中華タブレットの魅力とは? 高性能でコスパが良い
中国製だから「安い」というイメージと同時に、なんとなく不安というイメージもあるでしょう。中華タブレットといってもその種類はさまざまですが、高性能でオリジナリティのある製品が多く開発されています。では、中華タブレットの魅力をくわしく紹介していきます。
コスパにすぐれている
競争するメーカーが多いため、高性能なのに低価格なコストパフォーマンスにすぐれた中華タブレットが多く販売されています。10.1インチと大きいタブレットでも機種によっては1万円台で購入することも可能です。
高性能なものが多い
中国国内には有名なメーカーが多数あり、つねに競い合っています。そのため、より高性能で低価格なモデルを製造する必要があり、日々、新製品がリリースされているのです。
中華タブレットの選び方 メーカーやサイズ感、通信方式など
さまざまなメーカーが競争することで、高性能な製品がたくさん販売されている中華タブレット。メーカーだけでなく、商品の数も多いので、どれを選べばいいのか迷ってしまうでしょう。そこで中華タブレットメーカーや、選ぶときのポイントなどを紹介します。
中華メーカーの特徴
まずはタブレットを製造しているなかでも、有名な中華メーカーを紹介します。主要メーカーを知っておくことで商品を選びやすくなるでしょう。また、知名度の高さや、とにかく安い製品が多いなど、各メーカーによって特徴があるので、そちらもあわせて紹介していきます。
世界的にも有名な「Huawei」
スマートフォンメーカーのひとつとして有名な「Huawei(ファーウェイ)」ですが、タブレットも製造しています。Androidタブレットでは、Huaweiが市場で高いシェアを誇っています。
最近では5Gに対応した、世界初のワイヤレス充電ができるタブレットを開発したことでも話題に。高性能なのに低価格の中華タブレットをつねに生み出しているメーカーなので、選択肢が幅広く、自分好みのタブレットに出会うことができるでしょう。
技術が高い「CHUWI」
CHUWI(ツーウェイ)は、中華タブレット界ではかなりメジャーなメーカーです。Huaweiほどではありませんが、日本でも名の知れたタブレットメーカーのひとつです。CHUWIのタブレットは、高性能CPUやWindows+Androidのデュアルブートモデルの販売など、とにかく高性能なことが特徴。日本だけでなく、アメリカやヨーロッパでも販売されています。
クセのないシンプルでスタイリッシュなデザインが多いのも魅力のひとつ。キーボードをつけてPCとしても使えるタブレットを多数販売しています。
価格重視で選ぶなら「Teclast」
Teclast(テックラスト)は業歴14年以上と、タブレットやノートPCなどを取り扱う業界のなかでは歴史が古いメーカーです。中華タブレットといえば、格安で手に入るというイメージですが、なかでもTeclastのタブレットは手ごろで入手しやすい価格帯。1万円以下で購入できるタブレットもあるので、とにかく安いタブレットがほしいという方におすすめなメーカーです。
通信方法と技適マークがあるか確認
ほとんどの中華タブレットがWi-Fiに対応しているため、自宅や外出先のWi-Fiにつなぐことで通信することが可能です。いろいろな場所でネットに接続したい人はLTE対応モデルも選択肢のひとつ。使用目的に合った通信方法を選びましょう。
「技適マーク」も確認しておくべきポイント。Wi-FiやBluetoothなどの無料通信技術を使う場合には必要です。総務省の電波利用ホームページでも、技適マークがついていない無線機は違法になるおそれがあると紹介されているため、必ずマークがあるかチェックしましょう。
画面のサイズで選ぶ
7~9インチ
文庫本程度の大きさなので、片手で持つことができます。電子書籍で読書したり、ピンチアウトすればホームページの文字を読むことも十分可能です。
しかし、動画視聴やゲームをする場合は、やや迫力不足です。また、コンパクトサイズなので外出する時でも鞄に忍ばせることもできます。
10インチ
一番、標準的な画面の大きさです。読書、ウェブブラウジング、動画視聴など、ほとんどの用途に向いています。種類も豊富なので好みのメーカーやデザインから選びやすいです。
どのサイズを購入しようか悩んでいる人はこちらのサイズを購入しておけば間違いないでしょう。
11インチ以上
大きい画面サイズなので、文字の細かいホームページや雑誌もどんどん読めますし、動画視聴も快適。液晶ペンタブレットとして、タッチペンでイラストを描く用途にも向いています。
しかし、この大きさを持ち運ぶなら、薄いノートPCにしてしまう方が便利な場合もあります。自分の使用用途に合わせて購入すると良いでしょう。
対応しているOSを確認
購入する前に自分が欲しい搭載OSのモデルを決めることをおすすめします。タブレットでも、Android、IOS、Windowと大きく分けて3つの種類にわけられます。
Android
多くのスマートフォンに使われているGoogle社の「Android」をOSに採用したタブレットです。
スマートフォンでなれている人には使いやすいでしょう。アプリもGoogle Playでダウンロードできるので入手も楽です。インターフェイスも分かりやすいので、タブレット初心者にもおすすめです。
iOS
iPhoneと同じアップル社の「iOS」を採用したタブレットです。いわゆる「iPad」シリーズがこれにあたります。直感的なインターフェイスとデザインセンスの良さで人気です。
サイズやシリーズによっていくつかの種類がありますが、基本的にすべて同じ感覚で使えるので用途や好みで選べばよいです。世界中にファンが多い製品でもあります。
Windows
多くのPCが採用しているMicrosoft社の「Windows」シリーズをOSにしているタブレットです。パソコンを普段から使用している人には一番使いやすいと思います。
また、アプリも同じものが使えますから、パソコンと連携させながら使いたい人にぴったりです。
プロセッサやメモリのスペックもチェック!
タブレットはディスプレイのサイズと解像度に加えて、プロセッサ(CPU)とメモリ容量(RAM/ROM)などのスペックが重要なポイントです。
【CPU】で選ぶ
CPUの性能はコア数と動作周波数を見れば大体分かります。高性能なCPUになるほど、アプリの起動や複雑な計算をする操作がスムーズになります。
両者ともなるべく数値の高いものが有利となるので、なるべく高性能なものを選んでください。
【メモリ】で選ぶ
メモリは、データを一時的に保存しておく場所になります。メモリに保存したデータ等を利用して様々な処理を行います。ストレージとの違いは、電源を切るとデータも消えてしまうことです。
一時的な保存になりますが、メモリの容量の違いで作業の快適さも大きく変わってきます。OSによって、メモリの容量もどのくらいので足りるかという違いもあるので、確認しておきましょう。
【ストレージ容量】で選ぶ
ストレージが多いほど、タブレット本体にたくさんのデータを保存できます。タブレットに搭載されているカメラをよく使う人や、音楽データや動画データをたくさん入れておきたいひとは容量が大きいものがおすすめです。
ただし、最近ではクラウドストレージを使う人が増えているので、そうしたデータをクラウドに保存するようにすれば、タブレット本体の容量は少なくても問題はありません。
【解像度】で選ぶ
ディスプレイの解像度は高いほど眼に優しくなります。ひとつの目安はフルHDといわれる1920×1080になります。このクラスであれば高精細動画の視聴も楽しめますし、ゲームやビジネスでもキレイな画面で操作できます。
7~9インチはフルHD以下の製品もありますが、10インチクラスより上の製品ではなるべくフルHD以上のものを選ぶとよいです。
プロセッサやメモリのスペックにも注目して選びましょう IT・家電ジャーナリストのアドバイス
IT・家電ジャーナリスト
タブレットはディスプレイのサイズと解像度に加えて、プロセッサ(CPU)とメモリ容量(RAM/ROM)などのスペックが重要なポイントです。
同じCPUを搭載したスマートフォンのベンチマーク(処理速度テスト結果)が出ているサイトもあるので、そうしたサイトで処理性能を確認すれば、より失敗のない選択ができるでしょう。microSDカードを増設できるかどうかも注目ポイントです。
中華タブレットおすすめ10選 画面サイズ・ストレージ容量・対応OS・プロセッサ・CPUもチェック!
はじめてタブレットを買う人も、家族で利用したい人も、ビジネスで利用したい人も。自身の生活スタイルに合ったものを選びましょう! ここからは中華タブレットのおすすめ商品をご紹介します。

「中華タブレット」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 中華タブレットの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの中華タブレットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
心配な初期不良や故障時のサポートについて
中国製品は「すぐ壊れる」「もしかしたら爆発するかも」などという不安を持つ人もいるでしょう。そんな方は、初期不良や故障時のサポートがついているメーカーやサイトで購入しましょう。
Amazonのような交換・返品対応してくれるECサイトや、日本に正規代理店があるメーカーもあるので、購入前にしっかり確認するとトラブルを回避できます。
タブレットに関連するほかの商品情報はこちら 【関連記事】
中華タブレットについて5つのポイントをおさらい
1)コスパにすぐれているのが中華タブレットの魅力
2)メーカーごとの特徴をおさえておくと選びやすい
3)Wi-FiやLTEなど、通信方法と技適マークをチェック
4)サイズやOSは用途に合ったものを選ぶ
5)Office機能や防水性能など機能性にも注目
低価格だから手軽に購入しやすい中華タブレット。本記事で紹介した選び方を参考にサイズや通信方法などに注目して、生活スタイルや用途に合った商品を見つけてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
一般財団法人 家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout オーディオプレーヤー、スピーカーなどのガイドを務める。 日経BP社『日経ネットナビ』『日経ネットブレーン』『デジタルARENA』『日経トレンディネット』などを経てフリーに。 デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。 KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの構成などにも携わっている。