クラフトハサミとは? 「ギザギザ」、「なみなみ」など
クラフトハサミとは、切断する対象物によって特徴的な刃を持ったハサミのことです。用途に合った使い方をすると切れ味もよく、クラフト作業がスムーズになり作品の仕上がりが大きく違ってきますよ。
こまかい手芸や紙工作に適したタイプ、幅広い素材に対応し基本的になんでも切れるタイプ、写真やカードの端にアクセントをつけられるタイプなど種類も非常に豊富です。
クラフトハサミの選び方 使い方や素材を考えて
まずはクラフトハサミの選び方をチェックしていきましょう。ポイントは以下の5つです。
【1】使い方
【2】切る素材
【3】ベタつき防止加工
【4】グリップの握りやすさ
【5】年齢に合ったサイズか
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。インテリアライターのPapp Hidekoさんのアドバイスもご紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
【1】使い方に合わせて選ぼう
使い方にピッタリ合ったクラフトハサミを選ぶと、とても楽しくクラフト作業をすることができます。ここでは、用途の例をあげながら選び方を紹介するので参考にしてみてください。
ペーパークラフトや切り絵・切り紙には「刃先がとがったもの」
薄い刃と突き刺し切りができるほど細くとがった刃先を持つクラフトハサミが、ペーパークラフトや切り絵・切り紙に合っています。小まわりが利くクラフトハサミがほしい人には、刃渡りが短いものを選びましょう。
先細タイプのクラフトハサミを選べば、こまかい作業もスイスイ快適に進めることができます。ふつうのハサミより刃がデリケートなので、取り扱いには注意が必要です。
カードやラッピングの手づくりには「飾り切りタイプ」
メッセージカードやラッピングを手づくりしたり、スクラップブックづくりを楽しむ人にピッタリなのが飾り切りタイプ。カード、ラッピングペーパーや写真の端をギザギザやナミナミ型に飾り切りするだけで、見ためがかわいくなります。
子どもだけでなく大人にとっても重宝するアイテム。手づくりで思いを届けたい人は、1本持っていると便利に使えます。
切る素材を選ばない「万能タイプ」はひとつあると便利
こまかい作業ではなく、切ることが目的であればひとつあると便利なのが万能タイプです。布や紙はもちろんのこと、ブリキ・アルミなどの金属やビニール・プラスチックまで切れる万能タイプがあれば、少ない力でさまざまな素材を切断できます。
かたいものを切ったあとは、やわらかいものが切りにくくなるので注意が必要です。
【2】切る素材の特性に合わせて選ぶ
クラフトハサミのなかには、素材の特性や用途に合わせて刃にカーブがついているものがあります。曲り刃や反り刃などさまざまです。
曲り刃や反り刃は、台紙や布地にダメージを与えずに糸の処理をしたい場合に。革やゴム素材などを置いたまま切る場合は、ゆるやかなカーブ形状の刃による新感覚の引き切りタイプを選ぶと切断がスムーズです。
【3】粘着テープやのりのベタつき防止加工をチェック
粘着テープやのりのついた素材を切ることが多いなら、ベタつき防止加工がほどこされたクラフトハサミを選ぶのもひとつの方法です。フッ素加工、テフロン加工、チタンコートされたクラフトハサミは切れ味が落ちにくいので、作業がしやすいでしょう。
クラフトハサミは使い込めば切れ味がどうしても落ちてくるため、研ぎなおしもときには必要です。ベタつき防止加工は、研ぎなおすとはがれてしまうことも覚えておきましょう。
【4】グリップの握りやすさにも注目して
クラフトハサミを長時間使う場合はとくに、グリップが合わないと手が疲れやすくなってしまいます。長時間でも安定して作業できる、握りやすいグリップのものを選びましょう。
穴の部分が大きく、しっかりと指をとおせるか、手になじみやすいかをチェック。グリップが樹脂製のものであれば、手にフィットしやすく使いやすいですよ。
【5】子どもには成長に合わせて選ぶ
子どもは紙や布などをチョキチョキ切って工作を楽しみたいもの。子どもがクラフトハサミを使う場合は、小さな手のサイズに合わせたものを用意しましょう。
正しいクラフトハサミの使い方を身につけられるように、年齢に合ったサイズを選ぶことが大切です。また鋭い刃先で怪我をしないように、刃先は丸みのあるタイプを選ぶと楽しく使えます。
カットする素材や使い方によってハサミの種類を選ぶ インテリアライターからのアドバイス
大切な人への贈りものに使うラッピングをアレンジしたり、自由なデザインでスクラップブックなどを手づくりしたいときには飾り切り用のギザギザはさみ、プラスチックや金属板、厚紙など、普通紙でない素材には万能はさみ、といったように、使い方やカットする素材に合わせて、適した種類のクラフトハサミを選んでみてください。
クラフトハサミおすすめ11選 人気の呉竹など!
ここからは、インテリアライターのPapp Hidekoさんと編集部で選んだ、クラフトハサミのおすすめ12選を紹介します。お気に入りを見つける参考にしてみてください。
元祖ギザギザはさみ、長谷川刃物の大ヒット商品『ナミッコII』は、ステンレスの刃で厚紙もきれいに切れます。

大ヒットした日本生まれのギザギザハサミの元祖
メッセージカードや写真のふちに飾り切りでアクセントをつけると、カッコいい作品に仕上がります。大人も子どもも一緒に楽しんで使えるクラフトハサミです。
思い出のたっぷりつまったスクラップブックづくりにもピッタリ。飾り切り用のクラフトハサミを手に入れて、ラッピングやメッセージカードを手づくりをしてみませんか?
藤原産業『SK11 万能はさみ ロング』はカーブのあるギザ刃で、ブリキ、アルミ、プラスチック、電気コードなど、紙でない素材もらくらくカットが可能。

作業をらくに進められるバネつきハンドル
直線切りのしやすい、長めの刃渡りのロング刃がポイント。さまざまな素材をしっかり切断できる万能タイプなので、1本あるとクラフトシーンで役に立ちます。
こまかいギザ刃とカーブ形状で切る対象をしっかりとらえ、アルミ板なら1.0mm、プラスチック板なら2.0mm、皮革やゴム板なら5.0mm程度まで切断可能です。
パッチワークがお好きな方にはClover『カットワークはさみ 11.5cm(ソリ刃115)』がおすすめです。

キルティングの糸切りやぽんぽんのカットに
モヘアなどを使ったぬいぐるみの毛やスラッシュキルトのほつれをカットしたり、ぽんぽんマスコットづくりに重宝するクラフトハサミ。刃先が反っているので、生地にダメージを与えず糸切りできます。
本革製のサックがついているので収納や携帯にも便利です。すぐれた切れ味で、マスコットの顔をかわいく仕上げることができます。
こまかい作業の必要な手芸に便利
パッチワーク、グラスアート、押花やペーパークラフトまで、ハンドメイドには欠かせない手芸クラフトハサミ。細い糸や繊維質の材料までスパッと切れるすぐれた切れ味が特徴です。
紙バンドを使った手編みのカゴやバスケットづくりにもピッタリ。とても便利に使えるので、教室用と自宅用に用意するのもよさそうです。
「クラフトハサミ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする クラフトハサミの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのクラフトハサミの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ダイソーやセリアのクラフトハサミは使える??
クラフト作業などの作品を仕上げるには欠かせないクラフトハサミですが、ダイソーやセリアでも販売されています。
ダイソーやセリアのクラフトハサミは、シンプルなデザインで装飾こそこだわりがありませんが、使い勝手や機能性は専門店のクラフトハサミに見劣りすることなく、遜色なくお使いいただけます。
そのほかの道具についての記事はこちら 【関連記事】
用途に合わせて切れ味のすぐれたクラフトハサミを選ぼう
使う用途と切断する対象物にピッタリ合ったクラフトハサミを使うと、すばらしい切れ味でクラフト作業の質が大きく変化。小まわりの利く細くて薄い刃は厚いものを切るには向いていないなど、それぞれのクラフトハサミの特徴を理解して選ぶと、ハンドメイド作品の仕上がりがよくなります。
この記事では、こまかい作業に合う先細タイプ、飾り切りタイプ、反り刃・曲げ刃タイプ、万能タイプ、引き切りの新感覚クラフトハサミなどを厳選して紹介しました。創作意欲をかきたてる、お気に入りのクラフトハサミを見つける参考にしてみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
WSET認定Higher Certificate(Level.3)、食品メーカーにてフランスワインインポーター▶広告代理店CR局コピーライター プランナー ディレクターを経てハンガリー(ブダペスト)移住。 コスメ、ビューティ、ファッション、インテリアグッズ、文房具とありとあらゆる商品のコピーライティングを手がけてきた経験から様々な商品知識に精通し、ギフトセレクト系記事も多数執筆。メディア等現地メディア・フィノマガジン ハンガリーワイン専門サイト/フィネスワインピアを自らWEBサイト制作し運営中。 在ブダペスト・ワインエージェント”クルティエ“。一般社団法人国際芸術文化交流日本ハンガリーワイン協会ハンガリー支部・理事。日経xwomanアンバサダー。ブダペスト&東京でワインイベント企画多数開催。ワイナリー取材撮影を精力的に行いハンガリーのワインメディア雑誌にも出演。