アウトドアで活躍するチタンカップとは? 耐久性が高く軽くて丈夫
チタンカップは一般的に「チタニウム」といわれる、見た目はアルミやステンレスに似た素材で作られています。耐久性がよく軽くて丈夫な素材なので、落としてしまってとしてもかんたんに壊れず、持ち運びにも便利なため、アウトドアやレジャーに適しています。
なお、金属にありがちなニオイや味もしないので、飲みものも問題なく飲むことができます。また、さびにくく長持ちするので、ご家庭で使っても重宝します。
チタンカップの選び方 軽くて実用性が高い、アウトドアや家庭でも活躍
それでは、チタンカップの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】タイプは用途で異なる
【2】機能や特徴をチェック
【3】ふだん使いするならブランドやデザインに注目
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】タイプは用途で異なる 調理用か食器用か?
直火対応か保温性重視かによって、選ぶチタンカップのタイプは変わります。使用するシーンなどご自身のニーズを考えながら、どちらのタイプが適しているか当てはめてみてください。
もちろん、両タイプを持って使い分けてもいいですし、丈夫で軽くて持ち運びも便利なので、複数持っていても損はありません。
▼大容量のシングルタイプなら直火利用OK 調理に!
キャンプなどで調理器具として使いたい方には、直火で使用できるシングルタイプがおすすめ。
ひとりからふたり用の飲み物を温める場合は、だいたい200〜300mlのもので充分ですが、スープなどを調理したい場合は、それ以上のサイズのものを選びましょう。クッカー感覚で使用することがき、荷物を減らすことができます。
▼保温・保冷力にすぐれたダブルタイプ カップ利用!
ドリンク専用で使いたい方は、保温・保冷性を重視したダブル構造タイプが適しています。ホットコーヒーやホットティーなどを飲む場合は、小さめサイズのもので大丈夫ですが、冷たいビールや氷を入れたジュースを飲む場合は大きめサイズがいいでしょう。
直火にかけると壊れてしまう構造なので、温かい飲み物を飲むときは、必ず温めたものを移し替えて飲むようにしましょう。
【2】機能や特徴をチェック あればなお便利!
チタンカップを選ぶ際の大きなポイントは直火対応か保温重視かですが、そのほかにも便利な機能がついたものもあります。
そのなかからいくつかご紹介しますので、プラスアルファの参考にしてみてくださいね。
▼蓋がセットされていると便利 保温・保冷力がさらにアップ
蓋つきのチタンカップは、保温・保冷性が向上しやすくなります。蓋をしたまま温められるシングルタイプの場合は、加熱時間も短縮できて使い勝手がよくなるでしょう。
蓋ロックつきのものであれば、さらに便利。アウトドアでは、虫やごみなどの混入も防げますね。
▼分量がすぐにわかる 計量目盛りつき!
近年では計量目盛りつきのものもあり、湯沸かし時に必要なぶんだけ湯を沸かすことができます。
正確に量を量ることができるので計量カップを別で用意する必要もなくなりますし、チタンカップを調理器具として使いたい場合にも便利な機能です。実用性をワンランクあげて楽しみたい方はぜひ注目してみてください。
▼重量もチェック 荷物を減らすならより軽いものを
チタンカップは軽いのが特徴で大体50~100g前後ですが、荷物を減らしたいクライマーやファミリーはより軽い20~30gを選びましょう。
▼スタッキングでコンパクト ラクラク収納!
収納のしやすさを重視するなら、スタッキングできるものがおすすめです。
同じサイズのものはもちろん、違うサイズのものも重ねられるため、複数持っていく必要がある際でも荷物がかさばりにくくなります。少しでも荷物を少なくしたい、そんな要望を叶えてくれるうれしいデザインです。
【3】ふだん使いするならブランドやデザインに注目 プレゼントにも!
アウトドアで多くの人に愛用されているのは、信頼性の高いブランドのものが多い傾向にあります。ロゴが見栄えがするのはもちろんですが、なにより機能性がしっかりしているので、商品が多すぎて迷ったらまずはブランド品から選ぶと間違いないでしょう。
もし、自宅で使うことが多い場合は、持ち手やカップ形状などデザイン重視で選ぶのもひとつの手です。どのようなシーンで多く使うのか想定し、好みに合ったチタンカップを選んでみてください。
使う季節やシーンに合わせて選ぶ 登山愛好家がアドバイス
チタンカップは非常に軽量なのが魅力です。シングルタイプならバーナーなどの直火で湯を沸かすことも可能で、クッカーとして使うこともできます。ダブルタイプは断熱性が高いのが特徴。
ただし、低温下では樹脂製カップの方が飲みものが冷めにくいというケースもあります。そのため、気温が下がったら樹脂製カップ、夏場はチタンのダブルで保冷するなど、シーンに合わせて使い分けてもいいでしょう。
チタンカップおすすめ14選|【シングルタイプ】 直火可能でクッカーとしても使える
まずは、キャンプでの調理時にクッカーのようにも使える、直火可能なシングルタイプのチタンカップをご紹介していきます!
軽量化と使いやすさを備えたハンドルが特徴
2010年に設立された日本のアウトドアブランド「Gaobabu(ガオバブ)」のチタンマグ。ハンドル部分は軽量化のため小さめにデザインされていますが、丸みがあって持ちやすく設計されています。丈夫で使い勝手も良好です。
容量が少し大きめのこちらのサイズは、多めに飲みものを入れたり、スープなどを調理する際にも利用できます。蓋つきなので加熱時間も短縮しやすいでしょう。
広口で使いやすい、昔ながらのデザイン
アウトドア用のガスストーブとランタンで知名度がある「EPIgas(イーピーアイガス)」のチタンカップ。底面積が広く安定感があり、口も広めなので飲み物が飲みやすいです。
オールドファッション感のあるチタンの質感で、老舗のデザインのものがお好みの方におすすめ。こちらは蓋なしの商品ですが、チタン製の蓋がついたセットも販売されています。
ベイルハンドルつきだから焚火でも温めやすい
蓋にツマミと本体にハンドルがついた、750mlの大きめサイズ商品。ベイルハンドルもあるので掴みやすく、焚火の際に吊り下げて使うこともできます。
このサイズのなかでは比較的リーズナブルな価格なのもうれしいポイント。内側には目盛りもついているので、分量も量りやすいです。品質、機能性にすぐれたアイテムとして重宝します。
メッシュメースつきで持ち運びも便利
バックパッカーやクライマーから注目されているアメリカの「TOAKS(トークス)」のチタンカップ。アウトドア向けの幅広いチタンアイテムを提供している会社で、このカップもそのひとつです。
同メーカーのストーブやポットでスタッキング対応しているのも多く、統一すれば持ち運びがさらに便利に。メッシュケースがついているのもうれしいポイントです。
豊富なサイズの中から選べる魅力
220mlから900mlまで10種類ほどあるサイズの豊富さが自慢。使用用途に合わせて、好きな容量を選べます。ハンドルはすべて折りたたみ式なので、握りの質感も抜群。
大きさの違うものを持っていてもスタッキングして持ち運ぶことができ、収納にも困りません。小さいカップにドリップコーヒーをセットし、大きいカップで湯沸かしするというように使い分けてもいいでしょう。
ケトルとあわせて使いやすい軽量・高強度マグカップ
アウトドアテントで注目を集めているアメリカ発の「MSR(マウンテンセーフティーリサーチ)」のチタンマグカップ。軽量かつ強度の高さに定評があり、登山やバックパックなどハードな状況でも活躍します。
同ブランドのチタンケトルとあわせれば、すっぽりと収まるように設計されているのも魅力。シンプルなデザインが好きな方にもおすすめです。
使いやすさを重視したハンドルの形に注目
蓋のツマミの部分が自立してくれるので、沸騰時に熱くなっても蓋を取りはずしやすいのがポイント。スープを温めたりお米を炊いたりなど、アツアツの料理を食べたいときに便利です。
折りたたみのハンドルは下側が曲がっており、人差し指と薬指に負担がかからずに持つことができる形になっていて、使いやすさにもこだわっています。持ち運びのメッシュケースつき。
軽量だからあらゆるシーンで活躍
内側に計量目盛りがついているので、計量カップとしても使用できるのが便利。0.4mmという薄さで作られた、軽量化を重視したチタンカップです。
ハンドルはD型の形で折りたたみ可能。アメリカの医療機器認証(FDA)のチタンを採用しているので、アウトドア用マグカップとしても、ふだん使い用の耐熱用カップとしても安心です。
品質・機能にすぐれた薄くて軽いチタンカップ
職人がひとつひとつ作り上げている、日本のアウトドアブランドとして知名度が高い「snow peak」の一品。軽さを重視しつつも機能性・品質ともにすぐれた仕上がりです。
こちらのカップの表面も0.4mmという薄さで作られ、口の部分はカール処理が施されており、口当たりがやさしいのも特徴。サイズも豊富なので、選択の幅も広がります。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)『チタン製 スタッキングマグカップ(M-9084)』
チタンカップおすすめ3選|【ダブルタイプ】 保温性・保冷性が抜群!
次に、ダブルタイプのチタンカップおすすめ商品をご紹介します! 保温性・保冷性だけでなく、そのほかの便利な機能もあわせてチェックしてみてくださいね。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする チタンカップの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのチタンカップの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
お手入れもラクなチタンカップ 洗い方を解説
チタンカップのお手入れは中性洗剤をつけたやわらかいスポンジで、ほかの食器と同じように手洗いすればOKです。
もし蓄積した茶渋や、クッカー代わりに利用したときの焦げつきなどが目立ってきた場合は、水をふくんだメラミンスポンジでこすってみてください。かんたんに汚れが落ちてくれるので、つけ置き洗いなどの必要もなくラクにお手入れできるでしょう。
アルミ臭はどうやったら除去できる? 重曹でニオイが取れる
チタンカップを使っていて、なんだか臭いと感じたこともいるのではないでしょうか。そんな時は、重曹煮沸を行えば、簡単に取り除くことができます。方法は簡単で、チタンカップが隠れるくらいの水を入れ沸騰させて重曹を入れるだけ。
その際に注意したいのが、チタンカップを縦または横にした状態で隠れるくらいの水を使わないと、シミの原因になる可能性があります。必ずひたひたの水を用意してください!
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アウトドアだけでなく、自宅でも楽しもう!
この記事では、チタンカップおすすめ商品をご紹介しました。選ぶポイントについておさらいしましょう。
調理用・食器用の用途別や、シングルかダブルのタイプ別で選ぶことができます。さらに便利な機能つきやデザインに特徴がある商品も選ぶ際のポイントです。
お気に入りの「チタンカップ」をみつけて、アウトドアはもちろん、ご家庭や職場でも楽しい時間を過ごしてくださいね!
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自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に。登山やクライミングが趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて連載中。悩みは増え続けるアウトドア用品などの遊び道具の収納場所で、愛車のJeepラングラーもすっかり倉庫代わりに。昨今は車中泊にもハマり、住居をキャンピングカーに変えるか真剣に悩み中。