Bluetoothオーディオトランスミッターの選び方
Bluetoothオーディオトランスミッターを選ぶときのポイントをご紹介します。ポイントは以下の3つです。
【1】コーデック
【2】インターフェース
【3】ハイレゾ対応
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】コーデックで選ぶ
Bluetoothではオーディオを飛ばすとき、おもに3種類のコーデック(圧縮技術)が使われます。標準のコーデックは「SBC」で、これはBluetoothオーディオでは必ずサポートされるコーデックなので、対応機種が多い反面、圧縮時のタイムラグや高音部が消えてしまうなど、音質が下がってしまうというデメリットもあります。
これに対して「aptX」や「AAC」といったコーデックは、タイムラグがほとんどなく、また圧縮率が低かったり高音域を消してしまうことがないため、より高音質でレスポンスのいい音を楽しめます。とくにテレビの音声を送信する場合、映像と音の同期(リップシンク)がズレると違和感があるため、これらの低遅延コーデックをサポートした機器が有利です。
【2】インターフェースで選ぶ
オーディオトランスミッターはオーディオ機器から流れてくる音声信号を変換して電波(Bluetooth)で飛ばす製品です。このため、オーディオ機器側と接続するためのインターフェースが必要になります。インターフェースの種類としては、AUX(ステレオミニジャック)やS/PDIF(光デジタル端子)、オーディオ端子(RCA)などが挙げられます。
汎用性が高いのはAUXですが、そのほかの端子があれば、オーディオアンプなどから劣化の少ない状態で接続できます。使用する音源に合わせたインターフェースを持つ機器を選びましょう。
【3】ハイレゾ対応で選ぶ
Bluetoothは通信速度が遅いため、音声データを飛ばすさいに圧縮をかけますが、ハイレゾ音源などに対応するべく、より高音質なコーデックも採用されています。それがソニーが開発した「LDAC」と、米クアルコム社が開発した「aptX HD」です。
いずれもCDを超える48kHz/24bit以上のオーディオデータを扱うことができ、ハイレゾ音源が持つ、場の空気感も含んだ音声を無線で飛ばすことができます。対応する機器はまだ少ないですが、Android 8.0が正式サポートしたこともあり、今後は対応製品が増える可能性も高いです。なにより、高音質を追求したい人は要注目です。
電波の強度にも注目しよう! ITライターのアドバイス
Bluetoothには電波の強度によって「Class」が分かれています。電波強度は電波が届く距離に比例しており、Class1が約100m以内、Class2が約10m以内、Class3が約1m以内となっています(実効距離は半分〜8割程度)。
機器からの距離が離れていたり、障害物の多い場所、無線LANなどと混線しやすい場所ではノイズが乗ったり、接続できない、音が聞こえないといったことが起きます。この場合、より強度の強いClassに対応した機器に変えれば改善するかもしれません。
なお、日本ではClass1を満たす電波強度を使うことはできないため、実際に使用可能なBluetoothの電波強度は、Class1の約100m以内に対して半分以下に落ちますが、家のなかでBluetoothを使うなら充分でしょう。
Bluetoothオーディオトランスミッターおすすめ8選
ご紹介したBluetoothオーディオトランスミッターの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。
最大22時間も連続で再生ができる!
Agedate BT-B20 は送信、受信両用のBluetoothオーディオトランスミッターです。充電容量が大きく3時間の充電で最長22時間の連続再生が可能です。また、光デジタルケーブルが付属されており、光デジタル音声対応のAV機器に接続すれば高音質の音響効果を得られます。
Bluetoothの伝送距離は最大で10m。ペアリングメモリー機能により素早くペアリングでき、音飛びや遅延もほぼないので、ノンストレスで利用できる一台です。
充電要らずで常時接続
金の延べ棒のようなデザインが目を引くTSdrena HEM-BLVTTREは、Bluetooth 5.0 対応のトランスミッター & レシーバーです。煩わしい充電作業のいらないUSB電源方式なので、テレビなどに常時接続しておけばスピーディーにペアリングが行われ、余計な待ち時間がなく音源を楽しめます。
また、3.5mmオーディオ・RCA端子にも対応しているので、車のシガーソケットとAUX端子につなぐとエンジンに連動してスイッチがオンオフでき、車載用オーディオトランスミッターとしても活躍してくれます。見た目とくらべて意外に小さく、手のひらに収まるサイズです。
省エネモードで電源長持ち
2台同時接続に対応しており、2人で同じ動画や音楽を楽しむことができます。転送速度が早く、音声の遅延を感じずにストレスフリーな視聴が可能です。さらにTXモード・RXモード両方に対応しています。
また、受信機側との接続が切れると2分後に自動的に待機モードになり、さらに省電力時なら140時間のバッテリー機能を搭載しているため、長時間でも安定して使用することができます。
aptX LL対応のトランスミッター/レシーバー
ステレオミニジャックを内蔵した小型のトランスミッターです。最大の特徴は、低遅延性能をさらに強化した「aptX LL」をサポートしている点。aptX LLをサポートしていない機器とはaptXやSBCで接続します。
また、トランスミッターとレシーバーの両方に切り替えて利用できるので、受信機がない場合も2台組み合わせれば、送受信ともにaptX LLを使って低遅延で高音質な音声を楽しめます(最大で送信1台・受信7台まで同時接続可能)。コンパクトさと遅延の少なさから、ゲーム機やテレビの音声の無線化を考えている人にぴったりでしょう。
ハイレゾ対応のトランスミッター
ハイレゾ対応のコーデック「aptX HD」に対応したトランスミッター/レシーバーです。aptX HD対応の機器への伝送はもちろん、レシーバーモードにした本機と合わせれば、非対応機器でもハイレゾ音源の無線化に対応できます。また低遅延の「aptX LL」にも対応しており、受信モードではAACもサポートします。
オーディオインターフェースはステレオミニジャックとオーディオ端子(RCA、アダプター経由)だけですが、オーディオアンプなどと繋いでなるべくいい音源を流せるようにしたいところです。見た目の印象より小さいため、ポケットに入れても邪魔にならず、モバイルでも利用可能です。ハイレゾ志向の人におすすめです。
ドライブをさらに充実させるFMトランスミッター
独自ノイズ軽減チューニングによってFMトランスミッターにありがちなノイズを軽減しており、クリアで高音質なサウンドを楽しめます。また、Bluetooth5.0の無線接続だけでなくAUXでの有線接続にも対応しているため、接続の選択肢が豊富です。
4種類のエコライザ音響調整や電圧測定などの豊富な機能を搭載しており、業界最多の同時3台の急速充電にも対応しています。
スイッチ一つで簡単ペアリング
Bluetooth非対応機器でも簡単接続でワイヤレス化できるとトランスミッター&レシーバーです。テレビなどに繋げてスイッチ一つで簡単にペアリングモードにし、対応しているワイヤレススピーカーから音声を聞けます。
また、APTX LLコーデックを採用しているため、ワイヤレスでも高音質低遅延で音楽を楽しめます。2台同時出力にも対応しているため、イヤホンとスピーカー同時に音声を流せます。
Agedate 『トランスミッターレシーバー BT-B9』
指先でつまめるほどのコンパクトサイズ
6cmほどの手のひらサイズで、携帯に便利な小型軽量トランスミッターレシーバーです。LEDライトの色や点灯で、受信機のペアリングモード、送信機のペアリングモードなどの状態がわかりやすくなっています。
また、接続が切れてから5分経過すると自動的に省電力モードに移行し、LED指示ライトが消灯します。充電中は低電力状態の赤ライトが点灯し、充電しながら使用することもできます。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする Bluetoothオーディオトランスミッターの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのBluetoothオーディオトランスミッターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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Bluetoothオーディオトランスミッターでヘッドホンと接続しよう
Bluetoothオーディオトランスミッターをご紹介しました。さまざまなメーカーから販売されており、使用用途もそれぞれ異なります。実際の使用シーンをイメージしてみましょう。
ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりなBluetoothオーディオトランスミッターをみつけてくださいね。
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大学在学中よりパソコン総合誌、Windowsプログラミング誌、Mac専門誌の記者/編集者として活動し、その後輸入自動車やカーナビ等のマニュアル翻訳/制作などを経て、フリーランスとして現在に至る。 キャリアは25年目に突入。専門はアップル製品だが、WindowsもAndroidも周辺機器もソフトも等しく愛する何でも屋。