神棚の作法に明確な決まりはない! 神棚に正しい形はある?
神棚の作法に正しい決まりはありません。地域や宗派などによっても祀り方(まつりかた)は異なります。基本的には、お参りしやすい場所や設置しやすい場所に神棚を祀ってかまいません。信仰している神社のやり方に合わせるのもひとつの方法でしょう。
神棚と仏壇を同じ部屋に置くのは避けるべきという声もありますが、これもあまり気にする必要はありません。
神棚の選び方
建築・リフォームライターで仏具や神具にも詳しい皆長佑飛さんに取材をして、神棚選びのポイントを教えていただきました。神棚のサイズや素材などをよくチェックすることが大切です。ぜひ神棚選びの参考にしてください。
神棚のサイズを選ぶ
御神札(ごしんさつ)の数と大きさに合った神棚を選びましょう。扉の数は原則として奇数なので、ひとつか三つの神棚がほとんどです。扉の数に合わせて「一社造り」や「三社造り」などと呼ばれます。
御神札の大きさと神棚内部のサイズも確認してください。サイズが合わないと御神札を納めることができないので注意が必要です。
コンパクトな「一社造り」は置き場所に困らない
御神札を収める扉がひとつの神棚を「一社造り」といいます。御神札が数枚ある場合は重ねて祀ります。サイズが小さいので限られたスペースに神棚を祀りたい方におすすめです。一人暮らしで必要な場合も場所を取らないサイズなので飾りやすいでしょう。
本格的な「三社造り」は会社に◎
御神札を収める扉がひとつの神棚を「三社造り」といいます。御神札をそれぞれの扉の中に祀ることができます。かなりしっかりとした作りのため置く場所が限られてしまいます。きちんと神を祀りたい会社や事務所などにおすすめです。
木材の材質もチェック
神棚に使われる木材はヒノキが一般的ですが、伊勢神宮にも使われている最高級材といわれる木曽ヒノキを使った神棚を選べば、高級感も演出できます。木材の材質で色目や見た目の存在感も変わってきますので選ぶ際には注目したいポイントです。
設置場所に合わせてデザインを選ぶ
神聖なイメージがある神棚ですが、デザインがインテリアと合うかどうかも大切なチェックポイントです。「簡易神棚」や「モダン神棚」と呼ばれるタイプや「お札立て」タイプも発売されているので、設置場所に応じたタイプを選んでみましょう。
掃除がしやすい「箱宮神棚」
箱型にすべてが収まっているため、ほこりなどの掃除がしやすいデザインです。シンプルな見た目から近年人気が高まっています。据え置き型から壁掛け型まで多様なデザインが登場しています。
マンションや洋室に溶け込む「モダン神棚」
神棚は日本の文化のため洋風な現代のインテリアに溶け込むのがなかなか難しいデザインでした。しかし最近はその流れを受け入れたモダンなデザインの神棚が多く登場しています。コンクリートや石膏の壁に穴をあけずに取り付けることも可能な商品も出てきています。
一人暮らしにもピッタリの「簡易神棚」
場所を取らずに御神札を祀ることができます。無駄なものを一切省いた飾るだけの神棚です。また近年ブームの御朱印帳も丁寧に神棚に入れて飾ることができると人気を集めています。
神具や棚板などの付属品もチェック
神棚には、お米や塩、水などをお供えします。お供え用の神具は別途購入するタイプと、はじめからセットになっている神棚があるので、神具もまとめてそろえたいという方はチェックしてみてください。
神棚を壁に掛けて祀りたい場合には、壁掛けに必要な棚板や金具が付属品に含まれているかどうかも併せて確認しておきましょう。
神棚のおすすめ15選 マンションや一人暮らしにも!
ここまでの選び方をふまえて、おすすめの神棚を紹介します。配置場所や御神礼の数などにあわせた神棚選びをしてみてくださいね。
わたしが選んだのはこの3つ!
おすすめは、松山神仏具店『神棚 通し屋根三社 小 雲シール付』。家庭でも事務所でも設置できる本格派の神棚です。
ハセガワ仏壇『神棚 神具 七点セット付 壁掛できるガラスケース入』は、ガラスケースに入っているので日々のお手入れの手間がはぶけます。
神棚の里『神棚・神具 札差し 総ひのき製 簡易神棚』は、ひとり部屋でも場所を取らずに御神札を飾ることができるので、大変身近にご利益を感じることができます。

本格的な三社タイプ
存在感のある三社タイプの神棚です。御札を三枚安置できるので、自宅のほかに事務所やオフィスにも設置できます。ヒノキを使った白く美しい木目も特徴的です。
中央扉の内寸が高さ25センチ、幅11.5センチあるため、一般的な縦24.5センチの御札も入ります。前扉は全面の壁ごと取りはずせるワンタッチ仕様で、御札の安置や内部のお手入れもかんたんです。

ガラスケース入りでお手入れかんたん
御簾(みす)や金色に輝く豪華な装飾が特徴的な神棚です。神棚の本体がガラスケースに入っているので飾っておいても汚れにくく、お手入れもかんたん。
きれいな状態で長く神棚を使い続けたいという方にはぴったりでしょう。神具七点がセットになっているので、そのまま飾るだけでも本格的な神棚の雰囲気が漂います。

かんたんに祀ることができる簡易タイプ
壁掛け用の穴がついた簡易神棚で、お札立てタイプです。幅約36センチ、奥行約3センチというコンパクトサイズなので、神棚の設置場所に困りません。
簡易タイプでありながらも、素材には国産のヒノキだけを使用しています。札入れの正面についた菊座も見逃せないポイントです。個人的な小さい神棚を飾りたいときなどにも適しているでしょう。同シリーズには、このほかに「鳥居付御神札飾り」もあります。
「和」テイストな三社宮の神棚
神札を3枚並べられるような「三社宮」の作りの神棚です。神札を囲むのは神域をイメージした雲の模様の細工で、素焼きの陶器とグラス、ヒノキの神具が付属されており、「和」テイストで統一されて、お部屋のインテリアにもなじみます。
神札を入れる部分には十分な広さがあり、大きな神札や御朱印帳、お守りも収められます。
かんたんによい場所に神札を祀られるフォルダー
神札は人の目線よりも高いところでお祀りをしたいものですが、お部屋のなかでちょうどよい場所を探すのは難しいこともあります。
この神札ホルダーは木ネジで2カ所壁に固定するだけなので、かんたんによい場所へ神札を置けます。また、幅がじゅうぶんありますので、三社造りのように3枚の神札をお祀りできます。
また、ナチュラルブラウンの木目模様のフォルダーなのでインテリアにとけこみます。
イオリスペース『モダン神棚 ふたえ ホワイト』
現代空間に合うモダン神棚
個性的なデザインが特徴のモダン神棚です。コンクリートパネルだけではなく、石膏ボードにも穴あけなしで取りつけることができます。
素材には国産のシナ材を使用。プレポリマー仕上げが施されているため、耐水性にもすぐれています。ヒサカキを入れる平底試験管やお供え用の丸皿などもついたモダンなデザインは設置場所を選びません。
職人技が光る高級神棚
三社造りの茅葺(かやぶき)神棚です。扉には代用金メッキ仕上げの金具が取りつけられ、扉周りには木目の細かい材料を使うなどのこだわりに、宮師の熟練された技術を感じるでしょう。
屋根の垂木(たるき)は、ていねいに面取りを施してから色を合わせたうえで取りつけてあります。内陣の高さは板の取りはずしによって調整することが可能です。
御社の形式が整ったコンパクトサイズ
一般的な木造住宅で使われる、東濃ヒノキを使ったコンパクトな神棚です。小型ながらも、欄干(らんかん)や千木(ちぎ)、鰹木(かつおぎ)といった御社の形式は整っています。
外寸の幅が約36センチ、高さが約41センチなので、広い置き場所を確保する必要はありません。内寸の高さは約31センチあるので、ほとんどの御札を折らずに納めることが可能です。
スタイリッシュでモダンなデザインが特徴
現代的なリビングにも違和感なく設置できるモダン神棚です。奥行きの薄い11.5センチサイズ。御札が少しだけ見えるように祀ることができるスタイリッシュなデザインは、インテリアの一部としても活用することができるでしょう。
正面の扉は内側に開くので、御札もかんたんに納められます。水玉や米、塩などを乗せられる膳引出付きです。
リビングにもあう鳥居付きの簡易神棚
実際の神社と同様、神域への入り口である鳥居を前面に配置、階段も備え付けることで厳かな雰囲気がある簡易神棚です。お札をお祀りするスペースは3枚分と余裕があるので、お札のみ、またお札と御朱印帳の両方を同時にお祀りすることも可能です。
銘木でつくられた箱宮型の神棚
神札を3枚収められる箱宮型の神棚です。箱宮型の神棚のなかではスリムなつくりでお部屋になじみます。神棚には神具類をお祀りするための引き出し式の膳がついています。付属している神具をそこにお供えできます。
背面には壁掛け用の金具がついていてピンを使えば、壁にかけられて便利です。神棚は銘木として有名な東濃ヒノキが使用されています。
おしゃれな洋風モダン神棚
女性でも簡単に取付ができる洋風モダン神棚板です。神棚板は取付専用の台紙、石膏ボードピンを使用することにより、簡単に安全に短時間で取り付け可能です。
コンパクトでモダンなデザインの神棚
モダンなデザインで和洋室どちらのお部屋の雰囲気にも馴染む神聖な鳥居付きコンパクト神棚です。神棚だけでなくお気に入りの御朱印帳もかざっておくことができます。
シンプルモダンなデザインでインテリアを邪魔しない
TOWERシリーズで有名な山崎実業の神札ホルダーは、スタイリッシュなブラックのデザインで、インテリアを邪魔しないので、お部屋に馴染みやすくなっています。
壁に木ネジで固定するだけと設置も簡単なので、大がかりな作業が必要ないので女性の方でも扱いやすい仕様になっています。
ワンタッチで壁掛け可能
コンパクトなタイプながらも荘厳なイメージがある宮型の神棚です。かんたんに壁に掛けられる、棚板がセットされたワンタッチタイプとなっています。
神棚の本体に国産のヒノキを使った高級感も魅力です。神鏡(しんきょう)や、造花の榊(さかき)もついてくる本格的なセットなので、別売り品を揃える必要はありません。
各通販サイトの最新人気ランキング 神棚の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での神棚の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
神棚の作り方【簡単DIY】
簡易神棚をもっと省いてすっきり見せたいなら、神棚ではなくウォールシェルフを使うという手段もあります。無印やニトリなどで販売されているシェルフを取り付けるだけで神棚に変身させてみましょう。ニトリのウォールシェルフはコの字型にして取り付けても面白いですね。
神棚として使うことに適した棚
壁に取り付けられるオーク材の棚です。石こうボードの壁であればどこでも取り付けられます。耐荷重は3kgで幅が44cm・奥行きが12cmあり、神棚として使用するのに適しています。
棚の上に神札、水玉(水)、皿(お米、塩)、榊立て(榊)、瓶子(お神酒)をお供えすれば神棚になります。オーク材の木目がインテリアになじむ神棚になります。
「神棚」のおすすめ商品の比較一覧表
神棚に関するQ&A
神棚を設置する時期はいつがいい?

お正月前や旧暦のお正月前、2月の立春前が挙げられます。
理由は、お正月や立春には歳神様や氏神様が福を持って家に来られるから。その前に新しい神棚でお出迎えするのがもっともよいとされています。
神棚の正しい配置と方角を教えてほしい!

神棚は祀る方角は、東向きか南向きがよいといわれています。
なお、神棚本体ではなく、御神札が東向きか南向きになるように祀ります。
ただし、条件や由来によって飾り方は異なるため、必ずしも東向きか南向きにしなければいけないというわけではありません。大切なのは「清浄な場所に飾ること」です。人が出入りする場所やトイレの近くは、神棚の設置場所には適していないでしょう。
神棚の処分方法はどうやるの?

一番おすすめの処分方法は、近所の神社でお焚き上げをしてもらうことです。神棚は可燃ごみとして処分して大丈夫と言われることがあります。しかし、神様の神聖な場所を可燃ごみに出すことに躊躇する人もいます。その場合は、神社によりますが、『古札返納所』などの場所があるのでそちらに返納します。お焚き上げに料金が発生することはほとんどないでしょう。神棚と一緒に祀ってあったお札も一緒に返納しましょう。
そのほかの神社に関連する記事はこちら 【関連記事】
インテリアとの調和も意識して選ぼう
神棚の飾り方には、とくに決まりがありません。神様を大切にする気持ちと、清浄な場所を意識した設置場所を選べば、神棚を飾る意味は十分にあります。
昔ながらの神棚のほかにも、モダンなデザインの神棚や照明がついた神棚なども発売されていますので、インテリアとの調和も意識しながら長く使える神棚を選んでみてください。
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