クライミングホールドとは? 特徴や持ち方を解説
クライミングホールドとは、ボルダリングの際に手や足をかける穴があいた突起のことです。ボルダリングは腕や足の力だけでなく、身体全体の筋肉を総動員して行うので、引き締まった身体を楽しみながら手に入れることができるため、子供から大人まであらゆる年代層から人気です。
専用スタジアムやスポーツジムでないと取り組めないと思いがちですが、自宅のガレージや壁に取り付ければ、気軽に楽しむことができます。また、クライミングホールドはさまざまなデザイン、カラーがあり、部屋の雰囲気に合わせたインテリアにもなります。
クライミングホールドの持ち方は?
クライミングホールドは、ただ上からつかむだけでなく、形状に合わせた持ち方が存在します。最初のうちは落ちないようについホールドを思いきり握りがちですが、力を抜いた状態でもぶら下がることができます。
むしろ、このリラックスした状態の方が身体に余分な力が入らず、ラクなのでぜひマスターしたい技術になります。
代表的なガバ、カチ、ポケットを解説
ボルダリングを行う際、代表的なガバ、カチ、ポケットの3種類を解説します。
ガバ:初心者向けの持ち方で、手のひら全体で持ちます。コツは、握りながら引っかけるようなイメージだと手のかかりがよくなります。
カチ:ガバよりも指がかかりにくいシーンで使います。なお、カチは「指をホールドにかけ、親指を添えて指全体を立てるカチ持ち」「カチ持ちから親指を外したセミアーケ」「指を立てずに先端だけ引っかけるオープンハンド」の3種類に分類されます。
ポケット:穴が開いているホールドに指を引っかけますが、大きさによって入れる指の数が1~3本と変動します。
クライミングホールドの選び方 子どもの遊び場や装飾にボルダリングを自作
「ボルダリングを自作で楽しみたい!」と思っても、なにをどうやって選べばいいのか悩みますよね。まず、選び方のポイントを素材や形状を含めてご紹介していきます。
しっかり掴める形状のガバがあれば初心者も安心
ビギナーにおすすめなのが、ガバ(ジャグ)といわれる形状もの。手でしっかりガバッと掴めることからその名が付きました。大きめでかんたんに掴みやすい形状なので難易度はそれほど高くなく、ビギナーさんや腕力に自信がない女性や子どもでも手軽に挑戦することができます。
ポリウレタン樹脂や木製など、素材にも注目して選ぼう
素材はポリウレタン樹脂、木製などがあります。なかでもポリウレタン製はやや弾力があってヒビ割れを起こしにくく、耐久性にすぐれている点が特徴。屋外に設置する予定の方にもぴったりです。
木製は素材と木目のあたたかみを感じることができ、経年変化を楽しむことができます。滑りやすいので、上級者のトレーニングにおすすめです。
設置方法は使い方を想定してチョイスしよう
設置方法にはおもにスクリューオンとボルトオンの2種類があります。それぞれ、メリット・デメリットがあるので、用途や使う頻度などを考慮して自分のスタイルに合ったものを選びましょう。
長期にわたって子どもと利用したいなら「ボルトオンタイプ」
ボルトオンタイプとは、あらかじめボルトを取り付けて固定するタイプのこと。裏・表の両方を固定することによって、強度や安定感がUPします。子どもに安心して遊んでもらうにはこちらがおすすめで、本格的なトレーニング用としても最適です。緩んできたときの締め直しがかんたんです。
デメリットは、あらかじめボルト用の穴を開けておく必要があるので、ひと手間かかるところ。また、体重がかかると回転してしまう可能性があるので、補助として回転防止の金具を取り付けられるものを選ぶ必要があります。
子ども部屋のインテリアなど、手軽に設置するなら「スクリューオンタイプ」
スクリューオンタイプとは、ネジを留めるだけのものです。ほとんどのクライミングホールドにはあらかじめ穴がいくつか開いていますので、それに合わせてネジ留めして使用します。
メリットは手軽にどこでも好きな場所に設置できるので、インテリア目的などの設置にもおすすめです。
デメリットは、1カ所に体重がかかりやすいため、ネジが緩みやすいことです。一度緩んでしまうとネジ穴が広がってしまい、締め直すことが難しいので、ハードに使いたい方や、子どもへの安全性を考慮するなら不向きです。
クライミングホールドを選ぶときのワンポイントアドバイス ボルダリング初心者や経験者へ
フィールドに出るには時間がかかり、ジムに行く時間がないときもあると思います。自宅にホールドやプライベートウォールがあればいつでも練習ができますね。通っているジムにないホールドや外岩に近いホールドを設置するのも上達のコツです。中級者以上は苦手なホールドを、初心者は扱いやすいホールドを選ぶのもポイントですね。レベルに応じてアレンジする楽しみがあります。
クライミングホールドおすすめ7選 メーカーやブランドの特徴も徹底解説
クライミング発祥の地である米国やヨーロッパのブランドを含め、世界で使われているブランドや、子どもでも楽しめるおすすめアイテムをご紹介します。
老舗クライミング専門の会社がつくるホールド
20年以上年続く老舗クライミング専門の会社のクライミングホールドです。クライミングの面白さと、重要視しなければならない安全性をとても大切にしています。
素材はボリウレタンなので、耐久性も充分。屋外に取り付けることもできます。レッドカラーの10個パックなので、統一感のあるカラーリングのインテリアとして使うのもよさそうですね。
さまざまな課題に取り組めるホールド
ネジ穴が多めにあいていて、より強度を持たせた構造です。ハードなトレーニングでも安心して使用することができます。
このホールドセットはガバ(ジャグ)という初心者向けの形状のものだけでなく、大きなものから小さなものまで異なる形状が6種類入っています。単調なトレーニングだけでなく、いろんな課題に取り組みたい方におすすめです。
難易度の高いポケット浅めタイプ
木ネジのみを使った、固定ができるスクリューオンタイプのクライミングホールド。ナットを取り付けなくても設置できるので便利です。
垂直の壁への取り付けを想定したつくりになっており、ポケットは浅め。足を乗せる場合も、つま先で1つのポイントをしっかり掴めないと外れてしまうので、レベルの高いクライミングを目指している方はぜひチェックしてみてくださいね。
マーブルカラーでインテリアにも!
あざやかなマーブルカラーが特徴的なアイテムです。ポリウレタン樹脂を使用しているので、ヒビ割れを起こしにくく、長く使いたい方におすすめ。コンクリート壁用のボルトが付属しているので、高い壁でもしっかり設置できます。
大小さまざまな形状が入っていて、設置の仕方によって大人も子どもも楽しめます。インテリアとしてもおしゃれですね。
Hilax(ハイラックス)『アルファベット型クライミングホールド』
アルファベットがおしゃれなホールド
丸みのあるアルファベットをモチーフにした、カラフルでかわいらしいポップなデザイン。好きな単語を並べて壁に取り付けてもおしゃれです。
メインボルトと回転固定ネジで留めることができるので、体重をかけたときにずれたり回転したりする心配がいりません。子どもだけでなく、大人も楽しむことができるファミリー向けの商品です。
安全に取り付けられるセット内容が魅力
子ども向けにデザインされたクライミングホールド。ホールド表面は滑り止め加工が施されており、子どもの小さな手でもしっかりと掴んでクライミングができます。
脱落防止仕様の爪付きナットやボルト、ワッシャーなどがセットになっており、安全な取り付けが可能です。レッドやイエローなど子ども部屋を彩るポップなカラーリングがおしゃれですね。
子どもが裸足で安心して遊べるクライミングホールド
キッズ向けの商品が多いメーカーだからこそ、安全性は厳しくチェックされており、取り付け時の破損を防ぐためにワッシャーは内部に完備、滑落を防ぐために表面には手汗防止加工を施しています。また、275kg以上の負荷にも耐えられる設計になっているので、子どもがハードに扱ったとしても大丈夫。
育ち盛りの子どもがいるご家庭や、子どもにスポーツとしてクライミングをさせたいと考えている方は検討してみてもいいのではないでしょうか。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする クライミングホールドの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのクライミングホールドの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
クライミングホールド以外のアイテムもチェック 設置用の工具や靴、本格的なクライミングに
長く使えるものを選ぶのがポイント
ここまで、クライミングホールドおすすめ商品をご紹介しました。使用頻度や目的、取り付けたい場所に合わせて長く使えるものを選ぶのがポイントです。
子どもの遊び場やインテリアとして設置するもよし、自分のトレーニング目的で設置するもよし、あなたがほしいと思うクライミングホールドを選んでみてくださいね。
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ブッシュクラフト、狩猟、ULスタイル、沢登りなど様々なアウトドアに取り組む。海外生活の経験もあり銃器やトイガンにも造詣が深い。 アウトドア料理やビンテージアウトドアアイテムのレストア、道具作りにも造詣が深く自作アイテムのみでの山行も行う。 フェールラーベンのアンバサダーとしても活動している。