犬用チーズの選び方 ふくふく動物病院の院長に聞いた
ふくふく動物病院院長の平松育子さんに、犬用チーズを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。ポイントは下記。
【1】人間用ではなく犬用のチーズをあげましょう
【2】塩分や脂肪分に注意しましょう
【3】目的に応じてチーズの種類を変えましょう
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】人間用ではなく犬用のチーズをあげましょう
人間用のチーズは脂肪分が約25~30%含まれています。また、塩分が100gあたり約1~4g程度含まれています。スライスチーズ1枚は約18gですが、塩分が0.5g、脂質が4.8g含まれています。犬にとって必要な塩分・脂質は体重1kgあたり塩分は0.25g、脂質は1.1gです。
比べてみると一見余裕がありそうですが、ほんの少しならあげても大丈夫、と人間用のチーズを犬にあげるのはやめましょう。ちりも積もれば山となり、過剰摂取になって犬の体に負担がかかってしまいます。
【2】塩分や脂肪分に注意しましょう
人間用のチーズに比べて犬用チーズは塩分や脂肪分が少なく、たんぱく質やカルシウム、ビタミン類を豊富に含む栄養価の高い食品です。健康にいいことは確かなのでおすすめしたいところですが、与える量や持病の有無によってはかえって犬の健康を害してしまうおそれも。
減塩、カロリーカットのチーズも販売されているので、塩分や脂肪分が気になる場合はこういった商品を選ぶといいでしょう。
【3】目的に応じてチーズの種類を変えましょう
チーズにもスティック、粉末、スライス、粒タイプなどさまざまな種類があります。いつものフードにトッピングするのか、ご褒美やしつけに使うのか、薬をあげるときに使うのかなどによってチーズの種類は変わります。
おやつとして長く楽しむのであれば、すぐになくなってしまうものより、かたくて持ちがいいものがおすすめです。目的によって選んであげましょう。
おすすめ犬用チーズ5選 ふくふく動物病院の院長が厳選
ここまで紹介した、犬用チーズの選び方のポイントをふまえて、ふくふく動物病院院長の平松育子さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

カロリーカットで体重コントロール中でも安心
プロセスチーズより塩分が20%程度カットされたチーズ。一辺が1cm程度の大きさのお手ごろサイズのおやつで、しつけのご褒美にもちょうどいい大きさです。ダイエット中の愛犬もこれなら安心ですね。
また、やわらかく作られていて、潰してもバラバラにならないため、なかに薬を隠して投薬にも利用できます。袋の口はチャック付きになっていますので、保存しやすい点もおすすめです。
タイプ | 粒 |
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原材料 | チーズ、でん粉類、小麦粉、ゼラチン、植物油脂、グリセリン、ミネラル類(カルシウム)、プロピレングリコール、増粘多糖類 ほか |
内容量 | 160g |
タイプ | 粒 |
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原材料 | チーズ、でん粉類、小麦粉、ゼラチン、植物油脂、グリセリン、ミネラル類(カルシウム)、プロピレングリコール、増粘多糖類 ほか |
内容量 | 160g |

おせんべいのようなパリパリしたチーズ!
こちらの商品は国産のプロセスチーズをスライスしたものを乾燥させています。チーズというと「やわらかい」というイメージがありますが、このチーズは「パリパリしたおせんべい」のようなチーズで、香りもよいですし、触っても手がべたべたしません。
小さく割っておやつにしたり、砕いてドッグフードのトッピングにしたりとさまざまな用途に使えます。
タイプ | スライス |
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原材料 | プロセスチーズ |
内容量 | 15g |
タイプ | スライス |
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原材料 | プロセスチーズ |
内容量 | 15g |

ヤクのミルクで作られた天然素材のチーズ!
ヤクと牛のミルクから作ったハードタイプのチーズで、ネパールでは保存食として利用されているものです。塩分含有量も0.1%と控えめで、犬にとって必要なアミノ酸などもしっかり含まれていますので、おやつとして楽しめるだけでなく栄養満点なところもうれしいですね。
かたいチーズなので犬も長時間噛んで楽しめますし、噛んでいると歯垢がはがれ、歯石付着の予防に役立ちます。かためのチーズを探していた方は試してみてください。
タイプ | スティック |
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原材料 | ヤクミルク、牛乳、食塩、ライム果汁 |
内容量 | 3本入り |
タイプ | スティック |
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原材料 | ヤクミルク、牛乳、食塩、ライム果汁 |
内容量 | 3本入り |

おやつにもふりかけにも使えるフリーズドライタイプ
国産牛乳を使用した減塩プロセスチーズを小さくカット。これを素早くフリーズドライにしていますので、サクサク軽い食感で小型犬向きのおやつです。
そのままドッグフードにトッピングしてもよいですし、かんたんに粉末状に砕けますので、パラパラと振りかけてもよいでしょう。ただし、軽くて食べやすいので減塩チーズとはいえ、あげすぎには注意してください。
タイプ | 粒 |
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原材料 | 国産ナチュラルチーズ、乳化材(クエン酸塩)、水 |
内容量 | 50g |
タイプ | 粒 |
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原材料 | 国産ナチュラルチーズ、乳化材(クエン酸塩)、水 |
内容量 | 50g |

ドッグフードに混ぜるのに便利な粉末タイプ
食の細い犬や、食べムラがありフード選びに困るという飼い主さんに試していただきたい粉末状のふりかけです。
粒が大きめのふりかけの場合は、ドッグフードにトッピングしてもそれだけを食べてしまいドッグフードはきれいに残してしまいます。このふりかけはサラサラの粉末で、ドッグフードにまぶして使用できますのでフードも一緒に食べてくれるでしょう。
タイプ | 粉末 |
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原材料 | ナチュラルチーズ、乳化剤 |
内容量 | 50g |
タイプ | 粉末 |
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原材料 | ナチュラルチーズ、乳化剤 |
内容量 | 50g |
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトの最新人気ランキング 犬用チーズの売れ筋をチェック
楽天市場での犬用チーズの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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犬に人間用チーズは与えないで ふくふく動物病院の院長からアドバイス
人間用チーズも犬用チーズも、見た目はほぼ同じです。しかし、犬にとって人間用のチーズは、「高脂肪」「高塩分」です。
犬用のチーズが販売されており、犬にとって必要な栄養バランスが整えられているので、ぜひ犬用のものを選んであげましょう。また、犬用のチーズはさまざまな形のものがあるので、目的に合わせて使い分けてください。
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