ハンディマッサージャーとは 肩こりや腰の痛みにピンポイントで刺激を与える
ハンディマッサージャーとは小型タイプのマッサージ機のことです。気軽に行なえるだけでなく、肩や腰といった場所にこだわって作られています。
悩みに合わせて使うことで、疲れやコリをしっかりと解消することができます。また、マッサージチェアに比べて小型なので、場所を取りません。椅子に乗せられる小さいものであれは、マッサージしながらデスクワークをこなすこともできます。
ハンディマッサージャーの選び方 マッサージ箇所、シチュエーション、機能、アタッチメント、サイズや重量
昨今では健康ブームも相まってたくさんのハンディマッサージャーが登場してきています。部分的に特化したものやマルチに使えるものなど、さまざまな特色があるのです。
それだけに、選ぶのが難しいと感じてしまうかもしれません。そんなあなたへ、ハンディマッサージャーの選び方をまとめました。使用する目的や性能、使う場所から、自分にあったハンディマッサージャーを選んでいきましょう。
【1】マッサージしたい箇所で選ぶ 全身ならハンディタイプ、首・肩ならネックマッサージャー、腰や背中ならハンドルタイプ
まず、ハンディマッサージャーを選ぶ際に大事になってくるのは、マッサージをしたい場所から選ぶことです。自分がもっとも悩んでいる場所やどうしても疲れが溜まりやすい箇所など、使いたい場所に合わせて選ぶ必要があります。
せっかくハンディマッサージャーを買ったのに、自分の使いたい場所と合っていなかった、効果が感じられなかった! なんてことになったらもったいないですよね。どんなタイプのマッサージ機が自分の身体に合っているのか詳しくご紹介いたします。
全身のマッサージをしたい方にはハンディタイプ
体全体をマッサージしたい方は、シンプルなハンディタイプをおすすめします。先端部分の突起が動くことで、ほどよいマッサージ効果が望めるタイプです。ハンディマッサージャーと聞いてこちらをイメージする方も多いのではないでしょうか。
使いやすく、ボタンひとつで振動が発生して肩から足まで自分ひとりでマッサージを行なえるすぐれものです。振動の強さやリズムを変更できるものもあるので、自分の好みのアイテムを探すのがおすすめです。
首・肩を集中的にマッサージしたいならネックマッサージャー
ネックマッサージャーは、首や肩のコリをほぐすのに適しています。事務作業やデスクワークなどを毎日行なっている方は、とくに首や肩がコリやすく重点的にコリを解消したいと思うでしょう。首をしっかりとはさみ込み集中的にケアをしてくれます。
はさむ範囲が広いアイテムならば、肩や首だけではなくふくらはぎや太ももにも使えます。部分特化型のマッサージ機なので、揉んだり叩いたりを心地よい強さに調節することができます。
強めの振動でマッサージしたいならハンドルタイプ
腰や背中のコリがひどく、徹底的にマッサージを行ないたい方には、ハンドルタイプをおすすめします。ハンドル型のマッサージャーは、広い範囲のマッサージが可能で、腰や背中などの部分に適しています。
適度な重圧感もあり、ほかのタイプではなかなか味わえない、強めの振動で疲れを解消してくれるでしょう。ただし、部位によってはひとりでは扱いにくいため、家族やパートナーと一緒に使用することをおすすめします。
【2】使用するシチュエーションで選ぶ 持ち運ぶならコードレス、パワーを求めるならコードつき
どういった場面でハンディマッサージャーを使用したいのかによっても選び方が異なってきます。自宅で使用するのか持ち運びたいのか、あなたのライフスタイル次第で使うべきアイテムが変わってきます。
どんなに自分のコリに合ったものを選んだとしても、生活に合わず使いづらさを感じたら意味がありませんよね。ここからは、使用するシチュエーション別に選び方のコツをまとめました。
持ち運びをしてマッサージしたい方にはコードレスタイプ
手軽に使用したい、家のいたる場所でマッサージしたいという方は、コードが邪魔にならない、コードレスタイプのマッサージ機がおすすめです。リビングや寝室などに持ち運んで使いたいのであれば、コンセントの位置を気にすることがないため、手軽に使うことができます。
充電さえ忘れずにしておけば、いつでもどこでも使えるので、とても便利。小型のマッサージ機であれば、大きな荷物にもならならず、出張や旅行先にも持っていけます。
充電を気にしないでマッサージしたい方にはコードつきタイプ
コードが気にならないのであればコードつきタイプがいいでしょう。バッテリーを心配する必要がなく、パワフル。さまざまな振動でコリを解消してくれます。
コードつきタイプは比較的大きい場合が多いので、持ち運びにはあまり適していません。また、移動時にコードが絡まったり断線する可能性もあります。完全自宅用となりますが、マルチに活躍してくれるので、じっくりと体をほぐしたい方に向いています。
【3】機能で選ぶ 静音、防水、パワー調節
ハンディマッサージャーを選ぶ際には、自分の生活や好みに合った機能を選ぶのも重要です。音が小さいものやお風呂場で使えるものなど、さまざまな性能に溢れています。それぞれ機能によってどのような特徴があるのか、詳細をまとめました。
物音を気にしないで使用したい方には静音機能つき
マッサージ機にはどうしても振動があるため、振動音が気になります。夜はどうしても、音などが原因で近隣住民の迷惑にならないか心配でしょう。物音を気にしないで使用したい方には、静音機能つきがおすすめです。仕事の終わる時間が遅く、音が立てられないときにもってこいです。
商品によってかなり静かで心地よいマッサージが行なえるものがあります。リラックスできる時間帯が夜間である方は、静音機能がしっかりと備わっているのかどうかにも着目してください。
お風呂場でも使用したい方には防水機能つき
お風呂で体をほぐし、リラックスしながらマッサージしたい方は防水機能が必要です。
お風呂場でマッサージ機を使用できれば、体が温まり血流がよくなります。これにより、よりマッサージの効果を得ることができ、お風呂のついでにマッサージができて時短にも効果的。
防水機能があることで、マッサージ機をそのまま洗うことができて衛生的です。お手入れもらくで、しっかり体をケアできるのはうれしいですね。
疲れに合わせてマッサージしたい方は調節機能つき
自由に振動の強さを変えることができるマッサージ機は、調節機能つきマッサージ機と呼びます。疲れの度合いによってマッサージをしたい方は、振動にパターンがあるものを選びましょう。もみ込みや叩きなど、微妙な違いを再現してくれるマッサージ機もあります。
調節機能があれば強くほぐしてほしい場合や軽いコリを解消したい場合など、そのときの症状に合わせて活用できるでしょう。
また、家族で共有して使うのであれば、人ぞれぞれ好きな強さが異なるので、調節機能があった方がいいでしょう。
【4】アタッチメントの有無もチェック
マッサージ機と一緒にアタッチメントがついてくるか、も確認しておきましょう。アタッチメントを変更できれば、マッサージしたい場所にあたる角度や強さがかなり変わってきます。
叩くだけの振動もアタッチメントで強く感じたり、よく凝っている場所にピンポイントで振動を与えられるようになります。
マッサージのバリエーションを変えたいならアタッチメントつき
振動のリズムや強さが変わらなくても、アタッチメントがついていることでかなり変化が生まれます。マッサージのバリエーションを求めるのであれば、あらかじめアタッチメントがセットになっているものを選びましょう。
あとからアタッチメントを買い足すこともできますが、メーカーや製品によって型が違うので、間違えて買ってしまうとアタッチメントが合いません。バリエーションを求める場合は、あらかじめハンディマッサージャーと一緒になっているものを選びましょう。
価格の安さを重視したい方にはアタッチメントなし
当然のことですが、アタッチメントが付属していることで、プラスして値段がかかります。バラバラで買うよりもセット価格で安くなっているとはいえ、アタッチメントがないものよりは値段は上がるでしょう。
価格を重視したいのであれば、アタッチメントが付属していない方が安く抑えられます。ご予算と合わせて、バリエーションが多くなくても大丈夫! と思ったらアタッチメントなしでも問題はないでしょう。
【5】サイズや重量もチェック
サイズや重量によっても、使用感はかなり異なります。小回りがきくものや、大きくて全体的にマッサージできるものなど特徴が異なります。とくに女性が使う場合、体のコリを解消するのが目的なのに、重たくて気軽に使えなかったら本末転倒です。
生活スタイルに合わせてサイズ感や重量を把握して選びましょう。ハンディマッサージャーのなかには、片手サイズでどこにでも持っていけるものもあります。より快適で使いやすさを感じるために重要な指標です。
最初は「弱」から! 給電方式に注目して選ぶ IT・家電ライターがアドバイス
IT・家電ライター
自宅で「ながらマッサージ」を行えるのがハンディマッサージャーの利点です。最初は必ず「弱」からはじめましょう。「弱すぎるな」と感じても、時間を掛けるとちょうどよくなる場合も多いです。
また、手に持って使うタイプはバッテリー内蔵ではなくAC電源式のほうが、一般的に軽くておすすめです。本体が重いと、マッサージすること自体がつらくなってしまいます。
おすすめ商品の比較一覧表
ハンディマッサージャーおすすめ7選|肩や腰向け コリをほぐし、疲れを残さない
ハンディマッサージャーの魅力や、選び方のポイントなどを見てきました。続いて実際に販売されているマッサージ機のなかから厳選しておすすめのものをご紹介いたします。
こだわりの機能が搭載されたものや、汎用性にすぐれたものなど、あなたのライフスタイルに合ったハンディマッサージャーがきっと見つかるはずです。

IT・家電ライター
1分間に2,100回も振動する「強刺激」がポイントのアルインコ『MCR5018R』は、強烈なコリの悩みを抱えている方におすすめ。
速度を4段階で切り換えられるほか、たたきパターンも4種類から選べるので、好みのマッサージ方法を見つけやすいです。

IT・家電ライター
オムロンの『HM-150』は左右ふたつずつ(計4つ)のもみ玉が、ゆっくりと回転して気持ちいいです。首や肩まわりの特化型ですが、腰や太ももなどにも使えますよ。
ハンディマッサージャーおすすめ3選|手の平向け 手もマッサージしたいという方!
デスクワークや日常生活で疲れが溜まるのは背中や肩、首だけではありません。手も常になにかしらの形で動かしているので、そんな手もいたわってあげたいですよね。ここでは番外編として手をマッサージするアイテムをご紹介します。

IT・家電ライター
『ルルド ハンドケア(AX-HXL180)』は本体の中に指を入れると、エアバッグが膨らんでマッサージしてくれます。手の大きさ(指の長さや甲の厚み)がフィットすれば、人が揉んでくれているような気持ちよさを味わうことができます。ヘッドホンなどで音楽を聴きながら使うと、よりリラックスできますよ。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ハンディマッサージャーの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのハンディマッサージャーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】そのほかのマッサージアイテムをご紹介
まとめ
大型のマッサージチェアと比べて場所に困らず、使い方もかんたんなハンディマッサージャー。マッサージする場所に特化したものも多く作られています。それぞれ生活や仕事によって、体に出てくるコリや疲れは異なります。マッサージしたい箇所や使用する場面、持っている機能など自分に合ったものをしっかりと判断したうえで選んでください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
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デジタル系トレンド情報誌の編集者を経て、フリーランスの編集ライターへ。 テレビやデジタルカメラ、スマートフォン、ドローンなどのデジタル製品を中心に執筆。 生活家電専門サイト『家電 Watch』の、編集記者でもある。