冷水筒の選び方
冷たい飲みものを入れて、保存しておくのに便利な冷水筒は夏には欠かせませんよね。しかし、ひと口に冷水筒といっても、商品によって素材やデザイン、機能はそれぞれ異なります。なにを基準に選べば失敗しないのかもチェックしたいところです。
ここからは、冷水筒を選ぶときに確認すべきポイントをご紹介します。ポイントは下記。
【1】素材
【2】容量
【3】お手入れのしやすさ
【4】便利な機能
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】素材で選ぶ
まずは素材について見ていきましょう。素材ひとつを取っても、冷水筒の使い勝手は変わってきます。ここでは、主流のプラスチック製とガラス製との違いについて解説していきます。
ガラス製|キズがつきにくくインテリアにもなじむ
ガラス製の冷水筒は、プラスチック製に比べると汚れが付着しづらい傾向があります。キズもつきにくいため、キズに汚れがたまったりカビが発生したりしにくいです。
重みと安定感があるので、中身が減ってきてもカンタンに倒れないという特徴もあります。またデザインや柄にこだわったものも多いです。ただし、重たい分、落として割れてしまう危険性があります。
プラスチック製|軽量で割れにくい・比較的安価!
軽量で割れにくいため、大きなサイズでも扱いやすいのがプラスチック製。2L以上の大きいサイズは重たくなるため、ガラス製はうっかり落とすと壊れる危険性も考えられます。お子さんがいるような家庭では、プラスチック製のほうが安心。
ただし、ガラス製に比べると小さなキズがつきやすいというデメリットがあります。このため、カビなどの原因につながるおそれもあるので、こまめに漂白するなどの衛生管理や一定期間で買い替える必要があるかもしれません。
【2】飲む頻度に合わせて容量を選ぶ
冷水筒の容量も要チェック! 冷水筒の容量は、1L 以下のものから3Lほどのものまでさまざまです。市販のお茶パックは、おもに一袋1L用として販売していることが多いです。
基本的に、冷水筒は冷蔵庫に入れて冷やすので、大きすぎず冷蔵庫のドアポケットに入るサイズが扱いやすいです。
とはいえ、暑い季節だと1Lサイズのお茶は意外とすぐになくなってしまいます。すぐになくなってしまって、何度も洗うのも手間ですよね。大きすぎず小さすぎず、お茶パックを2つ入れて完成する2Lサイズなら使い勝手がよいのでおすすめです! 家族の人数や作る頻度を考慮して選んでいきましょう。
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【3】お手入れのしやすさをチェック
冷水筒は、繰り返し洗って乾かして衛生的に使いたいところ。とくに、使う頻度が高い方はお手入れのしやすさは要チェックです。ポイントは、部品が少なく、開口部が広いものを選ぶこと。
広い開口部だと、手が置くまで届くので、通常のスポンジでラクに洗えます。専用の細長いスポンジを用意する必要もないので便利ですよね。
また、パッキンはカビや汚れがつきやすい部分。いちいち分解して洗うのも手間がかかります。商品によっては、このパッキンがないタイプもあるのでチェックしてみましょう。
【4】あると便利な機能をチェック
冷水筒といっても使い方や機能性は商品によってさまざまです。暑い季節は何回も冷蔵庫から取り出して使うもの。そうなると、少しでもストレスを感じないようなアイテムを選びたいものです。
ここでは、冷水筒についていると便利な機能をおすすめします。ふだん使う様子を想像しながら、どんなものがいいか考えてみてくださいね。
耐熱機能|煮出したお茶や紅茶を冷やすならマスト
ご自宅で麦茶やウーロン茶などを煮出して作る場合、冷水筒に移す前に冷却させる時間が必要となります。ですが、耐熱性の冷水筒であれば、煮出した直後に熱いまま注ぐことが可能になるので便利です。
冷ますのを待つ時間というのは作業も滞りますし、ストレスもたまりますよね。耐熱の冷水筒であれば時短にもつながるので、忙しい人にもおすすめです。
ワンプッシュ式|片手で注げる
カンタンに片手でも注げるのがワンプッシュ式です。本体を持ち、親指で押すと注ぎ口が開くので、取り出してすぐに飲みものを注げます。フタを回したり、取り外す手間もないので、別の水筒に移すのもとってもラクチンです。
ただし、片手で使いますから、あまり大きなものや重たいものは推奨できません。
取っ手付き|誰でも扱いやすい
商品によっては、冷水筒に取っ手がついていないものもあります。そのままつかむタイプだとうっかり手を滑らせてしまいかねません。取っ手がついている冷水筒であれば安定感があり、しっかりと持つことができます。お子さんや高齢者がいる家庭でも安心して使えるでしょう。
スリムタイプ|ドアポケットにしまえる
自分が使っている冷蔵庫のサイズもしっかりと把握しておきましょう。大きい冷蔵庫であればとくに考える必要はありませんが、買ったのに収納スペースがなければ意味がありません。ひとり暮らし用の冷蔵庫や大家族で中身がいっぱいという人にはスリムタイプや横置き型がおすすめです。
限られたスペースを有効活用できたらとっても便利ですよね。購入の際には容量だけでなく収納スペースも考えておきましょう。
横置き対応|冷蔵庫の収納にもう困らない
しっかりと密閉される冷水筒は、もちろん横置きOK! 立ててしか収納できないと、どうしても冷蔵庫のドアポケットのスペースを取りがち。そんな方には、冷蔵庫のなかの収納場所を選ばない「横置きタイプ」がおすすめです。
茶こしつき|レパートリー広がる
冷水筒によっては、茶こしつきのものがあります。ティーバッグではなく、茶葉からお茶を抽出する場合、別の容器でお茶を煮出してから冷水筒に移し替えますよね。しかし、冷水筒に茶こしがついていれば、直接茶葉を入れて抽出することができます。
茶こしも取り外し可能のものが多いので、使わないときには普通の冷水筒として使うことができます。自分のお気に入りのお茶を茶葉から煮出したい人は茶こしの有無も要チェックです。
ルームコーディネーターからの購入アドバイス
整理収納コンサルタント/暮らしコーディネーター
容量・収納スペース・耐熱性・メンテナンス性
冷水筒は選ぶうえでたくさんのポイントがありますが、まずは必要な容量を決めましょう。
つぎに冷水筒を収納するスペースを確認します。冷蔵庫のドアポケットや野菜室などは必ず内寸を確認し、出し入れが困難でないサイズのものを選びます。耐熱かどうかも大きなポイント。冷めるのを待たずに入れたい場合には必ず熱湯もOKかどうかのチェックを。
毎日使うものだからこそ手入れのしやすさも十分にイメージして選ぶようにするといいでしょう。
冷水筒のおすすめ商品31選|容量別
ここからは、上記で述べた選び方をふまえて、おすすめしたい冷水筒を「容量別」にご紹介していきます。
>>>【1L以下】の人気冷水筒をスグにチェック!
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冷水筒のおすすめ4選|1L以下
まずは、ひとり暮らしに人気な【1L以下】の容量の商品をご紹介します。
傾けるだけでどこからでも注げる
本体を傾けることによって、自然とフタが開くのが特徴の冷水筒です。傾けた際の水やお茶の勢いでフタが開き、注がれるというシンプルな構造。360度どこからでも注ぐことができる使いやすさも魅力です。もちろん耐熱性のガラスを使用しているので、熱湯を入れても問題ありません。
中身が飛び出す心配のない注ぎ口なので氷やハーブ、レモンなどを入れたフレーバーウォーターにぴったり。液切れがよく、汚してしまうこともありません。
取っ手付きだから注ぎやすい
600mlと比較的少なめな容量ながら、取っ手付きなので注ぎやすく冷蔵庫からも取り出しやすい冷水筒。
丈夫な耐熱ガラス製なので、温かいドリンクにも対応しています。また、ガラス製のため、色移りやにおい移りの心配が少なく、コーヒーや紅茶などにもピッタリです。
茶こしつきで茶葉の出し入れカンタン!
茶こしつきの冷水筒で、茶こしとボトルが完全に分かれているため茶葉の出し入れもカンタン。各パーツはカンタンに取り外しが可能なため、お手入れもラクにできるでしょう。耐熱性なので、熱湯を注ぐことも可能で、煮出してから冷蔵するまでがスムーズです。
シンプルなデザインで、 テーブルに置いたままでもキッチンが映えます。水出しコーヒーをいっそうおいしく保つことができ、夏でもコーヒーを楽しみたい人なら満足できること間違いなしです。お気に入りのクリアな味わいを夏場に楽しみましょう!
シャンパンボトル型のおしゃれな冷水筒
シャンパンボトルのようなオシャレなデザインの冷水筒です。女性らしいデザインは、テーブルに置くだけでも特別な食事の時間が楽しめます。
さらに耐熱ガラスを使用しているので、熱湯や熱い飲みものを入れても大丈夫。注ぎ口には内側にフィルターがセットされているので、茶葉をそのまま入れたり、フルーツウォーターを作ってそのまま注ぐことが可能。ふだんの食事からホームパーティーまで、幅広く活用できるでしょう。
冷水筒のおすすめ15選|1L~1.9L
つづいて、もっともオーソドックスな【1L~1,9L】サイズの人気商品をラインナップ!

ハリオ『カークボトル』は、注ぎ口のデザインがとてもかわいらしい冷水筒。3色のパステルカラーは並べて使いたくなるほどで、冷蔵庫内はもちろんテーブルコーディネートの際にもおしゃれになること間違いなしです。注ぎ口内側のフィルターも家事の手間を大幅に省き、時短につながります。
茶葉をそのまま入れても漏れ出ないフィルターつき
横置き可能な角形ボトルで、茶葉をそのまま入れても漏れ出る心配のないフィルターがついています。大容量となっているため、水出し以外にフレーバーウォーターを作るのにもぴったりです。
本体のボトル部分は樹脂製となっています。スタイリッシュなデザインで、冷蔵庫のドアポケットにも収納可能です。

キントー『PLUG ウォータージャグ』は、食洗機洗浄が可能なので、忙しい人、家事に時間をかけたくない人に向いています。シンプルなデザインで場所も取らず、縦にも横にも置ける点でも便利です。
食洗機で洗えて横置きも可能な冷水筒
容量は1.2Lで、麦茶や緑茶、水出しコーヒーなどを保存するのに便利なサイズの冷水筒です。ドアポケットにすっぽりと入るスタイリッシュな形状で場所を取りません。横置きも可能なので、ひとり暮らし用の小さい冷蔵庫でも問題なしです。
ハンドルつきで持ちやすく、注ぐのがラクなので力の弱い人でも安心。密閉性が高くて中身の保存にも適しています。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、レッドの3パターン。複数購入して飲みものに合わせて使い分けるのもおすすめです。
茶葉をそのまま入れて使える耐熱ガラス製ポット
茶葉をそのまま入れて使うことができるフィルターメッシュつきの冷水筒です。茶葉は15gほどを直接ポットに入れて、水を目盛りまでいれればカンタンに水出し茶を作ることができます。耐熱ガラスなので、水ではなくお湯出しもOKです。
またスリムな設計なので、小さい冷蔵庫でもドアポケットにすっぽりと入ります。ひとり暮らし用の冷蔵庫や、食材でいっぱいの冷蔵庫でもばっちり収納できますよ。
冷蔵庫に収納しやすい角形で熱湯を注いでも大丈夫
冷蔵庫にも収納しやすい角形の冷水筒です。丸型よりもデッドスペースを減らせるのはうれしいポイントですね。耐熱ガラスを使用しているので熱湯を注ぐのもOK。煮出したお茶を注いで、そのまま冷やすことができます。さらに持ちやすい設計で、毎日使ってもストレスを感じません。
お好みのドリンクを入れて、しっかりと冷やして保存が可能です。お茶はもちろん、コーヒーなどにも活用してみてください。
取り外せるお茶パック入れつき
アクリル樹脂で作られた、冷水筒です。約1Lのほどよいサイズで、ドアポケットにも収納できます。また、水出し用のお茶パック入れが付属しており、ネジ式でかんたんに取り外し可能です。
本体は、縦置き・横置きどちらにも対応しており、冷蔵庫のスペースに合わせながら柔軟に置き方を選べるのが便利。また、口が大きくてきれいに洗いやすいです。
横置きできるスリムなポットでスペースを有効活用
横置きOKで、ちょっとした空きスペースに収納できる冷水筒です。スリムサイズなので、ひとり暮らし用の小さな冷蔵庫でも安心。フタには取っ手がついていて、コンパクトながら持ちやすいデザインなので、毎日使ってもストレスを感じません。
熱湯や食器洗い乾燥機には対応しておらず、変形の原因となってしまうので気をつけましょう。そのほか、炭酸飲料や発酵飲料は推奨されていないのでご注意ください。
冷水筒のおすすめ10選|2L~2.9L
つづいて、【2L~2.9L】の商品をご紹介。洗う頻度も減らせるので、たっぷりと飲む方には2L以上がおすすめですよ。
冷水筒のおすすめ2選|3L~
最後に、【3L】サイズの商品をご紹介。あまりラインナップが多くないのが難点ですが、部活動を頑張る子供を持つ方や、水筒を毎日持ち歩く方には大容量タイプがおすすめ!

「冷水筒」のおすすめ商品の比較一覧表
プロが選ぶおすすめランキングTOP10 冷水筒TOP10はこれ!
ここからは、ご紹介した商品の中から、ルームコーディネーターの瀧本 真奈美さんがおすすめする商品ランキングを発表します。果たして1位の冷水筒は?冷水筒選びの参考にしてみてくださいね。
1位 HARIO(ハリオ)『水出し茶ポット』
2位 HARIO(ハリオ)『カークボトル』
3位 iwaki(イワキ)『ジャグ・1000』
4位 KINTO (キントー) 『OVA ウォーターカラフェ 1L』
5位 KINTO (キントー) 『PLUG ウォータージャグ』
6位 KINTO(キントー)『CAPSULE ウォーターカラフェ 0.7』
7位 ブルーボトルコーヒー『コールドブリューボトル』
8位 サラサデザイン『b2cウォータージャグ』
9位 アスベル『ドリンク ビオ』
10位 イワキ『角型サーバー(ホワイト)』
ルームコーディネーターの瀧本 真奈美さんがおすすめする商品ランキングの1位から10位をご紹介しました。暑い季節にはとくに活躍する冷水筒。冷水筒を選ぶ際の比較検討の材料にしてみてくださいね!
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 冷水筒の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの冷水筒の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
冷水筒についてのQ&A
冷水筒の上手な洗い方は?

冷水筒を洗うときに便利なのが、長い柄のついたスポンジ。普通のスポンジを使って手で洗うのもいいですが、毎回腕まで濡らして洗うのはたいへんですよね。ラクに冷水筒を洗うのであれば、ぜひ導入していただきたいアイテムになります。
柄のついたスポンジはダイソーやセリアをはじめとする100円ショップなどでも売られています。水筒や細いボトルを洗うときにも役立つので、ぜひ手に入れてみてください。
パッキンはどうやって洗うの?

なかに入れた飲みものがこぼれないように、多くの冷水筒にはフタにパッキンがついています。意外と洗い忘れることが多いパッキンですが、ここが雑菌の温床。しっかりとスポンジと洗剤を使って洗ってあげましょう。
とくにパッキンが取り外しできるものは、汚れがパッキンに付着しやすいので分解して洗ってあげましょう。一体型のものでも、定期的に台所用漂白剤につけおきするとキレイを保てますよ。
【関連記事】この記事をご覧の方におすすめ!
お手入れをして清潔に使おう!
一年を通して家庭で活躍する冷水筒は素材や性能などさまざまなものが販売されています。
冷水筒は、清潔に使うためにもこまめなお手入れが欠かせません。とくに夏場は雑菌の繁殖が起こりやすい時期なので、衛生面には十分に注意しましょう。
この記事を参考に、あなたにぴったりの冷水筒を見つけてみてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
株式会社クラシングR 代表取締役 化粧品会社勤務、看護師を経て転職。 整理収納コンサルタント、住宅収納スペシャリスト、時短家事コーディネーター(R)expert他、資格有。 出版書籍6冊、掲載誌は130冊を超える。 専門家として「サタデープラス」「ZIP!」「ラヴィット!」などメディア出演も多数。 SNS総フォロワー19万人のインフルエンサーとして暮らしを提案、執筆、講演、SNSコンサル業務、ショップ経営など幅広く活動している。