靴紐の役割とは?
革靴は履いているうちに紐が緩んできますが、靴紐の結び方や素材によって変えられます。靴紐がほどけやすい場合は、新しいものに買い換えるのもひとつの方法です。
靴紐にはフィット感をよくさせる働きだけでなく、革靴を長持ちさせる役割もあります。また靴紐の色を変えるだけで革靴の印象が変わり、歩くのが楽しくなるメリットも。
見過ごされがちな靴紐ですが、意外と大事な役割があることに気づかされます。
ポイント:革靴に合わせて長さ、形状、素材、色を選ぼう
靴紐を変えると結びやすくなったり、靴の印象が変わったりするので、まずは、革靴に合わせて長さを選びましょう。形状はビジネスシーンなら丸く細い紐がおすすめ。
また、蝋引き(ロウでコーティング)した紐は、光沢が出て高級感があるため、フォーマルな場面にも。アウトドアなどの革靴には、平たい形状の紐のほうが、しっかりと結べます。
色は革靴に合わせるとシックです。遊びの場面なら、カラフルな色を使ってもすてきです。
革靴用靴紐のおすすめ11選 フット感アップ、職人手作り、リーガル専用など
ここからは、革靴用のおすすめ商品をご紹介します!
結ばないで靴が履ける靴紐
1セット10本入り(片足5本入り)のビジネス用靴紐です。この靴紐の特徴はシリコン素材を使っているので、一度装着すると紐を解いたり結んだりせずに靴の脱着ができる点。
シリコンゴムなので伸縮性にすぐれており、快適なフィット感が得られます。通勤や通学に使えますし、耐久性や汚れにも強いのでビジネスシーンに重宝する靴紐です。
結び目もないので、靴紐をいちいち結ぶのが面倒な方に向いています。
職人が手作りで仕上げたこだわり感
編み上げの綿を素材にして、独自の配合の蝋をていねいに加工した蝋引き紐です。職人の手作業で仕上げたこだわりの靴紐で、オイルを染みこませてあるので、靴へのフィット感がすぐれています。
紐の先端にはこだわりの金属セルがついており、高級感を感じさせる逸品です。アンティークな風合いがあり、強度もあるのでビジネスシーンにもうってつけの靴紐。日本の職人のこだわりが品質に表れています。
リーガルの靴専用の靴紐
紳士靴や婦人靴など各種靴の販売・製造を行なっているメーカー「リーガル」の靴紐です。リーガル製品専用の靴紐なので、リーガルの靴を保有している方に適しています。
長さが81cmなのでハトメの穴が5つから6つが目安です。丸紐の上品さはビジネスにもフォーマルにも使えます。メイン素材はポリエステルで耐久性にすぐれ、水に濡れてもすぐに乾きます。
オーソドックスなビジネス用
ビジネスシーンで使いやすいオーソドックスな革靴用靴紐で、1足組の2本入りです。材質は綿で質感がよく耐久性もあります。カラーは5色あるので、靴に合わせて好みで選べます。
形状は丸紐ですが蝋引きしてあるので高級感があり、綿素材でも毛羽立つことなく長く使用可能です。購入するときは穴の数を目安にして長さを選んでください。
穴数の多い靴ではなく、ローカットタイプの革靴に適しています。
国産の蜜蝋を塗っている
靴紐だけを扱う専門店が発売している商品です。高級感のある蝋引きの靴紐で、国産の蜜蝋を塗り込んでいるので紐がほどけにくく、華やかさを演出できます。
太さも2mmと適切で、ハトメにとおしやすくスマートな印象です。またクッション性の高い石目柄なので靴へのフィット感もすぐれており、カラーをブラックにすればビジネスシューズにも使えます。カジュアルならブラウンでドレッシーに決めてください。
耐久性があるビジネスマン向けの靴紐
ビジネスシューズ向けの丸紐タイプの靴紐です。ミツバチ由来の天然素材の蜜蝋を使用しており、耐久性とハリのある丈夫な商品です。
シリコン樹脂と蜜蝋を染みこませているので耐久性にすぐれ、長く使っても美しさを保持できます。靴を酷使するビジネスマンにふさわしい靴紐です。
素材は綿なので傷みも少なく、水に濡れても弱くなりません。
ほどけにくい蝋引き加工
メンズのビジネスシューズ用靴紐です。形状が丸紐の一般的なオーソドックスなタイプですが、蝋引き加工してあるので光沢感があり、ほどけにくく使いやすくなっています。
蝋引き加工にはパラフィン系ワックスを使用しているので、高級感とやさしい質感があります。カラーも4色そろっていて、どのような靴にも合わせられます。
ビジネス用でもおしゃれ感がある
ビジネス用の靴紐ですが、靴紐の先端にセルがつけられており、アンティーク仕上げの金属が手作業で取りつけられているのでおしゃれ感があります。
ブラックにはブラックのメタルセル、ダークブラウンにはブロンズのメタルセルと色合いを合わせてあるのもポイント。セルがあるので靴穴にとおしやすいです。
蝋引き加工を施してあるので防水機能があり、雨の日でも水を弾きます。
おすすめ商品の比較一覧表
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革靴用靴ひもの選び方 フット感をアップさせ、長持ちさせる
ここからは革靴用靴紐の選び方をチェックしていきましょう。自分の使い方にぴったりの革靴用靴紐を選ぶために参考にしてみてください。
ポイントは下記の6つです。
【1】穴の数が長さの基準
【2】靴紐の形状で選ぶ
【3】加工方法で選ぶ
【4】素材で選ぶ
【5】太さは3mm以下を目安に
【6】色選びも重要なポイント!
6つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合う革靴用靴ひもを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】穴の数が長さの基準
靴紐を選ぶときのポイントは長さです。長すぎると結んだときに紐があまり、短すぎるときれいに結べません。
靴紐を通す穴には金属などの丸い輪がついており、これをハトメといいます。ハトメから20~25cmほどあまるのが、靴紐の適切な長さです。
靴紐の長さは穴の数を基準にします。穴の数が2つ(片側)なら50~60cm、3つなら55~65cm、4つなら60~75cm、5つなら80~95cm、6つなら90~100cm、7つなら100~120cmが目安です。
【2】靴紐の形状で選ぶ
靴紐にはいくつかの形状がありますが、おもに丸紐、平紐、編み紐(石目柄)の3種類です。それぞれに特徴があるので、選ぶときの参考になるように説明しましょう。
上質感を強調できる丸紐
ビジネス用の革靴では丸紐が一般的です。丸紐は見た目が上品なイメージがあるので、目上の方や取引先と会うことが多いビジネスマンに適しています。
また、丸紐はフォーマルでドレッシーな印象を与えるので、結婚式やパーティーなどのフォーマルな場所への出席にふさわしいです。
注意点としては、丸紐は細いので革靴にフィット感を持たせにくいという面があるものの、逆に穴に通しやすいという利点もあります。
平紐は靴のフィット感がほしい方に
平紐はカジュアルな印象があり、ビジネスやフォーマルなシーンではあまり使いません。丸紐よりも紐の幅が広めなので、結んだときに革靴のフィット感がすぐれています。
街歩きなどのタウンユースにはフィット感のよい平紐が適しており、多少ハードな動きでも歩きやすいです。
平紐には厚みがある楕円タイプと平たいタイプがあるので、自分の革靴に合うほうを選んでください。
石目柄(編み紐)でクッション性がよくなる!
石目柄の靴紐というのは、綿製でニット状に編み込まれているもので、編み紐とも呼ばれています。この靴紐はニット状なので伸縮性があり、靴を履いたときのフィット感を高めるのが特徴です。
カジュアルなシーンに適しており、革のショートブーツなどに使うとぴったり。おしゃれなデザインの革靴などには、石目柄の靴紐がよく似合います。
【3】加工方法で選ぶ
靴紐を選ぶときには加工の仕方にも注意を向けてください。靴紐にはガス組と蝋引き紐という2種類の加工法があります。
すでに説明した形状の紐にもそれぞれの加工が施されているので、特徴やメリットなどについて説明します。
オーソドックスなガス紐はリーズナブルさが魅力
表面をガスの火であぶって毛羽立ちをなくし、表面をツルツルにさせたものをガス紐といいます。多くの革靴に使われており、オーソドックスな靴紐を好む方に向いている加工法です。
リーズナブルな値段で手に入りやすいですが、使っているうちに毛羽立ってしまうことがあります。また、切れてしまうこともあり、耐久性やフィット感はそれなりです。
華やかさを演出するなら蝋引き紐を
光沢があり、見た目に高級感があるのが蝋引き紐です。リーズナブルなものはパラフィンをしみこませており、高価なものは蜜蝋を使用しています。
蝋引き紐の特徴はドレッシーで、耐久性があり、長く使っても美しさをたもてること。高級感が出るのでストレートチップなどの靴に適しています。
パラフィンを使用したリーズナブルな靴紐は、滑りすぎて紐がほどけやすい場合があります。
【4】素材で選ぶ
靴紐にはレーヨン(人絹)などの合成繊維や綿、シリコンなどいろいろな素材が使われています。靴紐を選ぶときは素材も重要な要素になりますので、各素材の特徴などを説明しましょう。
定番の綿製はコスパにすぐれる
一般的な革靴に多く使われているのが綿の靴紐です。綿の靴紐はリーズナブルで質感がよく、耐久性があるのが特徴。お気に入りを長く使いたいのなら、綿製の靴紐が適しています。
綿製の靴紐は種類がとても多く、ハイブランドな革靴にふさわしいものもあり、選びがいのある素材。革靴の色に合わせて靴紐を選ぶのなら、綿素材のものがおすすめです。
使いやすさで選ぶならレーヨン(人絹)製!
レーヨンは人絹ともいいますが、光沢感があって耐久性にすぐれた素材です。綿製は毛羽立ちが目立つ場合があるのに対し、レーヨンの靴紐は毛羽立ちがありません。
耐久性と光沢感があるのでビジネスシューズに適しており、肌触りもよいので毎日外出する方には使いやすい素材がレーヨンです。ただし綿素材よりも値段が高めになっています。
シリコン製は伸び縮みするので靴の着脱が自在!
革靴は履いたり脱いだりするときに靴紐を結んだりほどいたりします。わりと頻繁に靴を履いたり脱いだりする方には、シリコン製の靴紐が適しています。
伸縮性にすぐれているので、いちいち紐を結びなおす必要がありません。また、靴へのフィット感があり、しかも防水性があるので汚れにくい特徴があります。
【5】太さは3mm以下を目安に
靴紐を選ぶときはハトメに通しやすい太さのものを選びましょう。目安としては3mm以下のものが適しています。それ以上の太さではハトメに通しにくく、窮屈に感じます。
ハトメは補強のために表から見えない裏側に裏ハトメがあり、その穴径は3mm以内のものがほとんどです。その点でも3mm以下のものが選びやすく、しかも細いほうがスマートに見えます。
【6】色選びも重要なポイント!
ビジネスとカジュアルでは履く革靴の種類も変わりますが、靴紐もシーンによって替えたほうが楽しくなります。一般的にビジネスシューズは靴の色に合わせたカラーを選んでください。フォーマルでも同じで、そのほうが上品でドレッシーになります。
カジュアルでおしゃれを楽しむのなら、靴とは異なるカラーがおすすめ。靴と異なるカラーの靴紐は目立つので、おしゃれのアクセントになります。
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おしゃれは足元から!靴紐も重要!
おしゃれは足元からといわれますが、靴だけでなく靴紐も重要なアイテムです。靴紐の形状、素材、加工、カラーなどによって革靴のイメージが変わります。
ご紹介した靴紐はそれぞれに特徴があり、ビジネスシーンからカジュアルまで使える商品ばかりです。ご自分の革靴にぴったりの靴紐を見つけて、イメージを変えてみてください。
靴紐はそれほど高価ではありませんので、複数用意しておくのもおすすめ。その日の気分によってつけ替えるのも楽しみのひとつです。
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