命名紙の選び方
まずは命名紙の選び方をチェックしていきましょう。保育士・武田優希さんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりの命名紙を選ぶために参考にしてみてくださいね。
飾り方に合わせて命名紙のタイプを選ぶ
命名紙はもともと「お七夜」と呼ばれる生後7日目の命名式に使われる紙です。元々は半紙に名前を書く風習でしたが、昨今はさまざまなタイプの命名紙が取り扱われています。
半紙タイプ|お七夜にぴったり
半紙タイプの命名紙を選ぶと伝統的な雰囲気に仕上がるため、神棚や、赤ちゃんの近くに飾る場合におすすめ。
汚れや破れが気になる場合には、掛け軸タイプのように命名紙自体が補強されている商品を選ぶこともできます。鶴亀のような伝統的な柄はもちろん、かわいらしいキャラクターをあしらったデザインもあります。
色紙タイプ|オーソドックスな色紙タイプ! 足形や写真を入れられるものも
色紙タイプは、正方形の色紙に名前を書くタイプ。柄がなくシンプルなものから、凝ったデザインのものまであります。
色紙タイプのなかには、三つ折りタイプになっていて名前だけでなく写真や足型を入れられるものもあります。
額縁やラミネート加工タイプ|長期保管できる
命名紙を紙だけで保管していると、どうしても劣化してしまいます。命名紙を記念品として長く保管したいときには、アクリルケースに入っているものや、ラミネート加工が施されているものがおすすめ。
メモリアルグッズとしてさまざまなデザインの命名紙があるので、好きなデザインを選んで長期保存しましょう。
アルバムタイプ|エコー写真・手形足形などたくさんの思い出を残せる
アルバムタイプとは、命名紙として名づけの用紙が保管できるのはもちろん、写真や手形・足形などさまざまなものが一緒に保管できるタイプです。
赤ちゃんはあっという間に成長します。アルバムタイプなら、名前を決めたときの気持ちから、子どもが成長していく姿まで思い出としてとっておけます。
手書き or 代筆? 名前の書き方で選ぶ
命名紙は自分で名前を書くタイプと代筆が依頼できるタイプがあります。
手書き|書き手の手癖が味わい深い
手書きタイプは用紙だけがあって自分で赤ちゃんの名前を書き入れるタイプです。自分で作ることにこだわりがある場合には、毛筆で書く伝統的な手法をとるのも一案。
気持ちをこめて手書きすると、書いた人の文字のくせがそのまま残せて味わい深くなります。テンプレートを活用して自作することもできますし、既製品の命名紙を使うことも可能です。
代筆|美しい文字を記念に残せる
字には自信がないけれど、パソコンのフォントをそのままではなんとなく味気ないという場合に便利なのが代筆サービスつきの命名紙。書家が毛筆で書いてくれるので、よりクオリティの高い、美しい命名紙が残せます。
ただし、命名紙だけを買う場合と異なり、字を書いてもらうための時間がかかります。使用する日が決まっている場合には、余裕をもって注文しておきましょう!
パソコン|手軽さがポイント
手書きの文字にこだわりがないのであれば、パソコンで印刷したものを選んでもよいでしょう。好みの書体で印刷すれば、印刷であってもこだわりの一枚に。
また、シンプルなフォントスタイルであれば自作することも可能。プリンターが自宅にない場合はコンビニなどで印刷できます。
デザインは飾る場所に合わせて選ぼう
命名紙は生まれたときを思い出すきっかけとなる記念品です。もしリビングに飾る場合には明るい雰囲気で少し小ぶりに、和室に飾る場合には大きめで和モダンな額に入ったものを選ぶなど、命名紙をどこに飾りたいかによってデザインを選ぶ方法があります。
赤ちゃんらしくキャラクター入りやパステル調を選んだり、伝統に則った和柄をあしらったものを選んだりしてもよいでしょう。
保育士からの購入アドバイス
保存しやすいものを選びましょう
写真撮影などに使ったあとは命名紙を処分するのであれば、半紙だけのものでもよいでしょう。しかし、せっかくの命名紙を記念に残したいと思う方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、アルバムタイプのものや収納箱が付属しているものを選びましょう。ラミネートでも保存できますが、これから増えていくであろう思い出の品と一緒に保管することを考えると、より強度があるアルバムや収納箱のほうがおすすめです。
命名紙のおすすめ6選|自筆タイプ おしゃれでかわいい! 人気のディズニーデザインも
ここまでご紹介してきた命名紙の選び方を踏まえて、実際の商品をみていきましょう。
まずは自分で文字を記入するタイプの命名紙についてご紹介します。
『命名軸』は名前のとおり、掛け軸タイプの命名紙です。手書きしたあとに飾りやすいのがうれしいポイント。キャラクターものではなく、シンプル過ぎない命名紙をお求めの方におすすめの商品です。

掛け軸に命名紙を貼りつけた純和風タイプ
和の風情にこだわった掛け軸タイプの命名紙。お七夜やお食い初めなど赤ちゃんが主役になる際に床の間などに飾ると格調高い雰囲気が演出できます。
命名紙には鶴亀に松竹梅、いぬはりこなど縁起のよいモチーフが描かれ、名前のほか生年月日を記入する欄があります。化粧箱が付属しているため、飾らない場合には、箱に納めて保管できます。
手書き利用も可能なディズニー柄
手書きにもインクジェットプリンタにも対応しているA4サイズの命名紙です。ディズニーのベビーミッキーのキャラクターがかわいらしく、同シリーズにベビーミニー、ベビープーがあるため好みで選び分けできます。
テンプレートがダウンロードできるため、写真を追加するなど自分なりにパソコンでアレンジすることも可能。3枚入りで万一書き損じた場合にも対応できます。
名前だけでなく身長体重や手足の型をセットで残すことができる『命名セット』は、子どもの誕生の記録をすべてまとめて残したい方にぴったりです。アルバム台紙なので、飾れるうえに保管しやすい仕様です。

手形・足形など記念品をたっぷり保管
デザインに鳳凰をあしらった荘厳な雰囲気の命名書。誕生日と名前の記載欄があります。台紙がセットになっているタイプで、中央に命名紙、右側にL版に対応する写真入れ、左側に手形・足形を保管できるようになっています。
手形・足形は付属の専用用紙と発色液を使うタイプなので、赤ちゃんの手足を墨などで汚すことはありません。また、万一の書き損じ用に命名紙だけの別売り商品もあります。
日の丸金文字など荘厳なデザイン
命名部分に金箔を押印刷し、鶴亀を浮出し加工したタイプの紙。伝統的な図柄で墨文字が似合う雰囲気です。
筆やフェルトペンなどで名前が記入できます。鴨井や柱、壁などに飾るとお七夜などに活躍するでしょう。ダウンロードしたテンプレートが利用できインクジェットプリンタでの印刷も可能。ただしレーザープリンタ、コピー機には使用できないため注意が必要です。
丈夫にすくすく育つよう願いをこめた命名紙
赤ちゃんの成長に願いをこめたデザインの命名紙。丈夫にすくすく育つようにと子どものお守りとして昔から親しまれている縁起物の「いぬはりこ」をデザインした。
和紙の風合い豊かな鳥の子紙に温かみのあるちぎり絵をデザインした和風命名用紙です。
ハガキサイズの命名紙も付属
幼児用生活アイテムなどにかわいらしいキャラクターを添えるソルビィの命名紙。和紙風のやわらかい風合いの紙に、温かみのあるデザインで干支を12匹デザインした命名紙です。
A4サイズの命名紙は生年月日や名前が記入可能。同デザインではがきサイズの命名紙が2枚付属しています。名前を書いて飾ったり内祝いのカードに使ったりとアイディア次第で活用可能です。
命名紙のおすすめ4選|代筆タイプ より美しく仕上がる!
つづいて、名前の代筆を依頼できるタイプの命名紙についてご紹介します。
卓上サイズの『はがきサイズ アクリルフレーム入り命名書 和風水玉』は長期間飾っても邪魔にならないので、写真立てのように家のなかでずっと飾っていたい方にぴったりの商品。プレゼントとしてもおすすめです。

卓上サイズで飾りやすい
毛筆の師範がひとりひとりの赤ちゃんの健やかな成長を祈り、心を込めて手書きされる命名書。ハガキサイズで自立するアクリルフレームに納められているため、飾る場所を選びません。
命名紙のデザインは自然や植物などをモチーフにしたやわらかなデザインで全12種類。赤ちゃんの名前のほか生年月日、続柄、両親の名前などが記載されます。
豊富な台紙デザインの代筆命名紙
年間5,000枚の代筆実績がある専属書家による手書きの命名紙。台紙のデザインがシンプルをはじめクローバー、花柄、キュート、和風など選べます。
また、長期保存用にラミネート加工が追加できます。赤ちゃんの名前、両親の氏名、赤ちゃんの生年月日のほか出生時間、体重、身長なども希望により記載できるため、生まれたときの記録として大いに役立ちます。
華やかな星座のイラストが彩りを添える
名前、生年月日、両親の名前が記載できる命名紙で、書道家の直筆で書かれます。台紙は誕生日ごとの星座がかわいらしいイラストとともに描かれていてかわいらしい雰囲気。ラミネート加工が施されるため丈夫さも確保できています。
オプションとして、ヒノキ額やアクリル額、桐箱が選べるため、長く保管しておきたい場合にも便利です。
専門家がひとつひとつをデザイン
1982年よりグラフィックデザイン・タイポグラフィーを行っている汲地一郎先生の手により、ひとつひとつ名前のイメージにあう書体をデザインしてくれます。
名前のほか生年月日、出生時間、身長、体重が記録できます。
マットやフレームはイメージにあわせて色あいを選択可能。フレームの左側はフリースペースのためアイディア次第でアレンジできます。
【番外編】刺繍+額がおしゃれな商品を紹介!
命名紙といえば紙に書かれたものが一般的ですが、なかには紙以外でも命名紙のように使える商品があります!
刺しゅうが金糸・銀糸から選べる
中心にビロード地をあしらい、名前と生年月日が刺しゅうされている命名額です。名前の部分は金糸または銀糸が選べて豪華な雰囲気が演出できます。紺をベースにしたモダンなデザインは和室洋室どちらでも調和するため、飾る場所を選びません。
命名紙のなかでも珍しい仕立てのため、自宅用として使うほか出産祝いや内祝いの贈りものにすることも可能です。
「命名紙」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング 命名紙の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での命名紙の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
自筆の場合、命名紙は誰が書く? 気になる疑問をチェック!
書家が代筆で書いてくれるサービスもありますげ、自筆もまた、味がでて素敵な作品に仕上がります。自筆の場合、誰が書くのが一般的なのでしょうか?
これについては、とくに「こうしなければならない」という決まりはありません。決まりはないものの、ママやパパのうち、習字が得意な方が書くご家庭が多いようです。親族に習字が得意な人がいたら、その方に頼むのもいいですね。
また、「長生きをしてほしい」という想いをこめて、最高齢のおじいちゃんおばあちゃんに書いてもらうケースも。我が子にとっては一生に一度の作品なので、特別な想いを込めて書きたいですね。
新生児におすすめのアイテムが見つかる人気記事はこちら!
命名紙で名づけの感動を記念に残そう
命名紙は赤ちゃんが生まれたことを記念して名前などを記録するのに役立ちます。命名紙を選ぶ場合はまずは誰が名前を書くのかについて検討してみましょう。両親や祖父母の手書きも味わい深いですし、テンプレートなどを活用して自作することも可能です。また、書道家や筆耕士などによる命名紙も趣がありよい記念になります。
台紙もデザインがさまざまで、大きさも半紙タイプのほか、A4サイズ、ハガキサイズなどがあります。フレーム入りの商品などもあるので、どこに飾りたいのかなどをふまえて好みのものを選びましょう。
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