フライトキャップとは?
フライトキャップとは、ファー素材がキャップの耳部分についている形状のもの。本来は、飛行機やバイクの運転時に被る帽子であって、そこから”フライト”という名残がある。防寒・防風の為に作られているので寒さには問題がありません。
ストレートキャップやニット帽などと違うタイプなので、一つのアクセントとして最近ではオシャレとしても被る人が増えてきました。スノースポーツや普段でも使うことができるので一つ持っておくと便利です。
フライトキャップおすすめ5選
それでは、おすすめのフライトキャップをご紹介します。アウトドア用として、またファッション用として、気になる商品があればぜひチェックしてみてください。
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)『バッドランドキャップ ユニセックス( NN41710)』
定番のTHE NORTH FACEでよりお洒落に
高い防水性を備えるため、降雪のなかの作業やアクティビティでも頭部の濡れを軽減。厚くしっかりとしたツバを持ち、タウンユースにも使いやすいデザイン。
優れた防水透湿性を持つハイベント(R)素材をメインに耐水性を高め、保温力をもたらすマイクロフリースの裏地と毛足の長いポリエステルフェイクファーを耳の部分に使用しています。
カンガルーのマークで知られる帽子メーカー
1918年創業の歴史のある帽子メーカーとして知られているKANGOL。ベレー帽販売からはじまった同社ですが、フライトキャップも手掛けています。
こちらはウール地でボアも前頭部と耳当てにふんだんに使われていて温かく頭部を包んでくれます。全体的に小ぶりでほどよいボリューム感があり、おしゃれ用のフライトキャップとして街歩きにもぴったりです。
サイズはM・L・XLと3サイズ展開しているので、いつもの帽子よりワンサイズ大きめのものを選ぶとよいでしょう。
コーデにとりいれやすいファーキャップ
一気にその日の服装や気分に合わせて、ファーのフラップを上げたり降ろしたりして雰囲気を変えてかぶることのできるフライトキャップです。
ファーを使用したフライトキャップは冬のコーディネートにプラスするだけけでこなれ感アップ。ベーシックで使いやすいブラックと、アクセント使い出来るレッドの2色展開です。
重ね着しているような温かさのホットシェルレザー
表は羊革、内部は野うさぎの毛皮を使用したホットシェルレザー。温かさに定評のある素材を使用した、防寒キャップです。2~3枚重ね着している状態にも匹敵するといわれているこのフライトキャップは、オーロラ観測のような極寒の環境でも頭をしっかりと寒さから守ってくれます。
カラーはブラックと、ブラウンの2色展開ですが、どちらもデイリーユースにも対応できるカジュアルさがあり、気軽に使用できるアイテムです。
HELLY HANSEN(ヘリーハンセン)『ファイバーパイルフライトキャップ』
フリースの祖先ともいえるファイバーパイルを使用
1961年、ヘリーハンセンが、保温・断熱素材として開発したファイバーパイル。保温性と軽量性、速乾性をほこり、アウトドアウェア市場に大きな衝撃が走りました。アウトドアにもぴったりのこちらの素材を使用したフライトキャップは、もこもことしたボリューム感がありながら、カジュアルなスタイル。
耳当て部分のほか、つばも本体に固定できるので、大きめのゴーグルなどのジャマになりません。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする フライトキャップの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのフライトキャップの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
フライトキャップの選び方 目的やサイズ、おしゃれにも
スタイリスト・高橋禎美さんに取材をして、フライトキャップの選び方のポイントを教えていただきました。素材やサイズをよくチェックすることが大切です。ぜひフライトキャップ選びの参考にしてください。
外側の材質は目的に合わせて選ぶ
使用目的に合わせて、フライトキャップの素材も変わってきます。防水性の高いものや、軽い素材でできているものなど、それぞれの特徴をしっかり把握しておきましょう。
スノボやアウトドアには防水性にすぐれた素材で
アウトドア用としてフライトキャップを選ぶのであれば、防水性が高いものを選びましょう。天候はいきなり変化することもあります。急な雨や雪などの際に、頭部が濡れるのを防いでくれるだけではなく、しみ込んだ水が揮発する際に、体温を奪う危険性を回避できます。
防水性の高い素材としてはナイロンが挙げられます。また予算の関係などで防水性の高いキャップが見つからない場合は、防水スプレーを使用するのも有効です。
軽い素材はファッション用におすすめ
ファッションアイテムとしてフライトキャップを選ぶのであれば、軽い素材のものがよいでしょう。アウトドアのように防寒性や防水性などの機能が備わった帽子は、その分、重量があるものもあり首や肩が疲れる原因にも。
ポリエステルなど化繊を使ったキャップであれば、ファッション性もありながら軽く、街中での少雨や風から頭を守ってくれます。
ファーのタイプは触感で選ぶ
空気を含んで温かく耳やフェイスラインを包んでくれるファーにもさまざまなタイプがあります。ほんもののウサギの毛をつかったものや、ボア、シンセティックファーと手触りも温かさも変わってきます。
目安として、アウトドアなどでフライトキャップを使用する場合は、毛足の長いものを選ぶとよいでしょう。
マスクつきはアウトドア用・防寒着に
フライトキャップは、耳元や顎までのフェイスラインを温かく守ってくれますが、鼻や口もとの防寒はできません。そのためネックウォーマーなどを使用している人もいますが、アウトドアで体を動かしているうちにずれてしまうこともあります。そういったリスクを避けるため、フライトキャップにマスクがついているものを選びましょう。
ファッション性の高いフライトキャップにもマスクがついているものはありますが、アウトドア用に選ぶのであれば、しっかりマスクが固定できるものを選ぶとよいでしょう。
サイズは少し余裕を持って
フライトキャップは内部がファーになっているため、サイズだけで選ぶと、ファーの厚みによりキャップが窮屈に感じたり、浮いてしまったりすることもあります。よほど大きなものを選ばない限り、脱げて飛んでいくことはありませんので、少しだけ大きめのサイズを選ぶとよいでしょう。
目安として、通常かぶっているキャップの0.5~1cm大きいものを選びましょう。
好みのメーカーで選ぶ
ここまで紹介してきた機能や目的で選ぶことももちろんですが、好みのメーカーや服装に合わせて選ぶことも一つの策ではないでしょうか。
NEW ERA(ニューエラ)
NEW ERA(ニューエラ)は、1934年にアメリカの野球チームの試合用のキャップとして提供がはじまり、1990年代に入るとメジャーリーグのオフィシャルパートナーとして現在に至る。
キャップのブランドとしてスタートしましたが、今ではアパレルとして多くのデザインのものが販売されています。カジュアルにもストリートにも合わせやすいです。
KANGOL(カンゴール)
KANGOL(カンゴール)はイギリス発祥のブランドで、歴史は1930年まで遡ります。ロゴマークには見て分かる通り、カンガルーが採用されています。
ここ数年では、アパレルブランドとして若い世代からも人気を集めています。ハンチングの印象が強いかと思いますが、バケットハットなどデザイン性に優れたものが多くあります。素材にもこだわりがあり生地もしっかりしています。
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)は、アメリカのカリフィルニアで生まれたアウトドア用品を販売しているメーカー。山岳の目的で作られた背景から登山用具の種類が多くある。
アウトドア向けに作られている製品なので耐久性や防水性、防寒性にも強い。シンプルなデザインが多く、他のアイテムを邪魔しすぎないのもポイントだ。
コーディネートでおしゃれに決める
アウトドア用に選ぶのであれば、ウインドウブレーカーやスキーウエアにあわせた、ビビットなカラーを選んでもよいでしょう。非常の際の目印になります。
一方で、ファッション用として選ぶのであれば、明るすぎるカラーは浮いてしまい、防寒用としてのキャップの存在が強調されることになります。黒や茶、グレーなどはカジュアルファッションにもあわせやすいので、ファッション用を選ぶ際には、チェックするといいでしょう。
用途に応じて、機能性、素材とデザインを選ぶ スタイリストがアドバイス
アウトドアの防風、防寒のためのアイテムです。スピードによる風を防ぐために、多くのバイカーや冬山登山やスキーを楽しむ方などが利用しています。口元を防ぐマスクがついているタイプもあるので、気候や季節によってチェックしてください。
いまはファッションとしても注目されています。キャップから耳当てが取り外し可のタイプも。夏は耳当てファーを取り外し、冬には取りつけてアウトドアカジュアルを楽しみましょう。
ファッションとしておしゃれに被ろう!
フライトキャップは、ファーがもこもことしていて、ボリュームがある分、カジュアルなファッションには浮いてしまうこともあります。ダウンや毛皮、網目の大きなニットなど、ボリュームがあるファッションであれば違和感もなくあわせやすいでしょう。
また街歩き用のファッションでフライトキャップをかぶるのであれば、首周りを大きめのマフラーやストールで巻いてボリュームを出すのがおすすめ。全体的なバランスを考えてかぶると、フライトキャップはとてもインパクトのあるおしゃれなアイテムとして活躍します。
フライトキャップ・メンズコーデ
ブラックで統一されたファッションに、一つアクセントが欲しい時にフライトキャップを被るスタイルは遊び心があっておしゃれです。
ゆるっとしたコーデとフライトキャップの相性は抜群です。ゆるくてかわいい服装にフライトキャップを被るとフライトキャップでより可愛さが増します。
フライトキャップ・レディースコーデ
少し前にフリースジャケットが流行りましたが、ファータイプのフライトキャップと組み合わせるコーデもおすすめ。カジュアルなジーンズパンツに秋っぽいシャツとも馴染みます。
コンパクト・シンプルでワンポイント欲しい時にさっと被るだけでもかなりイメージが変わります。また、髪型をアレンジさせて合わせることも。
ウィンタースポーツに関連する記事のご紹介 【関連記事】
スノースポーツにもおしゃれにも!
ここまでスタイリスト・高橋禎美さんと編集部でリサーチしたフライトキャップの選び方と、おすすめ商品13点についてご紹介してきました。もともと寒い地域や、上空でも頭部を守るために生まれたフライトキャップは、アウトドアの過酷な気象条件にも強く、寒さから体を守ってくれます。
また、その特徴のあるスタイルは、街歩きでも注目を集めるおしゃれアイテムでもあります。それぞれの目的に合わせた素材やカラーのフライトキャップを選んで、アウトドアでもスポーツでも街歩きでもより快適に、より注目を集めましょう!
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
大手アパレルメーカーを退職後、パーソナルカラーコンサルタント、スタイリストとして独立。お客様に合わせたバランスの取り方やファッションを楽しむコツを分かりやすくアドバイス。パーソナルカラー診断も会社員時代から仕事の中で関わっており実績と定評がある。 また、FPとしても活動しており、個人FP相談や投資初心者の女性に向けた「はじめての投資セミナー」を開催中。お金とファッションに興味のある女性に支持されている。