デッキシューズとは 夏のコーディネートに欠かせない
夏の大人カジュアルの定番アイテムでもあるデッキシューズは、ロングシーズンで愛用できる色からカラフルなものまで幅広いので、いろいろなコーディネイトが楽しめますね。
そもそもデッキシューズとは船の甲板で履くために作られたシューズでした。特徴的なのはアウトソールの作りで、かんたんに滑ってしまわないように切込みが入れられています。
素材にはグリップ力を高めるためにやわらかいラバーが使われているなど、機能性を重視したシューズです。デザイン面も魅力的で全体的にさわやかでかっこいい雰囲気をもたらします。男性の夏コーディネートで見逃せないアイテムです。
なお、厚手のソックスを履けば秋冬でも愛用可能です。
デッキシューズの選び方 プロダクトコンセプターに聞いた!
昨今ではカジュアルなシーンでもデッキシューズが注目されており、ファッションコーディネートのひとつとして定番となりつつあります。
数あるデッキシューズのなかから自分に合ったものをみつけるために選び方を把握しておきましょう。選び方のポイントは下記3つ!
(1)素材で選ぶ
(2)カラーで選ぶ
(3)サイズはジャストフィットを選ぶ
詳しくみていきましょう!
(1)素材で選ぶ
デッキシューズを選ぶ際にまず見ていただきたいのは素材面。デッキシューズのおもな素材はレザー素材とキャンパス素材のふたつです。
それぞれの特徴をまとめましたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
使用すれば味が出てくる「レザー素材」
レザー素材は使用すればするほど味が出てくるため、変化がたのしめます。加工された手法によって呼び方は異なりますが、質感がなじんでくるのと同時に愛着が湧いてくるでしょう。
ただし、メンテナンスを行わないと汚れやきずが目立ちやすくなるという特徴を持っています。長く愛用したいのであれば、靴磨きなどしっかりと定期的にお手入れするようにしましょう。
手入れがラクな「キャンパス素材」
キャンパス素材のデッキシューズは手入れがかんたんにできるのが特徴です。スニーカーなどにも使われている素材ですので、見た目的にもカジュアル感が強い印象になります。
レザー素材とは異なり、最初からやわらかさがあり履きやすいという点からふだん使いしやすい素材です。ハイキングなどの軽いアウトドアのシーンでも活躍してくれますよ。
(2)カラーで選ぶ
デッキシューズはカラーリングの幅が広いのも特徴的です。メーカーやブランドからたくさんのデザインやカラーが登場しています。どんなファッションにも合わせやすい定番カラーから個性的なものまでそろっていますよ。
自分の好みのカラーであれば気分も上がってきますよね。カラーによって合わせやすいコーディネートが異なるので、シーンやファッションに合わせて選びましょう。
コーデを組みやすい落ち着いた色味
落ち着いた色合いのデッキシューズであればコーディネートが組みやすいですよね。モノトーンやシックなカラーであれば、デートにもぴったりです。
ロングシーズンで愛用したいなら、ブラック・ブラウン・ネイビーなどの色の方がコーディネートしやすいでしょう。
トレンドなどを取り入れたいなら鮮やかな色味も!
メインシーズンが春や夏などの暖かい季節なら、アクセントカラーとして明るいものを選ぶのがいいでしょう。
また、シーズンによって流行がありますよね。トレンドを取り入れてこなれ感を出したいなら、鮮やかな色味もチェックしましょう。
(3)サイズはジャストフィットを選ぶ
スニーカーであれば、多少サイズが大きくても靴紐をキツく締めれば、脱げてしまうことはほぼありませんが、デッキシューズはジャストサイズがおすすめ。履き口が広めになっているタイプだと、紐で調節したとしても歩いていて靴から踵が抜けやすくなってしまうからです。
なお、革の場合、履いているうちに足に馴染んで多少幅が広がるので、その点を考慮したサイズ選びをしましょう。
滑りにくいソールは雨が多い日本向き プロダクトコンセプターからのアドバイス
サンダルでもなければスニーカーでもない、夏の足もとの定番がデッキシューズ。日本では70年代に最初の流行があり、以降は安定したスタイルとなっています。
滑りにくいソールは雨の多い日本の気候にもぴったり。ちょっとシューズで差をつけたいときにいいセレクトとなるでしょう。
デッキシューズの人気ブランド 春夏の定番!
ここでははデッキシューズの人気ブランドをいくつかピックアップしてご紹介します。
Paraboot(パラブーツ) 丸みを帯びたデザインが特徴的
デッキシューズのブランドでおすすめなのがパラブーツです。フランスから生まれたブランドで、とくに丸みを帯びた形状が特徴的です。
何種類もラバーソールを使い分けていることからも、こだわりを持ったブランドです。
Sperry Top-Sider(スペリートップサイダー) パイオニア的存在
デッキシューズのパイオニア的存在のスペリートップサイダー。甲板のうえで安全性を保った靴を開発したのがはじまりでした。
バリエーション豊かな商品展開で、もちろん機能性だけではなくデザインもこだわっています。
Wilson(ウイルソン) 長時間歩いても疲れにくい
スポーツブランドとして知られるウイルソンは、カジュアルなシューズデザインが特徴的です。やわらかさに特徴があり、長く歩いても疲れにくいものが多いですよ。
アウトドアのシーンでも活躍してくれるものが多く、見逃せないブランドです。
MINNETONKA(ミネトンカ) ハンドメイドの伝統的な手法を貫く
自然な風合いが魅力的なミネトンカです。1946年にもともとはギフトショップとして創業しました。
厳選された素材と職人の技が発揮されていて、ハンドメイドの伝統的な手法が今も変わらず貫かれています。
SEBAGO(セバゴ) カラーリングが豊富
セバゴはアメリカで創業したブランドで、1946年から活動しています。1970年にはブランドの代表となったドックサイドを発売。
幅広いスタイルにあわせやすい定番カラーや、めずらしいポップなカラーリングのアイテムなどを展開しています。
RALPH LAUREN(ラルフローレン) 機能性や素材にこだわる
ポロシャツでも知られるラルフローレンは、デッキシューズも多く展開。機能性や素材へのこだわり、ブランドとしての信頼感などから、はじめて買うときに失敗したくないという方にぜひチェックしていただきたいブランドです。
デッキシューズのおすすめ5選 春夏の定番!
ここからはデッキシューズのおすすめ商品をご紹介していきます。
南米のゴムを輸入してブーツを作った歴史が物語る、デッキシューズの名門ブランドのParaboot(パラブーツ)『BARTH』。
個人的に10年以上愛用していますが、最初に買った一足がいまだに夏の現役です。レザーですが意外に雨にも強いのです。
いろんな服装に合いやすい大人カジュアルなデザイン
メインには柔らかさを兼ね備えたセールレザーが使われています。型崩れしにくく色褪せしにくいのが特徴です。大人カジュアルなデザインでどんな服装にも合わせやすいでしょう。
オールブラックでシックにまとめつつ、ホワイトのステッチがアクセントになっています。肌なじみがよく、スニーカーのような履き心地で、アウトドアのシーンでも活躍してくれること間違いありません。
素材 | アッパー:LIS オイルドレザー ソール:MARINE ラバーソール |
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カラー | ブラック |
素材 | アッパー:LIS オイルドレザー ソール:MARINE ラバーソール |
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カラー | ブラック |
一つ一つ手縫いで仕上げてあり、味が感じられる
デニムやチノパンと相性がよく、手縫いのモカシン製法で味があります。クラシックラグ手縫いで仕上げられた伝統的なデッキシューズです。
かかとはやや浅めに設計されていて全体のフィット感を高めました。天然の革が使用されているので、味わい深く馴染みやすいのもポイントですね。カジュアルにコーディネートしやすくふだん使いにもぴったりですよ。
素材 | 天然皮革レザー |
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カラー | ブラウン |
素材 | 天然皮革レザー |
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カラー | ブラウン |
通気性が良く長時間履いても蒸れにくい
高級感のあるビットつきドライビングシューズです。アッパーの合成革でゆったりとした幅があり、動きやすさに考慮して作られました。通気性がいいパンチング仕様ですので、激しい運動でも不快感を感じません。
側面のフランス国旗がワンポイントになっていておしゃれ感が増しています。「履きやすさに加えて、見た目も重視したい!」という方にぜひおすすめしたい商品です。
素材 | アッパー:合成皮革 ソール:合成底 |
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カラー | ホワイト、ブラック、ブルー |
素材 | アッパー:合成皮革 ソール:合成底 |
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カラー | ホワイト、ブラック、ブルー |
リボンモチーフが足元を魅力的に演出してくれる
クラシックスタイルに合わせやすいタイプのデッキシューズです。リボンモチーフが足元をスタイリッシュにみせてくれるので、カジュアルにも大切な日のコーディネートにも使えます。どんなコーディネートにも合わせてくれるのは魅力的ですよね。
定番スタイルのレザーデッキシューズなので、自分の足になじんでくれるのがわかるでしょう。
素材 | ソール:レザー ヒール:フラット ほか |
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カラー | ブラウン |
素材 | ソール:レザー ヒール:フラット ほか |
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カラー | ブラウン |
選べる素材とデザイン! 個性派の方にも
素材が2種類から選べるめずらしいタイプのデッキシューズです。インソールがやわらかく脚の負担が少ないのも注目したいポイントでしょう。長時間履いても疲れにくいのでアウトドアにもぴったりです。
靴のかかとや側面にロゴがさりげなくあしらわれています。全体的に落ち着いた雰囲気を持っていますが、選ぶカラーによっては個性派の方にもおすすめですよ。
素材 | アッパー:キャンバス、レザー、スエード ソール:ラバー |
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カラー | レッド、オリーブ、ブリティッシュカーキ、ニューポートネイビー |
素材 | アッパー:キャンバス、レザー、スエード ソール:ラバー |
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カラー | レッド、オリーブ、ブリティッシュカーキ、ニューポートネイビー |
おすすめ商品の比較一覧表
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | 素材 | カラー |
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Paraboot(パラブーツ)『BARTH』 |
※各社通販サイトの 2024年09月30日時点 での税込価格 |
いろんな服装に合いやすい大人カジュアルなデザイン | アッパー:LIS オイルドレザー ソール:MARINE ラバーソール | ブラック | |
ティンバーランド『HERITAGE 3 EYE CLASSIC LUG 30003』 |
※各社通販サイトの 2024年10月1日時点 での税込価格 |
一つ一つ手縫いで仕上げてあり、味が感じられる | 天然皮革レザー | ブラウン | |
Wilson(ウイルソン)『メンズ デッキシューズ』 |
※各社通販サイトの 2024年10月1日時点 での税込価格 |
通気性が良く長時間履いても蒸れにくい | アッパー:合成皮革 ソール:合成底 | ホワイト、ブラック、ブルー | |
MINNETONKA(ミネトンカ)『CAMP MOC Maple』 |
※各社通販サイトの 2024年10月1日時点 での税込価格 |
リボンモチーフが足元を魅力的に演出してくれる | ソール:レザー ヒール:フラット ほか | ブラウン | |
POLO RALPH LAUREN『BIENNE 2』 |
※各社通販サイトの 2024年10月1日時点 での税込価格 |
選べる素材とデザイン! 個性派の方にも | アッパー:キャンバス、レザー、スエード ソール:ラバー | レッド、オリーブ、ブリティッシュカーキ、ニューポートネイビー |
通販サイトの人気ランキング デッキシューズの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのデッキシューズの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
デッキシューズを履く際のポイント! 基本は春夏で、秋冬は厚手ソックスを履く
自分のファッションにデッキシューズを取り入れる際に、押さえておきたいポイントをご紹介いたします。季節や履き方などのポイントを押さえておきましょう。
デッキシューズを履くのに適した季節は?
デッキシューズは暖かい季節にぴったりなイメージが強いのではないでしょうか? グリップが効いているので、梅雨の時期や湿気に悩まされるような夏から秋にもぴったりなシューズです。
また、秋冬は厚手のソックスを履くことで、コーディネートのアクセントにもなります。
春先から秋にかけて履くことができる汎用性の高いシューズですが、雪の積もった地面では滑ってしまうため、あまり向いていません。
靴下は履いた方がいいのか?
デッキシューズは本来素足で履くのが主流だといわれています。実際船の甲板は足が濡れることも珍しくはありませんので、靴下をはいていると不快感や歩きにくさを感じます。
とはいえ、ファッションとして取り入れるならば必ずしも素足である必要はありません。がっつりと靴下が見えてしまうのは上級者向けの履きこなしなので、はじめてデッキシューズに挑戦するなら、素足風に見えるくるぶし丈の靴下が合わせやすいですよ。
デッキシューズのお手入れ方法 素材によって異なるメンテナンス方法を覚えよう
デッキシューズは素材によりお手入れ方法が異なります。ここでは、キャンバス・人口皮革、天然皮革(表皮)、天然皮革(起毛革)の3種類をご紹介します。
なお、お手入れとは別に購入したら防水スプレーをかけておきましょう。
キャンバス・人口皮革のお手入れ方法
キャンバス・人口皮革の場合、洗う・陰干しで乾かすだけでお手入れが終わります。
【手順】
・クリーナーか中性洗剤で洗う
・すすぐ際に、石鹸成分が残らないようにしっかりすすぐ
・陰干しで乾燥させる。もし、シューキーパーか丸めた新聞紙が入れられると型崩れ防止に
天然皮革(表皮)のお手入れ方法
天然皮革(表皮)の場合、キャンバス・人口皮革のお手入れ法である水洗いは厳禁。表面がつるっとした部分を柔らかい布で拭きましょう。
【手順】
・汚れを柔らかい布で拭き取る
・万が一、海水で濡れた場合のみ、塩抜きのために水ですすぐかクリーナーで汚れを落とす
・靴用のミンクオイルやクリームでしっかり保湿。その際、布やブラシで均等に塗ると長持ちする
こちらもシューキーパーや新聞紙などを入れ、しっかり乾燥させてください。
天然皮革(起毛革)のお手入れ方法
天然皮革(起毛革)も天然皮革(表皮)の時と同様、基本的に水洗いはせず、スウェードやヌバック起毛の部分のお手入れをしましょう。
【手順】
・軽い汚れや毛が潰れてテカっている場合、真鍮ブラシや専用ブラシでブラッシングを行う
・汚れがひどい場合は起毛革専用(または適した)クリーナーで汚れを落とす
・起毛革専用の保護剤で保湿すると長持ちする
こちらもシューキーパーや新聞紙などを入れ、しっかり乾燥させる。
デッキシューズに関連するほかの商品情報はこちら 【関連記事】
素材やブランドの特徴を見極める!
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