機能性とデザインにすぐれたダナーブーツの魅力 登山などアウトドアや普段使いにも
アウトドアブランドとして有名な「ダナー」。どんなブランドなのか、ブーツはなぜ人気なのかを解説します。
「ダナー」ってどんなブランド?
ダナーはアメリカウィスコンシン州・チペワフォールズ発祥のブランドです。軽量、快適をコンセプトにしていて、ビブラムソールやゴアテックスなど、今まで靴に使用していなかった素材を使用してきた歴史があります。
現在でも、厳選した素材を使用し、一足一足手作業でていねいに仕上げていく、というスタイルを貫いています。
ダナーのブーツが人気の理由
ダナーのブーツは、厳選した素材を使用しているのが特徴です。耐久性とグリップ力を両立させたビブラムソール、防水性、透湿性にすぐれたゴアテックスを使用することで、履き心地のよさと機能性を高めています。その品質の良さは、高い評判を得ていますよ。
また、デザイン性の高さもあわせもっています。多くの手作業での工程と、4つの品質チェックに裏打ちされた品質の高さも魅力です。
ダナーのブーツおすすめ9選 定番モデルから人気ブランドとのコラボまで
ここからは、ダナーブーツのおすすめ商品を種類豊富にご紹介します。

ハイスペックなトレッキングシューズ
ダナーの代名詞ともいえるロングセラーの定番が『ダナーライト』。1979年に世界ではじめて高機能素材の「ゴアテックス」をブーツに採用し、完全防水を実現しました。
イタリアのソール専門メーカー、ビブラム社のソールを使用し、グリップ性能も優秀。通気性まで配慮したハイスペックなトレッキングシューズです。機能的にすぐれていて長く履けるブーツを探している人におすすめしたい逸品。トレンドを超越して愛用することができるでしょう。

リーズナブルながら機能性はしっかりキープ
代表モデルの『ダナーライト』とそう変わらないルックスですが、さまざまな工夫でコストダウンされている商品。手が届きやすい価格に設定されているので、リーズナブルなダナーのブーツがほしい人におすすめです。
大きく異なっているのは生産国。この記事でピックアップしたほかのモデルは、アメリカのポートランドにある工場で生産されていますが、こちらの『ダナーフィールド』はベトナム製。それが低価格化につながっています。また、靴ヒモを留めるためのフックを省力してすべてハトメを採用。製法も簡略化してコストダウンに成功しています。それにより、ユーザーのシューレースを締める手間も省かれました。
ゴアテックスを使用するなど、アウトドアシーンに必要な機能性はしっかりキープしているので、その点はご心配なく!

ダナーライトを軽量化したモデル
『ダナーライト』をさらに軽量化し、1980年代にリリースされた『フェザーライト』がリバイバル。復刻するにあたっては現代の技術も取り入れ、細部がアップデートされています。
『フェザーライト』の大きな特徴は低めの丈。そうすることで見た目も実際の重さもいっそう軽くなっています。高めのブーツが苦手な人や、軽やかなブーツを探している人はこのモデルを選ぶのがおすすめ。
都会的なコーディネートにもマッチしやすく、幅広いシーンで活躍してくれます。

オールレザーが大人のアウトドアスタイル
『ダナーライト』に次ぐ代表モデルが『マウンテンライト』。オーセンティック(正統派)なマウンテンブーツのデザインですが、オールレザーの質感が上質な雰囲気を醸(かも)しています。
5つのDリングと2つのフックにシューレースをとおす仕様や、かかとのパーツ以外一枚革で仕立てられた作りが本格的なアウトドア調。そのため、足元から大人なアウトドアテイストを演出したい人におすすめなブーツです。
「TRAMLINE 917」のニューモデル
耐水ヌバックとフルグレイン防水レザー、「GORE-TEX®ブーティー」が使用されているので、透湿性・防水性に優れているブーツです。DANNERのためにビフラム社が特別に作った「917ソール」は、濡れて滑りやすい路面でもグリップがきくように設計されており、雨の日の歩行も安心です。
お色は「NAVY」「TAUPE」の2色。今回スエード素材にチェンジされたヒールとトーナルカラーで、日常のファッションアイテムとして、より取り入れやすくなっています。
猛暑でも快適!通気性と吸湿速乾性を重視したブーツ
「20512 FULLBORE HOT」は海兵隊をイメージして開発された、次世代のコンバット・ブーツです。通気性の高いメッシュ素材と耐水スエードのコンビアッパー、ソールには「FUGAソール(べフラム社)」が採用されています。
高温気候や砂漠地帯でも快適に作戦が遂行できるように通気性を重視しており、ライニングには優れた吸湿速乾性のエアーメッシュを使用。炎天下でのトレイルランニングやサバイバルゲームにも十分対応できるブーツです。
新色ガンメタル登場!80年代の名作の復刻版
80年代の名作「FEATHER LIGHT」の復刻版です。2020年秋冬はガンメタルがニューカラーとして登場。チャコールグレーのヌバック部分、ネイビーのナイロン部分とシューレースで、とても落ち着いたトーンになっています。
「DANNER LIGHT」同様、フルグレイン防水レザー(ヌバック)とゴアテックスブーティを使用しており、完全防水仕様です。ソールにはビブラム社のクレッターリフトソールを使用。しっかりグリップがきくので、足場が悪い場所でも快適に歩けます。
全天候に対応した通気性と耐水性に優れたブーツ
アメリカの警備員や警察官が、天候に関係なく職務が遂行できるように開発されたブーツです。アッパーは通気性の高いメッシュ素材と耐水フルグレインレザーのコンビになっています。
ミッドソールとアウターソールには、それぞれ「VIBRAM®SPEミッドソール」「VIBRAM®FUGAソール」を採用し、ライニングには優れた防水透湿性をもつ「DANNER® DRYメンブレン」を採用しているので、靴の中に水が入り込みません。キャンプやアウトドア、タウンユースまで、幅広い場面で使えるのでおすすめです。
DANNER(ダナー)『Slusher(スラッシャー) 5Eyes(D140014)』
フェスやアウトドアシーンにも
1990年代に復刻された、ダナーのスラッシャーモデルです。すべてを手作業のモールディングにで成形された、防水性の高いラバーを採用しています。コンパウンドアウトソールはグリップ性が高いため、悪天候時や歩きにくい場所でも、安定した歩行性をたもてます。
保温効果の高い素材シンサレートも採用。ファッション性の高さからフェスやアウトドアシーンなどにも活用しやすいです。
「ダナーブーツ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ダナーブーツの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのダナーブーツの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ダナーブーツの選び方
ここからは、ダナーブーツの選び方をご紹介します。
はじめの一足なら「ダナーライト」や「ダナーマウンテンライト」
ダナーブーツの初心者であれば、「ダナーライト」や「ダナーマウンテンライト」など、ダナーブーツを代表する製品がいいでしょう。どちらもダナーブーツの高い機能性を体感できる製品です。
2つのモデルの違いはアッパー素材にあります。「ダナーライト」はコーデュラナイロンを使用しており、カジュアルなコーデにぴったりです。「ダナーマウンテンライト」はオールフルグレインレザー製で軽量かつクッション性にもこだわった製品です。こちらは登山靴としても使用できます。両モデルともクセの少ないデザインで、コーディネートしやすいのも大きな魅力です。
派生モデルやコラボ商品にもチャレンジ
ダナーブーツは、定番である「ダナーライト」や「ダナーマウンテンライト」のほか、派生モデルやコラボ商品もあります。あわせてチェックすると選択の幅が広がるでしょう。
洗練された雰囲気の「ダナーエクスプローラー」
「ダナーエクスプローラ」は、定番商品である「ダナーライト」の後継として作られた製品です。サイドがスエードになっていることが大きな特徴で、洗練された上品さとラグジュアリーさも持ち合わせたモデルです。
また今までに何度も復刻と廃盤を繰り返してきた、人気の高いモデルでもあるので、見つけたらぜひチェックしてみましょう。
リーズナブルなモデル「ダナーフィールド」
リーズナブルなダナーブーツがほしい、という方は「ダナーライト」の廉価版である「ダナーフィールド」がいいでしょう。ダナーライトと非常によく似ていますが、価格は抑えられています。
その理由はアメリカ製ではなく、ベトナム製だからです。アッパーナイロンがダナーライトよりもやわらかいという特徴やこまかいデザインの差はありますが、それ以外はダナーライトの特徴を押さえた作りになっています。ダナーブーツ初心者で、ぜひ試してみたい、という方にぴったりの商品です。
一味違った派生モデル「ドライデン」
ダナーブーツは試してみたいけれどほかの人と被るのはいやだ、という方は、「トライデン」などの派生モデルなどを選ぶといいでしょう。「トライデン」はアッパーに起毛革であるヌバック生地が使われ、ほかのダナーブーツのラインナップにはない、おしゃれな雰囲気を実現しています。
クールなブーツの色も魅力です。定番商品とは違ったものを求めるのであれば、ぴったりのダナーブーツでしょう。
目的によってダナーブーツを選ぶ
「雪深いところで履きたい」「街中で使いたい」などニーズがはっきり決まっているのであれば、ダナーブーツのなかでも特徴がはっきりしている製品を選ぶといいでしょう。
たとえば雪深いところであれば寒冷地仕様の「フレッド」、街中の使用であれば、ハイカットなデザインと肉厚のガラスレザーがマッチした「ポストマンブーツ」がいいでしょう。
サイズ感も要チェック! 足幅の表記に注意
ダナーブーツのサイズ選びも重要なポイント。ダナーブーツはアメリカ製なので、日本人が選ぶ際にはサイズに注意する必要があります。ダナーブーツで日本人に合ったサイズは、一般的にはEEとWです。またミリタリーモデルなどはWやXWあたりがいいでしょう。
ダナーブーツは大きめのサイズ感と言われていますが、基本的にはふだん履くブーツやスニーカーのサイズと合わせても問題ありません。登山用に選ぶ場合は、厚めの靴下を履くことも考慮してくださいね。迷ったら少し大きめサイズを選んで、インソールで調節するという方法もありますよ。
ダナーブーツのお手入れ方法
ダナーのブーツを長く愛用するために、メンテナンスは欠かせません。ここからは、ダナーブーツのお手入れ方法をご紹介します。
レザーのメンテナンス
レザーは正しいメンテナンスをすることで、経年による風合いの変化が楽しめます。
あらかじめブーツの紐を取り、ブラシで泥汚れなどを落としておきましょう。やわらかい布などにクリーナーをつけ、全体に手早く塗ります。スポンジにつけたドレッシングアッパー全体に塗り、ブラシで塗りこむようにコーティングします。
ポリッシングクロスで油やクリームを取ってから、仕上げとして防水スプレーをかけて完成です。
雨の後のケア方法
ダナーブーツはゴアテックスを使用しているので、防水性や耐水性が高い一方、天然革を使用しているため水濡れ後はメンテナンスが必要です。
キッチンペーパーや柔らかい布で表面の水分をよく拭きとります。シューツリーに入れて、風通しの良い日陰でよく乾かしておきましょう。乾いたあとに、基本的なメンテナンスをしておくと天然革への負担も少なくできます。
職人によるリペアサービスも!
ダナーに限らず、ブーツを履き続けていると経年変化するものです。ダナーでは、ソール交換やステッチ補修など、職人による修理サービスを行っています。リペアを繰り返すことでより味わい深いブーツになり、自分の足にどんどんなじんでいきますよ。
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ダナーのブーツでいろいろな場所にでかけよう
ファッションライターの平 格彦さんへの取材をもとにダナーブーツの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。ダナーのブーツは、耐水性と透湿性の高さから、アウトドアシーンにぴったりのアイテムです。ファッション性が高いことと、長時間快適な履き心地もえられるため、タウンユースにも向いています。
お気に入りダナーのブーツが見つかれば、いろいろなシーンで活用できます。ダナーのブーツでお出かけやアウトドアをもっと楽しみましょう。
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