据え置きタイプとポータブルタイプの異なる点は?
外付けハードディスクには、据え置きタイプとポータブルタイプの2種類があります。データの転送速度は同じですが、ストレージの容量が異なります。
据え置きタイプは、たくさんの動画や写真を保存が可能な10TBほどの大容量の商品が多く販売されています。
一方で、ポータブルタイプは容量こそ5TBまでですが、コンセント不要で持ち運びにも最適なコンパクト設計のものが多く展開されています。使用用途に合わせて選びましょう。
MacBook用外付けハードディスク(HDD)の選び方
MacBookでも内蔵ストレージにSSDを使用することが主流となりつつありますが、大量データの保管など外付けストレージとしてはまだまだハードディスク(HDD)が便利で手離せません。
MacBookの外付けハードディスクを選ぶポイントして、USBポートの形状やハードディスクのタイプ、MacBookの機能に対応しているかなどがあります。これから、それぞれのポイントを具体的に見ていきましょう。
【1】MacBookのUSBポートの形状をチェック
MacBookは、大きく分けるとMacBook、MacBookAir、MacBookProと3つのモデルがあり、現在は公式サイトでは、MacBookは販売されていません。
USBポートの形状は、それぞれのモデルで異なります。これを間違えてしまうと、つなげたくてもつなげることができません。所有しているMacBookのUSBポートがどんな形状か、しっかり把握しておきましょう。
▼MacBookの場合
MacBookのUSBポートの形状は2015年以前はUSB-Aで、それ以降はUSB-Cとなっています。ただし、Thunderbolt3には未対応なので注意してください。なお、Thunderbolt3は新しデータ転送規格でUSBより高速に転送できるものです。
▼MacBookProとMacBookAirの場合
MacBookProは2016年から、MacBookAirは2018年から、それぞれのモデルにUSB-Cポートが標準装備されており、USB-Aポートは姿を消しました。つまり、それ以前のモデルには、USBポートとしてUSB-Cは装備されておらず、USB-Aだけがついています。
編集部から:変換アダプタが必要なことも!
多くの外付けハードディスクは、MacBookに接続する側のコネクタ形状がType-CとType-Aのケーブルを付属品として両方同梱しています。
なかにはType-Aのケーブルしか同梱されていない場合もあります。この場合は、お手持ちのMacbookのポートがUSB-Cの場合は、USB-C変換アダプタが必要になります。
【2】MacBookの機能に対応する外付けHDDをチェック
外付けハードディスクのなかには、MacBookについている便利な機能や装備に対応しているものがあります。それらの機能に対応しているものを選べば、作業効率がアップし、ストレスも減るでしょう。
▼HFS+フォーマット済みを選ぶ
ハードディスクは、フォーマットしてからでなければ使うことができません。購入してから自分でフォーマットすることもできますが、Mac形式である「HFS+」にフォーマット済みであれば、時間も手間も省けて便利です。
ストレージ容量が大きいハードディスクの場合は、とくにそうであるといえるでしょう。
▼Thunderbolt対応なら転送速度がアップ
MacBookにはThunderboltという新しいデータ転送規格に対応したモデルがあります。
Thunderboltはデータ転送の速度がUSBより速いという特徴があり、目印は雷のようなマークです。外付けハードディスク付属のケーブコネクタにこのマークがついていれば、Thunderboltに対応しています。
▼Time Machine対応を選ぶとラク
Time MachineもMacのオリジナル機能です。バックアップのスケジュールを前もって設定しておけば、自動的にデータをバックアップしてくれます。この機能に対応しているものを選べば、忘れがちなバックアップがかんたんにできて便利です。
【3】タイプ(据え置き・ポータブル)をチェック
MacBookで使えるハードディスクには、大きく分けて、据え置きタイプとポータブルタイプの2種類があります。それぞれの特徴をしっかりと理解しておけば、用途にぴったり合ったタイプを購入することができます。
▼大容量が多い据え置きタイプ
据え置きタイプは、一定の場所で使うことを想定しているので、きょう体も比較的大きめです。外に持ち出すという使い方にはあまり適していません。電源アダプタもついており、大容量のタイプも多く、14TBや16TBなどもあります。バックアップ用としても使えます。
▼ポータブルタイプなら携帯可能
ポータブルタイプは持ち運ぶことを想定して作られているため、コンパクトで比較的軽量という特徴があります。持ち運んでいるときに落とす可能性も考慮して、耐衝撃設計になっているものもあります。また、バスパワー給電に対応しており、MacBookとつなぐだけで利用できます。
【4】容量をチェック
外付けハードディスクを選ぶ際は、保存できる容量もチェックしましょう。画像やテキストの保存をする程度であれば1TBの容量でも問題ありませんが、PCのシステムバックアップ用として使うなら2TBは必要です。また、動画のように容量が多いものを保存するなら4TB以上のものがおすすめです。
なお、基本的に容量が多くなるほどに価格も上がっていくため、予算とのバランスを取るようにしましょう。
エキスパートのアドバイス
MacBookにあわせてカラーなども確認しよう
Thunderbolt対応やTimeMachine対応のものというのも大事ですが、Macbookに合わせるのであれば形状にもこだわりたいですね。
せっかくスタイリッシュさが特徴のMacbookに大型のストレージを取り付けているとそれだけで見た目があまりよくありません。形が小さいもの、Macbookに合わせてたカラーなどで選ぶのも一つの目安です。
MacBook用外付けハードディスクおすすめ7選 【ポータブルタイプ】
ここでは、ポータブルタイプのMacBook用外付けハードディスクをご紹介します。耐衝撃設計になっているものや、つなぐだけで使用できるバスパワー給電対応の商品もありますよ。
MacBookのUSBポートの形状や便利な機能にどれくらい対応しているか、ストレージ容量やサイズ、耐衝撃性などをチェックしながら、使いやすいポータブルタイプを紹介します!
Thunderbolt3対応のポータブルタイプ
データを高速で転送できるThunderbolt3に対応している、ポータブルタイプのハードディスク。ケーブルが本体と一体化していて、紛失するおそれがありません。Time Machineに対応しており、USBより高速にバックアップも可能。
アルミボディのきょう体周囲には、ゴムバンパーをつけて衝撃を吸収。万が一落としたとしても、壊れにくくなっています。
Time Machine対応の手のひらサイズ
Time Machineに対応している、手のひらサイズのハードディスクです。コンパクトなので、MacBookと一緒に持ち歩いてもかさばりません。データが消えるアクシデントがあっても、Time Machineでかんたんに復元可能。
Type-AとType-Cのケーブルが用意されているので、どのモデルのMacBookでも利用することができます。
持ち運びも安心の耐衝撃設計
持ち運びも安心、ポータブルタイプのハードディスク。内部のサスペンションときょう体を囲むゴムダンパーで、耐衝撃設計を実現。USB3.1Gen1対応で、最大5Gbpsでデータ転送が可能なので、大量のデータをすばやく処理できます。
本体とケーブルを別々にしていると、ケーブルだけ紛失してしまう場合もあります。ゴムバンパーには凹みがついているので、ケーブルをセットしておけば、紛失防止に。
アルミきょう体のスタイリッシュなHDD
見た目もかっこいい、スタイリッシュなデザインのハードディスクです。シルバーカラーなので、MacBookの横に置いていても違和感がありません。厚さが約1cmほどと薄型でかさばらず、データの持ち運びもラク。
きょう体がアルミニウム製のため、放熱効果が高いだけでなく、キズや指紋がつきにくいのもうれしいポイント。長くきれいに使えます。
アウトドアでも使用可能な大容量ポータブル
防塵性と防水性にすぐれ、アウトドアでの使用にも充分耐えるハードディスクです。キズがつきにくく、放熱効果のあるアルミきょう体と耐衝撃設計のボムバンパーが特徴的。USB3.1Gen1対応なので、データ転送もスムーズに行なうことが可能。
ふたつのHDDが入っていて、容量は8TBです。RAID機能が使えるので、データの読み書きを速くしたり、大切なデータを二重に保存したりすることができ、たいへん便利です。
MacBook用外付けハードディスクおすすめ4選 【据え置きタイプ】
次に大容量の据え置きタイプのMacBook用外付けハードディスクをご紹介します。電源アダプタもついていて、~16TBなど大容量なタイプが多いので、バックアップ用としても使えます!
「MacBook用外付けハードディスク」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 外付けハードディスクの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの外付けハードディスクの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
MacBook用外付けハードディスク(HDD)関連の記事
自分の使い方に合わせて選ぼう
ここまでMacBook外付けハードディスクのおすすめ商品を紹介しました。
MacBookはモデルによってUSBポートの形状が違うこと、用途別にタイプを選ぶこと、Time Machineなどの便利な機能に対応していることなどが選ぶポイントとなります。あなたがほしいMacBook外付けハードディスクを選んでみてくださいね。
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家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。