テンキー電卓の選び方
元雑貨メーカーのマーケティング部長・南原 順さんに取材をして、テンキー電卓の選び方のポイントを教えていただきました。接続方法や対応OSなどをよくチェックすることが大切です。ぜひテンキー電卓選びの参考にしてください。
PCとの接続方法から選ぶ
テンキー電卓の値をパソコンなどに伝えるためにはまずそれぞれの機器を接続する必要があります。
USB有線タイプ|長時間使いたい方向け
有線接続のテンキー電卓は、パソコンとケーブルで接続します。テンキー電卓側の充電を気にする必要がないため、長時間使いたい人に便利です。また、無線接続のように電波の調子で入力が漏れたり遅れたりすることがありません。
ただし、有線接続の場合は、ケーブルの長さが重要です。接続したいポートとテンキー電卓を置きたい場所との距離に応じて必要なケーブルの長さを見積もりましょう。
ワイヤレスやBluetooth接続の無線タイプ|携帯性抜群
作業スペースの配線が気になる場合や、持ち運びが多い場合には、無線タイプのテンキー電卓が便利。無線接続にはUSBレシーバーを差し込みドライバをインストールするワイヤレス接続タイプと、ペアリングして使うBluetoothタイプがあります。
USBレシーバーは、未使用時には本体へ格納できるタイプが主流です。しかし、小さなUSBレシーバーの紛失が心配な場合には、Bluetooth接続のテンキー電卓が便利です。ただし、パソコン側がBluetoothに対応している必要があります。
Windowsやマックなど対応OSから選ぶ
ほとんどのテンキー電卓はOSを問わず使用できますが、なかにはWindows専用、Mac専用というアイテムもあります。また、なかにはWindowsのうち、Windows10のみなど使用できるバージョンの条件が決められている場合も。
テンキー電卓を購入する際は、対応するOSやバージョンについて事前によく確認しておく必要があります。
結果の転送や対応桁数などから選ぶ
テンキー電卓のなかには、手元で操作した計算内容がテンキー電卓の液晶パネルに表示されていて、さらに電卓の値がパソコンなどに転送できるものもあります。転送のしやすさも踏まえて選ぶとよいでしょう。
また、電卓として使う場合は液晶の表示桁数も重要な要素です。ほとんどの電卓は10桁以上の数字表示に対応していますが、経理業務などの場合は12桁など桁数が多いものが便利です。
キー配列、押し心地をチェックする
単なるテンキーではなくテンキー電卓として使うのであれば、手元の電卓としての使い勝手も考慮したいところ。キーの素材や配列、ボタンの大きさ、押し心地に注目して選ぶことが可能です。
キーの仕様はノートパソコンのような軽いタッチのパンタグラフタイプや、ボタンを押した感覚が味わえるメンブレンボタンなどテンキー電卓によりさまざま。
カラーリングによってボタンの見つけやすさも変わるため、使用シーンをイメージすることも大切です。
付加機能にはモード切替や方向キー対応も
テンキー電卓のなかには、テンキーと電卓との切り換えをボタンを押すだけ対応できる商品もあります。頻繁に使いわける場合には、切り替えボタンは重要な機能のひとつ。
また、方向キーなどがテンキー数字キーとは別に設けられている商品や入力を簡易化させる「00」キーを配している商品もあります。
四則演算以外にどんな機能がついているかについても注目してみましょう。
テンキー電卓おすすめ13選 関数作成や操作も可能、接続簡単など
ここまでご紹介したテンキー電卓の選び方を踏まえて、実際のテンキー電卓を見ていきましょう。
元雑貨メーカーのマーケティング部長
iClever『IC-KP08』はBluetoothの無線タイプで、操作性と1時間の充電で40時間使えるのが魅力です。
Lofree『Digit Number Pad』はBluetoothとUSB対応で、スマホ、PC、タブレットと、3つのデバイスと同時ペアリング可能が魅力です。
サブで使うならUSB接続ができる、単体では高機能電卓として複雑な計算が可能な高機能電卓のカシオ『MZ-20-SR-N』です。



「テンキー電卓」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする テンキー電卓の売れ筋をチェック
Amazonでのテンキー電卓の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ワイヤレスマウスやキーボードもチェック
対応OSの確認を忘れずに 編集部からのひと言
テンキー電卓はテンキーと電卓が一体になった商品。商品ごとにキーの配置やキーの内容、機能がさまざまです。テンキー電卓を選ぶ場合には、対応するOSや接続方法、計算結果の転送機能、キーの押し心地などに着目して選ぶとよいでしょう。
とくに、電源状況や通信が安定している有線タイプを選ぶか、携帯性と省スペース化に役立つ無線タイプを選ぶかで使い勝手は大きく異なります。自分の使いたいテンキー電卓の使用シーンを考慮して目的にあったテンキー電卓を選びましょう。
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キャラクターグッズメーカーで企画開発に加わった後、ゲームメーカーでのメディアミックスや宣伝、開発プロデューサーを経て、企画会社(有)ピー・セッションを設立。作家活動と並行して、顧問契約を結んだ雑貨メーカーにて、マーケティング部長として、働く女性たちの、オンとオフが豊かになれるをテーマの商品開発を担当。生活雑貨・アウトドア雑貨、オーディオ雑貨、ギフトやバラエティ雑貨の企画・開発に携わる。