コップスタンドの選び方 ポイントをおさえよう!
収納コンサルタントの有賀照枝さんへの取材をもとに、コップスタンドの選び方をご紹介します。ポイントは下記のとおり。
【1】設置場所とコップの数
【2】スペースにあった設置方法
【3】水受けトレイがあるかどうか
【4】インテリアに合うデザインか
【5】お手入れのしやすさ
【6】コップスタンド以外に活用できるか
上記のポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うコップスタンドを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】洗面所orキッチン? 場所とコップの数を確認しましょう
コップを使う場所といえば、洗面所やキッチンがすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。洗面所で使う場合は、うがいや歯磨き時にコップを使用し、1~2個を家族共有で使用しているケースも多いかもしれません。
また、キッチンでは家族の人数や飲み物によっても使うコップが変わり、洗面所に比べて種類も使用頻度もかなり高くなるのではないかと思います。
ふだん使う場所で、どのくらいの数のコップをかけておけばいいのかを検討して、コップスタンドを選びましょう。多くでまわっているのは、コップが1~7個くらいまで掛けられるタイプです。
洗面所|吸盤付きや歯ブラシスタンドのセットをチェック
洗面所は、限られたスペースの中に石鹸や歯ブラシ、歯磨き粉などを置くので、コップスタンドもコンパクトなものを選ぶといいでしょう。
壁に着けられる吸盤付きなら、壁面を有効活用できてお手入れも楽です。また、歯ブラシスタンドが付属していれば、省スペースになります。
一人暮らしならコップ1つを置けるもので良いですし、家族で分ける場合はコップ1~2個程度に対応したスタンドを選ぶといいでしょう。
キッチン|安定感がある滑り止め付きを
コップや食器など、割れやすいものが多いキッチンで使うなら、ぐらつかず安定感のあるコップスタンドを選びましょう。
底に滑り止めがついているものなら、水まわりでも滑りにくくて安心です。ガラスコップや取っ手付きコップも使いたい場合は、コップとコップの間に十分なスペースがあるものが便利です。
家族がいる場合や普段使いするコップがいくつかあるなら、4~6個のコップを立てられるものが使いやすいでしょう。
【2】スペースにあった設置方法で選びましょう
コップスタンドが置けるスペースがあまりない場合は、吸盤フックで鏡などの壁面を使った設置方法がおすすめです。コップを1つ掛けられるものが多いので、一人暮らしの方やスペースを有効に使いたい方には便利です。
コップスタンドを置くスペースが平らな面に確保できる場合は、独立型のコップスタンドがおすすめです。独立タイプはコップを複数個掛けられるので、大人数のご家庭や来客の多い方に向いています。
【3】水受けトレイがあるかどうかをチェックしましょう
吸盤フックタイプは水受けトレイがないものがほとんどですが、独立型のコップスタンドは水受けトレイがあるものとないものがあります。
水受けトレイがある場合は、コップを洗ってすぐにそのまま掛けても水びたしになる心配が少ないので、比較的設置場所を選びません。
水受けトレイがないタイプは設置場所が限られますが、コップスタンド自体を使わないときには、折りたたんでコンパクトに収納できるものもあります。
また、水受けトレイがある場合は、トレイの水を捨てたり洗ったりなどのメンテナンスが必要になることもあるので、ご自分にあったタイプを選んでみてください。
【4】インテリアにあわせてデザイン性が高いものも
コップスタンドといえば、シンプルな金属やプラスチック製のものをイメージされる方も多いかもしれません。
しかし、ネックレスなどのアクセサリーを飾るような枝をモチーフにしたデザイン性の高いものや、鳥や動物などがちょこんとついてお子さんもよろこんでうがいや歯磨きをしてくれそうな可愛らしいものまで、多くの種類があります。
カラーも白黒のシンプルなものから、赤やグリーンなど色鮮やかなものまでありますので、お好みやお部屋のイメージにあわせて選べます。
【5】お手入れのしやすさで選びましょう
洗面台やキッチンなどの水まわりは常に湿っているため、どうしても雑菌やカビが繁殖(はんしょく)しやすくなります。そのため、コップスタンドを選ぶ際は、お手入れのしやすい形状や素材かどうかも考慮するようにしましょう。
ワイヤータイプ|底に汚れがたまらない
ワイヤータイプのコップスタンドは、水のたまるところがないので、ぬめりやカビが発生しにくいというメリットがあります。
オールステンレスならさびにくく、見た目もおしゃれですよ。
フッ素コートタイプ|水をはじいてお手入れかんたん
表面がフッ素でコーティングされているコップスタンドなら、水をはじいてカビや水あかの汚れを防いでくれるので、メンテナンスがかんたんです。
洗いにくいスタンド部分も、フッ素コートタイプなら水あかがたまりにくく、ぬめりやカビを抑えながら、いつでも衛生的に使うことができますね。油などの汚れがついてもサッと軽く拭くだけで、かんたんに取ることができます。
珪藻土タイプ|水分を吸収してぬめりにくい
吸水性に優れ、コースターやバスマットなどにも使われる珪藻土。水切りトレイに珪藻土(けいそうど)が使われている商品なら、コップから落ちた水滴を珪藻土が吸収してくれます。そのため、水切りトレイの洗浄や乾燥といった面倒な作業が必要ありません。
プラスチック製と比べて割れやすいので、扱いには注意が必要です。
【6】コップスタンド以外に活用できるケースも
独立型のコップスタンドは、コップだけではなく洗った水筒やリサイクル資源にまわすペットボトル、牛乳パックなども一緒に掛けて水切りできますので、非常に便利です。
キッチンは洗ったものを立てて乾かせるスペースが意外と少ないので、コップ以外の水切りもできるスタンドは、スペースも時間も有効に使える一石二鳥のアイテムです。
おすすめのコップスタンドはこちら! キッチン・洗面所に
上で紹介したコップスタンドの選び方のポイントをふまえ、収納コンサルタントの有賀照枝さんと編集部で選んだおすすめ商品をご紹介します。
▼洗面所用
まずは、洗面所で使うのにおすすめのコップスタンドをご紹介します。

吸盤で取りつけられる可愛いコップスタンド
吸盤で取りつけて使うシングルコップスタンド。壁面と平面どちらにも取りつけができ、10cmまでの高さのコップが掛けられます。
先端にかわいい丸状のシリコンがついていて、コップ内の水を切りながら、楽しく収納できます。
耐荷重が100gなので、洗面所でうがいや歯磨き時に使用する、軽いプラスチック製のコップ置き場として使うのがおすすめです。カラーはブルー、ピンク、ホワイトの3色展開のうえ、価格もリーズナブルです。

まるで鳥かごみたいな可愛らしさが魅力
うがいコップと専用スタンドがセットになった、とにかく可愛いコップスタンドです。
枝のようになっているスタンドにコップを掛けると、枝にとまったオカメインコが鳥かごにチョコンと入っているようで、うがいや歯磨きタイムが楽しくなるようなアイテムです。
付属のコップは割れにくいプラスチック製なので、大人はもちろんお子さんも安心して使えます。オカメインコ以外にも、セキセイインコやクマノミもいますので、お好みにあわせて選んでみてください。
吸盤でしっかり固定するから壁にも使える
洗面所に便利なコップスタンドです。吸盤式で、そのまま置いても壁にくっつけても使えます。吸盤用補助板がついているため、吸盤がつきにくい場所でも安心です。キズや汚れに強いダブルコーティングで、長く使えますよ。
スタンドだけでなく、コップも付いています。リーズナブルな価格で、コスパの良い商品です。
▼キッチン用
続いては、キッチンで使うのにおすすめのコップスタンドをご紹介します。

スリムで場所を取らないコップスタンド
コップを引っ掛けるのではなく置いて使うので、お子さんでも使いやすいコップスタンドです。
一般的なコップが5~6個程度置けて、取り外し可能な水受けトレイもついているので、キッチンの空いたスペースで使用でき、比較的置く場所を選びません。奥行10.5cm高さ2cmとスリムなので使わない時はすきまに収納してもよいでしょう。
コップやグラス以外にも、ちょっとした洗い物を置く水切りラックとして使用しても便利なので、洗い物が少ない一人暮らしの方やお子さんがいるご家庭におすすめです。

牛乳パック立てや簡易ごみ箱としても使える
コップやグラスの水切り以外に、ペットボトルや水筒・洗った牛乳パックもしっかり立てて乾かせる、26.5cmの高さが魅力です。
先端にすべりどめがついているので、ビニール袋を引っ掛けて簡易ごみ箱として、また食品保存袋を引っ掛けてカレー等の液体状の食品を入れるのにも大活躍してくれます。
コップスタンド以外にも、幅広い使い方ができるアイテムなので、キッチンをより便利にしたい方におすすめです。使わないときは、コンパクトにたたんで収納しておくことができるので、場所を取りません。

3点に分かれた先端がコップを安定させてくれる
コップスタンドの先端が三又に分かれていて、コップを掛けたときに安定しやすくなっています。
一般的なペットボトルの口は三又には入らないようですが、掛けるコップのサイズや使う場所にあわせてスタンドサイズを伸縮させることができて、使わないときには折りたたんで収納することができる、使い勝手のいいスタンドです。
また、ローズホワイト、アーバンオレンジ、マスカットグリーンの3色展開で透明感がある見た目のため、キッチンが華やぎそうです。

持ち手がついて運べる北欧風コップスタンド
コップスタンドに木製のしっかりした持ち手がついているので、スタンドを持ち運びしたい方におすすめです。
コップを洗った後に別の場所で乾燥させ、食器棚やダイニングテーブル上へサッと移動させられるので便利ですね。
北欧風な雰囲気を楽しめるので、機能性はもちろん、おしゃれ度がアップすること間違いなしです。おしゃれなアイテムに囲まれて、毎日楽しくキッチンに立ちたいですね。

伸縮式でシンク上を有効活用できる
シンク上に設置するコップスタンドです。長さが約34〜50cmの間で調節可能です。フラットなまま使うこともできるのですが、必要な数や大きさにあわせてスタンドを立てて使うこともできます。
コップだけではなく、食品トレイや牛乳パック、小皿なども洗って乾かすことができ、幅広い用途で使えます。コップスタンドを置くスペースがない方におすすめです。
フッ素コートが水をはじいてお手入れかんたん
マットな質感で高級感のあるコップスタンド。コップを立てる部分がV字型に設計されているので、隣のコップ同士が当たりにくくなっています。
このコップスタンドのポイントは、水や油をはじいてお手入れしやすいフッ素コート加工がされているところ。すべりやすいシンクまわりでも、コップスタンドの脚にシリコンのすべりどめがついているので、安心して使えますね。
お手入れかんたん! 珪藻土のトレイが水滴を吸収
お手入れのしやすいワイヤー形状のスタンド部分に、吸水性に優れている珪藻土のトレイを組みあわせた商品です。水切りトレイで受けた水滴を珪藻土が吸収するため、トレイのお手入れは必要ありません。
コップは6個かけられるので、人数の多い家族にぴったり。トレイの吸水力が落ちてきたら、天日干しや電子レンジで乾燥させてくださいね。
コップの一時置きに! 吸水速乾の珪藻土マット
日本製の珪藻土を使った「なのらぼ」シリーズ。キッチンやシンクの横に置きやすいA4サイズで、水切りマットとして便利です。珪藻土なので、吸水速乾性はばつぐん。洗う頻度の高い、よく使うコップの一時置き場としてもおすすめ。
ほかにも、スリムサイズやワイドサイズ、ロングサイズなど多数のサイズを展開しているので、使い勝手のいいサイズを選べます。
吊り戸下がコップ収納に変身!タンブラーホルダー
◆吊り戸下に取り付けられて省スペース収納
◆棚板にはさんでネジで固定するだけのかんたん装着!キズつき防止のごゴムつき
◆浮かせて収納できるから衛生的◎
オブジェのような見た目の水切りスタンド!
◆取手をひっかければマグカップも収納できる◎
◆組み立ては、差し込むだけでかんたんにできる
◆本体を丸洗いできるから衛生的!
サビに強いステンレス製!吸盤式コップハンガー
◆鏡や壁のいろんなところに取りつけ可能な吸盤タイプ!
◆フック仕様で水切りカゴにも掛けられて便利
◆浮かせて水切りできるから衛生的◎
温かみのある天然素材カップツリー!
◆木目が美しく、シンプルなデザイでそのままテーブルにも出せる!
◆本体と同素材のコースターが6枚セットでついてくる◎
◆マグカップもからけられる、かわいいツリー型収納タイプ
ステンレス製で折りたたみ可能なグラススタンド!
◆使わないときは折りたたんで収納できて省スペース
◆グラスから切った水を溜められるトレーつき
◆丈夫でサビにくいステンレス製!衛生的なところも◎
珪藻土トレーつき! おしゃれな6個コップスタンド
◆吸水性の高い珪藻土の水切りトレーで衛生的◎
◆天然木の取手つきでそのまま持ち運びできる
◆安定感がある幅を持たせた本体サイズで倒れにくい!

スタイリッシュなアイアンアートグラススタンド!
◆水切りトレーつきで下が汚れないからいろいろなところにおきやすい◎
◆コップハンガーと台座には、キズから守ってくれるシリコンカバーつき!
◆職人が作ったアイアンハンガー材質で、研磨済みだから滑らかな質感
「コップスタンド」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする コップスタンドの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのコップスタンドの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのコップ関連商品はこちら 【関連記事】
コップスタンドは使う場所の状況に対応できるものを 収納のプロからのアドバイス
コップスタンドには種類が多く、どれを選んだらよいか迷うところではありますが、便利で使用頻度がかなり高いアイテムになると思いますので、各ご家庭にひとつはあっていいアイテムだと思います。
購入する際の優先順位としては、まず使う場所と設置するスペースがどういう状況か、そしてコップスタンド以外にほしい機能があるか、をよく検討されてみるといいと思います。また、シリーズ商品の一部として販売されているものもあるので、お部屋に統一感を出したい場合は、シリーズでそろえてみるのもひとつの手です。
◆Amazonや楽天を始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しており、当記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されます。◆記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆アンケートや外部サイトから提供を受けるコメントは、一部内容を編集して掲載しています。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。