デロンギのヒーターの特徴
デロンギはイタリアに本社を置く、家電メーカー。ファンヒーターをはじめとした暖房器具は、暖房の機能性と安全性の高さ、そして魅力的なデザインが特徴です。そのため、すぐ部屋を暖めたい方、安全なものを選びたい方、インテリアにマッチさせたい方など、幅広いニーズを捉えた商品が多く、人気が高いです。
暖房機能においては、無風で風部屋全体を暖める「ゼロ風暖房」機能を搭載したオイルヒーターやすぐに暖かくなるファンヒーターや、気温が下がりやすい窓際で効果を発揮するコンベクターヒーターなど、好きな暖め方ができる製品をラインナップしています。
『 デロンギのヒーターのおすすめ商品 』をすぐに見たい方はこちら
デロンギのヒーターの選び方
それでは、デロンギのヒーターの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】3種類の熱源タイプから選ぶ
【2】部屋の広さに合わせて選ぶ
【3】生活スタイルにあわせた便利機能で選ぶ
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】3種類の熱源タイプから選ぶ

Photo by GRÆS Magazine on Unsplash
デロンギはイタリアの家電メーカーで、特にヒーターは世界70カ国以上で愛用されています。イタリアらしいスタイリッシュなデザインが人気で、熱源には高性能な3タイプがあります。
最上位機種のマルチダイナミックヒーターは、高性能ヒーターによって他の製品よりすばやく部屋をあたためてくれますが、価格が高めです。
オイルヒーターは内部のオイルを電気によって熱して放熱する仕組み。あたたまるまで時間がかかりますが、電源を切った後もしばらくあたたかさが続きます。ラインナップが豊富なのも魅力。
コンベクターヒーターは、PTCセラミックヒーターによる上方気流と輻射(ふくしゃ)熱で部屋をあたため、とくに窓からの冷気を遮断する能力に優れています。
【2】部屋の広さに合わせて選ぶ
デロンギのヒーターはいずれも電気の力で内部を温め、輻射熱と対流熱によって部屋全体を暖房する仕組み。一度あたたまった室温は下がりにくく、温風を出さないのでホコリなどを舞い上げません。
また、運転音が小さいのもメリットです。部屋全体をあたためるには、部屋の広さに合わせて最適な能力を持った製品を選ぶ必要があります。(消費電力の目安は1500W=約10~13畳、1200W=約8~10畳、900W=約6~8畳、500W=約3畳)
リビングなら1200W以上、寝室なら900W、トイレや脱衣所など狭い空間では500Wがおすすめです。
ムダな電気代を省くためにも、設置場所に合った製品を選びましょう。
【3】生活スタイルにあわせた便利機能で選ぶ
リビングや寝室など、長時間暖房する部屋では、ECO運転モードを搭載したモデルがおすすめです。
ECO運転では最適な電力レベルを自動調整し、設定温度を少し低くして運転することで、あたためすぎなどのムダを省き、約20%の節電を可能にしてくれます。
寝室で使うのならば、タイマー機能付きを選びましょう。寝た後に電源を切ってくれるほか、オンタイマーを設定すれば、起床時間に合わせて暖房をスタートしてくれます。
タイマーにはアナログ式と電子式の2種類があります。最新モデルでは24時間対応になり、特に最上位モデルのマルチダイナミックヒーターではiPhoneのアプリから運転時間を遠隔設定できるようになっています。
デロンギのヒーターおすすめ10選
先ほど紹介したデロンギヒーターの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。熱源タイプ別に分けているので、気になるものから確認してみてくださいね。
こちらからすぐチェック!
▼おすすめ3選|速暖性の高い「マルチダイナミックヒーター」
▼おすすめ6選|売れ筋上位でバランスに優れた「オイルヒーター」
▼おすすめはコレ|窓際暖房として使うなら「コンベクターヒーター」
▼おすすめ3選|速暖性の高い「マルチダイナミックヒーター」
最初にデロンギの最上位機種であるシリーズからご紹介します。性能の高いヒーターで通常の製品よりすばやく室温を上げることができますよ!
iPhoneから遠隔操作できる最上位ヒーター
マルチダイナミックヒーターはデロンギの最上位ヒーター。そのなかでも「MDH15WIFI」はWi-Fi機能搭載モデルで、iPhoneアプリ「MD Heater」から電源オン/オフ、温度・電力レベル調節、スケジュール機能(時刻によって室温を自動変更)などが操作できます。Siriでのボイスコントロールも可能です。
もちろん暖房能力は抜群。5つの発熱モジュールによって部屋全体をすばやくムラなくあたためます。モジュールは32通りもの組み合わせがあり、気温の変化を感知して秒単位でコントロールするため、ムダな加熱を防ぎます。
平均表面温度は触れてもヤケドしにくい約60℃を実現。チャイルドロック機能も装備しています。
体に優しい繊細な温度コントロール
32通りもの温度調節を自動で行うオートアダプティブテクノロジーを搭載し、+-0.5℃の精度で体にやさしい室温をコントロールしてくれます。温かさを保つだけでなく、無駄な加熱による電力消費を抑えられる省エネ仕様です。
外気温が5℃でも25分で室温を20℃まで暖める急速暖房機能を採用し、寒さの厳しい冬の帰宅直後でも快適に過ごせるでしょう。
気になる稼働音も呼吸音より小さいレベルに抑えられているので、寝室に置いておいても睡眠の妨げにならないレベルです。
静かに、スピーディに部屋を暖めるならコレ
室温のわずかな変化でも敏感に察知し、設定温度を秒単位でコントロールする製品です。スピーディに部屋を暖められるのも魅力のひとつで、外気温が5℃であっても、約25分で20℃まで暖めることができます。
また、静音性も非常に優れており、フルパワーで稼働させても運転音はほとんどしません。在宅ワークや勉強をしているときでも、音を気にすることなく集中できるはずです。
ほかにも乾燥しにくい仕様であったり、やけどしにくい安全設計であったりと快適に利用できる工夫が施されています。
▼おすすめ6選|売れ筋上位でバランスに優れた「オイルヒーター」
部屋を暖めるのに時間はかかりますが、本体は熱をしばらくの間持ち続けるので、しばらくあったかく過ごすことができます。製品によってはオンオフを自動的に切り替えて室温を一定に保つモデルもあるのでチェックしてみてくださいね。
モダンルックで実用的な人気を集めるモデル
フィンに穴をあけることで表面への熱伝導を抑制する独自技術「サーマルカットフィン」で、表面温度を平均約80℃に抑えており、やけどしにくい設計です。
また、電源を自動的につけたり消したりするサーモスタットを搭載しており、何もしなくても、あらかじめ設定しておいた室温を一定に保つことができます。出力は3段階あるため、すぐに暖かくしてほしいときは高出力で、電気代を抑えたいなら低出力で部屋を暖めることができますよ。
デザインは人間工学に基づいており、掴みやすく操作しやすいダイヤルや、握りやすいハンドルなどで操作性は良好。イタリアメイドのスタイリッシュなルックスなのもポイントですよ。
広い部屋をパワフルに暖める最上位オイルヒーター
ベルカルドオイルヒーターは2016年に登場した上位モデル。なかでも「RHJ75V0915-GY」は消費電力1500W、広さの目安10〜13畳と、広い部屋におすすめの1台。丸みを帯びたボディ、ピュアホワイトとシルクグレーのカラーも魅力です。
放熱版を加工した「幅広X字型フィン」は平均表面温度約60℃と、触ってもヤケドしにくい設計。最適な電力レベルを自動調整するECO運転モード、オン/スリープ/オフの3つの運転モードを持つ24時間デジタルタイマー、誤動作を防ぐチャイルドロック機能などフル装備です。
移動に便利な手動ロック付きキャスターや、シンプル操作で使いやすいリモコンも新たに装備されました。
高機能タイマーや簡単操作ボタンなど便利機能を満載
デロンギのユニカルドオイルヒーター「RHJ65L0915」は、10~13畳の広めな部屋に最適な1500Wタイプ。ボディカラーはピュアホワイトとブラックの組み合わせです。
放熱版を加工した「幅広X字型フィン」の平均表面温度は約60℃と、安心温度を実現。ECO運転にすれば、ボタンひとつで最適な電力レベルに自動調整し、20%の節電ができます。
操作部に採用されたクリックノブは回して押すだけの簡単操作で、温度設定や運転時間などの設定が可能です。
オン/スリープ/オフを24時間プログラミングできるデジタルタイマー、子どものいたずらを防ぐチャイルドロック機能、移動に便利な折りたたみ式キャスターなども装備しています。
脱衣所などにぴったりの小型軽量オイルヒーター
「NJ0505Eは」、内部に密閉されたオイルを温めてフィン(放熱板)を通して放熱するオイルヒーターの中でも、1~3畳の小さい部屋に最適な小型軽量モデル。穏やかなあたたかさで、換気も必要ないので、脱衣所やトイレにおすすめです。
表面積を従来の1.4倍に広げた「ミニL字型フィン」を採用。平均表面温度を約70℃まで下げ、安全性を高めました。ボタンひとつで約20%節電できるECO運転、最適な温度を保つサーモスタット(温度調節機能)、オン/オフに対応したタイマー(2・4・8時間)も便利です。
安全面では、電源プラグ周辺が異常過熱(約80℃以上)すると自動的に電源を切る安全プラグを装備しています。
お部屋全体が陽だまりのような暖かさに
デロンギのなかでも使いやすいと評判のモデルがアミカルドオイルヒーターです。広めのお部屋に向いている1500Wのタイプで、13畳のお部屋を50分間で8℃~20℃に暖めることができます。
ノブを回すだけで簡単にタイマーや温度の設定が可能です。シンプルで視認性に優れたディスプレイノブが採用され、直感的に使いやすさも特徴です。
発熱するフィンには、表面積を従来のものより1.4倍に広げた「新L型フラットフィン」が使われています。平均表面温度は70℃に保ってくれるので、やけどしにくい安全設計になっています。
ペットがいる方はこちらがぴったり!
電源コードは耐久性の高い素材を4層構造で作っているので、ペットが噛んだり引っかいたりしても壊れにくい仕様に仕上げています。
本体の機能としてはデロンギの基本的な要素を兼ね備えており、使い勝手がいいですよ。温度を設定しておけば、自動的にオンオフを切り替えて無駄に暖かくしすぎることもないので、電気代の節約につながります。
表面温度は約80℃なので、触れてもやけどしにくいでしょう。
▼おすすめはコレ|窓際暖房として使うなら「コンベクターヒーター」
暖気が上昇する現象を利用して、窓の冷気をシャットアウトしてくれるタイプです。窓の結露やカビ対策にも有効なのでサブ機として使うのもおすすめですよ。
窓際の冷気をシャットアウトするスリムヒーター
グッドデザイン賞も受賞したフラットでスタイリッシュなデザインが魅力なのが、コンベクターヒーターの「HXJ60L12」。
内蔵のPTCセラミックヒーターが自然対流と輻射(ふくしゃ)熱を生み出し、部屋全体を素早く温めるだけでなく、強い上方気流によって窓から入り込む冷気(コールドドラフト)をシャットアウト! 窓際に置けば結露やカビ防止にもなり、大きな窓があるリビングなどに最適です。
消費電力1200Wで8〜10畳用。ECOモードにすれば、設定温度よりもわずかに低い温度で運転して約20%の節電が可能。オン/オフのデジタルタイマー、チャイルドロック、転倒時電源遮断装置、移動に便利なキャスター&取っ手なども装備。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする デロンギのヒーターの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのデロンギのヒーターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【Q&A】疑問をここで解決しよう
デロンギのヒーターをレンタルしてみることはできる?

Rentio(レンティオ)などの家電レンタルサービスを利用すればレンタルできます。機種は限られますが、2022年に登場した最新モデルだと月額7,600円で借りることができますよ。型落ちモデルであれば、月額4,200円でも貸し出しています。
1時間あたり、どのくらいの電気代がかかるの?

発熱タイプにより料金は異なります。デロンギの公式HPによると、マルチダイナミックヒーターの場合、1時間あたり14.5円かかります。オイルヒーター(ECO機能あり)の場合だと、16.1円、コンベクターヒーターでは16.1円となっています。(※10畳のリビングルームで室温20℃に設定し、9時間使用した場合の平均料金)
【関連記事】そのほかの暖房器具の記事はこちら
安全機能は表面温度で決めよう
デロンギのヒーターの平均表面温度はフィンの形状によって、60℃、70℃、80℃の3段階があります。
触ってもヤケドしにくい設計になっていますが、小さい子どもやペットがいる家では低温の60℃の機種を選ぶと安心でしょう。多くの機種にボタン操作を無効にするチャイルドロック機能が装備されています。
また、ベルカルドオイルヒーターでは、本体の暖気立ち上がり部分を網で覆ったメッシュ構造になっており、指やおもちゃが入るのを防ぎます。安全機能は十分装備されていますが、自分でもチェックしておきましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
「家電・AV機器」「PC・スマホ・カメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。炊飯器を調べたのがきっかけで、家電やガジェット周りに興味が広がる。日々、ネット・雑誌から新商品をチェックするため、欲しい家電が増えすぎてしまう。現在はドラム式洗濯機購入のため貯金中。