ベビースノーウェアの選び方
ママライターの武田優希さんに取材をして、ベビー用スノーウェアの選び方のポイントを教えていただきました。形や機能をよくチェックすることが大切です。ぜひベビー用スノーウェア選びの参考にしてください。
ウェアの形で選ぶ
ベビー用スノーウェアにはつなぎタイプとセパレートタイプがあります。形に注目して選びましょう。
つなぎタイプは着脱させやすいものを選ぶ
オムツ交換や着替えのとき、じっと待ってはくれないのが赤ちゃん。多くのパパママにとって「着脱させやすいスノーウェアか」という点は気になるポイントですよね。ベビー用スノーウェアで着脱させやすいデザインとして、「フロント部分がななめに開くファスナー」と「股下を全開できるファスナー」とがあります。
一概にどちらがすぐれているということはありませんが、赤ちゃん向けなのが、上下がつながっているつなぎタイプです。転んでも雪が入りにくい構造になっています。いろいろなウェアの機能性などと比較しながら、理想に合うデザインを検討するといいでしょう。
成長すればセパレートタイプも視野に

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赤ちゃんが成長して、動きが活発になれば上下のわかれているセパレートタイプも選択肢に入ります。セパレートタイプはつなぎタイプよりも動きやすいため、成長してスキーやスノーボードを楽しむようになったときにも使えます。
また、つなぎタイプだとデザインの好みが出てきて子どもが着るのをいやがったときも、セパレートタイプなら上下で別々のコーディネートができるメリットもあります。
長く着せたいならサイズ調整できるものが便利◎

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ベビー用スノーウェアは、つなぎタイプ、セパレートタイプともにサイズ調整できるものもあります。子どもは成長が早いため、できるだけ長く着せたいときにはサイズ調整できるかもチェックしてみましょう。
つなぎタイプの場合は股下と丈の長さを調節できるものが多いです。セパレートタイプはサスペンダーやマジックテープで調節できるタイプが多くなっています。
どんな機能なのかをこまかくチェック 耐水圧が高いものがおすすめ!
「スノーウェア」として販売されている商品に、保温性が低く撥水・防水加工がまったくされていないものはありません。どの機能も、スノーウェアには最低限必要な機能だからです。もちろん、商品によって機能の質は異なります。
商品を選ぶときには、たとえば「撥水性があります」だけではなく「みぞれ混じりの雪でも濡れるのを防ぐよう撥水加工を施しています」という具体例を伴う説明文があるものだとよいでしょう。
さらに、耐水圧が高いものがおすすめ。耐水圧とは、生地に染みこもうとする水の力にどれだけ耐えられるかを数値化したものです。ブランドによっては独自開発されたテクノロジーもあるので、比較するポイントになるでしょう。
雪の侵入を防ぐ機能に注目

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スノーガードとは、袖口や裾口から雪が入らないようゴムなどで防止する機能のことです。ベビー用のスノーウェアにはスノーガードがついているものが多いですが、やはりスノーガードはあるほうが望ましいでしょう。というのも、ウェアのなかに雪が入らなかったとしても、風が入るので保温性にも影響する場合があるからです。
雪が入ってしまうとインナーが濡れるため、赤ちゃんはも不快に感じますが、着替えが必要になるとパパやママにとっても手間がかかってしまいます。できるだけ、スノーガードがついているウェアを購入しましょう。
ベビースノーウェアのおすすめ8選 コロンビア・ノースフェイスなどの人気ブランドも!
ここまで紹介したベビー用スノーウェアの選び方をふまえて、ママライターの武田優希さんとママ編集部が選んだイチオシ商品をご紹介!
小物もお揃いにできる女の子向けのスノーウェア
胸元のファーが可愛い、女の子むけのスノーウェアです。別売りにはなりますが、同じ柄のグローブ・ブーツ・足カバーがありますので、揃えてみるのもおすすめ。生地は、表地・裏地・中綿ともにポリエステルで、撥水加工がされているので、雨や雪にも対応できます。内側は袖以外フリース生地になっており、暖かさを保てるようになっていますよ。
袖口と足首部分にはゴムが入っており、スノーガードもついていますので安心して雪遊びができます。
ふわふわのファーフードが可愛い!
ふわふわのファーフードが、可愛くて暖かそうなベビースノースーツです。取り外しが可能なので、雪遊びをして汚れたときも簡単に外して洗えますよ。洗う際は、30度のぬるま湯で手洗いし、 干して乾かしましょう。また、ドライクリーニングができないので注意する必要があります。
ファスナー部分は、首元からお尻まで繋がっており、オムツ替えも簡単にできます。トイレができる子も、ジップを全開すれば着用したまま排泄が可能ですよ。

独自のテクノロジーが暖かさをキープ
スポーツウェアのブランドである「コロンビア」のスノーウェアは、独自開発した「オムニシールド」という撥水テクノロジーが施されています。通常の生地より3~5倍の速乾性があり、雨や雪だけでなく汚れもつきにくいすぐれた機能です。積雪のなかでもウェアに染みにくく保温性を保てそうですね。
スノーガードは、袖口と裾先をそれぞれ折り返すことで雪がウェアのなかに入るのを防いでくれるつくりです。頭から足もとまで暖かくしてくれ、脱ぎ着しやすいのでおすすめ!

ウォータープルーフ素材だから安心して雪遊びできる
防水透湿性に優れたウォータープルーフ素材を用いた中綿入りのスキースーツです。顔まわりや袖口はフィット感を高めるゴム仕様に、足元にはゲイターを装備し雪や雨の侵入をブロックしてくれるので、雪遊びも安心!コロンビアらしいアウトドアシーンにピッタリのデザインもおしゃれ! ママとパパとブランド合わせしてコーデするのもおすすめですよ。

雪や雨をシャットアウト、保温性と快適性も抜群!
50年前にスキー用品やバックパックを取り扱う小売店としてはじまった「ザ・ノース・フェイス」のスノーウェアは、機能性も先進的。「ハイベント」加工のナイロン素材は、防水しながら内側にこもった汗を排出し、ムレを防いでくれます。保温性と快適性の両方が気になるパパ、ママにおすすめです。裾先と袖口はゴムなので、雪がウェアのなかに入りづらいでしょう。
また、股下部分はファスナー式で全開できるので、ウェアを着用したままオムツ替えやトイレを済ませることができます。とくにトイレで排泄ができるようになったばかりのときは、尿意をぎりぎりに伝えてくることがあるので、ファスナー式なのはうれしいポイントですね。

バートン『Toddler Burton Buddy Bunting Suit』
保温性を高めつつ、ムレにくく動きやすい
ウェアとフードは一体型で、フードをかぶると耳まですっぽり覆ってくれるつくりになっています。このウェアがあれば、帽子を別購入しなくてもいいので、一石二鳥ですね。
また、袖口と裾先をくるんと折り返せば手足の先まで包み込めるので、新生児から着用できます。レジャー目的というよりは、冬の時期に寒さが厳しい地域に住んでいて、日常的に着用することを想定している人にとくにおすすめです。
「THERMACOREインサレーション」という素材を使用しており、保温性を高めながら、ムレにくさや動きやすさにも考慮されています。まだ寝返りをうてない赤ちゃんでもムレにくく、快適に過ごすことができそうです。
防寒対策として着るのがおすすめ
布地がやわらかく、コットンのような肌触り。着ている子ども自身も、触り心地のよさに満足するでしょう。こちらのウェアの袖口と裾口にはゴムが入っていますが、雪遊び用というより防寒対策として着るタイプのスノーウェアです。特に、寒さが厳しい地域での生活着としておすすめします。
付属として、手袋と足袋がつきますので、ウェアと一緒に身につけてしっかり防寒対策しましょう。色合いが4色展開されていますので、好きな色を見つけてくださいね。

高耐水性で長時間でも快適
「フェニックス」のスノーウェアの特徴は、なんといっても耐水性がすぐれている点です。一般的なベビー用のスノーウェアは耐水圧2,000mmのものが多いですが、「フェニックス」だと1万mm。雪のなかで思い切り遊んでも、雪が染みこみにくいので快適に遊ぶことができるでしょう。
袖口は調節可能なので、ウェアのなかに雪が入るのをしっかり防止できます。一方、手を洗いたいときにはさっと腕をまくりやすいデザイン。裾先はゴムなのでブーツに密着させることができ、こちらもウェアのなかに雪が入りにくいつくりになっています。
さらに、腕と足の部分は長さを調節できるヒモがついているので、活発に動きはじめる1歳半以上の乳幼児にとくにおすすめしたい商品です。
「ベビー用スノーウェア」のおすすめ商品の比較一覧表
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「機能性」と「価格」のバランスを考慮して ママライターからのアドバイス
積雪が日常的な地域に住む場合、冬場は毎日のように着せるという方は多いです。一方で、ふだんはアウターでこと足りるけれど、降雪する日や観光・レジャーのみで着用することを想定して購入を検討している方もいるでしょう。
前者であれば年間約120日程度、後者であれば年間1~10日程度と着用する機会が大きく異なります。すると必然的に、耐水性・保温性・サイズ調節機能など、最低限必要と思う機能も変わるでしょう。それに伴い、価格も異なります。
兄弟姉妹がいればなおのこと安い買い物ではないので、「ほしい機能」と「実際に必要とする機能」とを分けて考えるといいかもしれません。
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施設保育士として、被虐待児や発達障害児を含む0〜18歳の幅広い年齢の子どもと多く関わる。またその保護者へ、育児相談だけではない実践的な養育支援を含む生活基盤確立のためのあらゆる支援を行い、後に社会福祉士を取得。 全国転勤族で、帯同に伴う転職で企業主導型保育園や小規模保育園での勤務経験もあり。 保育士人材紹介会社のコラムを執筆担当中。 また転勤族の妻向けのブログを運営し、育児情報を中心に赴任地の様子を発信している。三児の母。