ゲーミングチェアは幅広く活用できる いる? いらない?
ゲーミングチェアとは、長時間座っていても体が痛くなりにくく疲れにくいゲームプレイ専用のイスのことです。
体の各部位をサポートする機能も充実しているので座り心地は快適そのもの。ゲーム用に開発はされましたが、仕事や勉強に向かないわけではなくゲームだけでなくオフィスチェアとして、また在宅勤務・勉強椅子としても活用していくことができるでしょう。
ゲームで最高のパフォーマンスをだすために、仕事や勉強の効率化のために役立つアイテムです。
なお、価格帯は2万円台~3万円台が相場

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ゲーミングチェアの価格帯は、おもに2万円台から3万円台が相場となっています。なかには、1万円台で購入できる安いものもあれば、5万円以上するものも。
とはいえ、ゲーミングチェアは日々使用するものかつ、簡単に買い替えるものではありません。単純に金額だけで判断するのではなく、長い目で見てコスパがよいものを選ぶことが大切です。
ゲーミングチェアとデスクチェアの違い ゲーミングチェアは必要?
結論から言うと、ゲーミングチェアにデスクチェアの代わりはできますが、デスクチェアにゲーミングチェアの代わりはできません。ゲーミングチェアはランバーサポートやヘッドレストなどの体勢の維持サポート機能が充実しています。座り心地にかぎらず、姿勢や体勢がゲームのパフォーマンスに影響を与えるからです。
またリクライニング機能にも違いがあります。ゲーミングチェアはリクライニング角度が大きいものが多く、最高180度まで倒せるフラットタイプもあります。仮眠や休憩を効率よく取るだけでなく、寝ながらプレイできるのがメリットです。
また座ったときに体をホールドする感覚も大きく違います。ゲームチェアは、レーシングカーで採用されるバケットシートをベースにしている製品が多いです。ゲームは指だけを使っているように見えますが、実は体全体で操作していることも多く、体を固定して力を出しやすくします。
ゲーミングチェアの選び方 自宅で長時間ゲームや作業をするために
ゲーミングチェアはさまざまなメーカーから商品が販売されていて、機能も商品によって異なります。はじめて購入する人は迷ってしまうかもしれません。
しかし、生地・リクライニングの角度・オプションパーツなどポイントをおさえておくと、自分にぴったりの商品が選べます。それぞれのポイントについて見ていきましょう。
生地で選ぶ
ゲーミングチェアの「生地」は選び方の重要なポイントです。使用される生地は大きく分けて2種類あります。ファブリックやマイクロファイバーといった「布地」と「合成皮革」です。それぞれ特徴やメリットが異なりますので、チェックしてくださいね。
「ファブリック・マイクロファイバー」は通気性がいい
長時間座り続けていると、汗かきではない人でも背中や太もも裏に汗が出てきて蒸れることがあります。ファブリック素材やマイクロファイバー素材は通気性がいいので、快適に長く座っていられます。さらに通気性にすぐれたものを求めるなら、メッシュタイプがおすすめです。夏でも蒸れにくく、すっきりさわやかに過ごせます。
ファブリックやマイクロファイバーを使った商品は、カラー展開、デザインともシックなものからカジュアルなものまで豊富です。自分好みのデザインを選べるのはうれしいですよね。
メッシュ素材は耐荷重にも注意が必要
デスクチェアなどにも使われているメッシュ素材は、通気性の良さに定評がありますが、値段の安い低品質のものだと耐久性が落ちる場合があります。メッシュタイプを選ぶ際には、かならず耐荷重を確認するようにしましょう。
「合成皮革」は高級感があって汚れにくい
合成皮革を使ったゲーミングチェアは、高級感がただよいます。ホンモノのレザーのような肌触りの合成皮革を使用した商品も多く、品質の高さとラグジュアリー感を満喫できます。
見た目だけではなく機能面のメリットも。汗や汚れがしみこまないため、お手入れがカンタンです。飲みものをうっかりこぼしてもふきとるだけですので、心配いりません。汚れにくさはゲーミングチェアを長く使ううえで重要なポイントです。
着座スタイルでタイプを選ぶ
ゲーミングチェアは、着座スタイルにより狭義のゲーミングチェアとゲーミング座椅子に分かれます。
座椅子タイプにも座面を回転可能なものやキャスターがついたものあるので、機能性や座り心地はほぼ同じといえます。なので、ゲームのプレイスタイルやお持ちのゲームデスクの高さに合わせて、最適なタイプを選んでください。
また、サイズが大きいものもあるので、寸法をしっかり確かめて選ぶようにしましょう。
机の高さや体のサイズに合わせて座ろう
ゲーミングチェアは、長時間のゲームプレイに耐えうるサポート機能が充実しているので、デスクチェアよりも断然疲れにくくはなっていますが、それでも痛くなることはあるでしょう。そんなときは体のサイズや机に合わせて高さを調整し直して正しい座り方をするようにしてみましょう。
どれだけ高性能な機能がついていても、体と机と椅子のバランスがあっていなければ最高のフィット感が得られるわけもありません。チェアの高さ調整、ランバーサポートやヘッドレストの位置も細かく調整し、自分に最適なポジションを見つけてください。
リクライニングの角度も確認しよう
背もたれを倒せるリクライニングの角度も事前にチェックしておきたいポイントです。ふつうのイスは背もたれが固定されていることが多く、デスクチェアも調整できる角度はあまり大きくありません。
ゲーミングチェアのリクライニングには、130度から180度まで対応している商品もあります。180度まで倒せるタイプなら、イスから動かずに仮眠もとれます。ゲーム・仕事の合間でもしっかりくつろげて、作業もはかどりそうですね。
オプションパーツで選ぶ
オプションパーツの種類が豊富なところもゲーミングチェアの特徴です。オプションパーツには、ヘッドレスト・ランバーサポート・アームレスト・フットレストなどがあります。
すべてそろっている商品もあれば、あるパーツだけついているタイプも。なにが自分に必要なパーツなのかを考えておくと、上手に選べます。それでは、それぞれのオプションパーツについてご説明します。
「ヘッドレスト」があると疲れにくい姿勢を保てる
頭と首をまくらのように支えるのが「ヘッドレスト」です。自分の体のサイズに合わせて位置を調整したヘッドレストに頭をのせて座ることで、疲れにくい姿勢を自然とキープできます。
リクライニングで背もたれを大きく倒せば、さらに快適に過ごせるでしょう。取り外し可能なヘッドレストも多く、自分の状況にあわせて使い分けができますよ。
「ランバーサポート」なら腰の負担を減らせる
背もたれの腰の部分に固定する小さなクッションが「ランバーサポート」です。腰痛対策としてだけでなく、姿勢を正しく改善してくれます。ゲームに集中すると猫背になってしまう人は、ぜひ使ってみてください。
ゲーミングチェアとランバーサポートが一体になったタイプも魅力的ですが、ランバーサポートは単体でも販売されています。コストパフォーマンスがよく、素材やフォルムなど自分好みのものを選べますので、あとから単体で買い足すのもおすすめです。
「アームレスト」で腕を休めよう
プレイの合間に手首やひじを置いてほっとできるのが「アームレスト」です。マウス操作をするときに、アームレストでひじを固定するという使い方もできます。
上下に調節可能なタイプであれば、使わないときに低くさげておけます。なかには左右に動かせたり角度調整できたりするタイプも。デスクの高さや自分の姿勢にあわせてこまかく調節できると、快適度がさらにアップします。
「フットレスト(オットマン)」は脚を伸ばしてひと休みできる
「フットレスト」に脚をのせて体を伸ばすと、血流がよくなりリラックスできます。別名オットマンともよばれるフットレストは、新幹線や飛行機の座席にも採用されており脚の負担を軽くします。
格納式のフットレストが装備されたゲーミングチェアも数多くあります。使わないときは座面の下に収納しておき、使うときにひっぱりだせるので便利です。180度リクライニングが可能な場合、フットレストがあれば脚を伸ばして横になれます。
スピーカー付きでより臨場感を楽しめる
ゲーミングチェアの中には、Bluetoothスピーカーを搭載したモデルもあり、臨場感あふれるサウンドを聞きながらゲームをプレイすることができます。
スピーカーがチェアに搭載しているので何と言っても迫力が段違いです。Bluetoothなら完全ワイヤレスでスマホやタブレット、パソコンなどと連携、自由自在に音楽とプレイを楽しめます。
ゲーミングチェアのおすすめメーカーを紹介!
海外製や日本製など多くのメーカーからから販売されているゲーミングチェア。どれを選べばいいか迷ってしまう方は、ブランドで選ぶのもおすすめ。
代表的なブランドがAKRacing(エーケーレーシング)・DXRACER(デラックスレーサーチェア)・Bauhutte(バウヒュッテ)の3社です。
最近では大手家具メーカーのニトリやネット通販でコスパが高いと評判のGTRACING(ジーティーレーシング)もゲーミング家具を展開しています。
AKRacing(エーケーレーシング)
「エーケーレーシング」は中国で創立され、グローバルブランドとして世界中に展開しています。もともとプロ仕様のレーシングカーのシートを製造していましたが、ゲーマーからのリクエストでゲーミングチェアの生産をはじめました。
体に安定性をもたらす、人間工学にもとづき設計されたチェアは、とても快適な座り心地です。オフィスチェアも製造していましたので、ビジネスシーンでも使えるような洗練されたデザインの商品も販売しています。
DXRACER(デラックスレーサーチェア)
「デラックスレーサーチェア」はアメリカを中心に世界中で展開しています。クッション性の高い構造と素材を採用していますので、長時間座っていても疲れません。
チェアのサイズが豊富なのもうれしいポイントです。小柄な女性から大柄な男性まで、自分のサイズにあうモデルが見つかりますよ。
Bauhutte(バウヒュッテ)
デスク周辺を中心とした家具ブランド「バウヒュッテ」には、多彩なゲーミングチェアがあります。自分にあったモデルを選びやすいうえ、デスクや周辺アクセサリーもいっしょにそろえられます。
国内メーカーなだけあって、日本人の体格にあわせた低座面設計が用いられています。両足をしっかり床につけられますのでプレイしやすく、正しい姿勢をキープできて疲れにくいでしょう。
GTRACING(ジーティーレーシング)
2011年に創業以来、世界各国で圧倒的な支持を得ているゲーミングチェア市場の急先鋒ブランド。愛用者は世界で76万人、各国での販売台数が月平均2万台を超え、Amazonをはじめとする各通販サイトのゲーミングチェアにおいて、今最も売れているゲーミングチェアのひとつです。
近年ヨーロッパやアメリカ、オーストラリア、アジアで盛り上がりを見せる「eSPORTS」の大会で使用されたこと、そしてYouTuberらにも拡散されことで、一気に人気に火がつきました。
その最大の特長は、低価格ながら快適な座り心地と品質の高さにあります。
ニトリ
もともと家具メーカーとして知られるニトリ。近年ではゲーミング家具の販売も手掛けており、商品数こそまだ少ないものの、ゲーミングチェアのみならずゲーミングデスクなども展開しています。
特長は、機能性と素材レベルまでこだわった高い品質。自社の技術を取り入れつつ、大手繊維メーカー・東洋紡の「合成皮革」を採用するなど、大手家具メーカーならではのノウハウが生かされたラインナップになっています。
ゲーミングチェアのおすすめ18選 材質・リクライニング角度・オプション機能もチェック!
おすすめのゲーミングチェアを紹介します。メーカーやデザインなど幅広いラインナップをそろえました。あなたにぴったりのゲーミングチェアを見つけてみてくださいね。


BAUHAUS(バウハウス)『ゲーミングチェア』
ニトリ『ヘイデン2 BK/RE』

「ゲーミングチェア」のおすすめ商品の比較一覧表
ゲーミング座椅子のおすすめ3選 座椅子タイプや低いものが好きな人に
ここからはゲーミング座椅子を厳選してご紹介していきます。
「ゲーミング座椅子」のおすすめ商品の比較一覧表
ゲームキャスターのアドバイス 座り心地やデザインもチェック!
ゲームキャスター
私がオススメするゲーミングチェアの選び方はコチラ!
1.座り心地
ゲーミングチェア、やはり大きく占めるのが座り心地。それぞれに「ジャストフィット」「ゆったり座れる」タイプもありますので、チェックしましょう。
2.素材
個人的には、長時間ゲームを楽しむ方は通気性のよいメッシュ素材をおすすめ! アームレストの材質によっては擦れて痛いこともありますので、各パーツのチェックも忘れずに!
3.カラーリング・デザイン・コラボ
これも大切な要素、部屋に置いて「アガるデザイン」かはエンジョイゲーマーさんは重要視する価値あり! 好きなゲーム・キャラクター・コンテンツとのコラボは、チェアの配色も違いますし、なにより自分だけのゲーミングチェア感があっていいですよ!
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ゲーミングチェアの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのゲーミングチェアの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
チェアマットやゲーミングデスクもチェック!
今や競技として認知されつつあるeスポーツですが、3Dなどグラフィックや早い動作が必要になるゲームをPCで楽しむには、高い処理能力をもつゲーミングPCが必要になります。ここでは、価格帯別おすすめゲーミングPCとその選び方をご紹介します。
ゲーミングチェアでパフォーマンスも向上!
ここまでゲーミングチェアのおすすめ商品をご紹介しました。生地・リクライニングの角度・オプションパーツ・ブランドなど選び方のポイントもあわせて解説しています。
商品選びの参考にして、あなたにぴったりのゲーミングチェアを選んでくださいね。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
ゲームキャスター・MC・NA・コミュニケーションコンサルタント。 東京タワーDJ・ディズニーチャンネルのお兄さん・MCを経て、2015年TokyoGameShowから各ブースのMC・実況を担当。 代表的な競技シーン実況はカードゲーム「Gwent世界大会」、FPSゲームは「OverWatch W杯」。 配信放送では「Hearth Stone」またサッカー元日本代表前園真聖さんをゲストに迎えて「NBA2K19」のバラエティ配信MC等幅広く活動。 「ゲームで皆が楽しい」をコンセプトに、笑顔の役に立ちたいとゲーミングステージに立っている。 ゲーム以外では「承認力」をテーマに上司と部下のコミュニケーションコンサルティングを企業講義。 大手電機会社より受託、製品のプロモーションディレクター(販売士)。 他にもVP・企業展示会ナレーター、ステージMCと稼働中! 今回のエキスパート取材案件も二つ返事で受託、今後も時間の許す限り楽しく自分と仕事を広げていく予定。 趣味は「バスケットボール・読書・ゲーム・断捨離・QOL向上の模索・美味しいお店探し」 モットーは「面白そうな事は全てやる」