折りたたみ式すのこベッドとは
すのこベッドとは、すのこでつくられたベッドマットです。通気性がよく、価格も比較的安い傾向にあります。
折りたたみできるすのこベッドは、狭いお部屋にも便利。失敗しないためにも、折りたたみ式すのこベッドのメリット・デメリットも知っておきましょう。
■折りたたみ式すのこベッドのメリット
すのこベッドは、布団のカビや湿気対策に使える便利なアイテム。布団をすのこベッドの上に敷くだけで、床と布団との間に空間ができ、通気性がよくなります。
また、折りたたみ式であることも大きなメリット。使わないときはたたんでおけるので、お部屋のスペースを有効に活用できます。特にふたつ折りにたためるものは布団干しとして使うことも可能。これまで布団を干せる場所がなくて困っていた方も、気軽に干せるようになりますよ。
■折りたたみ式すのこベッドのデメリット
すのこは、通気性がとてもよいところが裏目になってしまい、冬場は少し寒く感じられることがあるのがデメリットのひとつ。
また、折りたたみ式のベッドはコンパクト性を重視しており、寝心地があまり優先されていない場合もあります。デザインも限られてしまうため、こだわりがある方には向かないかもしれません。
折りたたみ式すのこベッドの選び方
それでは、折りたたみ式すのこベッドの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】折りたたみのタイプ
【2】高さ
【3】すのこの素材
【4】布団が干しやすいか
【5】耐荷重
【6】床や畳へのキズ防止対策
それぞれについてご紹介しますので、購入するときの参考にしてみてください。
【1】折りたたみのタイプをチェック
折りたたみ方法は、二つ折りや三つ折り以外にもさまざまな種類があります。それぞれの違いをみていきましょう。
▼折りたたんだ状態の厚みがおさえられる「二つ折り」
二つ折りタイプは、真ん中でふたつに折りまげるようになっている、スタンダードな仕組みの折りたたみすのこベッドです。
ワンタッチで折りたためる手軽さが特徴。たたんだときの厚さが薄く、すき間に収納できるのもうれしいポイント。すのこマットの上に布団を敷いた状態でも折りたためるようになっているものも多く、忙しい毎日を送っている方にもおすすめできます。
▼コンパクトさ重視なら「三つ折り」や「四つ折り」
よりコンパクトにできるのが、三つ折り以上の折りたたみすのこベッドです。一緒に使用するマットレスの折り目の数と合わせることで、マットレスを敷いたまま収納することも可能です。
四つ折りタイプ以上のアイテムなら、蛇腹状に立てて風とおしのよいところに置いておくと、布団を乾燥させられるのもポイント。
▼巻いて手軽にたためる「ロールタイプ」
くるくると巻けるロールタイプのメリットは、コンパクトに収納できるところ。クローゼットや押し入れにしまうこともできるので、折りたためるタイプより収納しやすいのがポイント。
また、ロールタイプは敷布団と一緒にたたむこともできます。ふだん布団をたたんでいる方は、違和感なく使いやすいでしょう。
▼サイズに応じた使い方ができる「ジョイント(分割)タイプ」
すのこが分割されていて使用時に連結させて使うタイプ。就寝用として使うのはもちろん、分割して小さいサイズにすれば、通常のすのことしても利用可能です。分割したそれぞれを自立させられるタイプもあり、複数の布団を干せる便利な商品もあります。
【2】高さをチェック
すのこベッドは、脚付きの「ハイタイプ」と、床に近い布団のような「マットタイプ」に分かれます。
▼立ち座りがしやすい「ハイタイプ」
ハイタイプは、通常のベッドのように、立ったり座ったりがしやすくなっているタイプのアイテムです。高さにもバリエーションがあり、使用者の身体に合わせた、より立ち上がりやすい位置のベッドをチョイスするか、マットレスの厚さで調整しましょう。
また、マットタイプより床面からの高さがあるので、滞留しているほこりが気になってしまうという方にもおすすめできるタイプです。
▼布団派の人には「マットタイプ」
布団のように床に敷いて使えるのがマットタイプの折りたたみすのこベッドです。すのこマットを布団の下にセットすることで、より風通しがよくなり、カビやダニ対策になるだけでなく汗をかいても快適で衛生的に使えます。
ベッドが苦手な方や、ベッドから落ちてしまうかもしれない小さい子どもと一緒に使うという方にもおすすめしたいアイテム。来客用に持っておくのも場所を取らず便利です。
【3】すのこの素材をチェック
すのこに使われる素材は、おもに「桐」「檜(ひのき)」「樹脂(プラスチック)」があります。それぞれの特徴をみていきましょう。
▼軽量で定番の「桐」
桐はとても軽くて調湿性にもすぐれているので、すのこの素材としてよく使われます。湿度調節によってカビの発生を防げるのがポイント。また熱の伝導が低く、夏は熱がこもらず冬は冷たくならないので、オールシーズン快適なコンディションで睡眠することが可能です。
持ち運びやすく手軽にメンテナンスができるため便利です。
▼耐久性が高く香りもいい「ひのき」
ひのきは、毎日身体を支えてくれるすのこに必要な高い耐久性が備わった木材です。ある程度重量があるので、設置した場所から動かずに安定してくれるのもよい寝心地のポイント。
またひのきはよい香りをもっており、気分を落ち着かせて睡眠しやすくなるだけでなく消臭や防虫の効果もあるためおすすめです。
▼お手入れしやすい「樹脂(プラスチック)」
プラスチック製のすのこは、木製とは違いカビが発生してしまう心配がなく、メンテナンスが楽にできるのがポイント。抗菌のための加工が施されているので、布団を干す頻度があまり高くないというケースでも衛生的に使用できます。
水濡れに強く、汚れてしまってもすぐに洗い流せるのも使いやすさのポイントです。
【4】布団が干しやすいかチェック
折りたたんだときにすのこがどのような状態になるかにより通気性が異なってきます。ふたつ折り、三つ折り、四つ折りでそれぞれ形が変わりますが、布団と床との距離がどれだけとれるかがポイントになります。また枕などが置けるタイプなどもありますよ。
【5】耐荷重をチェック
ベッドがどれだけの重さに耐えられるのか、耐荷重は必ず確認しておきましょう。寝る人と布団の総重量が耐荷重を超えないようにすることが大切です。
また、折りたたんだときの耐荷重もベッドごとに異なるので、布団干しとして使う方はあわせてチェックしておきましょう。
【6】床や畳へのキズ防止対策をチェック
人が乗ることで相応の荷重がかかるため、床のキズ防止対策も重要なポイントです。床との接地面にキズ防止対策として、クッションラバーやフェルトなどのクッション材がついているか確認しましょう。クッション材がついていない場合は、自分でつけてしまうのもひとつの手です。
エキスパートからのアドバイス
収納スペースも確保したい場合は脚付き
ベッドは結構スペースをとるので、収納スペースも確保したい場合は脚付きタイプを選びましょう。また、毎日布団を上げ下げするのか、掃除や模様替え等で移動が必要なのか、暮らし方も検討してご自分に合うすのこベッドを選びましょう。
折りたたみ式すのこベッドおすすめ15選
それでは、折りたたみすのこベッドのおすすめ商品を紹介します。
▼【二つ折り】はこちら
▼【三つ折り・四つ折り】はこちら
▼【ロールタイプ】はこちら
▼【ジョイント(分割)タイプ】はこちら
▼【商品の比較一覧表】はこちら
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼【二つ折り】タイプのおすすめ
らくらく開閉の安心設計
ふたつ折りシングルタイプの折りたたみすのこベッドです。頑丈な作りで、耐荷重100kgで、余裕をもって支えてくれます。
折りたたむと幅が44cmほどになり、部屋の隙間にすっきりと収納可能。キャスターつきなので、部屋の隅までらくらく移動させられます。また、裏側にあるスプリングのおかげで、少ない力で折りたたむことができます。扱いやすくひとり暮らしにもおすすめの商品です。
布団を乗せたまま折りたたみ可能!
高さが低く、布団で寝る感覚で使えるロータイプの折りたたみすのこベッド。ベッドの四隅にある連結部をつなげばピッタリと横に並べて寝ることができます。川の字になって寝ている家庭でも使いやすい商品です。
キャスターとスプリングがついているので、かんたんに折りたためます。また、布団を乗せたままでも折りたためるため、そのまま干すこともできますよ。
フレーム全体で支えるキズがつきにくいタイプ
ふたつ折りシングルのハイタイプすのこベッドです。広げているときはフレーム全体で支える構造で、重さが分散されることで床を痛めにくくなっています。
中央にある取っ手を持ち上げるとかんたんに折りたためるので、女性も扱いやすいです。取っ手は掘り込み式なので出っ張りがなく、邪魔になりにくいのもポイント。
敷布団を乗せたままかんたんに立ち上げられる
ふたつ折りできるすのこベッドです。強力なスプリングのサポートにより敷布団を乗せたままでも立ち上げられるので、毎日布団を干したい方に適しています。
みやび格子すのこなので、通気性が高く、寝心地がよいのが特徴。また、ギシギシと不快音が鳴りにくいのもうれしいポイントです。素材には虫がつきにくい天然桐の心材を使っているので、長く愛用できるでしょう。
高さ30㎝のロータイプ!キャスター付きで移動簡単
床からの高さが30cmのロータイプで、お部屋の圧迫感を軽減してゆったりとくつろげます。31枚の桐の無垢材をぜいたくに使用。通気性を確保しつつ寝心地や座り心地のよさを実現しました。キャスターつきでベッド移動もかんたん。部屋を広く使いたいときに便利なベッドです。
ベッドに布団を敷いたまま布団を干せる
二つ折りできるすのこベッドです。桐製のすのこ板で通気性がよく、布団を敷いたまま折りたたんで風通しのよい場所に移動させるだけで、布団を干せるようになっています。
ベッドの下のスペースにちょうど衣装ケースなどのボックスが収納できるようになっているので、折りたたみとして使わない場合でも、活用しやすいアイテムです。
耐荷重性能が高く安定感のある折りたたみベッド
組み立て不要でかんたんに折りたためるすのこベッドです。200キロの耐荷重性能を持ち、とてもしっかりした安定感でぐっすり休めます。
通気性のよい素材の木が、布団に新鮮な空気を送れるので、汗をかいてもカビたりせずに、快適な環境を提供してくれるのがポイント。自然な風合いのカラーデザインが、フローリングなどのお部屋に映えます。
桐製の31枚すのこでぐっすり眠れるすのこベッド
らくらくワンタッチで折りたたみができるキャスター付きすのこベッドです。毎日ベッドを収納するというケースでもかんたんに操作ができ、キャスターも5輪なので安定して移動させられます。
寝相が気になる方でも、98センチとワイドに使えるのもうれしいポイント。31枚のすのこでしっかり身体を支えながら、桐製なのでとても通気性がよく、心地よく睡眠がとれます。汗や湿気によるカビ対策に悩んでいる方におすすめです。すのこのカラーはナチュラルとブラウンから選べます。
▼【三つ折り・四つ折り】タイプのおすすめ
布団干しだけじゃない! ベンチベッドにも早変わり
三つ折りすのこベッドです。山型を作れば布団干しができるほか、ベンチベッドとして使うこともできます。子どもと本を読むときの憩いのスペースとして使いやすいでしょう。届いたらすぐに使える、組み立て不要な点もうれしいですね。
国産木材を使い、職人の手作業でやさしい肌触りに仕上げています。木の香りがしっかりするので、寝ていても座っていても気持ちが落ち着きますよ。
アイリスオーヤマ『ひのきすのこベッド 4つ折り シングル』
手軽に置けるコンパクト四つ折り式
素材に国産ひのきを使用しており、抗菌防虫・消臭効果が期待できます。また、使われているヒノキ板はホルムアルデヒド低減の最高基準「Fフォースター」を取得しており、安全性の高さも折り紙つき。小さい子どもがいる家庭でも安心して使うことができます。
床と接する面には樹脂クッションがついています。フローリングで使ってもキズがつかず、滑りにくいので使いやすいでしょう。
4つ折りタイプの桐製すのこベッド
吸湿性の高い桐を使ったヨコ型すのこです。すのこ板面にスリット加工がしてあるので、通常のすのこよりさらに通気性を高めています。すのこの角には、足をぶつけてもケガをしないよう、また裏面にも床キズ防止のため保護材がつけられています。収納時は、幅約7.5cmまでコンパクトに。押し入れやクローゼット、またタンスの隙間など収納する場所にも困りません。
縦タイプのすのこで耐久性が高く心地よく眠れる
縦に並べられたすのこが特徴のマットです。縦にすることで、マットの脚の数をたくさん増やすことが可能になり、安定性が上がり、眠りやすくなっているだけでなく、マット全体の耐久力もアップしています。
低ホルムアルデヒド仕様でシックハウス対策によく、小さな子どもと一緒に使うときも心配いりません。室内で布団干しとしても使える設計になっており、花粉が気になる季節も快適性を確保できます。
5kgと軽量の樹脂製折りたたみすのこベッド
軽さが魅力のポリプロピレン製すのこベッド。六つ折りにできるのでサイズもコンパクトになり、持ち運びがらくらく。クローゼットなどに片づける頻度が多い方や、来客用としてもおすすめです。
また、樹脂製はお手入れがカンタンなのも大きなメリット。汚れがついてもサッと拭くだけでOK。カビや雑菌が繁殖しにくいのもうれしいですね。
▼【ロールタイプ】タイプのおすすめ
湿気を逃しやすいみやび格子で通気性よし
丸めて収納できるロールタイプのすのこベッドです。みやび格子といわれる形状のすのこ板が特徴。点で支えるので寝ころんでもゴツゴツしません。通気性もよく、寝心地のよさを求める方におすすめの商品です。
ロールタイプなのでコンパクトにまとめられ、結束用バンドつきで収納しやすくなっています。来客用としてクローゼットに収納しておくときにも便利ですね。
▼【ジョイント(分割)】タイプのおすすめ
枕と布団の2枚干しもできる
通常の折りたたみ式とは違い、ベッドの中央で分割できるタイプです。板1枚で自立するので敷布団と掛け布団を別々に干すことができます。枕も干せるので寝具をしっかり干したい方におすすめです。
すのこの素材はひのきと桐を選択できます。また、一枚一枚の板をネジで留めているので、仮に破損しても壊れた板だけを交換すれば使い続けることが可能です。
▼商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 折りたたみすのこベッドの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での折りたたみすのこベッドの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのベッドもチェック 【関連記事】
すのこベッドを上手に活用してみては?
この記事では、折りたたみすのこベッドのおすすめ商品をご紹介しました。すのこベッドは布団のカビ対策や湿気対策に使える便利なアイテムです。梅雨の時期などの布団の湿気をどうにかしたい...とお困りの方はぜひチェックしてみてくださいね!
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。