物置を設置するメリット
物置があることでメリットはたくさんあります。庭や駐車場に置いてある、今すぐ使わないものなどをしまっておくことで、スッキリとみせることができます。
例えば、ガーデニング用の肥料、子どもが乗らなくなった自転車、年に数回しか使わないBBQセット、ウィンタースポーツ用品などを物置にしまっておくことができます。
ただし、やみくもに選ぶのはさけましょう。正しい物置の選び方を解説していきますので、ぜひ今後のご参考にしてみてくださいね。
物置の選び方
それでは、物置の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記のとおりです。
物置のサイズ
棚板のサイズと枚数
扉の開閉タイプ
物置本体の素材
カギの有無
デザイン
地域により雪国仕様
上記のポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
物置のサイズを選ぶ
物置のサイズは収納するものの大きさを基準に選ぶことが大切です。まずはリストを作り、収納するものの「大きさ」や「数」を把握しましょう。そうすることで必要な物置のサイズを決めることができます。
ただ、物置の大きさは外寸と内寸の両方を確認するのがポイントです。収納物の大きさより数センチ余裕をみて物置の大きさを決めれば、収納物の出し入れがスムーズです。
設置寸法は事前にしっかり確認する
物置を選ぶ前に、設置寸法を確認しておきましょう。物置のサイズは設置スペースぴったりではなく、左右後方に10~20cm程度の余白ができるものにするのがおすすめです。
というのも、壁ギリギリの位置に物置を置いてしまうと、壁と物置の隙間に湿気がたまり、ひどい時にはカビがはえてしまうからです。
「10~20cmの余白を設けたら、小さいサイズの物置しか置けない……」となってしまった場合は、高さがあるタイプを選ぶと良いでしょう。
設置スペースに余裕があるなら大きめサイズを
設置するスペースに余裕があるなら、自転車なども収納できる「大型タイプ」の物置が便利です。人がなかに入れる余裕があるので、モノの出し入れもとてもスムーズになります。使っていくうちに物置にしまいたいと思うものは必ず増えていくものなので、設置スペースに余裕があるようなら、少し余裕を見たサイズにしておけるとベターですよ。
棚板のサイズや枚数を確認する
細かいものをたくさん収納したいなら、棚板の数が多い物置が便利です。物置により棚板サイズや配置の仕方も変わるので、収納しやすいかたちで設置できるかを確認しましょう。またゴルフバックやスキー、脚立やシャベルなどの長尺物も仕舞いたいたいなら、棚板が外せるタイプを選ぶとよいでしょう。
ハーフ棚タイプ:脚立など高さが必要なものを収納できる
ハーフ棚にはおおまかに2種類あります。ひとつは物置の左右どちらかにしか棚がついていないタイプ。もうひとつは奥にだけ棚があって手前には棚がないタイプです。
どちらのタイプも長いものが収まりやすいので、なかに脚立が入らなかったり、ナナメに無理やり押し込まざるを得ないといったストレスを解消できます。
全面棚タイプ:細かいものを整理して収納できる
「スポーツ用品、ガーデニング用品、屋外用のおもちゃ、防災用品」などの収納に便利な物置です。
その際、棚板が可動するものを選べば、デッドスペースを作らず合理的にものを収納することができます。また、将来的に収納するアイテムが変わる可能性がある場合は、オプションで棚板を追加できるものを選ぶとよいでしょう。
扉の種類をチェック
扉のタイプは、主に引き戸・開き戸・シャッターの3タイプです。それぞれにメリット・デメリットがあるので、使い方に合わせて最適な扉タイプを選びましょう。

出典:マイナビおすすめナビ

出典:マイナビおすすめナビ
物置本体の素材をチェック
物置の素材によって、「耐久性」「塗装」「軽さ」「安全面」などが変わってきます。それぞれの要素を満たすには、どういった素材の物置を選ぶべきなのかを解説していきます。
耐久性に優れる「金属製」
金属製の物置は耐久性にすぐれています。ですが、一口に金属製といってもその種類はさまざまです。「アルミ」「ステンレス」「ガルバリウム鋼」を使用した物置は腐食に強く、雨に濡れてもサビにくいという特徴があります。また一番ポピュラーな素材の「スチール」は重量があって頑丈です。
虫食いの被害や腐食の面から見ると、「金属性」は「木製」よりも耐久性に期待できるでしょう。また「木製」や「プラスチック」と比べ、紫外線の影響を受けにくいのも長所のひとつです。
デザイン性に優れる「木製」
個性的でおしゃれな物置が欲しいなら木製の物置がおすすめです。ナチュラルで優しい雰囲気なので、家の雰囲気に合わせやすいのが魅力です。金属製に比べて経年劣化がありますが、木製なら比較的かんたんにDIY塗装できますし、もし色に飽きたら、別の色に塗り替えるという楽しみ方もあります。
そんな魅力的な木製の物置ですが、メンテナンスをしないと紫外線やカビ、害虫などが原因で劣化してしまいます。木の素材にもよりますが、1~2年おきくらいにメンテナンスとして再塗装をするのがいいでしょう。
軽くてメンテナンスが簡単な「プラスチック製」
プラスチックの物置は軽くて移動しやすいのが長所です。もちろん扉も軽量なので、ラクに開閉ができます。軽さや移動しやすさ以外にもプラスチック製の物置には利点があります。それは「木製」や「スチール製」よりもメンテナンスがしやすいという部分です。
腐食やサビの心配がないので、水洗いも可能です。ただ、太陽の紫外線に弱いのが欠点。極力、日の当たらない場所に設置することが「プラスチック製」の物置を長持ちさせる秘訣です。移動やお手入れを極力ラクにしたい人向けといえるでしょう。
鍵がかけられるかチェック
物置は屋外に設置することがほとんどです。そのため、もし物置に大切なものを入れる場合は盗難が心配です。また、灯油のポリタンクなどを置く場合、いたずらで放火されたりする可能性もゼロではありません。やはり、鍵がかけられるほうが安心です。
「仮ロック」がついた物置だと、風などの外的要因で勝手に扉が開くのを防いでくれる機能です。最近、主要なメーカーの物置は鍵や「仮ロック」がほぼ標準仕様となっていますが、なかにはついていないものもあるので、購入の際は確認しましょう。
デザインもチェック
最近の物置はおしゃれなものも多く販売されています。アンティーク調タイプや、ナチュラルテイストなものまで、使用者のことを考えて作られたデザインが豊富にあります。
そのなかでも木製やFRP製の商品はスチール製のものと比べ、おしゃれなものが多い印象です。お庭や家の雰囲気などにあわせて選ぶと考えやすいと思います。
居住地により積雪地用・豪雪地用かチェック
物置には「一般地用」「積雪地用」「豪雪地用」があります。「一般地用」の物置の屋根は60cmまでの積雪に耐えられるようになっていますが、「積雪地用」「豪雪地用」の物置は耐久性にすぐれており、それぞれ100cm、150cmの積雪まで対応可能。屋根の結露を防ぐ構造になったものもあります。
ただ過信は禁物、雪おろしはマメにすることが大切です。また「積雪地用」や「豪雪地用」の物置でも、屋根からの落雪には耐えられません。軒先やカーポートの横など、落雪のある場所には設置しないようにしましょう。
さらに、「凍上」に対応しているというタイプもあるのであわせてチェックしてみましょう。
人気メーカー・ブランドの特徴
本項では、人気メーカー・ブランドの特徴を解説いたします。ぜひ参考にしてくださいね。
イナバ物置
『100人のってもだいじょ~ぶ』のCMで有名なイナバ物置。
CMでうたうだけあって、丈夫さはお墨付きのメーカーです。かなりの重さに耐えられるほどの耐荷重があるので、豪雪地帯でも安心して使っていただける物置です。
淀川製鋼|ヨドコウ
ヨドコウ物置は、耐久性に優れたガルバリウム鋼板を使っており、サビに強い特徴があります。
長く安心して使える物置をお探しの方におすすめのメーカーです。
タクボ物置
タクボの商業は昭和21年、物置以外にも、ガレージや自転車置き場などを製品化しています。
ベアリング入りローラーの物置が多く、開け閉めがなめらかなのが特徴です。また、アルミレールのおかげで音も静かなつくりになっています。使い勝手の良い物置をお探しの方にぴったりのメーカーです。
「物置」のおすすめ商品の比較一覧表
物置おすすめ11選
それでは、物置のおすすめ商品をご紹介いたします。
開口部が広々でモノが取り出しやすい
スライドドアは上吊り式扉を採用しているため、開け閉めがしやすい物置です。パーツをつけ替えることで「全面棚」「ハーフ棚」どちらのスタイルでも使用可能。3枚の扉を重ねると開口部が2/3になるため、ものの出し入れもラクにできます。
本体に使用されている「ガルバリウム鋼板」は比較的耐久性にすぐれていて、サビに強い特性があります。
収納物が多い人にぴったり。
約1坪の広さがあるため収納するものが多い人にぴったりの物置です。自転車ならラクラク2台は入ります。
本体は樹脂製なので、サビや腐食の心配はありません。しかもUV加工が施されているので紫外線にも強いです。また、この商品のように雨樋が標準仕様になっている物置は意外に少ないです。
こんなに広い物置ですが、明かり取り用の天窓のおかげで日中は物置内も明るく、側面の小さな窓は左右どちらでも取りつけ可能。また、前後には通気口がついているため、なかに熱がこもりにくいです。鍵はついていませんが、市販の南京錠を取りつけることは可能です。
カントリー調がかわいいおしゃれな物置
杉天然木をふんだんに使ったカントリー調の物置小屋。扉部分にはモザイクガラスがはめ込まれています。こんなおしゃれな外観だけでなく、収納力も抜群。なかは大人が立って作業できるくらいの高さがあり、棚板を取り外せば、脚立やゴルフバッグといった背の高いものもすっぽりと収まります。傾斜屋根の天板は防水シート加工なので、水などは溜まりにくいですが、本体は完全防水ではないので、直接雨がかからない場所で使用するほうがいいでしょう。
新潟県三条市でつくられたおしゃれな物置
シックなネイビー色の物置は庭の植物に自然に溶け込み、景観を乱すことがありません。
金物加工で知名度がある新潟県三条市で作られたこだわりのある商品です。もちろん、見た目だけではなく機能性もすぐれています。扉は引き戸式で場所を取らないわりに収納力が非常に高く、また扉はピタッと閉まる構造で半開きを防いでくれます。
こちらは少し大きめの物置です。多雪に耐える屋根はもちろん、床板も丈夫なので、収納物を持ったまま出入りができます。ただし、重たいものを収納する場合は、この商品のように床板はもちろん棚板も含めて強度のあるものを選びましょう!
頑丈さがウリ! 多雪地にお住まいの人に
この物置の一番のアピールポイントは頑丈さです。とくに1平方メートルあたりの耐荷重が床が600kg、棚板が200~250kgと、いずれも高い水準。また一般地、多雪地どちらでも使える仕様になっています。
ドアは右開き・左開きのどちらにすることも可能で、下部レールに半開きを防止するための戸車乗り上げ加工がされています。鍵なしで仮ロックできるシリンダー錠を使うなど、さまざまな配慮がうかがえる商品です。
収納力抜群のタクボの物置
タクボのグランプレステージジャンプは、吊り戸方式だから開閉が「軽い」「静か」「スムーズ」です。その理由は、砂やゴミづまりによるトラブルが少なく、ベアリング入りローラーなので滑らかに開閉します。またアルミレールなので音も静かで使い勝手の良い物置です。
簡単に組み立てができてすぐに使い始められる
シンプルなデザインで置く場所を問わない物置。スチール製ではないので本体重量がそれほど重くなく移動もさせやすいのが便利な点です。内寸の高さは139cmあり、可動式の棚板を外せば長尺物も収納が可能。シャッターによる開閉で開け閉めしやすいのも特徴のひとつ。ロックは、市販の南京錠などを取り付けるフックを使って行います。
スチールで頑丈なうえにスリムで部屋もスッキリ!
強度が高いスチール製の物置です。スリムでかさばらないサイズなので、軒下やベランダなどの狭い場所に設置することができます。
棚板は4枚付属しており、取りつける高さを33段階まで調節可能。コンパクトですが、ゴルフバッグや脚立など縦長でかさばるものもすっぽりとおさまります。見た目によらずかなり収納力が高い物置なので、これ1台あればお部屋のなかもスッキリ片づくこと間違いなし。こんなに便利なのに値段がかなり安いのもうれしいところです。

室外機設置部分を有効に使用できるので、都市部の狭小地などの狭いスペースにぴったりです! ただし、ご購入される前には、室外機の設置台やホースを含めて、収まることを確認してくださいね。
デッドスペースを活かせる組み立て式のお手軽物置
別売りのエアコン室外機カバーに接続可能な物置で、エアコン室外機の上部のデッドスペースを物置として有効活用できます。ドライバー1本あればかんたんに組み立てができ、室外機カバーの上に載せて固定するだけなのでお手軽。この物置は洗濯ばさみなどのこまごましたグッズを収納するのに便利です。
エアコン室外機の汚れも防げる、まさに「一石二鳥」のすぐれもの。エアコンのカバーは植物をかたどったおしゃれなデザインなので、エアコン室外機の無機質なイメージが一変します。
これが物置!? インテリア性をもとめる人に
まるでおとぎ話の世界から飛び出したような外観です。玄関や庭、ベランダなどどこに置いても絵になります。
その珍しくてかわいい色味は、フランスのプロヴァンス地方にある住宅を連想させます。一見、レンガ、石、木などを使っている風ですが、実はFRP(繊維強化プラスチック)製。お手入れがかんたんで、水洗いや水拭きなどで汚れを落とすことができます。また扉が軽く、開閉しやすい仕様になっています。
小物類を入れられるコンパクトな物置
17インチ以内のタイヤであれば、なかに4本収納できます。棚板も付属しているので、こまごまとした車用品などを収納するにも便利です。
コンパクトな物置なので、用途は限られるものの置き場を選びません。また、小さくても鍵がついているので盗難の心配もありません。もちろんタイヤだけでなく、園芸やDIYの道具・小物を収納するなどにも使えます。
各通販サイトのランキングを見る 物置の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での物置の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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アンカー工事でしっかり固定を
物置を購入すると、販売店から『物置が倒れないようにアンカー工事をしたほうがいいですよ』といわれることがあります。実はその通りで、実際に物置が強風で倒れてしまう事故が多くあるようです。
事故を防ぐためにもアンカー工事はしておいたほうが安心です。工事業者にお願いする方法もありますが、DIY感覚でできる方法もありますので、検討してみてください。
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