風呂水ポンプを使うメリットとは? お風呂の残り湯を使える!
風呂水ポンプは、洗濯でお風呂の残り湯を再利用するときに便利なアイテム。使うメリットは大きく2つです。
■メリット1:洗いにかかる水を節約できるので水道代を安く抑えることができる
■メリット2:水道水よりもあたたかい水で洗えるので、洗濯物の汚れが落ちやすい(風呂の残り湯の保温状態にもよります)
ただし衛生上の観点から、残り湯は洗いにのみ使い、すすぎには使わない、また入浴後のお湯が冷めてしまう前に使うほうがよいでしょう。
風呂水ポンプの選び方 ホースの長さや吐出量、便利機能をチェック!
家事ライターの藤原寿子さんのアドバイスをもとに、風呂水ポンプ(バスポンプ)の選び方を紹介します。ポイントは下記のとおり!
【1】吐水量
【2】ホースがセットになっているか
【3】ホースの長さ
【4】便利な機能(タイマー・水位センサー)
【5】収納しやすさ
上記のポイントをおさえることで、より具体的に自分に合う風呂水ポンプ(バスポンプ)を選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】吐水量の数値が大きいほど、短時間で汲み上げられる!
吐出量とは、1分あたりに吐き出す水の量のこと。数字が大きいほど、くみ上げるスピードが速くなります。つまり、吐出量が大きいほどポンプを使う時間が短くなるということ。
8kgのタテ型洗濯機の場合、洗濯時の水量はおよそ100L。吐出量が毎分8Lのものだと、およそ13分かかります。
【2】ホースがセットになっているものがおすすめ
バスポンプは、ポンプで浴槽からくみ上げた水をホースを使って洗濯機に入れます。ホースつきのものなら、購入してすぐに使えるのでおすすめです。
ホースを固定するパーツが付属しているものを選べば、洗濯機の蓋(ふた)などでホースを押さえておく必要がないですよ。
【3】必要なホースの長さを確認する
バスポンプを買う前に、必ず浴槽と洗濯機の距離を測りましょう。バスポンプの付属のホースは3~4mのものが多いですが、ホースの長さが足りないようなら、別のホースを購入する必要があります。
使用できるホースの径は各メーカーサイトに記載されています。
【4】あると便利な機能で選ぶ
風呂水ポンプには、水を汲み上げるだけでなく、さらに使い勝手がUPする便利機能がついている商品もあります。
タイマー機能|汲み上げ中にほかの作業ができる!
ほかの家事をしながらバスポンプを使ってお風呂の水を洗濯機に入れる場合は、タイマー機能があると便利です。自動で停止するので、水量調整がしやすいです。
タイマー機能がない場合は、自分で水量をチェックする必要があります。
水位センサー機能|適切な水量で自動的に止まってくれる
水位センサーもあると便利な機能のひとつ。この機能があると、適切な水量で自動的にストップしてくれるので、水を入れすぎてしまう心配がありません。
タイマー機能と同様、水位センサーがあれば汲み上げ中にほかの作業ができます。無駄に水を多く使うこともなくなるので、よりエコになります。
【5】収納しやすいものを選ぶ
バスポンプは、給水に使うもの。洗濯が終わった後は使用しません。出しっぱなしにしておくと、ホースが引っ張られたり、傷ついたり、穴が開いたりすることもあります。ホースが傷むと風呂水を吸い上げられません。使用しないときは収納しておくことをおすすめします。
コンパクトなもの、収納ボックスがあるもの、コードとホースがまとまりやすいものなど収納しやすい工夫が施されているものがおすすめです。
風呂水ポンプのおすすめ6選 収納に便利なものやホースがセットのものも!
ここまで紹介した選び方のポイントをふまえ、 風呂水ポンプのおすすめ商品をご紹介します。

コードとホースが一体ですっきり使える
ポンプ、電源器、ホースがセットになった洗濯機専用お風呂ポンプ。吐出量は毎分9.5Lです。ホースを固定するアームが付属するので、抑えなくても水が飛び散りません。
また、サイフォン現象によって水が逆流することもありません。ホースとポンプのコードが一体なので絡まることがなくすっきり収納できます。

毎分約11Lのパワフルポンプ
4mのホースを付属したバスポンプ。タイマー機能はありませんが、毎分約11Lのパワフルなポンプです。
コンパクトな設計コンパクトな設計なので、収納しやすい点も魅力。万が一異物を巻き込んでもモーター焼けを起こさない保護機能を備えています。フィルター部分は分解して掃除ができるので、いつでも清潔に保てます。

基本機能のみで良いという方はこれ!
ホースやタイマーなどはいらずスタンダードな機能だけ欲しいという方にぴったりの風呂水ポンプ。電源器とポンプのみの最小構成で、価格はかなりリーズナブルです。別売りのホースは、3m、4m、5mがありいずれも抗菌ホースとなります。
工進『ミニポンディ(KP301TH)』
ポンプとホースを収納できるホルダーつき!
毎分11Lの吐水量で洗濯機容量40Lを約3.6分で満水にできます。タイマー付き電源器なので、希望水量に到達したら自動で運転を停止。止め忘れの心配がなく安心です。

水位センサーつきでブザーで知らせるバスポンプ
水位センサーを備えたバスポンプ。吐出量は毎分11.5L。水位センサーで、希望水位になると自動停止。さらに、水がなくなった空運転時にはブザーで知らせ、自動で停止する空運転防止装置を備えています。
ブザーが鳴るので、たとえば洗濯機から離れた場所にいても運転終了がわかります。
電源一体型のコンパクトタイプ
電源が一体型になったコンパクトタイプながら、吐水量は10Lとパワフル。異物を吸い込んだときにモーターの破損を防止する保護機能が追加され、より安心して使用できるようになりました。ホース付きセット(KP-104TH)も別に用意されています。
「風呂水ポンプ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 風呂水ポンプの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での風呂水ポンプの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
風呂水ポンプの使い方 使い方はかんたん!
(1)浴槽に風呂水ポンプを入れる
(2)洗濯機にはホースの先端を入れる
(3)電源をONにする
使い方はこれだけ! 風呂水ポンプがあれば、とてもかんたんにお風呂の残り湯をくみ取ることができます。さらに、洗濯機に残り湯機能があれば、そのまま洗濯をスタートさせることも!
くみ上げる際は、ホースがしっかり吸水口に固定されているかは確認しましょう。
風呂水ポンプの使用上の注意点はここ! 家事ライターからのアドバイス
入浴剤を使用した場合は残り湯を使わない
風呂の残り湯を使う場合、入浴剤の成分によっては、色移り、ニオイの発生の原因になることがあります。とくに、イオウ入りの入浴剤の場合は洗濯・脱水槽のステンレスが錆びることがあるので注意が必要です。
また、バスポンプは、何度も使用しているとお湯に残った汚れなどで詰まりやすいので、フィルターなどは定期的にお手入れやフィルターの交換をして清潔に保ちましょう。
洗濯で役立つアイテムはこちら 【関連記事】
風呂水ポンプでお風呂の残り湯を有効活用しよう
お風呂の水(お湯)を組み上げるのに役立つポンプの選び方やおすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
お風呂の残り湯を利用するのは、水道代の節約になったり、洗濯物の汚れを落としやすかったりというメリットがあります。衛生面に気をつけつつ、ポンプで残り湯を有効活用してくださいね。
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