そもそも「Pコート」とはどんなアウター?
Pコートは厚手のウール地のコートで、ショート・ミドル丈がオーソドックスです。
その昔、イギリス海軍の軍服だったことから、冬のマリンスタイルを叶えるアウターとして活用されています。そのため、色はマリンスタイルらしいネイビーがベーシック。
防寒など機能性が充実していながら、カジュアルに着こなせるコートとして今でも人気のあるアウターです。
おすすめのPコート5選
それでは、おすすめのPコートをご紹介します。着丈やデザイン、カラーなどそれぞれの特徴を見て、ぴったりの一着を探してみましょう!
ジャケットのように羽織れるカジュアルなPコート
ジャケットのようにさらりと着られる軽やかさが魅力のPコート。ショート丈×シングルボタンのスマートできれいなシルエットでありながら、袖通しがいいので着心地いいです。
混紡の素材で価格を抑えていますが、なめらかでふっくらとした生地にはプライス以上に高級感があります。毛玉ができにくいなど、長く着られて手入れもしやすいといったメリットも。
上質素材と細身シルエットでスマートなコーデに
24オンスの上質で軽いメルトンウールを使ったPコートです。化繊との混紡ですが、毛が多めなのでなめらかなウールの質感をたもっています。
ダブルボタンのデザインで太ももから膝上と長めの丈なので、スリムでスタイリッシュに見えます。羽織るだけでこなれた雰囲気に。大人っぽくエレガントで男性らしいワイルドさも忘れない仕上がりです。
ヴィンテージライクな黒タグなどディティールまでこだわりが詰まっています。
伝統的で精巧な仕立てに
英国元首相ウィンストン・チャーチルにちなんで名づけられたPコートです。精巧な仕立ての鋭いシルエットで、実用性もありながら優雅な風合いが魅力。
ミドル丈に、ノッチドラペル、ウエストにあるポケット、ダブルボタンなど、Pコートの伝統的なデザインを取り入れているため、フォーマルな雰囲気があります。
ボタンにはブランド名と碇の絵がエンボス加工されており、重厚感も。100%メルトンウールで素材まで上質にこだわっています。
オンリーワンなスタイルに目を奪われる
先ほどご紹介した、Schott(ショット)とジュンハシモトのコラボ商品です。Schottの無骨さと、ジュンハシモトの上品さが融合されています。
特徴的なのが、フロントの大きなファスナー。イタリアのラッカーニ社製ファスナーが採用されています。なかはポケットになっていて、収納力も高く実用性もGOOD。
ダブルボタンでもスッキリとしたシルエットなのは、ウエストをシェイプさせているから。メリノウール糸で編み上げたメルトン生地は、重厚感がありながらも、見た目よりも軽くてやわらかく質感もいいです。
タイトで軽やかな新定番Pコート
Shott(ショット)の定番モデル「740N PEA COAT」のシルエットをタイトにして、現代的にした日本別注のPコートです。
伝統的なダブルボタンには、碇(いかり)のレリーフ(浮き彫り)が施されるなど、精巧な造りとなっています。長めのトップスが見える丈感。カジュアルコーデにはもちろん、フォーマルスタイルにも合わせやすいです。
素材はウールとナイロンを組み合わせたメルトン生地。「740N PEA COAT」よりも軽い24oz(オンス)で、軽やかな着心地を叶えます。裏地キルティングをなくしてツイルになっているのも、スッキリとタイトなシルエットに見える理由のひとつです。
おすすめ商品の比較一覧表
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AmazonでのPコートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
おしゃれに着こなす! Pコートの選び方
機能性があり多様なデザインがたくさんあるので、常に人気がある「Pコート」。種類が豊富で何を選べばいいのかわからなくなってしまう方も多いでしょう。ここでは、そんなPコートの選び方のポイントを解説していきます!ポイントは下記6点。
【1】デザインで選ぶ
【2】着丈で選ぶ
【3】素材はメルトンがおすすめ
【4】サイズもしっかりチェック
【5】カラーで選ぶ
【6】ブランドで選ぶ
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】デザインで選ぶ
同じPコートでも、ブランドや商品によってこまかなデザインは異なります。ディテールを見て好みのデザインを探してもいいですが、着心地や見た目に関わるボタンの違いで選ぶのがベター。
大きく分けると、一列のシングルボタンと、二列のダブルボタンがあります。
「シングル」はスタイリッシュな印象に
ダブルボタンがPコートの基本のスタイルですが、シングルボタンの商品もたくさんあります。Pコートはカジュアルな印象になりがちですが、シングルボタンなら細身なシルエットできれいめに見えるのがポイント。スーツとのオフィスコーデでも合います。
都会的でスタイリッシュな印象を求めるならシングルボタンを選びましょう。
定番の「ダブル」はクラシックな雰囲気
本来Pコートは、風から身を守るためにダブルボタンが基本。クラシックでさわやかな雰囲気の装いにマッチします。スラックスなどのボトムスと合わせれば、清潔感のある印象に。
また、最近ではオーバーシルエットも流行りなので、ゆったりめのサイズでダボっと着こなすのもおしゃれです。
【2】着丈で選ぶ
Pコートは短めの着丈が定番ですが、ショート丈・ミドル丈・ロング丈に分けられます。丈感によって印象もガラッと変わるので、合わせたいアイテムをイメージして選んでみましょう。
「ショート丈」は脚長に見える
Pコートのショート丈は、腰が隠れる程度の丈感です。軽やかな着こなしで、カジュアルなコーデにぴったり。ニットやシャツなど長めのトップスなら、裾から見せてレイヤードコーデを楽しむのもおしゃれです。
また上半身が短く見えるため、脚長効果もありますよ。ボトムスを選ばないので、コーディネートしやすいです。
「ミドル丈」はビジネススタイルにも
ミドル丈は太ももの真ん中あたりまでの長さで、Pコートのベーシックな丈感です。どんな人にでも似合うので、どの着丈を選ぼうか迷ったらミドル丈がベター。
長めのトップスの裾もすっぽり隠れ、なかに着る服の丈を気にせず重ね着できます。また、ショート丈よりもかっちりとした印象になるので、通勤スタイルや商談など、スーツスタイルにも合います。
「ロング丈」は細身で個性的
ロング丈は、チェスターコートやトレンチコートほどは長くなく、膝上あたりの丈が多いです。長すぎるとPコートの無骨さやカジュアルさからは、少し離れてしまうので、膝上がちょうどいい長さとなっています。
ロング丈は体に縦長のラインを作ることで、スタイリッシュでスマートに見えます。定番の短い丈よりも個性的でもあり、人と被らないコーデをしたいというおしゃれ上級者に好まれそうです。
【3】素材はメルトンがおすすめ
良質な素材を選ぶならメルトンがベター。メルトンはウールの太い繊維を、隙間なく平たく織った生地です。
毛足が短いので厚手でもやわらかく、フェルトのようになめらかな感触。保温性が高く、丈夫で長持ちといったメリットがあります。デメリットとしては高価であること、重たいこと、手入れが難しいことがあります。
安価であることや軽さ、手入れのしやすさで選ぶなら、混紡など化学繊維が含まれている素材もありです。加工技術により、保温性が高く毛玉ができにくいなど、ウールが持つメリットを兼ね備えている混紡素材もあります。
【4】サイズもしっかりチェック
Pコート選びはサイズ感がとても重要。ジャストサイズを選ぶなら、肩幅は実際より3~5cm大きめで、身幅は×2をしてから実際の胸囲より5~10cmほど大きいものを選びましょう。
少しタイトなサイズにすると、細身でシルエットがきれいに見えます。ゆったりとオーバーサイズ気味に着たいなら、ジャストサイズから1サイズ大きめの商品を選びましょう。
【5】カラーで選ぶ
Pコートにはさまざまなカラーがあります。ネイビー・ブラック・グレーは定番で、コーデを選ばず合わせやすいカラー。
ブラウン・キャメルはクラシカルな印象になります。オリーブ・カーキ・モスグリーンといったアースカラーも秋冬にぴったり。グレンチェックなど柄もののPコートもあります。
【6】ブランドで選ぶ
Pコートは、国内から海外までさまざまなブランドから商品が販売されています。自分が好きなブランドでPコートを選ぶというのもひとつの手。
ブランドのこだわりが表現されたアイテムには、それぞれに個性と魅力があります。どんなブランドなのかを知り、デザインの好みからPコートを探すのもいい方法です。
おしゃれにキマる!Pコートのコーディネート術 シーン別に提案!
自分に似合うPコートの選び方を知り、ぴったりな商品を見つけても、どう着こなしたらいいのか迷う人もいるでしょう。そこで、Pコートを使ったコーデをいくつかご紹介します。
どんなアイテムと合わせるのか、どんなカラーでまとめるのか、どんなシーンでスタイリングできるのかなど、Pコートを着るときの参考にしてみてください。
無難でもシックにまとまるモノトーンスタイル
男性は黒やグレーなど暗めのモノトーンを選びやすいですが、少し重たく見えてしまいます。そこで、チャコールグレーのPコート×黒パンツ×黒の革靴とモノトーンでまとめたコーデに、白ニットをプラスすることで、ほどよく抜け感のあるおしゃれな装いに。
ハズさないモノトーンで無難な着こなしですが、かっこよくシックにスタイリングできますよ。
カジュアルなマリンスタイル
白ニット×デニムパンツ×スノーシューズと、いかにも秋冬らしいカジュアルコーデにネイビーのPコートを合わせると、マリンテイストがプラスされてさわやかさも高まります。
秋冬コーデはどうしても重たくなりがちですが、Pコートなら独自のさわやかで軽やかな雰囲気をプラスできます。とくにマリンテイストを取り入れたいなら、ネイビーを選びましょう。
メンズの集まりにストリートスタイル
白ニット×ワインレッドのゆったりとしたテーパードパンツに、ニット帽と革靴を合わせて、ストリートな雰囲気を感じるコーデ。
そこに、グレンチェックのPコートを合わせると、かっちりと上品さも格上げできます。着飾りすぎない、気合いを入れすぎない、でもちゃんとおしゃれな装いです。男友達と会うときなど、無理をせずおしゃれを楽しみたいシーンに。
恋人もときめくデートスタイル
スマートなシルエットのPコートは、カジュアルすぎず、かっちりとしすぎず、バランスよく大人の着こなしを叶えてくれます。スマートさと無骨さのほどよいバランスが男性らしい魅力を高めてくれるので、デートに向いているデザインです。
好感度の高い白ニットと、きちんと感のあるチェック柄パンツ、歩きやすいフラットなシューズを合わせて。さりげなくおしゃれで、相手もときめくような装いに。
成立ちや機能を知って、ファッションを楽しもう スタイリストがアドバイス
いまやファッションアイテムとして確立したPコートですが、本来はトレンチコートやMA-1同様に軍服のひとつでした。海軍向けの仕様で、船の大きな音に消される声を耳に集めるために立てる大きな衿や、真冬の海風の侵入を防ぐダブルブレスト、防寒のため縮絨をかけてフェルト状にしたウール素材が基本です。
今は衿を小さくしたりシングルブレストにしたり、軽くて薄い素材にしたりとバリエーションが豊富です。好みで選びましょう。
そのほかのメンズコートに関連する記事はこちら 【関連記事】
おしゃれなPコートを見つけて
Pコートは肌寒い季節には欠かせないアウターです。防寒できるような機能性と、さらりと着られる気軽さ、どちらも兼ね備えているコートは誰もが欲しくなるはず。ブランドによってデザインや機能性の違いなど、それぞれに魅力もあります。
この記事を読めば選び方を知り、自分に似合う商品を見つけて、ベストなコーデを見つけられるはずです。ぜひ自分にぴったりなPコートを見つけて、自分らしいおしゃれを楽しんでくださいね。
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