登山用ベビーキャリアおすすめ4選|軽量・機能性抜群、街中でもらくに使える

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子どもと一緒に登山するのに便利なベビーキャリア。チャイルドキャリア、キッズキャリアなど、いくつかの名称がありますが、抱っこひもやおんぶひもなどとは違い、登山向けなので長時間背負っても疲れにくく、大人も快適に使えます。

ここでは、アウトドアライターの高橋庄太郎さんと編集部が厳選した登山用ベビーキャリアのおすすめと選び方をご紹介します。

記事後半には比較一覧表、通販サイトにおける最新人気ランキングもありますので、売れ筋や口コミも確認してみましょう。


この記事を担当するエキスパート

山岳/アウトドアライター&プロデューサー
高橋 庄太郎

1970年宮城県仙台市出身。高校山岳部で山歩きを始め、早稲田大学卒業後は出版社に勤務。 その後、フリーランスのライターに。著書に『山道具 選び方、使い方』(枻出版社)、『テント泊登山の基本』(山と渓谷社)などがあり、近年はテレビ番組やイベントへの出演も増えている。また、アウトドアメーカー各社とのコラボレーションを行なう自身のブランド「SCREES」を立ち上げ、製品開発にも取り組んでいる。

マイナビおすすめナビ編集部

担当:アウトドア・キャンプ、スポーツ・自転車
沼田 裕貴

「アウトドア・キャンプ」「スポーツ・自転車」を担当する40代編集者。学生の頃から国内海外問わず一人旅に夢中。旅・アウトドア関連グッツに精通している。趣味は筋トレや格闘技。まずは見た目からとモットーにスポーツ用具やウエア選びにも余念がない。

◆本記事の公開は、2019年08月02日です。記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆価格、送料、納期やその他の詳細については、商品のサイズや色等によって異なる場合があります。◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆広告は「PR」と表記し明確に区別しています。

登山用ベビーキャリアとは? 赤ちゃんや子どもと一緒に山歩きができる!

 

登山やキャンプなどが趣味の夫婦の場合、「いつか、子どもと一緒に山に登りたい!」と夢をふくらませる方も多いと思のではないでしょうか。

しかし、自分たちの荷物と子どもの荷物を背負ったうえで、疲れた子供を抱っこしながらの山登りは、考えただけで無謀……。そんな時に心強い味方になるのが、登山用ベビーキャリアです。

ひとりでしっかり座れるようになる生後6カ月~3歳まで、体重は9㎏~18㎏くらいまで対応します。登山用ベビーキャリーの特徴として、下記などが挙げられるので、家族みんなで登山を楽しむことができるはずです。

1.しっかり固定できるので、家族みんなで山登りを楽しめる

2.抱っこひもと異なり体と体が密着せず、通気性がありお互い快適

3.登山は荷物が多くなりがちですが、リュックと一体型なので収納可

4.サンルーフやレインカバーが装着でき、少々の悪天候にも対応可

5.地面に置いた際、自立してくれるので、乗せおろしがかんたん

登山用ベビーキャリアの選び方 子どもの年齢や体重、ハーネス、背負い心地、安定性などをみる

それではさっそく、アウトドアライターの高橋庄太郎さんに、登山用ベビーキャリアを選ぶときのポイントを解説してもらいます。

快適&安全に使うことができるのはもちろんですが、パパとママが背負いやすことも忘れてはいけない大事なポイントです。選び方を抑えたぴったりの登山用ベビーキャリアを見つけてください。

ベビーキャリアを背負った男性
ペイレスイメージズのロゴ

登山用ベビーキャリアを安全で快適に使うためのポイントをみていきましょう!

成長を見据えた商品を選ぶ 何歳まで、体重何キロまで使うのか?

 

生後6カ月~3歳くらいまでの子どもが乗ることを想定したシンプルでスリムなデザインが特徴。お求めやすい価格も魅力のひとつです。

ベビーキャリア、チャイルドキャリア、キッズキャリアなど「子どもを背負う」道具にはいくつかの名称がありますが、基本的には同じものです。

子どもの首が座ってから使えますが、いつまで使うのかはご家庭によっても異なるでしょう。自分の足で歩けるようになると、低年齢で使用をやめる人もいますし、子どもが成長しても、疲れてぐずついてきたらすぐに背負えるようにしておきたいという人もいらっしゃいます。

子どもがまだ小さいうちに登山用ベビーキャリアを買うなら、子どもの年齢や体重など成長を見据えた商品を選びましょう。

しっかりと固定・調節できるハーネスを選ぶ

 

赤ちゃんや子どもが寝てしまっても、頭部を安定できるピローがついているので、便利です。

ベビーキャリアに子どもを乗せるときはハーネスで固定をしますが、そのハーネスがかたかったり、肌触りが悪かったりすると不快に感じて、小さな子どもはイヤがります。

しかし、しっかり固定できないととても危険です。ハーネスをゆるくしめてしまうと親が背負うタイミングでベビーキャリアが傾いてしまい、バランスが崩れて子どもの体がハーネスから外れて転落の可能性も。

子どもの体格にあわせて調節できるものであれば、成長してもしっかりと固定できるので安心です。

ベビーキャリアを選ぶときは、ハーネス部分は最重要ポイントといっても過言ではありません。

体への負担を分散できる機能があるものを選ぶ ショルダーハーネスとヒップハーネスがポイント

 

背面と腰まわりの長さ調整がカンタンにできるので、背負う人が変わってもフィット感を得られるつくりになっています。

体重20kg程度の子どもを背負えるように設計されたキャリアは多く、この重量は一般的なテント泊登山に必要な装備量以上です。

これだけの重量を背負うためには、大型バックパック並みにしっかりとしたショルダーハーネスとヒップハーネスがベビーキャリアには必要です。

また、背面に厚めのパッドがあれば、ベビーキャリアの重量を腰と肩だけではなく、背中にも分散でき、体への負担を減らせます。

雨や強い陽射しへ対応する付属品の有無で選ぶ サンシェードやレインカバーがあると安心

 

登山やアウトドアで使用するため、強い紫外線や雨など天候が変わる可能性は充分にあります。サンシェードやレインカバーがついている商品なら悪天候にも対応可能です。

ほかにもベビーキャリアのなかで眠ってしまった子どもの首を補助するネックピローも便利です。

こうした機能性の高い商品は高値ですが、子どもの快適性や安全面を考えるなら納得のいく価格でしょう。天候の変化が少ない季節にしか使わないとわかっていれば、機能性よりも価格を重視して選べます。

付属品は別売りが多く費用がかかりますが、必要に応じて買い足せばいいので便利です。検討しているベビーキャリアの付属品をチェックして、用途に適したものを選びましょう。

足部分の安定性、強度で選ぶ 地面におろしたときに倒れにくいバランスも重要

 

足部分は幅43cmあるので、不整地でもしっかりと自立。また、収納時は折りたたんで平たくつぶすこともできるコンパクト設計です。

山中だけではなく、海辺や河原などの路面はデコボコしていて、平坦ではありません。そのような場所でベビーキャリアを降ろすと、バランスが崩れて子どもごと倒れてしまうことも!

こうしたトラブルを防ぐのは、不整地でも倒れにくい大きく開いた足です。足部分の安定性はもちろん、強度の高さなどもチェックしておきましょう。

幅広いファッションにあうカラーを選ぶ

 

カラーバリエーションもパキッとしたラズベリー色が目を引くので、どこにいても目立ちます。

登山用ベビーキャリアで子どもを背負う場合、安全面などにも配慮して目立つカラーが適しています。しかし、街で使うには少し派手に見えてしまうことも……。

街中で浮きたくないなら、黒やグレーなどシックなカラーを選びましょう。黒やグレーなら、幅広い服装とあわせることができます。

もしくは、あえて派手なカラーをポイントにして時期限定の子連れファッションコーデを楽しんでみてもいいでしょう。

お世話グッズを入れられる収納ポケットに注目

 

おむつなどを収納できる下部ジッパーコンパートメントなど、収納スペースは充実しています。

子どもを連れて外出するとき、オムツやおもちゃなどお世話グッズも必要ですよね。登山用ベビーキャリアはアウトドアシーンでの活用を想定して作られているので、収納が充実しています。

背負った状態で必要なものが取れるようになっている商品なら、バッグを持たずに外出できるので便利です。両手をフリーに活用できるので、買い物にもあまり支障をきたしません。

登山用ベビーキャリアのおすすめ4選 普段使いもできる人気のモンベル、オスプレー、ドイター、スーリーほか

登山用ベビーキャリアの選び方のポイントをふまえて、アウトドアライターの高橋庄太郎さんと編集部で選んだおすすめの商品と、登山だけでなくタウンユースでも活躍する軽くてコンパクトな使い勝手のよいベビーキャリアを紹介します。

エキスパートのおすすめ

OSPREY(オスプレー)『ポコプラス』

山岳/アウトドアライター&プロデューサー:高橋 庄太郎

山岳/アウトドアライター&プロデューサー

安心して背負える、乗せられる安定感の高さ

子どもの体重と荷物の重さを合わせ、22kgまでに対応。キャリア本体の背面パッドだけではなく、子どもが乗る部分の高さも微調整でき、背負い心地と乗り心地のよさを両立しています。

着脱式のドロールパッドは選択ができます。サンシェードも装備しているほか、荷物の収納スペースも充実しており、合わせて容量26L分のモノを持ち歩けます。

エキスパートのおすすめ

deuter(ドイター)『キッドコンフォートアクティブ』

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出典:楽天市場 この商品を見るview item
山岳/アウトドアライター&プロデューサー:高橋 庄太郎

山岳/アウトドアライター&プロデューサー

不整地でもしっかりと立つ幅広の足

子どもを乗せるキャリア下部分には、容量16Lの荷物を入れられるスペースがあります。耐荷重が22kgまでなので、荷物量が少ない暖かい季節の日帰り登山にはじゅうぶん活用できるでしょう。

背中は全面メッシュとなっているため、暑い季節でも背中が蒸れないのもうれしいですね。フロントポケットのほか、子どもも手を伸ばせる位置にサイドポケットもついています。

ある程度、成長した子どもを背負うとき、ここに必要なものを入れておけば、わざわざ親が取り出す手間がかかりません。

また、足部分は幅43cmもあり、不整地でもしっかりと自立します。折りたたんで平たくつぶすこともできるので、コンパクトに収納できます。雨よけと日よけになるサンルーフ&レインカバーは別売りです。

エキスパートのおすすめ

mont-bell(モンベル)『ベビーキャリア』

山岳/アウトドアライター&プロデューサー:高橋 庄太郎

山岳/アウトドアライター&プロデューサー

眠ったときも頭部が安定するピローを装備

低年齢用に設計されたベビーキャリアです。年齢なら約9カ月~3歳児くらいの子どもが対象。そのぶんだけ本体は軽量化されており、容量26Lの荷物も余裕をもって運べます。

子どもの肌がふれる部分は、やわらかなメッシュ素材を使用しており、汗やよだれがついてもすぐに乾くので肌トラブルの心配もないでしょう。

また、子どもが眠ったときに頭部を安定できるピローもついているのはうれしいですね。お手ごろ価格ですが、サンシェードとレインカバーは別売りです。

VAUDE(ファウデ)『ワラビー』

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出典:Amazon この商品を見るview item

お母さんもOK! 街中でも使えてスタイリッシュ

VAUDEはドイツのアウトドアメーカーです。こちらの商品は1,800gと軽量なので、女性でも子どもを乗せて背負いやすい商品です。カラーバリエーションもパキッとしたラズベリー色が目を引きます。ほかにも男性も持ちやすいシックなカラーがそろえられています。

デザイン性だけではなく、ドイツの安全基準をクリアしているので、機能的にもしっかりしています。

「登山用ベビーキャリア」のおすすめ商品の比較一覧表

画像
OSPREY(オスプレー)『ポコプラス』
deuter(ドイター)『キッドコンフォートアクティブ』
mont-bell(モンベル)『ベビーキャリア』
VAUDE(ファウデ)『ワラビー』
商品名 OSPREY(オスプレー)『ポコプラス』 deuter(ドイター)『キッドコンフォートアクティブ』 mont-bell(モンベル)『ベビーキャリア』 VAUDE(ファウデ)『ワラビー』
商品情報
特徴 安心して背負える、乗せられる安定感の高さ 不整地でもしっかりと立つ幅広の足 眠ったときも頭部が安定するピローを装備 お母さんもOK! 街中でも使えてスタイリッシュ
サイズ 縦73×横40×奥48cm 幅43×奥行34×高さ72cm 幅31×奥行32×高さ67cm -
重さ 3.58kg 2.82kg 2.24kg 1.8kg
対応年齢 - - 約9カ月~3歳まで(座れるようになってから16kgまで) 2歳くらいまで(最大積載体重は14kg)
容量 26L 14L 26L 12L
付属品 サンシェードを標準装備 なし ピロー スタンドベース
商品リンク

※各社通販サイトの 2023年2月24日時点 での税込価格

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※各社通販サイトの 2023年2月24日時点 での税込価格

※各社通販サイトの 2023年2月24日時点 での税込価格

通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ベビーキャリアの売れ筋をチェック

楽天市場でのベビーキャリアの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

楽天市場:ベビーキャリアランキング

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

登山用ベビーキャリアに関するQ&A よくある質問

question icon何歳までが対象?

answer icon

生後9ヶ月くらいから2~3歳くらいのお子さんが対象となります。

question icon登山用ベビーキャリアは日常使いできる?

answer icon

赤ちゃんや子どもを連れて都心を移動する場合、駅や路線によってはエレベーターやエスカレーターまでが遠く、階段しかない……なんて場面に出くわすことも。

そんな時に登山用ベビーキャリアなら、まずベビーカーが不要、リュックと一体型なのでおむつやおもちゃ、離乳食、お菓子、さらにはお財布なども収納することが可能で、別のカバンも不要になり、両手がフリーになります。

また、ベビーカーは確かに便利ですが、都心で電車に乗って保育園や幼稚園に送り届けなくてはいけない場合、時間帯的に通勤ラッシュにぶつかります。電車内では折りたたんだベビーカー、荷物、赤ちゃんや子どもを抱えての移動はとても重労働。

そんな時も登山用ベビーキャリアがあれば、背中に背負えて、荷物も収納でき、両手がフリーになる登山用ベビーキャリアは重宝するはずです。

その他の登山用品やベビー用品はこちらから 【関連記事】

レンタルか中古でお試ししてみるのもアリ!

 

山に街中にとても便利な登山用ベビーキャリアですが、割と値段も高く、サンシェイドやレインカバーなどのオプションとあわせて購入すると、結構な値段になります。せっかく口コミを参考に「これだ!」と思うものを見つけ、購入したのにいざ使ってみたら赤ちゃんや子どもに拒否をされ、結局使わずじまい、ということも考えられます。

そんな悲しい失敗を防ぐには、一度レンタルをしてからの購入をおすすめします。

レンタル可能な登山用ベビーキャリアが購入予定のものと全く同じとは限りませんが、使い心地や赤ちゃん・子どもの反応、慣れさせるにはじゅうぶんではないでしょうか。

また、登山用ベビーキャリアは欲しいけど、あまり使わないかもしれない、保管場所がない、という方にはその都度、レンタルするのが経済的にも合理的かもしれません。

子どもの気持ちも考えた製品選びを アウトドアライターからのアドバイス

山岳/アウトドアライター&プロデューサー:高橋 庄太郎

山岳/アウトドアライター&プロデューサー

使う可能性が低い場合、低価格の選択はあり

子どもはすぐに成長して大きくなるため、子ども用として購入しても使える期間はわずか数年のみです。子どものために高機能の商品を選べば、安心で便利なことには間違いありません。しかし、あまり使わない人で無用な出費にも感じる場合、割り切って低価格のベビーキャリアで済ませるのも現実的な判断です。

費用がかさむレインカバーやサンシェードも必要ないと考えるかもしれませんが、小さな子どもは自分の感情や体調をうまく伝えることができません。親の都合でつらい気持ちを味わせてしまってもいいのか……。そのあたりが難しいところです。

あこがれの「子どもと一緒に登山」の夢を叶えて!

この記事ではアウトドアライターの高橋庄太郎さんへの取材をもとに、登山用ベビーキャリアの選び方やおすすめ商品を紹介しました。

お子さんが生まれてから趣味の登山やアウトドアを控えていた方、お子さんと一緒にチャレンジしたい方は、ぜひ登山用ベビーキャリアを検討してみてくださいね。

安全性や親への体の負担などをしっかりとチェックして、納得いく登山用ベビーキャリアを選んでください。

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