野菜洗浄剤は必要なの? 安心して食べたい方に
野菜洗浄剤とは、野菜や果物などについた、水洗いだけでは落ちない農薬やワックスなどをきれいに洗い流してくれる便利なアイテムです。「野菜は生で食べるし、水洗いだけじゃ心配……」という方におすすめ。
各メーカーからさまざまな商品が販売されており、なかには野菜や果物の洗浄だけでなく、掃除などいろんな用途に使える商品もあるので、自分に必要な野菜洗浄剤を見極めることが大切です。
野菜洗浄剤の選び方 配合成分やタイプ、ほかの用途に使えるかもチェック!
家事ライター&編集者/暮らしのチームクレアの藤原寿子さんに、野菜洗浄剤を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
ポイントは下記の通り。
【1】使われている成分
【2】液体 or 粉末
【3】幅広い用途に使えるタイプも
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】使われている成分をチェック
家事ライター&編集者/暮らしのチームクレア
「何からできているかはっきり知りたい」「エコにこだわりたい」という人には、貝殻が原材料のものがおすすめです。廃棄貝殻を1,000℃以上の高温で焼くことで得られる「貝殻焼成カルシウム」を使用した製品は、ゴミの減量と環境保全を考えた商品でもあります。
「不純物はできるだけ避けたい」という人には、純水ベースの洗浄剤がおすすめ。純水にわずかな炭酸カリウムを加えて作られた電解水は、口に入れても安心です。洗濯や食器洗い、入浴などに日ごろから石けんを愛用している人、手肌にやさしいものがいい人は、天然油脂由来の石けんの洗浄剤を選ぶとよいでしょう。
【2】液体 or 粉末? タイプで選ぶ
家事ライター&編集者/暮らしのチームクレア
サッと使いたい人、粉末の扱いが苦手な人には液体タイプがおすすめ。
液体タイプのなかでも成分が純水のものは、スプレーしてなで洗いしたら水ですすぐだけ。短時間でサッと洗浄できます。おもちゃやテーブル拭きなど、さまざまなシーンにそのまま使えるのも魅力です。ただ、コスト的にはやや高めかもしれません。
液体タイプで成分が石けんのものは、水で薄めて洗浄したのち流水すすぎが必要ですが、泡切れはよく、やはり短時間で洗えます。
量をたくさん使う人は粉末タイプを。粉末を水に溶かし、そのなかに数分間野菜を漬け置きしたのち流水すすぎが必要で、液体タイプに比べると時間がかかります。とはいえ、お風呂掃除などにも使えて、コスト的にはお得感があります。
【3】幅広い用途に使えるタイプも便利
家事ライター&編集者/暮らしのチームクレア
野菜洗いだけでなく、幅広く使える洗浄剤がいいという人には、おもちゃや家具の拭き掃除など、さまざまな家事に使える洗浄剤がおすすめです。
抗菌効果の範囲などは製品によって異なりますので、メーカーホームページなどで確認してから購入してください。そのほかの用途は考えていないという人は、野菜・果物の洗浄専用の洗剤を選びましょう。
野菜洗浄剤おすすめ10選! 天然成分100%やスプレータイプも!
うえで紹介した野菜洗浄剤の選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品をご紹介します。

純水99.88%で作られた野菜洗浄剤
とにかく手軽に使える食材洗い専用のアルカリイオン水。マイナスイオンが食品の表面に付着した汚れを取り込んで引きはがします。純水以外の成分の炭酸カリウムは、麺などを作る際にも使われるもので、安全性を認められた指定食品添加物です。
シュッと吹きかけてなで洗いののち水で流すだけ。溶液を作る、つけ置きをする、水洗いをするといった手間がなく、短時間で洗うので栄養を損なう心配もなし。とにかく手早く野菜が洗えます。
使用後は水に戻るので、おもちゃやテーブルのふき掃除にも。外出のときには小さいスプレー容器に入れて持っていくと便利です。




天然油脂由来の果物・野菜専用の石けん
天然油脂由来の液体石けん。土だけでなく、PM2.5や黄砂、カドミウム、窒素酸化物、塩素、防カビ剤など、果物や野菜の表面に付着した有害物質をすっきり落とします。手肌にやさしいので、洗剤による手荒れに悩んでいる人におすすめです。
使用量の目安に従って水とともにボウルに入れ、野菜表面をやさしくなで洗いしたのちに、流水で30秒以上すすぎます。PM2.5を除去したいときは、2~3分のつけ置き後、表面をやさしく洗い流水で30秒以上すすぎます。防カビ剤を除去したいときは、PM2.5同様、つけ置き後流水ですすいでください。
リンゴ表面のブルーム(ロウのような、べたべたした物質)もすっきり落とせるので、ジャムづくりなどの下準備に適しています。
野菜洗浄以外にも使える万能パウダー
除菌消臭剤ブランドとして注目されているシェリスタ。こちらは、北海道オホーツク海産のホタテ貝殻を独自製法で加工した、天然素材100%の野菜洗浄剤です。
野菜や果物にはもちろん、哺乳瓶や食器、洗濯機やお風呂の掃除など家庭のさまざまなシーンで使える万能なパウダー。野菜や果物の洗浄には5~10分程つけ置きして、洗い流してください。鮮度が長持ちするので、サラダやスムージーをつくるときにもおすすめです。
肌にやさしいのにしっかりした洗浄力!
ヤシノミ由来の植物性洗浄成分を使用した、人にも地球にもやさしい野菜洗い洗剤です。香料や着色料も使用していません。
洗浄成分の濃度は16%で、手肌への刺激は少なく、それでいて洗浄力はじゅうぶん。野菜だけでなく、食器や調理器具にも使えます。
お手頃価格で気軽に使えて、栄養素流出を防止
アルカリの力で、野菜や果物に付着した農薬やワックスなどの汚れを落としてくれる野菜洗浄パウダー。ビタミンC配合で、食品の栄養素流出を防いでくれるのもうれしいポイントです。
栄養素の流出を防ぎながら有害物質を除去することで、新鮮さが保たれ、野菜本来の美味しさを味わうことができます。使いやすいパッケージ、気軽に使えるお手頃価格も魅力。野菜洗浄剤を初めて購入する方におすすめです。
手指に優しく使いやすいポンプタイプの洗浄剤
パイナップル酵素と植物由来成分が、野菜に付着した汚れや化学物質をきれいに洗い流してくれる商品です。野菜・果物のほか、哺乳瓶やおしゃぶり、おもちゃの洗浄にも使用できます。オーガニック認証「エコサート」を取得しているのも魅力のひとつです。
使いやすいポンプタイプなので、粉末タイプは面倒という方におすすめ。手に優しく、荒れにくい処方もうれしいポイントです。野菜洗い用洗剤ですが、5分以上のつけ置きはしない、よく洗い流すなど注意点をお忘れなく!
「野菜洗浄剤」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 野菜洗浄剤の売れ筋をチェック
Amazonでの野菜洗浄剤の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
使用上の注意は必ず確認しましょう 家事ライターからアドバイス
家事ライター&編集者/暮らしのチームクレア
強めのアルカリで洗浄するタイプの野菜洗浄剤は、洗浄後のすすぎをしっかりする、手肌が弱い人は使用の際に手袋をするなど、扱いに注意が必要な場合があります。
また、粉末タイプのものは固まりやすく、空気に触れると効果が弱まるものもあり、保管に注意が必要です。野菜洗浄剤を使う際には、それぞれの商品の使用上の注意を必ず確認しましょう。
野菜の洗浄方法を紹介 コツをおさえよう!
まず、野菜は流水で3回以上しっかりと水洗いします。そのあと野菜洗浄剤を使用して洗い、流水ですすぎます。必要に応じて次亜塩素酸ナトリウム等で除菌したら、もう一度流水ですすぎます。水切りをしたら、野菜洗浄が完了です。
白菜やレタス、ほうれん草などの葉物野菜は根本に泥などが残っていることもあり、そのままではなくバラバラにしてから洗うとよいです。じゃがいもやにんじんなどの根菜類は、野菜専用のたわしやブラシを使ってくぼみの汚れを落としましょう。
野菜を洗う時に便利なアイテム サラダスピナーや洗い桶など!
きれいな野菜を食べよう いかがでしたか?
野菜洗浄剤の選び方とおすすめの商品を紹介しました。
野菜洗浄剤には、30分つけておくだけで汚れが取れる商品や、野菜以外のものにも幅広く使用できる便利な商品があります。
ぜひこの記事を参考に、使いやすいタイプの野菜洗浄剤をみつけてくださいね!
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編集プロダクション有限会社クレア代表であり、快適で楽しい家事、ストレスレスなライフスタイルを追求するライターチーム「クレア」の代表。 料理、掃除、洗濯、収納、修繕のほか、育児、お付合い、家計管理から家庭の防災、家電情報まで。生活に役立つ幅広い分野の情報を収集研究しています。 チームクレアでの編集・制作書に『ラクラク楽しい 家事の基本大事典』(2012年版/成美堂出版)ほか。