テンキー電卓の選び方
元雑貨メーカーのマーケティング部長・南原 順さんに取材をして、テンキー電卓の選び方のポイントを教えていただきました。ポイントは以下の5つです。
【1】PCとの接続方法から選ぶ
【2】Windowsやマックなど対応OSから選ぶ
【3】結果の転送や対応桁数などから選ぶ
【4】キー配列、押し心地をチェックする
【5】付加機能にはモード切替や方向キー対応も
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】PCとの接続方法から選ぶ
テンキー電卓の値をパソコンなどに伝えるためにはまずそれぞれの機器を接続する必要があります。
USB有線タイプ|長時間使いたい方向け
有線接続のテンキー電卓は、パソコンとケーブルで接続します。テンキー電卓側の充電を気にする必要がないため、長時間使いたい人に便利です。また、無線接続のように電波の調子で入力が漏れたり遅れたりすることがありません。
ただし、有線接続の場合は、ケーブルの長さが重要です。接続したいポートとテンキー電卓を置きたい場所との距離に応じて必要なケーブルの長さを見積もりましょう。
ワイヤレスやBluetooth接続の無線タイプ|携帯性抜群
作業スペースの配線が気になる場合や、持ち運びが多い場合には、無線タイプのテンキー電卓が便利。無線接続にはUSBレシーバーを差し込みドライバをインストールするワイヤレス接続タイプと、ペアリングして使うBluetoothタイプがあります。
USBレシーバーは、未使用時には本体へ格納できるタイプが主流です。しかし、小さなUSBレシーバーの紛失が心配な場合には、Bluetooth接続のテンキー電卓が便利です。ただし、パソコン側がBluetoothに対応している必要があります。
【2】Windowsやマックなど対応OSから選ぶ
ほとんどのテンキー電卓はOSを問わず使用できますが、なかにはWindows専用、Mac専用というアイテムもあります。また、なかにはWindowsのうち、Windows10のみなど使用できるバージョンの条件が決められている場合も。
テンキー電卓を購入する際は、対応するOSやバージョンについて事前によく確認しておく必要があります。
【3】結果の転送や対応桁数などから選ぶ
テンキー電卓のなかには、手元で操作した計算内容がテンキー電卓の液晶パネルに表示されていて、さらに電卓の値がパソコンなどに転送できるものもあります。転送のしやすさも踏まえて選ぶとよいでしょう。
また、電卓として使う場合は液晶の表示桁数も重要な要素です。ほとんどの電卓は10桁以上の数字表示に対応していますが、経理業務などの場合は12桁など桁数が多いものが便利です。
【4】キー配列、押し心地をチェックする
単なるテンキーではなくテンキー電卓として使うのであれば、手元の電卓としての使い勝手も考慮したいところ。キーの素材や配列、ボタンの大きさ、押し心地に注目して選ぶことが可能です。
キーの仕様はノートパソコンのような軽いタッチのパンタグラフタイプや、ボタンを押した感覚が味わえるメンブレンボタンなどテンキー電卓によりさまざま。
カラーリングによってボタンの見つけやすさも変わるため、使用シーンをイメージすることも大切です。
【5】付加機能にはモード切替や方向キー対応も
テンキー電卓のなかには、テンキーと電卓との切り替えをボタンを押すだけで対応できる商品もあります。頻繁に使いわける場合には、切り替えボタンは重要な機能のひとつ。
また、方向キーなどがテンキー数字キーとは別に設けられている商品や入力を簡易化させる「00」キーを配している商品もあります。
四則演算以外にどんな機能がついているかについても注目してみましょう。
テンキー電卓おすすめ9選 関数作成や操作も可能、接続簡単など
ここまでご紹介したテンキー電卓の選び方を踏まえて、実際のテンキー電卓を見ていきましょう。
iClever『IC-KP08』はBluetoothの無線タイプで、操作性と1時間の充電で40時間使えるのが魅力です。
Lofree『Digit Number Pad』はBluetoothとUSB対応で、スマホ、PC、タブレットと、3つのデバイスと同時ペアリング可能なのが魅力です。
サブで使うならUSB接続ができ、単体では高機能電卓として複雑な計算が可能な高機能電卓のカシオ『MZ-20-SR-N』です。

関数の作成・操作に便利な記号キー搭載
ファンクションキーを搭載したBluetoothテンキーで、ワンタッチで電卓モードに切り替えが可能です。人間工学に基づき傾斜をつけ、裏側の滑り止めゴムで入力のしやすさをサポートしています。
30分操作をしない場合はスリープモードに入りバッテリー容量をセーブ。充電はUSBで行ない、1時間の充電で40hの連続使用に対応しています。

卓上でも手持ちでも使いやすいサイズ
税計算機能や早打ちなどにも対応しているテンキー電卓。消費税の税込・税抜計算や税金額の表示が可能で、税率も自由に変更できます。
勤務時間計算や時給計算に役立つ時間の四則計算、メモリー計算、パーセント計算にも対応。上下左右の方向キーも搭載しています。太陽電池と補助電池を併用し、オートパワーオフがあるため長時間安定して使用できます。
接続方法がかんたんで打鍵音も静か
付属のレシーバーをUSBポートに挿すだけで、かんたんに接続できるテンキー電卓。「PC/CAL」キーの切り替えでパソコンのテンキーと電卓とを切り替えます。電卓モードで計算した結果は「SEND」キーでパソコンに転送可能です。
また、「Tab」キー「00」キーも搭載し、入力の手間を削減。キーはメンブレン式でやわらかなさわり心地と静かな打鍵音が特徴です。
極薄トラックパッドカバーで操作可能に
トラックパッドに特殊ガラスでできたトラックパッドカバーを貼りつけるだけ。専用のアプリをダウンロードして、簡単な設定をするだけでテンキー電卓機能として使えます。
トラックパッドの上部をスワイプすると、電卓が画面上に表示されて操作可能に。NumsのシリーズはMacbook Proだけではありません。Surface ProやSurface Book & LaptopやMacBookなどに対応した商品もあります。
レシーバーをさすだけですぐ使える
専用ドライバーのインストールなどの必要がなく、レシーバーをUSBポートにさすだけですぐに使えます。安定した通信帯で使える2.4GHzのワイヤレステンキーパッドです。Excelでのインプット作業に便利な「00」キーのほか、「Tab」キーつき。
電池式で電池残量が少なくなると点灯してお知らせします。側面のスイッチで電源のオン・オフ切り替えが可能。
人間工学に基づいた設計
長時間使用しても疲れにくいよう、人間工学に基づいた角度に設計されています。1,000万回のキーストロークに耐える丈夫なキーを採用しているので、日常的に数字入力を行っている人にぴったり。 キートップの下にラバードームがあるメンブレンを採用しており、軽快でしっかりとしたキータッチを実現しています。
プラグアンドプレイインストールで対策ソフトのインストールは必要ありません。数字入力で困るNumLockのオンとオフがわかりやすく設計されています。
操作可能な0.26mm極薄トラックパッドカバー
トラックパッドに特殊ガラスでできたトラックパッドカバーを貼りつけるとテンキー電卓機能として使えます。専用のアプリをダウンロードするだけです。
トラックパッドの上部をスワイプすることで電卓が画面上に表示されて操作ができます。NumsのシリーズはSurface Pro以外に、Surface Book & LaptopやMacBookなどに対応した機種もあります。
屋外での使いやすさを追求した防水・防塵タイプ
土木測量用として高い耐衝撃性や防水、防塵性能を備えているアイテムです。SDカードスロットとUSB接続ポートを備えていて外部とのデータ連携が可能です。
土木・測量に役立つ基本公式プログラムを内蔵しているほか、複素数や微分、積分などの計算にも対応。測量機器からの測定データを取り込んだり、所定のコマンド仕様に基づき作成したプログラミングの読み込みも可能です。
電卓を使い慣れている方向け
MILAN(ミラン)はスペインの文具メーカー。液晶の表示部分や四則演算キー付近の鮮やかな青色が目を引きます。USB接続式で、一般的な電卓のキー配列に近い並び方です。
ワンタッチで電卓とテンキーのモード切り替えができるほか、税計算、メモリ計算にも対応。データ送信用のボタンも備えています。一定時間操作をしない場合にはオートパワーオフする仕様です。
「テンキー電卓」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする テンキー電卓の売れ筋をチェック
Amazonでのテンキー電卓の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ワイヤレスマウスやキーボードもチェック
対応OSの確認を忘れずに 編集部からのひと言
テンキー電卓はテンキーと電卓が一体になった商品。商品ごとにキーの配置やキーの内容、機能がさまざまです。テンキー電卓を選ぶ場合には、対応するOSや接続方法、計算結果の転送機能、キーの押し心地などに着目して選ぶとよいでしょう。
とくに、電源状況や通信が安定している有線タイプを選ぶか、携帯性と省スペース化に役立つ無線タイプを選ぶかで使い勝手は大きく異なります。自分の使いたいテンキー電卓の使用シーンを考慮して目的にあったテンキー電卓を選びましょう。
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