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なぜ、クライミンググローブは必要? ビレイヤーはクライマーの命を預かるため

Photo by Paulette Wooten on Unsplash
ロープクライミングは、インドアのクライミングジムやアウトドアのクライミング問わず、2人1組が基本です。その役割は、壁を登っていくクライマー、クライマーの安全を確保するビレイヤーとなっていて、ビレイヤーはクライマーが昇ったり、地上に降りる際のスピードに合わせロープの調節を行います。つまり、ビレイヤーはクライマーの命を預かっているので、お互いへの信頼関係が必要というわけです。
なので、ロープの摩擦による手の火傷、汗で滑らないようにするなどを防ぐためにクライミンググローブが必要になります。
軍手で代用できる?
先ほどもお伝えした通り、ビレイヤーはクライマーの命を預かります。あまり高くない子供向けのクライミングジムやクライミングなら問題ないかもしれません(避けたほうが無難)が、安全面を考えると軍手の使用は控えたほうがいいでしょう。
クライミンググローブの選び方 素材・サイズ・耐久性・機能など解説!
クライミンググローブを選ぶ際のポイントとしては、素材・サイズ・脱着しやすさ・使いやすさ・耐久性に優れているかなどがあげられます。ここからは、購入する前にぜひチェックしていただきたい項目をご紹介したいと思います。
用途で異なるふたつのグローブタイプ
クライミンググローブの形状には、基本的にふたつのタイプがあります。見た目だけではなく機能や操作性も違いがありますので、自身のニーズにあったものを選びましょう。
手をしっかり守り汎用性の高いフルフィンガー
使用頻度が高いのは、手首から5本の指先までしっかり覆ってくれるフルフィンガータイプ。保湿性の高さ、ケガのリスク軽減という点が特徴として挙げられます。寒い季節には、より厚手のものを選べば手の防寒にもなるでしょう。ただし、こまかい作業が要求されるシーンでは少し薄めでストレッチの効いたものを選ぶことをおすすめします。
指先で作業がしやすいハーフフィンガー
指の付け根から半分までを覆うハーフフィンガータイプ。指が半分出ているため、指先でこまかい作業をしやすいのが特徴です。マルチピッチなどでは、ビレイをしたりギアをいじったり、登ったりと忙しいもの。このようなグローブを脱いだりはめたりするのが煩わしいシーンでは、ハーフフィンガーが役立ちます。
クライミンググローブの素材と特徴から選ぶ
クライミンググローブの素材には、革製や化学繊維製のものなどさまざま。パーツによって素材が違うものもありますが、力が入りやすい手のひら部分の素材が重要なポイントになります。
耐久性にすぐれた革製はビレイ向き
強度と耐久性が高いのが革製。グリップの面でも安心です。クライミングのビレイ用に向いています。ただ値段も高くなってしまいやすい素材なので、コストを制限したい場合は手のひら部分のみに革を使用した商品を選ぶといいでしょう。
扱いやすい合成繊維は軽い登山やトレッキングに
薄めでストレッチ性のあるものを求めるなら、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維をおすすめします。強度は革製には劣りますが、濡れても乾くのが早く扱いやすい素材です。フィット感があるのでこまかい動きもしやすく、値段もお手頃価格なものがたくさんあるので、短時間の登山やトレッキングの際に活躍するでしょう。
つけ外しがしやすいジャストサイズを選ぶ
クライミンググローブ選びで重要なチェックポイントのひとつがサイズです。サイズが大きすぎるとこまかな動きを不便に感じることも。逆に小さいと充分な可動域を確保できずロープが握りにくくなることなどが考えられます。
手指が曲げやすく、ほどよいフィット感があるジャストサイズがおすすめです。ネット通販で購入する場合は試着ができないため、商品の返品交換が可能なショップで選ぶと安心です。
あると便利な仕様もチェック
上記で紹介した以外にも追加機能として、防寒機能、スマートフォン操作機能、ビレイをスムーズにする機能などがあります。クライミンググローブならではのプラスアルファ機能としておすすめのものをご紹介していきます。
ビレイをスムーズにする! クリップ用アタッチメント
クライミンググローブは常に装着していることでその機能を発揮するもの。しかしどうしても脱着を繰り返さなくてはいけないときに便利なのがこの機能。グローブのベルクロ部分に穴が空いており、そこにカラビナを通しておくことで紛失防止になります。紐がついたタイプも同様の使用法です。
スマートフォン操作ができるタッチパネル対応
登山やクライミング中にスマートフォンは操作しづらいですが、どうしても見たい、でもいちいちグローブを脱ぐのがめんどうというときは、タッチパネル対応機能が付いたものを選びましょう。選ぶデザインや厚みによっては、寒い冬に普段使いの手袋としても使用できますね。
登山での利用度は意外と高い! 便利なノーズワイパー
ノーズワイパー付きグローブとは、その名のとおり汗と鼻水を拭き取る機能を備えたアイテム。手の甲や親指の側面部分に吸水性のある素材を使っているので、ゴーグルのレンズをさっと拭いたりすることもできます。ロープや岩場で手が離せないときでも、ちょっとしたハンカチ感覚で使えるのが便利です。
使用するシチュエーションを想定して選びましょう 素材・形状・断熱性・耐久性はしっかりしているか
フリーエディター&SUV生活研究家
グローブはトレッキング、ロープクライミングのビレーなど、用途によって素材・形状を考えなければなりません。トレッキング用の場合は、ポールなどを握ったときのグリップ性や手のひらの保護が重要ですし、ビレー用は断熱性や耐久性が大切。まず用途を明確にさせて、それに対応した商品を選びましょう。
ちなみに指先のないものは、スマホ操作やこまかい作業を要するようなシーンでは有効ですが、ときとして手を充分に保護しない場合があります。
クライミンググローブおすすめ6選|フルフィンガー 素材・サイズ・機能もチェック!
オールマイティに使用できるフルフィンガータイプのクライミンググローブの中から、登山愛好家の山崎友貴さんと編集部が選ぶおすすめをご紹介します。耐久性の高い革製のものから、ストレッチの効く薄手のものまで幅広く集めました。
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)『クラッググローブ』

出典:Amazon
monoii(モノイー)『トレッキンググローブ』














出典:Amazon
mont-bell(モンベル)『ビレイグローブ』
PETZL(ペツル)『コーデックス』
![ペツル(petzl)CORDEXコーデックスSサイズ[並行輸入品]](/assets/loading-gif-ef97edf4d1acb90bd8ecfb171d4687ca923b13d386173426bfcb961097a710fe.gif)
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Metolius(メトリウス)『ビレイスレイブグローブ』

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THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)『マウンテンクライミンググローブ』
![[ザノースフェイス]グローブマウンテンクライミンググローブユニセックスNN61809ブラック日本M(日本サイズM相当)](/assets/loading-gif-ef97edf4d1acb90bd8ecfb171d4687ca923b13d386173426bfcb961097a710fe.gif)
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クライミンググローブおすすめ5選|ハーフフィンガー マムートなど人気商品も!
続いて、操作性を重視したハーフフィンガータイプのおすすめも紹介していきます。
OUTDOOR RESEARCH(アウトドアリサーチ)『シームシーカーグローブ ケルンレッドウッド』
![【OutdoorResearch】Men'sSeamseekerGlovesアウトドアリサーチメンズシームシーカーグローブ[Cairn/Redwood]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/flhq/cabinet/img/or/imgrc0073249185.jpg)
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出典:楽天市場
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)『ストーン ロックグローブ』

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WL Products『トレッキング グローブ ハーフフィンガー』












出典:Amazon
MAMMUT(マムート)『Pordoi Glove』

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BEAL(ベアール)『アシュア グローブ』

出典:楽天市場
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする クライミンググローブの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのクライミンググローブの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に。登山やクライミングが趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて連載中。悩みは増え続けるアウトドア用品などの遊び道具の収納場所で、愛車のJeepラングラーもすっかり倉庫代わりに。昨今は車中泊にもハマり、住居をキャンピングカーに変えるか真剣に悩み中。