フードコンテナーの選び方
トータルフードアドバイザーの内藤まりこさんに、フードコンテナーを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。プロが注目するポイントを、フードコンテナーを選ぶ際に活かしてみてください。
保存したいものがどんなものか
フードコンテナの使用目的は、作り置きのおかずや常備菜を保存したり、乾麺や乾物、茶葉など湿気に弱い食品を保管したりと、さまざまにありますよね。料理を保存する場合に注目したいポイントは、保存性とクリア感、洗いやすさです。
日々の料理を一時的に保存するような場合、ステンレスやホーローなどの金属製は熱伝導にすぐれているため、冷蔵庫で冷やされやすく保存性が高くなります。ひと目でなにが入っているかわかるガラスなどの透明なタイプや、パッキンまでかんたんに分解して洗浄できるものも望ましいでしょう。
また、乾物の保存には、湿気が入らないような密閉性と収納力が大切ですね。
形状はどうか
形状にも選ぶポイントがあります。角があるようなスクエアタイプは冷蔵庫や棚で重ねて収納できるので、省スペースになりうれしいですよね。とくに、同じメーカーから展開されているシリーズを選ぶと、大小のフードコンテナもきちんと収まるようなものが多いです。
また、丸いタイプはシチューやカレー、肉じゃがなど汁ものを入れるのにおすすめです。お皿に移す際には、角がないため最後まできれいに移しきることができますし、電子レンジ対応のものはスクエアタイプよりも熱が均一にまわりやすいです。
レンジやオーブン対応か
こちらの商品は電子レンジ対応なので、保存した汁ものを容器のまま温めることができます。フタがスクリュータイプで密封性が高いのもポイント。
食品を保存する際に大切なポイントは、電子レンジやオーブンに対応するのか、ということです。おもに料理の保存容器として使用することが多い場合、カレーやシチューなどをそのまま温めなおしができると、お鍋を洗う家事をひと手間減らしてくれます。
また、ガラス製品は電子レンジのほかオーブンに対応しているものもあります。例えば、グラタンやラザニアなどは、あえてガラス製のフードコンテナーに作り、オーブンで焼いてそのまま食卓へ。残ったものはフタをして冷蔵庫で保存できるので便利ですね!
ステンレスやホーローは金属製のため、電子レンジでは使用できません。しかし、ホーローはオーブンや直火調理に対応しているので、生活シーンを思いうかべながら選んでみましょう。
サイズやパッキンの有無も確認しよう! トータルフードアドバイザーよりアドバイス
フードコンテナーは、同じ種類で複数のサイズが展開されていることも多いです。ご自宅に収納するスペースが限られている場合、サイズ別タイプを選ぶと収納の際にスタッキングができ、ひとつにまとめられて便利です。
また、フタにパッキンがついているタイプは、料理の作り置きなどでフードコンテナーを使用する場合に、比較的液体がもれにくいのでおすすめです。こちらも選ぶときのヒントにしてみてください。
フードコンテナーおすすめ5選 トータルフードアドバイザーが厳選!
うえで紹介したフードコンテナーの選び方のポイントをふまえて、トータルフードアドバイザーの内藤まりこさんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。どういったシーンで使いたいのかを意識しながら、商品の詳細をチェックしていきましょう。

スクリュータイプのフタで密閉性がアップ
フードコンテナーというと「ジップロック」が頭に浮かぶほど種類も豊富で、スーパーの生活用品売り場などでもよく見かけますよね。こちらはフタがスクリュータイプなので、密閉性が高く汁ものもこぼれにくいところがポイントです。
また、湿気を嫌うコーヒー豆などの保存にもおすすめで、冷凍保存も可能です。フタをつけたまま電子レンジの使用ができるので、移しかえの必要もありません。
材質 | プラスチック |
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サイズ | 縦118×横118×高さ80mm |
内容量 | 473ml |
レンジ・オープン対応 | 電子レンジ、オーブンレンジ使用可能 |
材質 | プラスチック |
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サイズ | 縦118×横118×高さ80mm |
内容量 | 473ml |
レンジ・オープン対応 | 電子レンジ、オーブンレンジ使用可能 |

匂いが残りにくいガラス製
ガラスメーカーのiwakiから販売されている、ガラス製のフードコンテナーです。
ガラスメーカーならではの耐熱性のあるガラス素材なので電子レンジ調理ができます。また、フタをとることでオーブン調理が可能なのも特徴。クリアでかわいらしい見た目なので、食器としてそのまま食卓に出せるのもうれしいですよね。ただ、フタの密閉性はあまりないので、汁ものを入れる際は注意しましょう。
材質 | 耐熱ガラス、ポリカーボネート |
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サイズ | 径167×高さ80mm |
内容量 | 1300ml |
レンジ・オープン対応 | 電子レンジ可能 |
材質 | 耐熱ガラス、ポリカーボネート |
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サイズ | 径167×高さ80mm |
内容量 | 1300ml |
レンジ・オープン対応 | 電子レンジ可能 |

ホーロー製で幅広いおかずに使える
野田琺瑯は名のとおりホーローのメーカーです。ホーローはガラスに鉄を配合したもの。素材が熱や酸、塩分に強いのでさまざまな用途に使うことができます。
熱伝導がよく、冷凍やオーブン加熱、容器のまま直火にかけることが可能。素材の性質上ニオイうつりも少ないことが特徴です。
白を基調としたシリーズ展開で、シンプルで、清潔感も感じられますね。
材質 | ホーロー、EVA樹脂 |
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サイズ | 幅103×奥行き154×高さ57mm(Sサイズ) |
内容量 | 500ml |
レンジ・オープン対応 | オーブン使用可能 |
材質 | ホーロー、EVA樹脂 |
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サイズ | 幅103×奥行き154×高さ57mm(Sサイズ) |
内容量 | 500ml |
レンジ・オープン対応 | オーブン使用可能 |

4点どめでしっかりと密封できる
イギリス生まれのキッチンブランドであるジョセフジョセフからは、4点どめ式のフードコンテナーを紹介します。
おすすめしたいポイントは、海外ブランドならではのカラフルさです。容量によってオレンジやむらさきなど、カラーが異なるため、分解して洗浄した後もフタ・パッキン・本体のマークが同じ色なので使用する際にパッと見分けることができて使いやすいです。
ほかのサイズをすべてきれいにスタッキングできるため、収納もコンパクトになります。
材質 | ポリプロピレン、シリコンゴム |
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サイズ | 幅195×奥行150×高さ77mm(Lサイズ) |
内容量 | 1100ml |
レンジ・オープン対応 | 電子レンジ可能 |
材質 | ポリプロピレン、シリコンゴム |
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サイズ | 幅195×奥行150×高さ77mm(Lサイズ) |
内容量 | 1100ml |
レンジ・オープン対応 | 電子レンジ可能 |

ステンレス製のフードコンテナー
ステンレス製品の産地・新潟県燕三条市にある工房アイザワのフードコンテナーは、男性にも支持されるようなシンプルなステンレス製のもの。
熱伝導率がいい金属製なので、冷蔵庫に入れた際の保存性がグンとアップします。また、ゴムパッキンがついているので、汁もれがしにくい構造になっています。さらにパチンととめる金具がかわいらしく、見栄えもいいですね。深さがあるので、汁物の保存などにも向いています。
材質 | ステンレス、シリコンゴム |
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サイズ | (約)幅190×奥行150×高さ80mm(Lサイズ) |
内容量 | (約)1500ml |
レンジ・オープン対応 | × |
材質 | ステンレス、シリコンゴム |
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サイズ | (約)幅190×奥行150×高さ80mm(Lサイズ) |
内容量 | (約)1500ml |
レンジ・オープン対応 | × |
【番外編】スープジャーおすすめの3選 汁物の持ち運びに最適!
ここからは、汁物の持ち運びに最適なスープジャーを、番外編としてご紹介します。
熱いものも冷たいものも安心して持ち運べる
ステンレス製魔法瓶構造なので、冷たいものから温かいものまで、おいしく食べられる温度で持ち歩けるところが特徴です。保温力は55℃以上を約6時間、保冷力は12℃以下を6時間キープするできます。いつものお弁当にスープやカレーなど、体を温めてくれるおかずをプラスしたいときに便利ですよ。
また、フタとパッキンはシンプルな構造になっていて、取り外すして食洗器で洗えるため、お手入れかんたんな点もうれしいポイントです。
材質 | ステンレス鋼、ポリプロピレン |
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サイズ | 幅70×奥行70×高さ105mm |
内容量 | 200ml |
レンジ・オープン対応 | × |
材質 | ステンレス鋼、ポリプロピレン |
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サイズ | 幅70×奥行70×高さ105mm |
内容量 | 200ml |
レンジ・オープン対応 | × |
アウトドアブランドのオシャレな商品
アウトドア総合ブランドから発売されているオシャレな商品です。豊富なカラーバリエーションと持ち手つきのデザインが目を引きます。
本体はダブルステンレス構造となっており、保冷保温ともに向いています。保温力は58℃以上で約6時間、保冷力は13℃以下で約6時間維持できるところが特徴。季節に応じたスープやカレー、おかずを手軽に持ち歩けます。
また、開口しやすいスクリュー栓に、食べやすい広口タイプとなっているところも特徴。扱いやすいので、今のお弁当箱にプラスしてみてもいいでしょう。
材質 | ステンレス銅、ポリプロピレン、シリコンゴム |
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サイズ | 幅90×奥行90×高さ108mm |
内容量 | 280ml |
レンジ・オープン対応 | × |
材質 | ステンレス銅、ポリプロピレン、シリコンゴム |
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サイズ | 幅90×奥行90×高さ108mm |
内容量 | 280ml |
レンジ・オープン対応 | × |
牛乳瓶をモチーフにしたキュートなデザイン
パステルカラーがキュートな、牛乳瓶モチーフのフードコンテナーです。持ち歩きやすいサイズ感なので、お弁当箱代わりや水筒代わりに使いやすいところがポイント。
本体は真空二重構造となっており、保温力、保冷力ともに高くなっています。季節にあわせて、温かいスープや冷たいデザートなどを持ち歩きましょう。
また、広口タイプとなっているので具材が多いスープなどが入れやすいのはもちろんのこと、毎日のお手入れがしやすいところも魅力的です。
材質 | ステンレス、ポリプロピレン、シリコンゴム |
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サイズ | 径90×高さ100mm |
内容量 | 300ml |
レンジ・オープン対応 | × |
材質 | ステンレス、ポリプロピレン、シリコンゴム |
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サイズ | 径90×高さ100mm |
内容量 | 300ml |
レンジ・オープン対応 | × |
「フードコンテナー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする フードコンテナーの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのフードコンテナーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
お弁当代わりに使うときのポイント ここもチェック!
フードコンテナーを選ぶときに、ほかに知っておくといいポイントを紹介します。
お弁当箱代わりになるオシャレなフードコンテナーも
フードコンテナーには、用途にあわせて選べる多種多様な商品があります。おかずや調味料、食材を保存する容器としてだけでなく、なかにはお弁当箱の代わりとして使用できる商品も。
このタイプの商品は内側が魔法瓶となっているものが多く、一定の温度を保てるところが特徴です。そのため、寒い季節には温かいスープやおかずを、暑い季節には冷たいデザートやサラダを持ち歩きたいときに重宝します。
携帯しやすいコンパクトな商品も多いので、使用しているお弁当箱にプラスして使うこともできます。
お弁当代わりに使うときには保温力やフタの形状をチェック
お弁当箱代わりに使うフードコンテナーを選ぶときには、2つのポイントに注目してみましょう。
まずは、保温力です。一定の温度をどれくらい保てるかによって、持ち歩き時間やフードコンテナーの中身を考慮しなければいけません。どのくらいの温度を何時間程度保てるかをチェックしておくと、使いやすくなります。5時間~6時間程度の保温力があれば、ランチタイムまで適温がキープできます。
また、使いやすさを左右するフタの形状もチェックしたいポイント。広口タイプのものは食べたり飲んだりしやすいだけでなく、すみずみまでスポンジが届くのできれいに洗うことができます。
そのほかのフード収納関連の記事はこちら 【関連記事】
用途や収納スペースに合わせて使い方やすいフードコンテナーを選びましょう
トータルフードアドバイザーの内藤まりこさんへの取材をもとに、フードコンテナーの選び方とおすすめのフードコンテナーをご紹介しました。
フードコンテナーは種類が豊富で、用途によって適する商品が異なります。作り置きおかずの保存やお弁当箱の代わりなど、目的にあわせた使いやすい商品を選びましょう。電子レンジ可能や保温効果など、用途ごとに重視すべき機能もちがいます。
また、使い終わった後に、どのように保管しておくかも重要なポイント。無駄なスペースを取らないよう、収納しやすい商品を選ぶことも大切です。ぜひ、気になるフードコンテナーを見つけて、ライフスタイルに取り入れてみてください。
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