灯油ポンプの選び方 電動なら時短も
カージャーナリストの松村 透さんに、灯油ポンプを選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。

Photo by Nico Jacobs on Unsplash
もともとは灯りをつけるための油のことを「灯油」といわれていたようです。
灯油を汲むために必要な灯油ポンプはどのような点を見ながら選べば良いのでしょうか?
手動か電動か、用途を見極めよう
カージャーナリスト
電動ポンプをメイン、災害時の予備用に手動を持つ
灯油ポンプを選ぶうえで、大きな分岐点がここです。それぞれに一長一短があります。そこでおすすめしたいのが、使用頻度が高い場合は「通常は電動タイプを使い、予備で手動タイプを持っておく」という考え方です。
電池が切れたときに限って灯油を補充しなければならない、災害時でも確実に給油したい場合などの「万が一の際に備えて予備」として手元に置いておくと安心です。まさに、備えあれば憂いなし、ですね。
工進『ペコペット(PH-10)』
昔ながらの手動式で電池いらず。価格もお手ごろなので、いざというときの備えに1本!
>> 楽天市場で詳細を見る灯油ポンプは「価格=使いやすさ」に直結する
カージャーナリスト
多少高価だが電動タイプがおすすめ
手動タイプは安価で購入できる反面、自力で灯油をタンクまで送りこまなければなりません。電動タイプは電池を交換する手間はあるものの、スイッチひとつで済ませることができます。実際に使ってみて、圧倒的に便利なのはいうまでもなく後者です。
使用頻度が高い場合、多少高価でも電動タイプを選ぶことを強くおすすめします。なぜなら、灯油を保管している場所の多くが寒いところであり、短時間で済ませられた方がよいからです。
工進『ママオート(EP-305L)』
スイッチひとつで12L/分の速さで給油できる電動タイプ。LEDライト付で暗いなかでも作業できる。
>> Amazonで詳細を見る電動タイプを選ぶなら自動停止機能は必須
カージャーナリスト
電動タイプの便利さを知ると手動には戻れない!
電動タイプの灯油ポンプの便利さを知ってしまうと、もう手動タイプには戻れません。それくらい手間がかからなくなります。
ただ、電動タイプの場合、自動停止機能は必須です。この機能がないと、給油中に油断していたらタンクから灯油があふれだして漏れてしまう可能性があります。灯油が床にこぼれると、拭き取りが大変なだけでなく、長時間にわたって臭いが残るので要注意です。
センタック『ファインポンプセット(CP-21C)』
灯油タンクに直接取り付けられるので臭いが気にならずに給油できる。もちろん自動停止機能付き。
>> Amazonで詳細を見る「ポンプストッカー付き」だとさらに便利!
カージャーナリスト
ポンプストッカー付きだと灯油が逆流しても安心
電動タイプで多いのが、給油が終わったときに灯油が逆流すること。受け皿になるものがないと、床に灯油がこぼれてしまいます。
そこで便利なのが「ポンプストッカー付き」タイプの灯油ポンプ。灯油が逆流しても安心ですし、灯油缶に取りつけられるタイプであればポンプの置き場所に困ることもないので便利かつ安心です。ただし、ポンプストッカーのなかに逆流した灯油がたまっていると、結果として漏れ出すことがあるので、定期的にチェックするようにしてください。
灯油ポンプおすすめ7選 こぼれたり、漏れたりしないものを
ここまで紹介した灯油ポンプの選び方のポイントをふまえて、カージャーナリストの松村 透さんに選んでもらった、おすすめ商品を紹介します。

工進『ペコペット(PH-10)』

出典:Amazon
タイプ | 手動 |
---|---|
サイズ | - |
重量 | - |
使用電池 | - |
自動停止機能 | - |
吐出量 | 6.7L/分 |
その他、機能 | - |

徳信洋行『灯油ポンプ手動式(DP-16-1)』

出典:Amazon
タイプ | 手動 |
---|---|
サイズ | 全長610mm(吐出ホース:670mm) |
重量 | 415g |
使用電池 | - |
自動停止機能 | - |
吐出量 | 約12L/分 |
その他、機能 | タンク固定用キャップ付 |

タカギ『ポリカンポンプ(D089RF)』

出典:Amazon
タイプ | 手動 |
---|---|
サイズ | 200×320×100mm |
重量 | - |
使用電池 | - |
自動停止機能 | - |
吐出量 | - |
その他、機能 | 直付け型、ポンピング方式、ガンノズル、ホルダー付き |

工進『ママオート(EP-305L)』






出典:Amazon
タイプ | 電動 |
---|---|
サイズ | - |
重量 | - |
使用電池 | 単3電池 |
自動停止機能 | 〇 |
吐出量 | 12L/分 |
その他、機能 | LEDライト装備 |

センタック『ファインポンプセット(CP-21C)』










出典:Amazon
タイプ | 電動 |
---|---|
サイズ | 44×20×6.5cm |
重量 | - |
使用電池 | 単3電池 |
自動停止機能 | 〇 |
吐出量 | 約10L/分 |
その他、機能 | 収納ケース付き |

工進『ママオート(EP-503FB)』
![工進灯油ポンプママオート乾電池式EP-503FB[灯油専用]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/lamd/cabinet/image57/497177022323_1.jpg)
![工進灯油ポンプママオート乾電池式EP-503FB[灯油専用]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/lamd/cabinet/image57/497177022323_2.jpg)
![工進灯油ポンプママオート乾電池式EP-503FB[灯油専用]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/lamd/cabinet/image57/497177022323_1.jpg)
![工進灯油ポンプママオート乾電池式EP-503FB[灯油専用]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/lamd/cabinet/image57/497177022323_2.jpg)
出典:楽天市場
タイプ | 電動 |
---|---|
サイズ | - |
重量 | - |
使用電池 | 単3電池 |
自動停止機能 | 〇 |
吐出量 | 8L/分 |
その他、機能 | 灯油かん固定式、ブザー付き |

センタック『スーパーポンプ直付(SP-300F)』

出典:Amazon
タイプ | 電動 |
---|---|
サイズ | 全長445mm(吐出ホース:590mm) |
重量 | 270g |
使用電池 | 単1電池 |
自動停止機能 | 〇 |
吐出量 | 10.5L/分 |
その他、機能 | 直付け型 |
「灯油ポンプ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 灯油ポンプの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの灯油ポンプの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
カージャーナリストの「ここがポイント」 灯油ポンプ選びに迷ったら……
カージャーナリスト
灯油を給油する際、たいてい周囲は寒いことを念頭に
灯油ポンプを選ぶ際、手動タイプor電動タイプどちらを選ぶかは好みと予算次第でしょう。改めてお伝えしたいのが「灯油を給油するとき、たいてい周囲が寒いこと」を意識して灯油ポンプを選ぶようにしてください。それはつまり「簡単かつスムーズに、スピーディかつ確実に給油する必要がある」ということです。
あまりの寒さに風邪をひいてしまったら元も子もありません。少しでも手間いらずにするための予算は惜しまず、寒い季節を乗り越えていきましょう!
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/07/17 コンテンツを一部修正しました(マイナビおすすめナビ編集部 花島優史)
※2020/09/08 コンテンツ追加のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 福本航大)
輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。 その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。 また、輸入車専門の自動車メディア・カレントライフの編集長を務める。現在の愛車は、2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーランと1970年式の古いドイツ車。妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。