デッキシューズとは

夏の大人カジュアルの定番アイテムでもあるデッキシューズは、ロングシーズンで愛用できる色からカラフルなものまで幅広いので、いろいろなコーディネイトが楽しめますね。
そもそもデッキシューズとは船の甲板で履くために作られたシューズでした。特徴的なのはアウトソールの作りで、かんたんに滑ってしまわないように切込みが入れられています。
素材にはグリップ力を高めるためにやわらかいラバーが使われているなど、機能性を重視したシューズです。デザイン面も魅力的で全体的にさわやかでかっこいい雰囲気をもたらします。夏のコーディネートで見逃せないアイテムです。
デッキシューズの選び方 プロダクトコンセプターに聞いた!
昨今ではカジュアルなシーンでもデッキシューズが注目されており、ファッションコーディネートのひとつとして定番となりつつあります。
数あるデッキシューズのなかから自分に合ったものをみつけるために選び方を把握しておきましょう。
素材で選ぶ
デッキシューズを選ぶ際にまず見ていただきたいのは素材面。デッキシューズのおもな素材はレザー素材とキャンパス素材のふたつです。
それぞれの特徴をまとめましたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
使用すれば味が出てくる「レザー素材」
レザー素材は使用すればするほど味が出てくるため、変化がたのしめます。加工された手法によって呼び方は異なりますが、質感がなじんでくるのと同時に愛着が湧いてくるでしょう。
ただし、メンテナンスを行わないと汚れやきずが目立ちやすくなるという特徴を持っています。長く愛用したいのであれば、靴磨きなどしっかりと定期的にお手入れするようにしましょう。
手入れがラクな「キャンパス素材」
キャンパス素材のデッキシューズは手入れがかんたんにできるのが特徴です。スニーカーなどにも使われている素材ですので、見た目的にもカジュアル感が強い印象になります。
レザー素材とは異なり、最初からやわらかさがあり履きやすいという点からふだん使いしやすい素材です。ハイキングなどの軽いアウトドアのシーンでも活躍してくれますよ。
カラーで選ぶ
デッキシューズはカラーリングの幅が広いのも特徴的です。メーカーやブランドからたくさんのデザインやカラーが登場しています。どんなファッションにも合わせやすい定番カラーから個性的なものまでそろっていますよ。
自分の好みのカラーであれば気分も上がってきますよね。カラーによって合わせやすいコーディネートが異なるので、シーンやファッションに合わせて選びましょう。
コーデを組みやすい落ち着いた色味
落ち着いた色合いのデッキシューズであればコーディネートが組みやすいですよね。モノトーンやシックなカラーであれば、デートにもぴったりです。
ロングシーズンで愛用したいなら、ブラック・ブラウン・ネイビーなどの色の方がコーディネートしやすいでしょう。
トレンドなどを取り入れたいなら鮮やかな色味も!
メインシーズンが春や夏などの暖かい季節なら、アクセントカラーとして明るいものを選ぶのがいいでしょう。
また、シーズンによって流行がありますよね。トレンドを取り入れてこなれ感を出したいなら、鮮やかな色味もチェックしましょう。
滑りにくいソールは雨が多い日本向き プロダクトコンセプターからのアドバイス
編集者/プロダクトコンセプター
サンダルでもなければスニーカーでもない、夏の足もとの定番がデッキシューズ。日本では70年代に最初の流行があり、以降は安定したスタイルとなっています。
滑りにくいソールは雨の多い日本の気候にもぴったり。ちょっとシューズで差をつけたいときにいいセレクトとなるでしょう。
デッキシューズの人気おすすめブランド14選 春夏の定番!
ここからはデッキシューズの人気おすすめブランド14選をご紹介していきます。
Paraboot(パラブーツ) 丸みを帯びたデザインが特徴的
デッキシューズのブランドでおすすめなのがパラブーツです。フランスから生まれたブランドで、とくに丸みを帯びた形状が特徴的です。
何種類もラバーソールを使い分けていることからも、こだわりを持ったブランドです。そのなかからとくにおすすめしたいアイテムをご紹介いたします。
編集者/プロダクトコンセプター
南米のゴムを輸入してブーツを作った歴史が物語る、デッキシューズの名門ブランドのParaboot(パラブーツ)『BIRTH』。
個人的に10年以上愛用していますが、最初に買った一足がいまだに夏の現役です。レザーですが意外に雨にも強いのです。

Paraboot(パラブーツ)『BIRTH』


















出典:Amazon
素材 | LIS オイルドレザー |
---|---|
カラー | ネイビー、ブラック、マロンブラウン、ホワイト、ノワゼット、レッド、ローズ |
Sperry Top-Sider(スペリートップサイダー) パイオニア的存在
デッキシューズのパイオニア的存在のスペリートップサイダー。甲板のうえで安全性を保った靴を開発したのがはじまりでした。
バリエーション豊かな商品展開で、もちろん機能性だけではなくデザインもこだわっています。
編集者/プロダクトコンセプター
デッキシューズといえば「トップサイダー」です。米海軍の公式シューズとして誕生し、キャンパスカジュアルで大流行しました。
その中でも、Sperry Top-Sider(スペリートップサイダー)『SEAMATE』は、アメカジ好きなら持っておきたい一足。ショートパンツに似合うシューズです。

Sperry Top-Sider(スペリートップサイダー)『SEAMATE』








出典:Amazon
素材 | キャンバス |
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カラー | ネイビー、ホワイト、ネイビーシャンブレー、ネイビー/レッド、ホワイト/ネイビー、 |
Clarks(クラークス) 老舗ながら、進化を止めない
クラークスは老舗のシューズメーカーで創業は1825年。デザートブーツが代表的ですが、そのほかカジュアルなものなど幅広く用意されています。
老舗のメーカーでありながらもつねに新しい技術を取り込んでおり、190年以上もの歴史を持ちながら進化し続けています。
編集者/プロダクトコンセプター
英国ブランドのクラークスが考えるデッキシューズのスタイリングは機能的。同社のシューズに共通するクッション性の良さは、一度履いたらその快適性の虜になるほど。
Clarks(クラークス)『デッキシューズ マルスセイル』は、サマースーツに合わせたい一足ですね。

Clarks(クラークス)『デッキシューズ マルスセイル』

出典:Amazon
素材 | - |
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カラー | サンド |
Timberland(ティンバーランド) 快適な履き心地と丈夫さが魅力
ティンバーランドはアメリカ発のブランドで、多くのファンを獲得してきました。快適な履き心地と丈夫さを誇ります。
なかでも注目していただきたいおすすめのアイテムをご紹介いたしますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
Timberland(ティンバーランド)『メンズ ティンバーランド アイコン スリーアイ クラシックラグ』










出典:Amazon
素材 | オイルドレザー |
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カラー | バーガンディー、ミディアムブラウン |
REGAL(リーガル) 高品質かつリーズナブル
リーガルは紳士向けのシューズでは定番的なブランドです。使い勝手のいいデザインに加えて快適さにこだわったブランドで、高品質でありつつもリーズナブルなのがポイントです。
コストパフォーマンスにすぐれたものが多いリーガルからおすすめの商品をご紹介いたします。
REGAL(リーガル)『ドライビング シューズ メンズ』












出典:Amazon
素材 | レザー |
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カラー | ブラウン、ブラック、ネイビー、ホワイトトリコロール、ホワイト/トリコ、ホワイト |
Wilson(ウイルソン) 長時間歩いても疲れにくい
スポーツブランドとして知られるウイルソンは、カジュアルなシューズデザインが特徴的です。やわらかさに特徴があり、長く歩いても疲れにくいものが多いですよ。
アウトドアのシーンでも活躍してくれるものが多く、見逃せないブランドです。おすすめのアイテムをご紹介いたします。
Wilson(ウイルソン)『メンズ デッキシューズ』














出典:Amazon
素材 | 合成皮革 |
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カラー | ホワイト、ブラック、ブルー |
MINNETONKA(ミネトンカ) ハンドメイドの伝統的な手法を貫く
自然な風合いが魅力的なミネトンカです。1946年にもともとはギフトショップとして創業しました。
厳選された素材と職人の技が発揮されていて、ハンドメイドの伝統的な手法が今も変わらず貫かれています。そんなミネトンカからおすすめをご紹介いたしますよ。
MINNETONKA(ミネトンカ)『CAMP MOC Maple』




出典:Amazon
素材 | レザー |
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カラー | メープル |
SEBAGO(セバゴ) カラーリングが豊富
セバゴはアメリカで創業したブランドで、1946年から活動しています。1970年にはブランドの代表となったドックサイドを発売。
幅広いスタイルにあわせやすい定番カラーや、めずらしいポップなカラーリングのアイテムなどを展開しています。
SEBAGO(セバゴ)『HORWEEN DOCK SIDES』






出典:楽天市場
素材 | レザー |
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カラー | ブラウン |
Eye Ball(アイボール) アウトドアからふだん使いまで対応
デザイン性が高いことで親しまれているのがアイボールです。色合いだけではなく模様までも幅広く取り揃えており、若い人からも大人からも注目されています。
汎用性が高いデザインで、アウトドアのシーンやふだん使いなど多くのシーンで活躍してくれることでしょう。
Eye Ball(アイボール)『カジュアル デッキシューズ』
















出典:Amazon
素材 | レザー |
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カラー | トリコロール、ブラック、ネイビー、ネイビー/ホワイト、ネイビー/ネイビー、ホワイト/ネイビー、ホワイト/ブラウン |
ZAPATOS CLUB(サパトスクラブ) 幅広い世代が注目
サパトスクラブはロープライスとハイクオリティをコンセプトとしたブランドです。カジュアルなアイテムが多く、手軽に試すことができそうですね。
伝統と流行のどちらも兼ね備えており、幅広い世代から注目されています。
ZAPATOS CLUB(サパトスクラブ)『キャンバスデッキシューズ メンズ』














出典:Amazon
素材 | キャンバス |
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カラー | パームツリー、ブリーチデニム、ベージュ/ネイビー、ホワイト/ネイビー、デニムヒッコリー、ネイビー/ブラウン、ブラックドット ほか |
RALPH LAUREN(ラルフローレン) 機能性や素材にこだわる
ポロシャツでも知られるラルフローレンは、デッキシューズも多く展開。機能性や素材へのこだわり、ブランドとしての信頼感などから、はじめて買うときに失敗したくないという方にぜひチェックしていただきたブランドです。
ラルフローレンからおすすめのアイテムを見ていきましょう。
RALPH LAUREN(ラルフローレン)『BIENNE 2』

出典:Amazon
素材 | キャンバス、レザー、スエード |
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カラー | レッド、オリーブ、ブリティッシュカーキ |
VANS(バンズ) デザインのバリエーションが豊富
バンズはスケートボードシューズの代名詞ブランドとして知られています。スポーティーなアイテムが多く、スポーツをたのしむ方から親しまれているブランドです。
そのほかカジュアルなスタイルに合わせやすいものもあり、ふだん使いにももちろん活用いただけます。デザインのバリエーションが豊富であることも見逃せないポイントですよ。
VANS(バンズ)『CHAUFFEUR 2.0 TWO TONE』






出典:楽天市場
素材 | キャンバス |
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カラー | ラグーン/サーフォサウルス |
Dect(デクト) さわやかな印象を与えてくれる
春夏の定番的なスタイルはもちろんのことアメカジやキレカジなど、幅広いスタイルに合わせやすいブランドです。
さわやかさを与えてくれる大人なシリーズが多く、コーディネートと合わせるとこなれ感を出してくれるでしょう。
Dect(デクト)『デッキシューズ』














出典:Amazon
素材 | 合成皮革 |
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カラー | ネイビー、ブラウン/ダークブラウン、トリコロール |
ステファノロッシ(STEFANO ROSSI) 大人の雰囲気を高める
デッキシューズのブランドでおすすめしたいのがステファノロッシです。厚みがあるデザイン性で大人の落ち着いた雰囲気をぐっと高めてくれるでしょう。
おすすめのアイテムの特徴をまとめました。
STEFANO ROSSI(ステファノロッシ)『DECK LIGHT』






出典:楽天市場
素材 | レザー(スエード) |
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カラー | ネイビー、ライトブルー、ブラウン |
「デッキシューズ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする デッキシューズの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのデッキシューズの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
デッキシューズを履く際のポイント!
自分のファッションにデッキシューズを取り入れる際に、押さえておきたいポイントをご紹介いたします。季節や履き方などのポイントを押さえておきましょう。
デッキシューズを履くのに適した季節は?
デッキシューズは暖かい季節にぴったりなイメージが強いのではないでしょうか? グリップが効いているので、梅雨の時期や湿気に悩まされるような夏から秋にもぴったりなシューズです。
春先から秋にかけて履くことができる汎用性の高いシューズですが、雪の積もった地面では滑ってしまうため、あまり向いていません。
靴下は履いた方がいいのか?
デッキシューズは本来素足で履くのが主流だといわれています。実際船の甲板は足が濡れることも珍しくはありませんので、靴下をはいていると不快感や歩きにくさを感じます。
とはいえ、ファッションとして取り入れるならば必ずしも素足である必要はありません。がっつりと靴下が見えてしまうのは上級者向けの履きこなしなので、はじめてデッキシューズに挑戦するなら、素足風に見えるくるぶし丈の靴下が合わせやすいですよ。
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素材やブランドの特徴を見極める!
おすすめのデッキシューズと選び方のポイントをご紹介してきましたが、気になる商品は見つかりましたか?
素材やブランドの特徴をしっかりと考慮したうえで、自分の好みや生活スタイルに合ったものを選びましょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/08 コンテンツ修正のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 平野慎也)
1982年より㈱ワールドフォトプレス社の雑誌monoマガジン編集部へ。 1984年より同誌編集長。 2004年より同社編集局長。 2017年より同誌編集ディレクター。 その間、数々の雑誌を創刊。 FM cocoloへの情報提供、執筆・講演活動、大学講師、各自治体のアドバイザー、IDSデザインコンペティション審査委員長などを現在兼任中。