浄水器の人気おすすめ30選【蛇口・据え置き・ポット別】カートリッジの交換サイクルは？

浄水器とは水道水に含まれる物質を除去する機器のことです。水道水には、微量ながらも残留塩素やトリハロメタン等の物質が含まれており、浄水器を使うことでこれを除去または減少させることができます。

日本の水道水はある程度、品質が保たれていますが安心してお水を楽しみたいという方は多く、浄水器を利用する人が増えています。カートリッジを交換するだけで水道水を安心して飲むことができるのでコスパが良いところもメリットです。

浄水器にはおもに「蛇口直結」「据え置き」「ポット」「ビルトイン」の4つ種類があります。それぞれの特徴を見てみましょう。

蛇口直結タイプは、水道の蛇口の先に直接取りつける蛇口一体型の浄水器です。コンパクトで取りつけがかんたんなので、賃貸などの場合にもおすすめです。価格もおさえられているため、購入しやすい点も魅力。一人暮らしの方にもぴったりです。

しかし、浄水フィルターの容量が小さいので交換頻度は2～3カ月ほどになります。蛇口に適合する商品でないと使えないため、購入前にキッチンの蛇口に合うのか確認してから選びましょう。

据え置きタイプはキッチンまわりに置き、蛇口と浄水器ホースをつないで使用します。コンパクトではないため、蛇口直結タイプよりも置き場所の確保が必要です。

その分フィルターの容量も大きいため、カートリッジが約1年間もつなど交換サイクルが少なく済みます。商品には交換や取り付け用の部品も同梱されているので、設置も難しくありません。

浄水器がポットのなかにセットされているタイプです。蛇口から出した水をポットに入れると、ろ過された水が下に落ちる構造になっています。そのため、ろ過された水が貯まるまで時間を要してしまい、一度に大量の水を作ることができません。

また、交換頻度も約2〜3カ月。しかし、浄水器のなかでも価格が低めでいろんなデザインがあり、好みに合わせて容量を選べるのも特徴です。

ビルトインタイプは、蛇口と浄水器が一体型になったタイプです。キッチンシンクの下スペースに浄水器をセットするため、キッチンまわりを占領しません。キッチンをすっきりみせるほか、より大きな浄水器を導入することができます。

しかし、浄水器をセットする工事が必要になり、ほかのタイプとは違いコストが高くなりがちです。

まずは浄水器の選び方をチェックしていきましょう。ポイントは下記4点！

【1】除去できる物質をチェック
【2】フィルターの素材をチェック
【3】「浄水器適合マーク」があるかチェック
【4】カートリッジの交換頻度をチェック

それぞれ解説しているので参考にしてみてください。

浄水器は、水道水に含まれている不純物質を除去し、ろ過された水を作れるアイテムです。浄水器を選ぶときは、カートリッジで除去できる物質の種類を確認しましょう。

たとえば、家庭用品品質表示法で指定されている除去対象物質は残留塩素や総トリハロメタンのほか、13項目あります。また、浄水器協会では、鉄やアルミニウムも除去対象として定めています。カートリッジにどのくらいの除去能力があるのかを確認してみましょう。

浄水器のフィルターにどんな素材が使われているかも、選ぶ際に大切なポイントです。ここでは、おもに浄水器に使われるフィルター素材の特徴を紹介します。

販売されている浄水器のフィルターで多く使われるのが、活性炭。活性炭には表面に無数の孔があり、そこに不純物を付着させて水をキレイにします。水道水に含まれるカルキ臭やカビ臭を取り除いてくれるのが特徴です。

比較的低価格なので購入しやすいですが、表面にある孔がうまると交換が必要になるため、長期的に使う場合はコストがかかります。

ろ過膜式のフィルターは、微細な穴の開いた中空糸膜（※）などのろ過膜に水を通し、水道水に含まれる粒子類を取り除き、そのあと活性炭に通し、ダブルろ過で残留塩素や有害物質を除去します。販売されている浄水器の多くは、活性炭と中空糸膜を組み合わせたものが多いです。このタイプの浄水器は、残留塩素はもちろん、トリハロメタン、農薬、鉄サビなども取り除くのが特徴。

また、水に含まれるミネラル分は取り除かないため、おいしい水が飲めるのがメリットです。

（※）ナイロンなどの化学繊維を使ったパイプ状の糸

このタイプはRO浄水器とも呼ばれ、ろ過膜式よりもさらに小さな穴の開いた膜に圧力をかけて水を通し、不純物を取り除きます。水分子しか通さない小さな穴のため、除去能力が高いのが特徴。

このタイプで作られる水はRO水と呼ばれ、多くのウォーターサーバーなどでも採用されています。

しかし、水に含まれるミネラルまで取り除いてしまうのがデメリットです。

最近ではフィルター素材にセラミックが使用される浄水器も増えてきています。うえで紹介した3つのタイプと同様、こまかな細菌や不純物を除去できるのが特徴です。

「浄水器適合マーク」とは、浄水器の信頼を確立する為に製造・販売の他関係事業者が集まって活動する浄水器協会が、独自の規格基準とJIS規格に基づいて、基準をクリアした浄水器のみ表すことができるマークのことです。

信頼性のある商品を探してる方は、適合マークがついた商品を探してみるのも1つの選択肢です。

カートリッジの交換頻度は、浄水器の種類によって異なります。蛇口直結やポットタイプは2〜3カ月が一般的です。一方、据え置きタイプは1年など長期間もつ商品が多いです。

万が一、カートリッジの交換時期が過ぎたまま使用を続けると、不純物質が除去できずキレイな水が確保できません。カートリッジの交換頻度をしっかり確認しましょう。

ここでは、浄水器の人気メーカー「Panasonic（パナソニック）」「東レ」「三菱ケミカル・クリンスイ」「ブリタ」の4つを紹介します。それぞれ特徴が異なるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

パナソニックは、蛇口直結や据え置きタイプの浄水器を多く発売しています。ラインナップが豊富で、自宅のキッチンに合わせて浄水器を選ぶことができるでしょう。

また、カートリッジの交換頻度がほかのメーカーよりも長めというのも特徴。一般的に蛇口直結タイプは2〜3カ月の頻度ですが、パナソニック製品なら12カ月までもつ製品も存在します。

東レは、蛇口直結から据え置きタイプまで幅広く発売しています。とくに、蛇口直結とポットタイプの種類が豊富です。注目したいのは蛇口直結タイプ。

製品にデジタル表示機能を搭載しており、浄水の総使用量を計測してくれます。カートリッジの交換目安が視覚でわかりやすいため「交換を忘れていた！」というトラブルも防ぐことができます。

三菱ケミカル・クリンスイは、蛇口直結、据え置き、ビルトイン、ポットタイプの4つを用意しています。とくに蛇口直結タイプは注目です。スマホアプリと連携させることで、カートリッジの交換時期が直接わかる製品も登場しています。

また、LEDランプを浄水器に搭載しているため、適正水量を知らせてくれます。三菱ケミカル・クリンスイの製品なら通常の水量よりも30％節水が可能です。

ブリタは、ポットタイプのラインナップが豊富なメーカーです。デザインもおしゃれでスタイリッシュな製品を日常的に使えます。また、水筒タイプなど外出先でおいしい水を飲める製品も発売しています。

ブリタの製品の多くは、独自に開発したイオン交換樹脂や超微粒子活性炭マイクロカーボンパールを使って不純物質を除去します。

ここでは、みんながおすすめする「浄水器」だけを紹介します。商品の口コミはもちろん、コスパやお手入のしやすさ、使いやすさといった評価ポイントも聞いてみたので、各項目にも注目して商品選びの参考にしてください！

その他にもおすすめしたい商品があるよという方は、ぜひ記事後半にある投稿フォームからご紹介をお願いします。

ここからは、住まいづくりナビゲーター・神村さゆりさんと編集部で厳選した「蛇口直結タイプ」「据え置き・ビルトインタイプ」「ポットタイプ」の浄水器を紹介していきます！

まずは、手軽な蛇口直結タイプの浄水器のおすすめ商品をみていきましょう！

続いて、据え置き・ビルトインタイプの浄水器のおすすめ商品をみていきましょう！

ここからは、ポットタイプの浄水器のおすすめ商品を紹介します！

楽天市場での浄水器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

浄水器は浄水口のお手入れをこまめに行なってください。蛇口直結、据え置き、ポットなどタイプによってお手入れの方法が異なるので、商品の取り扱い説明書をしっかりと読みましょう。また、カートリッジの交換も忘れてはいけません。

交換時期を過ぎたまま使い続けてしまうと、雑菌などが繁殖し水道水よりも危険な水になるおそれもあります。さらに、交換時期がまだでも浄水機能が落ちていると感じたら、早めに交換しても構いません。

本記事では、浄水器の選び方とおすすめの商品を住まいづくりナビゲーター・神村さゆりさんと編集部で紹介しました。浄水器は4つの種類があり、好みやキッチンの仕様によって適したタイプが異なります。また、除去できる物質の数やカートリッジの交換サイクルにも注目してください。この記事で紹介したおすすめ商品も参考にして、おいしい水を毎日飲みましょう。

※メーカーや販売店の方は、ページ下部の「お問い合わせはこちら」から商品情報をお送りください。

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