Surfaceとは
Surfaceとは、Microsoft社が販売しているデザイン性・軽量性に優れたノートパソコンのこと。
OSはWindowsで、officeソフトを標準搭載、液晶画面はタッチパネル対応となっており、直感的な操作ができるのが大きな特徴です。さらに、2in1モデルが主流であるため、タブレットのように手書きメモやイラスト作成を専用のタッチペンでできるといった魅力もあります。
持ち歩きが多い営業職の人や、大学生のパソコンとしても人気のモデルとなっています。
Surfaceの展開シリーズ
Surfaceは現在、2-in-1 PCの『Surface Pro・Go』、ノートPCタイプの『Surface Laptop』、オールインワンPC(デスクトップPC)の『Surface Studio』、デュアルスクリーンの『Surface Duo』の4シリーズ(種類)があります。
一つひとつ解説していきます。
■『Surface Pro・Go』シリーズ:2in1 PCモデル
『Surface Pro・Go』シリーズは、タブレットとしても、PCとしても使用できる2in1 PCモデルのこと。
軽量でコンパクトに折りたためるため、持ち運びが大変便利です。また、タッチペンと併用すればイラスト活動なども効率的に行うことが可能。
ちょっとした作業や趣味の動画鑑賞、イラスト活動など、ライトに楽しむのにぴったりのシリーズです。
■『Surface Laptop』シリーズ:ノートPCモデル
『Surface Laptop』シリーズは、仕事で持ち運ぶのにぴったりなノートPCタイプ。
通常のノートPCの形状で、液晶にはタッチパネルが搭載されています。さらに、どの商品も約1.5kg以下と軽量で、バッテリー駆動時間も10時間以上と長時間です。
「ビジネス用として」「学生のPCとして」など幅広い使い方ができるPCとなっています。
■『Surface Studio』シリーズ:オールインワンPCモデル
『Surface Studio』シリーズは、デスクトップPCとして使用できるモデル。本体・ディスプレイ一体型ながら、上位のスペックを有しています。
画像編集、デザイン、そしてより高負荷のかかる3Dゲームや動画編集などが目的なら、こちらのシリーズがおすすめです。
■『Surface Duo』シリーズ:デュアルスクリーンモデル
『Surface Duo』は、2枚のディスプレイを組み合わせた、折りたたみタイプのようなスマートフォンのこと。
スマートフォンとして持ち運べるだけでなく、画面を開けばタブレットのようにアプリ、メール、通話、さらには、Web会議やゲームも楽しむことができます。
Surfaceを選ぶポイント
それでは、Surfaceの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の7つ。
【1】プロセッサー(CPU)
【2】メモリ
【3】ストレージ容量
【4】画面サイズ
【5】GPU(グラフィックス)
【6】バッテリー駆動時間
【7】LTE・5G対応か
上記の7つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】プロセッサー(CPU)をチェック
プロセッサー(CPU)とは、パソコンのコア・頭脳になる部分で、主に情報処理能力を担うパーツ。高性能であるほど情報処理能力は高くなりますが、一方で価格も高くなっていきます。
そして、Core i シリーズは、インテル社が開発するCPU。インテル社で最も使用されているメインCPUで、『Core i3』→『Core i5』→『Core i7』の順にスペック・値段が上がっていきます。
モデル | 処理できる用途の目安 | |
『Core i3』 |
ローエンドモデル |
・検索のみ |
『Core i5』 |
ミドルレンジモデル |
・ちょっとしたPCゲームのプレイ(重い処理は負荷) |
『Core i7』 |
ハイエンドモデル |
・画像・動画編集作業 |
多くのパソコンで使用されているのは『Core i5』で、簡単な画像編集、いくつかの検索タブを開く、もしくは、ワードやエクセルといったオフィスソフトを1〜2個起動するといった場合でも動く、最低限の性能を備えています。
一方、ゲーミング、動画・イラスト編集、複数のオフィスソフトの起動など、PCに重い負荷がかかっても処理が可能なのは『Core i7』以上のシリーズが最適。
(★)ポイント:CPUの世代はどう見ればいい?
単純な話ですが、やはり世代が最新の方が新しい技術が採用されており、スペックが高い仕様になります。例えば、「新世代の『Core i5』は旧世代の『Core i7』に相当する」といった形です。そのため、機能的にはできるだけ新しい世代のプロセッサーを選ぶのがおすすめ。
しかし、予算の兼ね合いもあるため、あえて旧世代の『Core i7』を選び、価格を抑えるといった購入もアリではあります。
【2】メモリをチェック
メモリとは、データ情報を保存する容量のこと。メモリについてはよくデスクに例えられていますが、何か作業をする際、デスクが広ければ、筆記用具や辞書、飲み物など、いろいろなもの置けて作業がはかどります。それと同じで、メモリの容量が大きいほど、さまざまな作業がスムーズに行えます。
メモリ容量については、調べ物程度であれば4GBでも問題ないです。しかし、オフィスソフトを一般的に使用する人は8GB以上、複数使用する・検索タブを多数開くといった方でサクサク作業したい方は最低でも16GB、動画・画像編集といった重い処理作業を行う方は32GB以上を選びましょう。
【3】ストレージ容量をチェック
ストレージとは、文章や画像、動画といった情報データを保存する場所です。メモリと混合されがちなので注意しましょう。
例えるなら、メモリは筆記用具などを置くためのデスクの広さ、ストレージはその筆記用具などをしまうための収納場所です。
ストレージ容量は、全く画像などを保存しないという方は、128GBでもOKですが、一般的には最低でも256GBは欲しいところ。さらに大容量で保存したい場合は512GB、1TB以上がおすすめです。
【4】画面サイズをチェック
画面サイズの目安は13~14型。このサイズが大き過ぎず、作業もしやすく、さらに携帯性に優れています。
一方で、イラストや画像編集などを行う場合は、作業のしにくさもあるため、15型以上を選ぶようにしましょう。ちょっとした調べものや文章作成作業、ネットショッピングなどが使用用途で、コンパクト性を重視したい方は12型以下でも問題ありません。
自分の好きなサイズがどのくらいなのかチェックし、選ぶようにしましょう。
【5】GPU(グラフィックス)をチェック
GPU(Graphics Processing Unit)とは、3Dグラフィックスの描写の際に必要な計算処理をおこなう半導体チップを指します。
ノートパソコンによって搭載されているグラフィックスが異なりますが、Surfaceでは主に「インテル® Iris® Xᵉ グラフィックス」や「Microsoft SQ® 3 Adreno™ 8CX Gen 3」などが搭載されています。。
性能が高いのは「インテル® Iris® Xᵉ グラフィックス」の方で、高性能モデルなどに多く採用されています。PCゲームのプレイやイラスト活動など、使用するソフトによってどのGPUが自分に向いているのかもチェックしてみてください。
【6】バッテリー駆動時間をチェック
電源をつないでいない状態でどのくらいパソコンが連続使用できるかをあらわしたのが、バッテリー駆動時間です。外出先でノートパソコンを使う機会が多い場合、バッテリー駆動時間の長いものを選びましょう。
なお、ゲームや動画視聴などノートパソコンに多くの負荷のある作業をした場合、バッテリー駆動時間は短くなる点に注意が必要です。
【7】LTE・5G対応かチェック
LTE・5G対応は簡単に解説すると、スマホのようにいつでもネット回線が繋がること。そのため、テザリングやWi-Fiを持ち歩く必要がなく、外出先どこでもネットを使用しながら作業が可能です。
仕事でいつでもどこでもスマートフォンのようにインターネット接続をしたいという方におすすめです。
Surfaceおすすめ6選
それでは、Surfaceのおすすめ商品をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
Microsoft『Surface Pro 9』
第12世代のインテルCoreプロセッサを搭載
約879gの軽量ボディーに、インテルの第12世代CPUやIris Xe グラフィックスなどを搭載した最新の2-in-1 PCモデル。
クリエイティブな作業からゲームまで、安定してこなせるスペックを備えています。バッテリー駆動時間は最大15.5時間で、4096段階の筆圧を感知する書き心地の良い「Surface スリム ペン 2」も付属。
Wi-Fi環境がない場所でも単体でネットワークへの高速通信が可能な5Gモデルもラインアップされています。
Microsoft『Surface Go 3』
サブ端末にも適した軽量コンパクトモデル
手軽に持ち歩ける544gの軽量ボディーに10.5インチ液晶を備えた、タブレット仕様/ノートPC仕様を使い分けられる2-in-1モデル。
外出先で手早く作業を済ませたり、Webブラウジングや動画を楽しんだりしたい方はもちろん、サブ端末としてもおすすめです。
バッテリーは最大11時間の連続使用が可能。紙に書くのと同じ感覚で手書き入力ができるSurface ペンが付属しているほか、オプションでLTE Advancedも搭載できます。
Microsoft『Surface Laptop 5』
幅広い用途にバランスよく使える
インテル Evoプラットフォームを採用した第12世代CPUによるマルチタスクの高速処理で、幅広い用途にバランスよく使えるモデル。
13.5インチと15インチがラインアップされており、用途に応じて選べるのも魅力です。バッテリ駆動時間は、13.5インチモデルが最大18時間、15インチモデルが最大17時間。
高速接続が可能なUSB 4.0/Thunderbolt 4対応のUSB-C端子を備えているので、周辺機器とデータをやり取りする際も便利です。
Microsoft『Surface Laptop Go 2』
コストパフォーマンスの高い12.4インチモデル
約1127gの軽量・コンパクトボディーに、処理能力の高いクアッドコアのインテル 第11世代CPUを搭載した、コストパフォーマンスの高い12.4インチモデル。
標準で「Office Home & Business 2021」を搭載しているので、仕事や遊びに幅広く活用できます。バッテリー駆動時間は最大13.5時間。
カラーバリエーションはマットブラック/プラチナ/アイス ブルー/サンドストーンの4種類がラインアップされており、好みに応じてチョイスできるのもポイントです。
Microsoft『Surface Studio 2+』
繊細かつ没入感のある28インチの大画面モデル
28インチのPixelSenseタッチスクリーンを採用した、さまざまなクリエイティブワークに応えてくれるモデルです。
解像度は4Kを超える4500×3000ドットで、繊細かつ没入感のあるグラフィックスを実現。イラスト制作時などに役立つ、柔軟な角度調整機構「ゼロ グラビティ ヒンジ」も備えています。
Surface ペンが付属するほか、各種周辺機器と高速接続が可能なUSB 4.0/Thunderbolt 4対応のUSB-Cポート×3も搭載しています。
マイクロソフト『Surface Duo 2』
デュアルスクリーンの次世代ツール
2つの画面が開く、5G対応のAndroid端末が『Surface Duo 2』。スマートフォンとタブレットの1台2役を実現したようなモデルです。スマートフォンとしての機能をもちつつ、2画面をひとつの画面にしたり、片側の画面をキーボードにしたりして2in1PCのように使うことも可能。
値段は高めですが、いち早く新しいものを試してみたいガジェット好きな人向けの1台です。
「Surface」のおすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る Surfaceの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのSurfaceの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ
本記事は、Surfaceの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。いかがでしたか?
ワークフローをよりスムーズに、効率的に、また外出先でも高い生産性を提供してくれるSurface。多くのアクセサリーも販売されているので、より自分好みにカスタマイズを楽しんでください。 CPUなどのスペックやサイズなどに注目して、日々の用途に合ったモデルを選びましょう。
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「家電・オーディオ」「パソコン・スマホ」「カメラ・ビデオカメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。炊飯器を調べたのがきっかけで、家電やガジェット周りに興味が広がる。日々、ネット・雑誌から新商品をチェックするため、欲しい家電が増えすぎてしまう。現在はドラム式洗濯機購入のため貯金中。