「騒音計」のおすすめ商品の比較一覧表
騒音計の選び方
騒音計を選ぶときは、用途に合っているタイプか、備わっている機能は自分に必要かを見極めることが大切です。価格もピンキリなので、予算をあらかじめ考えておいたほうが決めやすいでしょう。また、周波数の特性を把握しておくことも重要なポイントです。
ポイントは下記の6つ。
【1】どんな騒音を測定したいかで種類を選ぶ
【2】測定しやすくなるための付属機能
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】どんな騒音を測定したいかで種類を選ぶ
騒音計を選ぶときには、まずどのような種類があるかを把握しておきましょう。種類は「簡易騒音計」「普通騒音計」「精密騒音計」「検定付き騒音計」の4つです。
ここでは、それぞれの種類について説明します。用途や使う人によって適したものが異なりますので、自分に合っているタイプがどれなのか考えながら見ていきましょう。
騒音レベルの確認だけなら「簡易騒音計」を
騒音の大きさを数値で測定できるだけでじゅうぶん、という人には「簡易騒音計」がいいでしょう。価格が安い傾向にあり、使いやすいタイプが多くそろっています。
騒音計にはさまざまな機能がありますが、騒音値の上限と下限を確認できるだけの簡易騒音計はシンプルで使いやすいことが特徴です。また、なかにはより正確に騒音数値を測れる機能が備わったものもあります。
工場・住宅などの環境騒音測定には「普通騒音計」を
普通騒音計は、「計量法」や「JIS規格」に適合しているので、工事や住宅などの環境騒音をしっかりと測定することが可能です。
測定周波数範囲は鳥や虫などの高い鳴き声ぐらいの8,000Hz、精度は±1.5dBです。日々、騒音に悩まされているのであれば、正確な数値が必要になります。正確な測定が必要な人にピッタリでしょう。
研究・実験などには「精密騒音計」を
精密騒音計は、「計量法」や「JIS規格」に適合しているタイプです。正確な騒音レベルが必要な大学での開発、研究職の人は、精密騒音計がいいでしょう。
研究や実験などの目的の場合、精度の高さや、正確さが必要です。測定周波数範囲は測量法では20~1万2,500Hz、精度は±0.7dBが求められます。
有資格者は「検定付き騒音計」を
「検定付き」とは、計量法やJIS規格で定められている基準に合格済みであることをあらわす言葉です。検定付き騒音計のデータは精度が高いものとして、裁判での証明や取引などに使用されています。
ただし、公的に使用するデータは、環境計量士が測定したものでなければなりません。言い換えれば、資格を持たない個人が測定したデータは公的な証明にならないということです。個人で騒音の大きさを確認したい場合には、簡易タイプなどでじゅうぶんといえるでしょう。
【2】測定しやすくなるための付属機能もチェックしよう
測定できる騒音レベルの範囲や、データを保存できるかなど、騒音計にはさまざまな機能があります。機能が多いほど、価格が高くなるというわけではありませんが、自分に本当に必要な機能かどうか見極められるようになったほうが決めやすいでしょう。
ここでは、騒音計のさまざまな機能について紹介します。
幅広い範囲を測定したいなら騒音レベル測定範囲をチェック
騒音レベル測定範囲は、「dB(デシベル)」であらわされます。近所の話し声、車や電車の走行音、工事の音など、幅広い範囲の音を測定したい場合は、30~130dBほどのものを選びましょう。精度は±1.5dBまでのものがおすすめです。
ちなみに、一般的な住居用地域において、夜間の騒音基準値は45dB以下となります。このことからも、30~130dBほどの騒音計でじゅうぶん対応できると考えられます。
データとして残したいなら記録機能をチェック
騒音計に騒音レベルを表記させるだけでなく、データとして残したい場合、データロガーなどの記録機能がついているタイプを選びましょう。
USBケーブルでPCとつないで外部出力できるモデルや、SDカードに直接記録できるものなどさまざま。データを保存しておくことで、騒音によるご近所トラブルの対策にもなりますよ。
重みつけ機能をチェック
重みつけ機能には、「周波数重みつけ」と「時間重みつけ」機能の2種類があります。
時間重みつけ機能は、一定時間の音の変化を平均化したもので、人間の聴覚の反応時間に近い125msの数値変動を示すFastと1s(1秒)の数値変動を平均化したSlowの2種類があります。一般的に騒音計にはFastが使われます。
周波数重みつけ機能は、周波数によって音を補正処理する機能です。おもにA特性とC特性の2種類があり、各周波数については、ここからくわしく紹介します。
・「A特性」
騒音計は音圧を測定して数値化するのですが、人間の聴覚は同じ音圧でも周波数が低いと小さく感じ、周波数が高くなると大きく感じます。人間の感じる音量と音圧、周波数の関係を是正するために用いられる重みつけが「A特性」です。通常、騒音計には「A特性」が使われます。
・「C特性」
音圧をそのまま測定するのが「C測定」です。感度は常時フラットに近くなります。モーターがつねに駆動している工場内や、衝撃音などの音圧を正確に測定したい場合には、「C特性」が備わっているタイプを選びましょう。
DIYクリエイターからのアドバイス
空間デザイン・DIYクリエイター
騒音計は種類によって精度に大きく差が出る道具です。何を計測するのか。どの場所で計測するのか、どの程度の精度まで計測しなければいけないのかを、あらかじめ決めておき、その用途にあった騒音計を選ぶといいでしょう。
騒音計のおすすめ10選
騒音計は、簡易タイプかから精密に測定できるタイプまでさまざま。データが保存できる機能つきのものまであり、選ぶことが難しいと感じる人もいるでしょう。
ここでは、これまでに紹介した種類や機能を参考に、おすすめ騒音計11選を紹介します。
Sutekus『データロガー騒音計』














出典:Amazon
シンワ測定『デジタル騒音計 最高値ホールド機能付(78588)』






出典:Amazon
サンワサプライ『騒音計/温湿度計/照度計/風速計』






出典:楽天市場

CUSTOM『デジタル騒音計(SL-1340U)』












出典:Amazon
TASI「 騒音計(TA8151)」
















出典:Amazon
SANWA(サンワサプライ)『デジタル騒音計(CHE-SD1)』










出典:Amazon
testo(テストー)『testo 815 - 騒音計(0563 8155)』

出典:Amazon
xuuyuu『騒音計(xuuyuus1i7vmgt56)』


















出典:Amazon
AOPUTTRIVER『デジタル騒音計(AP-882A)』














出典:Amazon
C-Timvasion『デジタル騒音計(VLT111)』


















出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 騒音計の売れ筋をチェック
Amazonでの騒音計の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
騒音計の使い方
一般的な騒音計は、電源を入れて測定開始ボタンを押すだけで数値を計測できます。騒音計の詳しい操作方法や設定方法については、各製品の説明書を確認してください。
騒音計で正確な数値を測りたい場合は、測り方が重要です。騒音計を手で持って測ることもできますが、正確さを求めるなら三脚などを使用しましょう。
騒音計を使うときの注意点
騒音計は小型のものが多いため、手で持って計測することが可能です。しかし、体の近くで測定したり、動きながら測定してしまうと、数値が正確ではなくなってしまいます。
騒音レベルの数値をより正確に測定したい場合には、三脚に設置するなどして、体から離して測定するのがいいでしょう。
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まとめ
ここまで騒音計のおすすめ商品を紹介しました。騒音計はタイプによって、機能、価格までさまざまなモデルがあります。持ち運びして利用するのか、つねに同じ場所において使用するのかなどによって、適した騒音計は異なるでしょう。小型で持ち運びしやすいタイプがほとんどなので、子どもの自由研究や楽器の練習にも利用できます。
使用用途に合わせて必要な機能を見極め、持ち運びするかどうかでデザインも決めましょう。また、使用回数が限られている方には購入ではなくレンタルという手も。目的に合わせて騒音計を選びましょう!
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。 予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。 幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。