CDラジカセの選び方
再生したいメディアに合わせて選ぼう
CDラジカセで再生できるメディアといえば、CDとラジオ、カセットテープですが、それ以外のメディアを再生できる製品もあります。どんなメディアを再生したいかを考えて、対応する製品を選びましょう。
たとえば、USBメモリやSDカードに対応していれば、PCで作ったMP3やWMAといった圧縮音源などの音楽を聴くことができます。CDプレーヤーについても、CD-RやCD-RWに対応していれば、自作の音楽CDなどの再生が可能です。
また、通常の音楽CDの形式である「CD-DA」のほかにMP3などの圧縮音源に対応していれば、これらを書き込んだデータディスクを再生することができます。オリジナルのベスト盤などを作って楽しみたい人は、これらの点をチェックしておくとよいでしょう。
なお、楽曲を書き込んだディスクを作る場合は、アーティストの権利を侵害しないよう、利用方法にはじゅうぶん注意してください。
ラジオの機能や使い勝手もチェック
ラジオの選局方法には、アナログとデジタルがあります。アナログを採用するモデルは低価格なのがメリット、ただし手でダイヤルを回して周波数を合わせる必要があり、ちょうどよいところを探すのが難しいことがあります。
これに対してデジタルは、指定した周波数にぴったり合わせることができるので便利です。デジタル方式のモデルには、周波数をプリセットで保存できる機能を持つものも数多くあります。この機能があれば、いちいちチューニングする必要がなく、ボタンを押すだけで簡単に選局できます。
また、FMの90.1MHz~95MHzを受信できる、ワイドFM(FM補完放送)に対応するモデルもあります。これはFMの電波を使ってAMラジオ放送を聞くことができるもの。雑音が少なく、ステレオ放送なので聞きやすいほか、AM放送が受信しにくい地域や屋内でも受信しやすいことが特徴です。災害時など、万一のためにもあると便利な機能です。
録音したい場合は入力端子もチェック
CDやラジオ、カセットテープの音をSDカードやUSBメモリにデジタル録音できるCDラジカセもあります。デジタルデータにしておけば、時間がたっても音質が劣化する心配がないので、とくにカセットテープの音を長期保存しておきたいときに便利です。
また、外部の音を録音したい場合は、入力端子が備えられているかどうかを確認しておきましょう。ほかのオーディオ機器やPCなどの音を録音したいなら、ライン入力やAUX入力があるかどうか、マイクを使って声や外部の音を録音したい場合は、マイク入力があるかどうかをチェックしましょう。
その他の便利機能もチェック
Bluetoothに対応していれば、スマホやPCなどBluetooth対応デバイスをワイヤレス接続できます。ケーブルを接続する手間をかけずに、スマホなどの音楽を手軽にCDラジカセのスピーカーで聞くことができます。Bluetoothでワイヤレス接続したデバイスの音楽を録音できる製品もあります。
また、つねに音楽を流していたい人にとって便利なのがタイマー機能。オフ・タイマーは、就寝時や出かけるときに電源の切り忘れを防止できますし、オン・タイマーを目覚まし代わりに使えば、お気に入りの音楽で気分よく目覚めることができます。
用途に合った機能が搭載されているか
単なるCDプレーヤーではなく、CDラジカセを選ぶ人は再生以外の機能にもこだわりが多いのではないでしょうか。語学学習やカラオケ練習など、外部入力機能があるものや、録音機能があるかはチェックしておくとよいでしょう。
とくに、語学学習などを本格的におこなう場合には、スピードコントロール機能や短い音をリピートできるものがおすすめです。リスニング問題やスピーチテストなどで活躍しますよ。
AC電源以外の電源に対応しているか
決まった部屋の中だけ、または自宅以外で使わないのであれば不要ですが、部屋間を気軽に移動したい、または外に持ち出すことを想定しているのであれば、電源は、乾電池やバッテリーにも対応しているほうが使い勝手はよいでしょう。
また、連続動作時間についてもどのぐらいあるかは、合わせて確認しておきましょう。
操作パネルやボタンの操作がしやすいか
CD、ラジオチューナー、カセットと音源が多いぶん、操作パネルも煩雑(はんざつ)になりがちです。操作がわかりやすいと、せっかく購入した高機能な製品でも使用頻度は落ちてしまいます。
どの部分を操作しているのか、今の設定がどうなっているのかなど入力と表示がわかりやすいものを選びたいところ。ユーザーの年齢によっては、ボタンの大きさや表示の大きさなどにも配慮しておくとよいでしょう。
家の中でも、移動が多い場合は重さもチェック
場所を問わず再生できるCDラジカセであっても重いと移動が大変です。ハンドルがついているかだけでなく、持ち運び可能な重さかどうかもチェックしておきたいところ。
とくに本体が軽くても電池を複数本入れると、想像以上に重くなることもあるので注意が必要です。(単一電池を6本入れるタイプであれば、本体重量が約600gほど重くなります。)
「CDラジカセ」のおすすめ商品の比較一覧表
CDラジカセおすすめ12選
ここまで紹介したCDラジカセの上手な選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。

音量調整つきのマイク入力を装備
専用のつまみで音量調整ができるマイク入力を装備。CDやテープと合わせてカラオケを楽しむことができるほか、拡声器として使ったり、マイクからテープに録音したりすることができます。ラジオはワイドFMにも対応。
AMとFMの各4局をプリセット登録できるので、ボタンひとつで選局を行なえます。すべての操作ボタンが上面に配置されていて、使い勝手も良好です。シルバー、ブルー、ピンクの3色から選べます。



必要最低限の機能を備えたコスパのよい機種
「予約録音機能なし」「AMラジオチューナーなし」と、今どきの製品にしては機能が少なく感じるかもしれません。ですが、本機は外部入力端子を2系統備えたデュエット録音に対応した「カラオケ用途」に最適です。さらに、マイクや外部音源をつなげばスピーカーとしても使えるので、パーティー会場や会議室などでも活躍しそう。
CD再生時には、ダイヤルで頭出しできるため、「ボタンを押しすぎて聴きたい曲を通過してしまった」というイライラからも解放されます。乾電池では約10時間のテープ再生が可能。低価格でコスパのよいCDラジカセを探している人におすすめです。

1万円未満に見えないデザイン性と機能性の高さ
実売価格が1万円未満でありながら、基本的な音源以外にUSBフラッシュメモリーやSDカードにも対応。操作部は、カセットが昔ながらの「ガチャ」ボタンで、ラジオやCD部は右側パネルに集約しておりわかりやすくなっています。
外部入出力端子、SDカードやUSBフラッシュメモリーの差込口などはすべて前面にあり、これも操作性のよさに寄与しています。aiwa『CSD-M20』のように、外部音源のスピーカーとしても使えるので、手持ちのミュージックプレーヤーでは物足りないときになどにも役立ちます。カラバリはホワイトとゴールド味のあるダークブラウン。本体カラーに合わせたリモコン付属なのもうれしいポイントです。


リモコン操作が可能、カラオケ機能満載モデル
リモコンが付属し、カセットテープの操作も手元で楽に行なえます。カセットテープは、ノーマルに加えてハイポジション(TypeII)の再生も可能です。
カラオケを練習するための機能も多数備えていて、リモコンのボタンひとつでマイク入力の声にエコーを効かせられるほか、CDなどの音源を再生する際に、歌声だけを小さくしてカラオケのようにできる「ボーカルダウン」機能も搭載しています。
レトロなデザインのアナログレコード対応モデル
まるで蓄音機のようなレトロなデザインが目をひくモデル。据え置き型ですが、CD、ラジオ、カセットテープのほか、アナログレコードにも対応しています。
レコードプレーヤーは33 1/3、45、78回転の3スピードに対応していて、幅広いアナログ盤を再生できます。カセットテープに録音機能はありませんが、レコード、CD、ラジオ、カセットテープの音をSDカードまたはUSBメモリに録音することが可能です。
SDカード、USBメモリのMP3の再生や、MP3を書き込んだCDの再生ができるほか、ポータブルプレーヤーやTVを接続できるAUX入力も装備していて、これ1台でさまざまなメディアの音を再生することができます。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする CDラジカセの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのCDラジカセの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
CDラジカセに関するQ&A よくある質問
安いCDラジカセを少しでも良い音質で聴く方法はありませんか?

パワードスピーカーの購入をおすすめします。これをラジカセの出力端子につないでみてください。劇的に音が変わりますよ。
薄型でコンパクトなタイプはありませんか?

あります。SONYの『ZS-E80』がおすすめです。リモコン付きでとてもスリムなデザインです。
【関連記事】CDラジカセに関するそのほかのおすすめ
音質面で大きく変化しているラジカセ
ラジカセといえば、「とにかく聴こえればいい」というのが昔の考え方でしたが、今では音源に合わせたイコライザー機能や、低音を増幅して再生できるもの、カセットテープであってもハイレゾ音源並みにアップコンバートして再生できるハイエンド系など、音質面で大きく変化しています。
今使っているものの調子が悪い時や、新たに使いやすいモノをほしいと考えたときには、音質面でもチェックしてみるといいかもしれませんよ。
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