仕事用デスクトップPCの選び方 ITライターが教える
ITライターの海老原 昭さんに、仕事用デスクトップPCを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
(1)性能で選ぶ
ビジネス向きのPCは、例えばゲーム用PCのように強力なGPUを積む必要はありませんし、CPUもそこまで強力なものである必要はありません。最低限、メールや書類作成ができる性能があればじゅうぶんという考え方もあります。
ただし、Windows 10が動作するギリギリの性能では、アプリの起動やファイルの開閉程度ですら結構な時間がかかってしまうため、仕事の効率を下げてしまいす。多少余裕のある性能にしましょう。操作が快適なPCの条件としては、CPUはCeleron系でも構わないですが、メモリは4GBではなく、8GB以上(できれば16GB)搭載すると、大きなファイルを開いたり、複数のアプリを起動していても処理に余裕が出ます。
(2)設置時のサイズやセッティングしやすさで選ぶ
デスクトップPCは一般にサイズが大きく、タワー型などはデスクトップといいつつも、足元に置いて使う人も多いほどです。大きいおかげで冷却がしやすかったり、ドライブ類をたくさん増設できるといったメリットもありますが、仕事用のPCではそこまで拡張する必要がないケースも多々あります。
机の上に置いても邪魔にならない程度のコンパクトなサイズのPCは、仕事用のPCとして注目すべき存在です。コンパクトなものにはスリムケースや小さなミニPCも含まれます。ただし、この場合は拡張性がほぼ完全に排除されてしまうので注意が必要です。また、配置換えなどで移動することもありますから、設置が容易なディスプレイ一体型のPCも選択肢に入ります。
(3)サポート体制で選ぶ
スペックに現れない部分なので判別が難しいのですが、ビジネスで使用するPCは万が一の故障時に、迅速で確実なサポート体制があるかどうかも重要なチェックポイントです。
一般に、国内に修理拠点がある国内メーカーはサポート体制に定評がありますが、海外メーカーでも修理拠点を日本に置くなどして迅速な対応を実現しているところもあるので、実際にどれくらいの期間で修理を受けられるのかなどを確認しておくといいでしょう。また、保証期間の長さや延長保証などの制度面もよく確認してみましょう。
仕事用デスクトップPCおすすめ3選 ITライター厳選
ここまで紹介してきた仕事用デスクトップPCの選び方のポイントをふまえて、海老原 昭さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

ディスプレイに隠れる超省スペースPC
DELLのビジネス向けブランド「Optiplex」シリーズの最新モデルとなる、省スペースPCです。非常に特徴的な形状で、ディスプレイの裏側にある「VESAマウント」に取り付けるか、専用のスタンドに内蔵される形で運用します。ディスプレイや壁に取り付けておけるのでデスクの上でPCが占める面積はゼロになり、広く作業用スペースを確保できます。
一体型PCの感覚で使えますが、ディスプレイは必要や予算に応じてアップグレードできますし、逆にディスプレイはそのままでPC側を交換することも容易です。本機は、Core i5と8GBのメモリ、256GBのSSDを搭載しており、スペック的には十分です。Windowsは標準でWindows10Pro版を装備。最新コンセプトのPCでスマートに仕事をしてみたい、という人におすすめです。
一体型デスクトップパソコン
高性能オールインワンデスクトップPCです。YAMAHAサウンドシステムを搭載しており、臨場感あふれるサウンドを楽しむことができます。360°スピーカー機能を利用すれば、様々な角度から正面と同じようなクオリティの音を聞くことが可能。
画面の高さと角度を自由に調整でき、高視野角のIPS液晶を採用。斜め方向から見ても、綺麗な映像をご覧いただけます。
場所を選ばず設置できる薄型設計の一体型
設置場所を選ばないスリムな本体に、インテル Core i3-1215U、8GBメモリ、512GBのSSDなどを搭載した23.8インチ液晶一体型モデル。
周囲の雑音を軽減するAIノイズキャンセリング機能を備えており、ビデオ通話も快適に行えます。HDMI出力/入力のどちらも搭載しているので、ノートPCを接続して大画面ディスプレイに映し出すことも可能。
仕事に欠かせない「Microsoft Office Home and Business 2021」も標準搭載しています。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする デスクトップ 仕事用の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのデスクトップ 仕事用の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
Windowsのバージョンや種類も確認 エキスパートからのアドバイス
Windows 10には家庭用の「Windows 10 Home」に加えて、セキュリティやネットワーク機能が強化された「Windows 10 Pro」があり、さらに法人向けにはWindows 10 Pro for Workstations、Windows 10 Enterpriseといったエディションも販売されています。
普通にソフトを使う上では大きな差はありませんが、会社にPCを持ち込んで使うような場合、Proエディションにはネットワーク上のPCを管理する際に使う「ドメインに参加」という機能があるため、ネットワーク管理者からOSのエディションが指定されている場合があります。
会社で使わないとしても、Proエディションには遠隔アクセスを可能にする「リモートデスクトップ」や、ストレージを暗号化する「BitLocker」といったビジネス向けに便利な機能があるので、Proを選択できる余地があるほうがいいでしょう。
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