「熊よけスプレー」のおすすめ商品の比較一覧表
熊よけスプレーとは 山登りの安心材料に
旅行に出かけたときやちょっと深い山に入るとき、静かな森林の中で、もしかしたら熊がでるんじゃないか?と不安になったこともあるのではないでしょうか。熊に注意の看板をみかけてしまったときには、不安が押し寄せてきます。そんなときに熊よけスプレーがあれば安心です。
よく熊よけスプレーの代用として、熊よけ鈴を持ち歩いている人も多いですが、熊よけスプレーはいざ熊と対峙してしまったときに利用するもの。熊の頭部に向けて噴射することで、唐辛子の成分が目や鼻、口にかかります。熊は強烈な痛みと刺激臭で追いやることできます。山を登るときの安心材料としてもっておきたいものです。
熊よけスプレーの選び方 万が一に備える
それでは、熊よけスプレーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】有効期限をチェックする
【2】ヒグマ用かツキノワグマ用か確認する
【3】辛さの度合いを成分表でチェックする
【4】噴射時間や噴射距離を確認する
【5】持続効果で選ぶ
【6】誤噴射防止クリップがついていると安心
上記の6つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】有効期限をチェックする
忙しくてなかなか出かけられないという方は、有効期限に余裕があるものを選ぶと安心。有効期限が切れていると、じゅうぶんな効果が得られない可能性もあるのでチェックは大切です。
万が一の護身用スプレーなので、使用頻度は少ないにこしたことはありません。ネットで購入する際は、有効期限の確認を忘れずにしておきましょう。
【2】ヒグマ用かツキノワグマ用か確認する
熊よけスプレーには、ツキノワグマ用とヒグマ用があります。ヒグマはクマ科の中でも最大の大きさがあります。日本だと北海道に生息するエゾヒグマが有名です。
ヒグマの雄の体長は2.5mから3.0mで体重は250から500kg程度に達します。そんな体格のヒグマを撃退するスプレーはツキノワグマ用よりも強力な威力があり、噴射距離も長くなっています。ヒグマ用のスプレーを用意しておけば、威力は問題ないでしょう。
【3】辛さの度合いを成分表でチェックする
熊よけスプレーの多くには、カプサイシンなどの唐辛子エキスが成分として入っています。唐辛子の辛さ度合いで威力を知ることができるでしょう。
しかし、それ以上に重要なのが噴射時間と噴射距離。熊と出会ってしまったとき、少しでも安全な距離からスプレーを使えるよう、できるだけ噴射時間と噴射距離が長いものを選ぶことをおすすめします。
風上に回ってスプレーを噴射できれば、さらに効果的です。
【4】噴射時間や噴射距離を確認する
熊よけスプレーの大半は誤噴射防止用に、クリップなどのなんらかの機能が備わっています。大きな熊を撃退するほど強力な威力を持っていますから、誤噴射にはじゅうぶんな注意が必要です。しかし機能が複雑すぎると、いざ熊と遭遇しても噴射できないという状況になりかねません。誤噴射防止機能はかんたんに使えるものをおすすめします。とっさの場面で使用できるよう、かならず使い方をおさらいしておきましょう。
【5】持続効果で選ぶ
熊よけスプレーには、油性タイプと水性タイプがあります。油性は粘着性があるので、付着するとしばらくの間、効果を発揮してくれるでしょう。
水性は成分の持続時間こそ油性に比べて劣りますが、自分の身体に付着してしまっても水で洗い流すことが可能。
効果の持続時間と粘着力から、一般的に油性はヒグマ用、水性はツキノワグマ用といわれています。油性か水性かを選ぶ際は、自分の使用する状況に合わせて選択しましょう。
【6】誤噴射防止クリップがついていると安心
熊よけスプレーの成分は唐辛子のカプサイシンです。成分表でカプサイシンの配合量が高いほど威力が高いのでおすすめです。また、カプサイシンと同じ唐辛子の辛さを測る単位にスコヴィル表記もあります。スコヴィルの単位が高いほど威力があります。
山岳写真家からのアドバイス ある程度威力が期待できるものを
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家
環境に配慮した商品も増え、選ぶのがたいへんですよね。護身用ではなく野生の熊対策であれば、ある程度威力を考慮して選んだ方がいいでしょう。とっさに熊との距離をはかるには、狩猟経験などが必要。距離を保った状態で噴射し、危険を早く回避できるものを選択することがいちばんの安全対策です。
熊は、出会う前に回避することが先決。ホーンや熊鈴を利用して、出会う前の対策もしっかりしたいですね。
熊よけスプレーおすすめ8選 米国最強レベル、ツキノワグマ専用、風の影響を受けにくいなど
ここまでご紹介した選び方のポイントをふまえて、熊よけスプレーを山岳写真家と編集部が厳選しました。
数ある護身用スプレーのなかから、熊を中心とした大型の野生動物を撃退する、強力な獣よけスプレーを9選ご紹介します。

エスイーシー『SABRE フロンティアーズマン ベアスプレー』












出典:Amazon

TW1000『ペッパージェット』
















出典:Amazon
ティーエムエム『ポリスマグナム ファイヤーマスター』


















出典:Amazon
メース『ベアペッパースプレー』

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モチヅキ『熊よけスプレーCA230 カウンターアソールト』

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UDAP『セーフティオレンジベアスプレー』










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ラングスジャパン『熊撃退スプレー ベアーアタック』








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エスイーシー『フロンティアーズマン ベアホーン』
























出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 熊よけスプレーの売れ筋をチェック
Amazonでの熊よけスプレーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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熊よけスプレーの効果について
結果からお伝えすると、実際に熊に遭遇してからでないとわからない。。。です。
しかし非常に強い刺激の唐辛子成分が入っているため、クマの鼻や目に直接吹きかけられたら多少の効果はあるはずです。クマに出会ってしまっても、近距離でのスプレーは危険です。噴射距離が長いスプレーであれば、遠くのクマにも吹きかけることができるはずです。
登山やキャンプに行かれる方は、熊よけスプレーだけに頼らずに、熊鈴や大きな音がでるブザーなども持ち歩くことをおすすめします。
熊よけスプレーどこで売ってる?
熊よけスプレーはどこに売っているんだろうと思いますよね。たとえば、アウトドア用品の専門店で取り扱っています。大きな店舗だと、好日山荘などには、熊撃退用スプレーとして性能のよい商品が販売されています。お安く手に入れるのであれば、ホームセンターでも販売されています。持ち運び便利な小型のものや、気軽に山登りにもっていけるものなど豊富に種類を取り揃えていますので店舗にも足を運んでみてください。
準備のときに使用期限を確認
熊よけスプレーを選ぶ際は、まずツキノワグマに使うのか、ヒグマに使うのか。そしてなにより、噴射距離や噴射時間が長めのものを選ぶことがポイントです。また頻度高く持ち歩くものではないので、使用期限内かを確認してもちあるくように注意しましょう。
あなたが使いやすく、ほしいと思う熊よけスプレーを選んでみてくださいね。
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ブッシュクラフト、狩猟、ULスタイル、沢登りなど様々なアウトドアに取り組む。海外生活の経験もあり銃器やトイガンにも造詣が深い。 アウトドア料理やビンテージアウトドアアイテムのレストア、道具作りにも造詣が深く自作アイテムのみでの山行も行う。 フェールラーベンのアンバサダーとしても活動している。