超音波歯ブラシとは? 歯周病改善の効果が期待
超音波歯ブラシは振動数が160~200万Hzと高く、電動歯ブラシでは難しかった粘着性の高い歯垢(プラーク)まで、強力に除去してくれるのが特徴です。歯垢の付着力を弱め、つきにくくしてくれるのも利点。
人の耳では聞き取ることができない超音波による微振動なので、歯に優しく歯茎に問題を抱えている人でも使えます。歯周病予防や従来の電動歯ブラシの振動が苦手な人、歯茎が弱っている人はぜひ試してみてはいかがでしょうか?
3種類ある電動式の歯ブラシの違いは?
電動式の歯ブラシは、電動歯ブラシ、音波歯ブラシ、超音波歯ブラシの3つに分類されます。それぞれの違いは1秒間に振動する振動数、振動方法、機器になります。
電動歯ブラシ:1秒間に約2,500~7,500回振動し、振動方法はストローク、機器は小型モーターとなっています。
音波歯ブラシ:1秒間に約3万回振動し、振動方法は音波振動、機器はリニアモーターとなっています。
超音波歯ブラシ:1秒間に約100万~150万回振動し、振動方法は超音波振動、機器は超音波発生装置となっています。
超音波歯ブラシが圧倒的な振動回数なのがわかります。この振動数により、汚れや歯垢の除去に繋がります。なお、超音波式は振動数が多いにも関わらず、使っていてほぼ振動を感じません。
超音波歯ブラシの選び方 従来の電動歯ブラシより、歯垢除去力がはるかに高い
超音波歯ブラシといっても、振動数や搭載モード数などのスペックはメーカーによってさまざま。ここではどのような点に注目して選んだらよいか解説します。ポイントは下記。
【1】給電方式
【2】振動数
【3】サイズ
【4】保証期間
【5】ランニングコスト
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】シーンに合わせて給電方式をチェック
超音波歯ブラシの給電方式は充電式・乾電池式など商品によって違いがあります。自分の生活スタイルにあったものを選んでください。
汎用性で選ぶ|充電式
充電式は乾電池の買い替えをする必要がなく、自宅で使う場合は常に充電しておけます。商品によっては満充電で数十日から数カ月使用できるものもあるので、旅行や出張の際も充電を気にせず持っていけるでしょう。
また、USBタイプのものはPCなどに差し込んで充電できる点が便利です。
持ち運びメイン|乾電池式
充電を気にすることなく好きなときに使える乾電池式は、出張や旅行をよくする人に向いているでしょう。軽量ボディの製品が多く、気軽に持ち運べるのもポイント。そのつど乾電池を買い足さずに済む充電式電池を使うのも方法のひとつです。
【2】振動数をチェック
一般的な超音波歯ブラシの振動数は160万回/秒とされており、この数字を目安にするとよいでしょう。振動数が低い場合、思ったような効果が得られない可能性もあります。超音波ブラシでも振動数が160万回/秒より少ないものもたくさんありますので、購入前に振動数はしっかり確認しましょう。
【3】サイズをチェック
超音波歯ブラシを選ぶ際にとても重要なのが本体の形状です。折角よいものを購入しても自分の口の大きさや形状がマッチしていないと思ったようなブラッシングケアを行うことができないばかりか、口内を傷つけてしまったり歯茎にダメージを負ってしまう可能性も。
結局効果を活かしきれないということにつながってしまいますので、サイズ選びは慎重に行うようにしましょう。
はじめての使用ということであれば自分が普段使用している歯ブラシより少し小さめのものから試すとよいでしょう。
【4】保証期間もチェック
万が一故障や損傷があった場合に備えて、保証期間は1~2年のものを目安に選ぶのが無難です。電化製品である以上「すぐ動かなくなる」という可能性もゼロではないので、保証期間は必ず確認しておきましょう。購入後、保証期間内に商品に問題があった場合は、無償で修理や交換をしてくれることがあります。
また、家電量販店などで購入をすると延長保証サービスがある場合もあるのでこちらも活用すると長期間安心して使用することができるでしょう。
【5】追加ヘッドの価格などランニングコストもチェック
超音波歯ブラシのヘッド交換はメーカーによって異なりますが、3カ月程度を目安にしている商品が多いです。交換ブラシが元々5つ以上ついているものもあれば、まったくついていないものも。長いスパンで見て、ランニングコストも考慮しながら超音波歯ブラシを選ぶようにしましょう。
エキスパートからのアドバイス
超音波電動歯ブラシを選ぶ際にとても重要なのが本体の形状です。折角よいものを購入しても自分の口の大きさや形状がマッチしていないと思ったようなブラッシングケアを行うことができないばかりか、口内を傷つけてしまったり歯茎にダメージを負ってしまう可能性も。結局効果を活かしきれないということにつながってしまいますので、サイズ選びは慎重に行うようにしましょう。初めての使用ということであれば自分が普段使用している歯ブラシより少し小さめのものから試すとよいでしょう。
また、交換用ブラシの選択肢の多さも大きなポイントです。歯間をケアしたい、ホワイトニングを中心に行いたい、口臭予防をしたいなど、ブラシの種類によってケアできる種類は変わります。自分が特に重視したいもののヘッドがあるかどうかも確認しておきましょう。
充電式か乾電池式かという点もチェックするようにしましょう。充電式はランニングコストが安く上がりますが、旅行先などで持ち歩く際に充電が切れてしまい使用できないなんてことも。持ち歩きが主な場合は乾電池式を選ぶのも一つの手です。スマホなどのネット連携機能がついていると磨き残しやケア不足などの確認を容易に行うことができ、便利です。機種は限定されるものの興味のある方や電動歯ブラシ初心者の方はこちらも確認しておきましょうね。
超音波歯ブラシおすすめ4選 専用アプリと連動、持ち運びに便利など
さまざまな機能を持った超音波歯ブラシを紹介します。なかにはスマートフォンアプリと連動させて使うものも。超音波歯ブラシの購入を検討されている人は、ぜひ参考にしてください。
国内生産にこだわった超音波歯ブラシ
組み立てから出荷まですべて国内で行っている、日本製にこだわったスマイルエックス。超音波振動は1秒に160万回で口腔内の菌の連鎖を弱らせ、継続して使用することによってプラークが付着しにくい歯になります。
微細で歯に優しい振動を採用しているのも特徴。歯をキズつけることなく、口臭の原因である口内の汚れも除去してくれるので、口内環境改善に効果的です。交換ブラシの種類が豊富なので、自分の歯の状況に合わせて選べますよ。
歯科医も使用する超音波歯ブラシ
はじめての人でも使いやすい超音波歯ブラシ。ボタンひとつで操作できるため、多機能でボタンやランプが多いのは苦手という人にも向いているでしょう。はじめて電動歯ブラシを使う人は振動にびっくりすることも多いですが、イージースタート機能つきなので徐々に慣れていくことができます。
音波水流は歯に優しく、矯正器具を装着している人なども使用可能。2分間で効率的に口腔内の上下表裏4箇所の歯磨きができるよう、タイマーでお知らせしてくれる機能も搭載しています。
超音波とマイクロバブルでプラークやステインを除去
空気振動9,600万回/分で、歯に当てるだけでプラークを除去することが可能。超音波とマイクロバブルで歯垢とバクテリアの除去はもちろんのこと、ステインまでも除去するので歯のホワイトニング効果が期待できます。
摩擦に頼らない歯磨き方法のため歯のエナメル層と歯茎をキズつけず、矯正器具を装着している人も安心して利用できるのではないでしょうか。
トラベルボックスつきで持ち運びに便利!
収納ケースつきで、外出先にも持ち歩ける超音波歯ブラシ。低騒音設計のため、職場や旅行先でもまわりを気にせず使用できるのがうれしいですね。
充電の持ちがよく、1日2回各2分間使用した場合は6時間の充電で60時間の使用が可能。防水機能つきで本体の丸洗いもでき、お風呂で使えるのもメリットです。比較的リーズナブルながら高機能な、コスパにすぐれた製品だと言えるでしょう。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 電動歯ブラシの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの電動歯ブラシの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ
超音波歯ブラシを使うと、今まで落とせなかった歯垢もきれいに除去されます。歯だけでなく歯茎の細胞を活性化させる効力もあるので、口内環境の悩みを抱えている人も試してみる価値はあるのではないでしょうか。機能性やランニングコストなども考慮しながら、自分のニーズに合った超音波歯ブラシを選んでくださいね。
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家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。