ヤマハスピーカーの魅力
ヤマハは、世界的でも評価されるクオリティの楽器やオーディオなどを展開する企業。「楽器といえばヤマハ」と言われるほど有名で、初心者からプロまで、幅広い愛用者がいるブランドです。
その中でも、スピーカーは音楽鑑賞だけでなく、作曲の際のアイテム、テレビや映画の音をより楽しむための製品としてとても有名です。特に、1970年代発売の「NS-10M」や「NS-1000M」などは、当時ヤマハの人気に火をつけた存在でもあります。値段も、エントリーモデルからハイエンドモデルまで、幅広い種類があります。
ヤマハのスピーカーの評価が高い要因は、スピーカーが忠実に再現する音質。オーケストラなどで使用される楽器やスピーカーの技術を用いて、より高度な音質を再現させています。そのため、音楽鑑賞だけでなく、テレビ・映画鑑賞にも最適です。また、ヤマハ独自の技術であるウェーブガイドホーンという音質技術や、MusicCastというストリーミング機能など、現代に合わせた技術も魅力のひとつです。
ヤマハのスピーカーの選び方 音響機器メーカーCEOに聞く
スピーカーは搭載された機能やスペックによって特徴が異なります。スピーカーを選ぶときのポイントをチェックしましょう。
【1】設置場所に適した形状をチェック
設置場所が決まっているのであれば、どのぐらいのサイズのものが置けるかを検討しましょう。床に置くならトールボーイ型、省スペースにおさえたいならブックシェルフ型、場所は決めずにその都度使いたいときに使うのであればポータブル型が便利です。
トールボーイ型:迫力ある音を楽しめる
トールボーイ型スピーカーは、その名のとおり細長く高さのある塔のようなスピーカー。細長いため圧迫感はおさえられ、床面積も広さは必要としないので、テレビの横に設置する方法がおすすめです。
ヤマハのトールボーイ型は基本ウーファーが内蔵されているので、迫力と臨場感あるサウンドを楽しむことができます。
ブックシェルフ型:省スペースでも手軽に取り付けられる
ブックシェルフ型スピーカーは、本棚に収納したり、卓上に設置したりできるコンパクトなタイプです。トールボーイ型にくらべるとリーズナブルなものが多い傾向があり、スペースをとりません。ヤマハのブックシェルフスピーカーは、コンパクトでありながらクリアなサウンドを実現しています。
ポータブル型:手軽に自由に動かせる
いつでもどこでも好きな場所で音楽を楽しめたらいいですよね。そんな方におすすめなのがポータブル型スピーカーです。スマホやパソコンでWiFiやBluetoothなどで接続し、音楽を再生することができます。WiFiやBluetoothがあればキャンプなどのアウトドアでも大活躍です。
【2】接続方法をチェック
スピーカーを使う際には、家で聴く音楽を高音質で聴きたい、家のどこでも聴けるようにしたいなどさまざまな目的があると思います。自分がスピーカーを使用する場面をイメージして、目的や利用シーンにぴったりのスピーカーを選びましょう。
WiFiスピーカータイプ:ワイヤレスで手軽にPCやスマホの音楽を楽しめる
スマホやパソコンにダウンロードした音源を再生したい方も多いですよね。そんなときに便利なのがWiFiスピーカー。Bluetoothと違い、Wi-Fiを使用して接続するタイプです。自宅にWiFi環境さえあれば、ワイヤレスで接続してスマホやパソコンに保存している音楽を再生できます。
スピーカーシステムタイプ:アンプに繋いでゆったり高音質を楽しめる
高音質なサウンドを楽しみたいなら、アンプに繋ぐタイプのスピーカーシステムがおすすめです。ヤマハのスピーカーシステムは、リーズナブルなタイプからハイグレードなタイプまでラインナップが豊富。
上位モデルにはグランドピアノ塗装を施すなど、楽器メーカーとしての誇りを感じさせます。
【3】音質を左右する機能をチェック
搭載されている機能やスピーカーユニット、再生周波数帯域、出力音圧レベル、寸法などのスペックによって音質は異なります。ここでは例として再生周波数帯域とHiFi対応について解説します。スピーカーごとの機能やスペックを比較し、どのモデルが自分の目的に合うか検討してみましょう。
「音の奥行き」は再生周波数帯域を確認
再生周波数帯域は、再生できる周波数の低音域から高音域までの音量を数値化したもので、単位は「Hz(ヘルツ)」で表します。再生周波数帯域の幅が広いと、低音から高音まで奥行きあるサウンドが楽しめます。
ただし、広い方が音質がいいということではないので、自分の好みのサウンドで選ぶとよいでしょう。低音はウ-ファーで補うことができるので、高音域対応のスピーカーを選んでウ-ファーを組み合わせるという手もあります。
「HiFi対応」は原音に近い音質を再現
HiFiはHigh Fidelityの略語で、意味は高忠実度、高再現性となります。HiFi対応スピーカーであれば、原音の再現度が高いので、原音に近い音を楽しみたい方にはHiFi対応スピーカーがおすすめです。
【4】ヤマハ独自の機能やアプリもチェック
ヤマハはクリアで高音質なサウンドを追求し、さまざまな独自技術を搭載しています。時代の流れとともにアプリと連動させたネットワーク機能も充実。自分の目的に合った機能を備えたスピーカーを選びましょう。
ウェーブガイドホーン:音にこだわれるヤマハの独自技術
ヤマハ独自技術のひとつに、ツイーターの指向性を家庭用に制御し、直接音と間接音との比率をコントロールする「ウェーブガイドホーン」があります。ウェーブガイドホーンは、高域の壁面での反射するときの影響をおさえてくれます。
音にこだわるなら、ウェーブガイドホーンが搭載されたスピーカーを視野に入れて検討してはいかがでしょうか。
MusicCast:ストリーミング再生が可能になる機能
『MusicCast』はヤマハ独自の音楽アプリ。MusicCast対応スピーカーをWiFiなどに接続すれば、スマホやタブレットなどでアプリを操作して好きな音楽を好きなときに再生することができます。
アプリにダウンロードせず、ネットワーク上で音楽を再生する『ストリーミング再生』も可能。いつでもどこでも手軽に音楽を楽しみたい方、お気に入りの音楽を家族で共有したい方におすすめの機能です。
ヤマハスピーカーの選び方の重要ポイント 音響機器メーカーCEOがアドバイス
音響機器メーカー・時計輸入販売「株)ムジカコーポレーション」代表
楽器で有名なヤマハのスピーカーは楽器テイストあふれるスピーカー。多くのメーカーは理論とスペック優先のものづくりの中で、ヤマハのスピーカーには音楽を楽しむという姿勢を感じます。
オーディオマニアではなく、音楽ファンにおすすめしたいスピーカーです。
ヤマハのスピーカーおすすめ10選
ヤマハでおすすめのスピーカーをご紹介します。搭載されている機能やサイズなどを見ながら、自分にぴったりのスピーカーを見つけてください。

YAMAHA(ヤマハ)『NS-F350 スピーカー』

出典:Amazon
タイプ | スピーカーシステム |
---|---|
形状 | トールボーイ型 |
再生周波数帯域 | 35Hz~45kHz(-10dB)、~100kHz(-30dB) |
HiFi対応 | × |
ウェーブガイドホーン | ◯ |
MusicCast | × |
音響機器メーカー・時計輸入販売「株)ムジカコーポレーション」代表
『NS-F350』はかつての大ヒットスピーカーNS-1 classics直系の素材のミッドレンジとウーファーを使用。低ひずみで繊細な音質です。

YAMAHA(ヤマハ)『NS-B700 スピーカー』

出典:Amazon
タイプ | スピーカーシステム |
---|---|
形状 | ブックシェルフ型 |
再生周波数帯域 | 65Hz~50kHz(-10dB)、~100kHz(-30dB) |
HiFi対応 | × |
ウェーブガイドホーン | × |
MusicCast | × |
音響機器メーカー・時計輸入販売「株)ムジカコーポレーション」代表
『NS-B700』は小型ながらじゅうぶんな再生能力をもつハイレゾ対応スピーカー。初めての本格オーディオ用スピーカーとしておすすめ。

YAMAHA(ヤマハ)『NS-BP200 スピーカーパッケージ』

出典:Amazon
タイプ | スピーカーシステム |
---|---|
形状 | ブックシェルフ型 |
再生周波数帯域 | 55Hz~28kHz(-10dB)、~80kHz(-30dB) |
HiFi対応 | × |
ウェーブガイドホーン | × |
MusicCast | × |
音響機器メーカー・時計輸入販売「株)ムジカコーポレーション」代表
『NS-BP200』はとてもオーソドックスなブックシェルフスピーカー。寝室や書斎での第2のスピーカーに最適。
YAMAHA(ヤマハ)『MusicCast 20 ワイヤレスストリーミングスピーカー』






出典:Amazon
タイプ | デスクトップオーディオ |
---|---|
形状 | ポータブル型 |
再生周波数帯域 | 60Hz~20kHz |
HiFi対応 | 〇 |
ウェーブガイドホーン | × |
MusicCast | 〇 |
YAMAHA(ヤマハ)『NS-F210 スピーカー』

出典:楽天市場
タイプ | スピーカーシステム |
---|---|
形状 | トールボーイ型 |
再生周波数帯域 | 50Hz~45kHz(-10dB)、~100kHz(-30dB) |
HiFi対応 | × |
ウェーブガイドホーン | × |
MusicCast | × |
YAMAHA(ヤマハ)『NS-BP401 スピーカーパッケージ』

出典:Amazon
タイプ | スピーカーシステム |
---|---|
形状 | ブックシェルフ型 |
再生周波数帯域 | 50Hz~40kHz(-10dB)、~100kHz(-30dB) |
HiFi対応 | × |
ウェーブガイドホーン | × |
MusicCast | × |
YAMAHA(ヤマハ)『NX-B55 Bluetooth スピーカーシステム』










出典:Amazon
タイプ | デスクトップオーディオ |
---|---|
形状 | ポータブル型 |
再生周波数帯域 | 55Hz~20kHz |
HiFi対応 | × |
ウェーブガイドホーン | × |
MusicCast | × |
YAMAHA(ヤマハ)『NS-B330 スピーカー』

出典:Amazon
タイプ | スピーカーシステム |
---|---|
形状 | ブックシェルフ型 |
再生周波数帯域 | 55Hz~45kHz(-10dB)、~100kHz(-30dB) |
HiFi対応 | 〇 |
ウェーブガイドホーン | 〇 |
MusicCast | × |
YAMAHA(ヤマハ)『NS-F330 スピーカー』

出典:Amazon
タイプ | スピーカーシステム |
---|---|
形状 | トールボーイ型 |
再生周波数帯域 | 40Hz~45kHz(-10dB)、~100kHz(-30dB) |
HiFi対応 | 〇 |
ウェーブガイドホーン | 〇 |
MusicCast | × |
YAMAHA(ヤマハ)『MusicCast 50 ワイヤレスストリーミングスピーカー』










出典:Amazon
タイプ | デスクトップオーディオ |
---|---|
形状 | ポータブル型 |
再生周波数帯域 | 55Hz~20kHz |
HiFi対応 | 〇 |
ウェーブガイドホーン | × |
MusicCast | 〇 |
「ヤマハスピーカー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ヤマハスピーカーの売れ筋をチェック
楽天市場でのヤマハスピーカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
本記事のポイントをおさらい
1)利用シーンに合わせて選ぶ
2)置き場所に困らないか、サイズをチェック
3)好みの音域のものを見つける
4)ヤマハならではのアプリや独自機能をチェック
クリアな音質に注目されるヤマハのスピーカーですが、それぞれのスピーカーで得意とするところは異なります。スペックやサイズや機能などを確認しながら、使用目的や予算などに合わせて自分にぴったりのモデルを見つけてください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/11/13 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 加藤佑一)
専門は音響アンプの電子回路設計。筐体設計。真空管回路設計。2005年音響機器を開発・製造・販売する会社を設立。国内はもとより、欧州を中心に37ケ国に輸出。 2007年プロオーディオ事業、2013年ログハウス事業、2015年コンサート企画運営事業を開始。2018年から新規事業としてロシア製軍用時計の輸入を始める。その後、数ケ国の機械式腕時計や懐中時計をラインナップ。 2008年よりFM岐阜『ムジカスタイル』(毎週木曜18:30~)ナビゲーター。2020年現在も続く長寿番組に。コラム等の執筆多数。総アクセス数370万を超えるブログは、現在も100万アクセス/年のペースで進行中(2020年現在)。 ローカル鉄道養老鉄道支援組織『乗って残そう揖斐養老線実行委員会』会長。大垣ケーブルテレビ番組審議委員。