ホームオートメーションガジェットの選び方 スマートフォン一台で家電の操作が可能に!
スマートフォン1台で家電を操作することはもちろん、声をかければ音楽やニュース、天気予報が聞けたり、特定のモノの置き場所がわかったりと、さまざまな種類があるホームオートメーションガジェット。では、実際に選ぶときには、どのような点に気をつければいいでしょうか。失敗しない選び方をお伝えします。
対応スマートフォンをチェック iPhoneとandroidのどちら向けか?
現在販売されているホームオートメーションガジェットのほとんどが、iPhoneやAndroidに対応していますが、古いスマートフォンやOSによっては未対応で利用できないものもあります。自分のスマートフォンで動作が可能なのかを購入前に必ずチェックしておきましょう。
なお、Windows phoneに対応しているホームオートメーションガジェットは、とても少ないのが現状です。なお、場合によっては、スマートフォンを使わずに利用できる場合もあり、その際は、付属の機器での操作になります。
通信方法をチェック
通信方法はWi-Fiで繋いで設定・操作するものと、Bluetoothで機能するものがあります。自宅にあるWi-Fi機器の周波数(GHz)が、購入しようと思っている機器に対応しているかを事前に確認しましょう。
Wi-Fi環境が必要な場合がほとんど
ホームオートメーションガジェットのほとんどが、操作や初期設定のためにWi-Fi環境を必要とします。そして、Wi-Fi環境を必要とする機器の多くが、2.4GHzに対応しており、5.0GHzに対応している機器はとても少ないのが現状です。
Wi-FiルーターやポケットWi-Fiの周波数が2.4GHzであれば、ほとんどの機器が利用できるので、手持ちのWi-Fi機器で使えるかどうかを必ず事前にチェックしましょう。もし、Wi-Fi機器を持っていない場合、新たにWi-Fi機器を購入またはレンタルする必要があります。
ケーブル使用のものは付属か別途購入かを確認
スマートプラグなど一部の機器には、ケーブルを利用するものもあります。ほとんどの場合は購入時に付属していますが、失くしたり長さが足りずに届かない場合、家で使っている機器に対応していない場合、別途購入する必要があります。
販売サイトや公式サイトで付属品や別途購入品をしっかり確認しておきましょう。
海外製ガジェットは規格を要確認
海外の販売サイトから購入したり、海外に行ったときに日本よりも安い価格でホームオートメーションガジェットを購入しようと思っている方もいるかと思いますが、その際プラグの電圧や形状が日本で使えるもの必ず確認しておきましょう。
日本で使えない製品を無理して使おうとすると、故障の原因にもなります。また、日本で利用できる製品を購入したとしても、取扱説明書が英語表記や中国語表記で読みづらい、保証期間がなかったりする場合もあります。
なので、日本で販売・配送している業者から購入したほうが失敗する可能性は低くなります。
海外製はマークもチェック ITライターがアドバイス
ITライター
海外製ガジェットの購入に挑戦する場合は、「技適マーク」がついているかの確認も必須です。技適マークのない製品は法律の関係上、日本国内で使うことはできないので、購入を避けるようにしましょう。
ホームオートメーションガジェットおすすめ10選 iPnoneとAndroidの両方に対応
機種変更をしても安心して使える、AndroidとiPhoneどちらにも対応しているホームオートメーションガジェットを厳選して10製品ご紹介します。
ITライター
『スマートWiFiプラグミニ(MSS110JP)』はリモコンのない家電にも対応する点が優秀。古い照明器具や電気ヒーターなども、スマートフォンや音声で操作できる最新仕様に変身します!

Meross(メロス)『スマートWiFiプラグミニ(MSS110JP)』
















出典:Amazon
対応OS | iOS:9以降、Android:4.1以降 |
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通信規格 | Wi-Fi:2.4GHz |
ITライター
『Fire TV Cube』はリビングにあるテレビで、ネット配信の動画を楽しみたい人向けの便利アイテム。テレビ自体がネット動画の視聴に対応していないモデルでも、これを取りつければ見られるようになります。

Amazon(アマゾン)『Fire TV Cube』












出典:Amazon
対応OS | - |
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通信規格 | Wi-Fi:2.4/5GHz、Bluetooth:5.0、LE |
ITライター
『めざましカーテン mornin’ plus(MN-C02)』は、音の目覚ましだけでは起きられないという方にぜひ試してほしい製品。カーテンの開閉という大がかりな動作を行う機器なので、眩しくて目を覚ますはず。
コンパクトで取り付けやすい構造になっている点もすぐれています。

Robit(ロビット)『めざましカーテン mornin’ plus(MN-C02)』












出典:Amazon
対応OS | iOS:9.3以降、Android:5.0以降 |
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通信規格 | Bluetooth:lowenergy |
眠ったままでカーテンを開けて快適な目覚めを実現!
朝起きるとき、日光が部屋に入らない暗い部屋で目覚めるのがツライ……、という方もいるのではないでしょうか。そんなとき役立つのがこのめざましカーテン。横になったまま決まった時間にカーテンの開け閉めができる機器です。
スマホでカーテンが開く時間を設定しておけば、毎朝決まった時間にカーテンが開き、明るい部屋で自然と起きられるようになります。また、カーテンを自動で開けるだけでなく閉めることも可能なのもうれしいポイント。
これなら、毎日忙しく帰宅が遅い、長期間家を開けるときも自動でカーテンの開け閉めを設定しておけば、家に人がいるように見せかけることができ、防犯にも役立ちます。
Nature(ネイチャー)『Nature Remo mini(Remo-2W1)』














出典:Amazon
対応OS | iOS:10.0以降、Android:5.0以降 |
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通信規格 | Wi-Fi:2.4GHzのみ対応、赤外線 |
Amazon(アマゾン)『Echo Plus』












出典:Amazon
対応OS | iOS、Android、Fire OS |
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通信規格 | Wi-Fi:2.4GHz、5.0GHz |
手ぶらで音楽やニュースが聞けて家電操作も可能!
スマートフォンを介することなく、音声だけでさまざまな操作ができるスマートスピーカー。「アレクサ! 〇〇して!」のテレビCMを見て、知っている方もいるのではないでしょうか。
セットアップや設定時のみスマホアプリが必要ですが、設定が終わればスマートフォンを取り出さなくても声をかければ、ニュースや音楽を聞けるだけでなく、テレビや電気をつけたり、エアコンやロボット掃除機などの家電を操作することができます。
お子さんに手がかかって動けないとき、料理や洗いものなどをしていて手が濡れている状態のときなど、スマートフォンを取り出して家電を操作するのが大変なときに重宝する機器です。
PHILIPS(フィリップス)『Hue スターターセット』












出典:Amazon
対応OS | iOS:8.0以降、Android:2.3以降 |
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通信規格 | Wi-Fi |
TP-Link(ティーピーリンク)『パンチルトネットワークWi-Fiカメラ(Tapo C200)』














出典:Amazon
対応OS | iOS:9以降、Android:4.4以降 |
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通信規格 | Wi-Fi:2.4GHzのみ対応 |
Candy House(キャンディハウス)『SESAME mini』


















出典:Amazon
対応OS | iOS、Android |
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通信規格 | Bluetooth:4.0 |
MAMORIO(マモリオ)『MAMORIO(MAM-003)』


















出典:Amazon
対応OS | iOS:10以降、Android:4.3以降 |
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通信規格 | Bluetooth:4.0 |
Withings(ウィジングズ)『Sleep(WSM02-ALL-JP)』














出典:Amazon
対応OS | iOS:10以降、Android:5.0以降 |
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通信規格 | Wi-Fi:2.4GHz |
「ホームオートメーションガジェット」のおすすめ商品の比較一覧表
ホームオートメーションガジェットで快適ライフを先取り!
音声操作やスマートフォンからの遠隔操作だけでなく、位置情報を活用した機器などさまざまなホームオートメーションガジェットが続々と発売されています。ホームオートメーションガジェットを活用することで、家事の時短やエンターテイメント、娯楽を楽しんだり、大切なモノや人、家を守ったりと生活を多いに便利にすることができます。
あなたのライフスタイルに合ったホームオートメーションガジェットをみつけて、よりスマートな暮らしを実現してみてください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2020/06/30 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 平野慎也)
IT関連の書籍、雑誌、Webコンテンツ等の編集・執筆に携わる。 著書に『これからはじめるスマホユーザーのためのLINE Facebook&Twitter 安心・かんたんスタートブック』(秀和システム)、 『今すぐ使えるかんたんFC2ブログ 超入門』(技術評論社)など。