人・お店の数は1000以上。クスっと笑えるものから、読んでタメになる読み込む記事までさまざまな記事を執筆している。 中でも、医療ものや動物関係が得意。今までに買ったことのある動物は、犬、猫、鳩、インコ、ジュウシマツ、キジ、リス、ウサギ、カメ、鶏、ウシガエル、金魚、カタツムリ、てんとう虫、カブトエビなど。