LEDライトの種類・タイプ
LEDライトにはいろいろなタイプがあります。使う場面や用途に合わせてLEDライトを選びましょう。
▼ペンライト・懐中電灯型
ペンライト型のLEDライトは、手に持つタイプの懐中電灯で、足元や手元をスポット的に照らします。暗い場所で作業するときなどに活躍してくれるでしょう。そのほか、夜間の散歩や防災用などにも幅広く使えます。
軽量でコンパクトなもののほうが、ポケットなどにも入れられ、持ち歩くときに手が疲れないので便利です。ペンライト型でも机などに立てて使用できるものもあるので、用途にあわせて選んでください。
▼ランタン・ワークライト型
ランタン型のLEDライトは広い空間を照らすタイプで、手に持つより、置いたり吊り下げたりして使用します。キャンプなどのアウトドアでの使用や、停電時などに照明としてあたりを広く照らしてくれるので、一家に一台あると災害時などにも活躍してくれるでしょう。
オイルなどを使用するランタンと違い、火事のおそれや熱による火傷の心配がないので、小さい子どものいる家庭にもおすすめ。長時間使用できるものを選ぶと、充電や電池の交換を頻繁に行わなくてもすむので便利です。
▼ヘッドライト型
ヘッドライト型のLEDライトは、頭に取りつけて使用するタイプです。遠くは照らせませんが、両手が自由に使えるので、登山やキャンプ、暗い場所での作業で重宝します。
暗い夜道でのランニングなどにも、ライトを手で持つ必要がないのでとても便利です。長時間装着していても疲れない軽量タイプのものを選ぶとよいでしょう。
LEDライトの選び方
それでは、LEDライトの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。
【1】明るさ(ルーメン値)
【2】給電方法
【3】連続点灯時間
【4】そのほかの機能
上記のポイントを押さえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】明るさ(ルーメン値)をチェック
LEDライトを購入する際は、「ルーメン」という単位に着目して選びましょう。
10~30ルーメン:手元が見える明るさ
50~100ルーメン:足元まで見える明るさ
200ルーメン:50m先まで見える明るさ
暗い場所で行動するなら、最低でも50~100ルーメン、キャンプや登山などでは200ルーメン以上がおすすめです。また、キャンプのメインランタンとして使うなら、1000ルーメン前後が適しています。なお、製品によって照射範囲も異なるので、購入の際にはこちらも確認するようにしましょう。
【2】給電方法をチェック
LEDライトには充電できるタイプと、乾電池を使用するタイプがあります。充電タイプは電源から充電するのが主流ですが、USBを使えるものや、ソーラー式、手動式などで充電できるものもあります。
なかには、充電と乾電池の両方を使える便利な商品もあるので、使用場面や用途を考えて、どのタイプが自分にあっているか検討してみましょう。
乾電池式
乾電池式のいいところは、乾電池さえあれば、電源が確保できない環境でもいつでもすぐに使えるところです。乾電池のコストはかかりますが、防災用品として予備の乾電池とともに用意しておけば、災害時にも使えて便利です。
LEDライトに乾電池を入れっぱなしにしていると、自然放電して液漏れをしてしまうおそれがあります。そのため、定期的にチェックするようにしましょう。
充電式
充電式は電源を確保でき、充電できる環境があればランニングコストが少なくてすむのでおすすめです。最近はUSBで充電できるものもあり、モバイルバッテリーを用意しておくと、屋外など電源がなくて充電できない場所でも長時間使用できます。
またソーラー式での充電や、手動でハンドルを回すことによって充電できるタイプのものもありますよ。これらのタイプは電源がなくても充電できるので、防災用品として備えておくのに適しています。
【3】連続点灯時間をチェック
キャンプなどのアウトドアでの使用時や、地震や停電などの災害時には、ある程度の時間LEDライトを使用し続けることになるので、できるだけ連続点灯時間が長いものを選びましょう。乾電池の交換や、充電の手間が減り、快適に使用できます。
一晩、続けて使用することを考えると、10時間以上連続して点灯できるものがおすすめです。
【4】そのほかの機能をチェック
LEDライトには、災害時などに役立つプラス機能を搭載しているものもあります。ラジオが聞けたり、救助を待つときなどにライトが目立ちやすく点滅する機能があれば便利です。
防水機能がついているものや、遠くを照らせるズーム機能がついているものなど、使用場面と目的を考えて、かしこくLEDライトを選びましょう。
ラジオ機能
地震などの災害時などには、ラジオ機能がついたLEDライトがあると便利です。ラジオ機能があれば、スマートフォンやテレビが使えなくなった場合にも情報を収集できるでしょう。災害時には状況を把握しておくのがとても重要なため、防災用品として備えておくことをおすすめします。
キャンプなどでもラジオ機能がついたLEDライトなら、ラジオ放送を楽しめます。
防水機能
夜釣りやキャンプ、登山など、屋外で使用することが多いなら、急な天候の変化にも耐えられる防水機能がついたLEDライトを選びましょう。雨にも耐えられるものを選ぶなら、「IPX6」以上のものを選んでください。浸水にも耐えられる「IPX7」以上のものもあります。
メーカーの説明によっては、「防滴仕様」や「1mの浸水クリア」などと表記されているものもあるので、確認してみてください。
点滅機能
点滅機能があるLEDライトは、災害時に救助が必要なことを知らせるために使えます。暗闇の中での光の点滅はとても目立つので、声が届かない遠くからでも救援者に見つけられやすくなります。防災用品に加えるなら、ぜひ点滅機能がついたものを選びましょう。
夜道の散歩のときにも、点滅する光ならば車などの運転手にも早めに気づいてもらえて事故を防ぐことができます。
ズーム機能
電灯のない暗い山道を歩くときなどに、遠くまでライトを照らすことができると歩きやすくなります。そんなときにはズーム機能がついたLEDライトを使いましょう。自分の周りだけではなく、道の先まで照らしてくれるので、危険物に気づきやすくなり、暗い夜道を歩くのに適しています。
ズームしたときに5m先、広角照射にしたときに2m範囲を照らせるライトであれば、夜道を歩くときにじゅうぶんな明かりを与えてくれるでしょう。
LEDライトのおすすめ商品
それでは、おすすめのLEDライトをご紹介いたします。
▼おすすめ8選|ペンライト・懐中電灯
▼おすすめ4選|ランタン・ワークライト
▼おすすめ3選|ヘッドライト
▼おすすめ商品の比較一覧表
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ8選|ペンライト・懐中電灯
ペンライト・懐中電灯のおすすめ商品をご紹介します。
ジェントスのハイスペックシリーズ
Maxモードで3200ルーメンを誇るジェントスのハイスペックLEDフラッシュライト。専用リチウムイオン充電池と乾電池の両方が使えるハイブリッドタイプ。ワイドビームで照射距離も405m、アウトドアなどで圧倒的な明るさを実現します。
スタイリッシュで軽量コンパクトなLEDライト
クリップが付属する軽量コンパクトなLEDペンライト。本体のアルマイト処理が美しく、外観はとても洗練されたデザイン。明るさは100ルーメンを確保し暗所での使用にも十分といえます。本体カラーは、レッド以外にブルーとブラックが用意されています。
超小型モデルで携帯性は抜群
キーホルダーにつけていつでもどこにでも持ち運べるプロ仕様のLEDライト。高いライティング性能はそのままにボディがぐっと小型化されました。ヘッドをまわし点灯させると独自技術のレフレクターによる均質なビームが照射されます。軽量化のため、筐体はアルミが採用されています。
1000ルーメンの閃光で護身用としても活躍
SUREFIRE(シュアファイア)はアメリカ生まれのフラッシュライトのブランド。単なる懐中電灯ではなく、強力な光を発することで相手の視界を奪う機能をもち、各国の軍隊や警察に採用されています。
「E2D DEFENDER ULTRA (E2DLU-A)」は、ベゼル直径28.6mm、重さ119gと軽量コンパクトながら、最大1000ルーメンもの閃光を放つことができます。
バッテリーは123Aリチウム電池2本で、連続使用時間はHighモードで2.75時間、通常のLowモード(5ルーメン)では63時間と長時間です。ポケットクリップなどが付属。
強力な光を発することで、護身用として使用することも可能。身を守るためにも使えるLEDライトです。
プロも愛用!タフな環境でこそ実力を発揮する
軍用や消防用、警察の現場最前線などで、制圧用ライトとして使われる「シュアファイア」から発売されているLEDフラッシュライト。本モデルは、手のひらに収まる軽量コンパクトサイズですが、堅牢性や実用性の高さは折り紙付きです。
航空機用アルミ素材や特殊ポリマー素材「Nitrolon」を採用し、高いグリップ性能で確実にターゲットを照らすことができます。
Ledlenser(レッドレンザー)『P5』
▼おすすめ4選|ランタン・ワークライト
ランタン・ワークライトのおすすめ商品をご紹介します。
必要な角度に傾けて現場を明るくワイドに照明!
MakitaのLi-ionシリーズ(リチウムイオンバッテリシリーズ)の中で、充電式LEDワークライトがML801。高輝度LED(0.5W)を12灯搭載し、12灯(約400ルクス)と6灯(200ルクス)の切り替えができるのが便利です。
ライトヘッドは左右45°ごと7段階に回転、さらに30°ごと7段階で折りたたみ可能なので、卓上の置き型ライトや上向きライトなど好きなスタイルで使用できます。収納可能な金属製フックを使えば吊り下げライトにもなります。
電源はスライド式14.4V・18Vのバッテリを底面に設置(バッテリーと充電器は別売)。連続使用時間は12灯で約7時間(リチウムイオンバッテリBL1430使用)。
アイデア次第でアウトドアから作業までさまざまな用途で利用できるLEDライトです。
キャンプ照明で活躍! 充電式携帯用LEDランタン
Prism(プリズム)のクレイモアシリーズは、アウトドアファンに人気の韓国製LEDライト。ULTRA+(ウルトラプラス)のLモデル、1800ULPBKは広い発光面が特徴のモバイルLEDランタンです。
明るさは電球色・昼光色(50〜1,350ルーメン)と昼白色のターボモード(100〜2,700ルーメン)で、ダイヤルでの無段階調光が可能。可動式の金属製ハンドル2本が装備され、付属のSフックで吊り下げることもできます。
連続点灯時間は11〜100時間(電球色・昼光色)、電源はリチウムイオン電池。USB入出力端子を持ち、ライト点灯と同時にスマホなどの充電もできます。もちろん防塵防水(IP44)仕様。
取り外し可能な4つの発光パネルでマルチに使える
Coleman(コールマン)のクアッドマルチパネルランタンは、本体ライトと別に取り外し可能な4つの発光パネルを持つマルチなLEDライト。薄型・軽量な発光パネルは懐中電灯として使えるほか、金属部に固定できるマグネット、可動式ハンドルも搭載しています。
使用電源はアルカリ単一形乾電池×4本または8本。明るさはHigh/Medium/Lowに切り替え可能で、8本で約800ルーメン(High)、パネルは約100ルーメン(High)です。
連続点灯時間は8本で約20時間(High)、パネルは約3時間(High)になっています。
USBポートによってスマホなどの充電もできるので、自宅での防災用装備にもおすすめで、防水仕様(IPX4)です。
▼おすすめ3選|ヘッドライト
ヘッドライトのおすすめ商品をご紹介します。
「LEDライト」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする LEDライトの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのLEDライトの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかの懐中電灯のおすすめはこちら
使用目的や使用シーンを考えて選ぼう
LEDライトと一言でいってもさまざまタイプと種類があります。まずは、使用目的や使用する場所を考えるのが出発点で、その後は使い方次第です。
本記事の選び方やおすすめ商品だけでなく、口コミやレビューなども参考にしながら、必要なLEDライトを購入してくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
「家電・AV機器」「PC・スマホ・カメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。炊飯器を調べたのがきっかけで、家電やガジェット周りに興味が広がる。日々、ネット・雑誌から新商品をチェックするため、欲しい家電が増えすぎてしまう。現在はドラム式洗濯機購入のため貯金中。